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第三章『魔獣』~希望を喰らう負の残影~

収束と代償

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※最初は、ウォルヴァンシア王宮医師ルイヴェルの視点で進みます。
 後半は、ヒロイン・幸希の視点に移行します。


 ――Side ルイヴェル


 ディークが生じさせた煙幕に紛れ、サージェスとクラウディオが攻防を繰り広げている魔術師団施設の上空に近い位置にある瓦礫の一部に飛び上がる。
 黒銀を纏う竜……モドキには、やはり通常の攻撃、魔術では傷を負わせる事は出来ていないようだ。
 向こう側の攻撃は、瘴気と黒銀の力を混合させた厄介な炎……、瘴気の方を浄化出来ても、残った黒銀の炎がサージェス達に襲い掛かる。

『んー、採取は出来ても、打ち消す事は出来そうにもないねー。あ、クラウディオ、そっち行ったよー』

『言われずともわかっている!!』

 人型よりも、的が大きすぎる竜型ながらも、サージェスとクラウディオは上空を猛スピードで旋回し、黒銀の竜モドキの攻撃を躱していく。
 その都度、攻撃にも転じてはいるが、クラウディの魔力を溜め込み放出した炎も、……黒銀の竜モドキに呑み込まれ、……消失した。
 いや、正しくは……『腐蝕(ふしょく)』されたというべきか。
 遥か古の時代、確かに起きた事実である歴史そのものが、伝承や御伽噺の類の中だけで語られるようになって永い時が経つ。
 イリューヴェル皇国を破滅寸前にまで追い込んだ、……未知なる異種の力。
 術者同士の戦いにおいて、相手の魔力を打ち消す性質とは違い、あれは、『力を喰らい尽し、自身の糧とする』性質を抱いていると聞く。
 クラウディオの炎を呑み込んだ黒銀の竜モドキは、それを『腐蝕』した後(のち)、……。

「お前達!! すぐに人型へ戻れ!!」

 二体の竜に声を荒げ指示を出すのと、黒銀の竜モドキが禍々しい炎を吐き出すのは同時だった。
 怒声の如き咆哮が空(くう)を引き裂くように轟きながら放った一撃を寸での所で躱し、サージェス達が俺の傍へと降り立つ。
 目標を失った一撃は、魔術師団のある敷地を飛び出し、……別区画の建築物を直撃してしまった。
 ユキ達の逃げた先とは別方向なのが救いだったが、早く手を打つ必要があるな。
 人型に戻ったサージェスに視線を向け、この事態を収束させる指示を口にする。

「サージェス、今日俺が伝えた『あの干渉方法』を試す。手伝え」

「えっ。……干渉方法って、もしかして……、『アレ』の事を言ってるのか、な?」

 瞬間、ひくりとサージェスの口の端が引き攣ったが、時間がない。
 
「あぁ、『アレ』だ。まだ未完成の代物ではあるが、ある程度の干渉は出来るはずだ。滅する事は出来ずとも、力を弱め、封じるぐらいの芸当は可能のはずだ」

「いや、あれ……、行使した際の負荷、凄いと思うよ? ……本気でやるわけ?」

「ディークの方も長くは持つまい。覚悟を決めろ」

 押し問答をしている暇さえ惜しい。渋るサージェスをひと睨みで黙らせた俺は、クラウディオに黒銀の竜モドキを引き付ける囮の役を任せた。
 しかし、俺の説明が足りていないのが不満なのか、また煩い騒音を叩き付けてくる。

「一体何をどうする気か、説明しろ!!」

「あとで話す。お前は黒銀の竜モドキの怒りを煽り、こちらから注意を逸らせ」

「だから、説明を……、ぐっ!!」

 時間がないと、言っているだろうが……。
 俺はクラウディオの胸倉を手荒く掴み引き寄せると、『説き伏せた』。

「いいから、さっさと行け……。でないと、お前が知られたくない『アレ』をバラすぞ」

「――っ!!」

 殺気と脅迫の意を込めた『説得』を真正面から受け止めたクラウディオは、苦虫を噛み潰したような顔で、再び竜の姿へと戻り上空へと舞い戻って行った。
 下にいるディークも、そろそろ限界がきている頃だろう。
 サージェスと背中合わせに立ち、自身の魔力を極限まで高める事に集中し、あの黒銀の竜モドキに対抗する為の、干渉方法を術構成に組み込んでいく。
 
「……っ、ルイちゃん、やっぱりこれ……、結構きついね」

「史上最悪の魔術師が考案したものだからな……っ。
 この詠唱の後に、お互いの魔力と行使する術式を繋ぐ。そうすれば少しは楽になるだろう」

「了解」

 詠唱を全て終え、次にサージェスと俺の魔力を繋ぐ工程に入る。
 ひとつの魔術を、単体でそれぞれ行使する場合、この干渉方法では負担が大きい。
 共有し合い、ひとつを生み出す方が、後々の対処に力を残せる……。
 俺達の足下に円と紋様を描くように走り始めた陣が、光り輝く青銀と緑銀の光を絡め合いながら、やがて、白銀へと変じる。
 
「対象は『二体』だ。外したら、……わかっているな?」

「了解。ルイちゃんのお仕置きは怖いからね。慎重にやらせて貰うよ」

 白銀の陣が俺達の足下から身体をすり抜けて上空へと飛翔していくと、空中で動きを止め、高速で陣が回転を始めながら巨大な姿へと変化していく。
 
「はぁ……、凄い持ってかれようなんだけど、これっ。ルイちゃん、本当、一回が限度だからね。絶対にミスしないでよっ」

「くっ……、サージェス、お前の方こそ、術式に押し潰されないようにな」

 術の最終段階を迎え、干渉対象を視界の先に映し、――発動を告げる最後の詠唱を紡ぐ。
 クラウディオを追いかけ回している黒銀の竜モドキを捕捉した陣が、ひとつの白銀の光を纏う槍となり、逃す事なくその身を貫いた。
 大気が荒れ狂い、魔術師団施設の瓦礫の山に立っている俺達も、両目を腕で覆う。
 腕の陰から見えたものは、禍々しい黒銀を白銀の槍が融解していくかのように呑み込んでいく光景だった。

「ある程度まで、って……、言ってたよね? ルイちゃん。あれ……、効果物凄いんだけど」

「……そのはず、だったんだが、俺も行使するのは初めてでな。考案した者の意図を裏切る結果となったようだが、……俺達には願ってもない効果だ」

 俺達の意図を受けた術は黒銀の竜モドキを滅した直後、地上へと向かって急降下し、第二の標的が立つ場所へとその奔流を叩き付けた。
 魔術師団施設とその一帯、いや、恐らくは今、ガデルフォーン皇宮中がこの地響きを感じている事だろう。
 増していく光の渦が最後に一度、目も開けていられないほどの閃光を放つ。
 

 ――……。


 風が収まり……、視界を覆う光の気配が消え去ると、俺達はようやく視界を取り戻した。
 黒銀の竜モドキは跡形もなく消え去っており、……地上に満ちていた瘴気の獣達も、あの銀青を纏う子供の姿も、どこにも見当たらない。

「綺麗さっぱりお掃除完了って感じだねー。だけど……、ねぇ、ルイちゃん。ディークさんの姿もないよ? もしかして、俺達の術に巻き込まれて存在消滅とかじゃ」

「あのくらいで死ぬ脆さはしてねぇんだよ」

 サージェスの不吉な物言いに反論してきたのは、瓦礫の山を飛び越え、こちらへと上がって来るディークだった。
 俺達が発動させたあの術の対象は、あくまで『黒銀の竜モドキ』と『銀青を纏う子供』のみ。
 上空にいるクラウディオと、地上にいたディークは対象外だ。
 まぁ、サージェスもそれをわかっていて、わざと茶化したんだろうがな。
 しかし……、この場にいる誰しもが、すでに限界だった……。
 軽口を叩き合った直後、俺とサージェス、そして、ディークも膝を着いた。

「くっ……、やはり、二人で負担を分け合っても、きつい、か」

「俺の方は何とか大丈夫そうだけど……。ルイちゃんとディークさんは……」

 サージェスの声が徐々に意識の片隅へと追いやられていく、と、そう感じた時にはすでに遅く、俺とディークは、限界をこの身に感じながら思考を放棄し、倒れ込んでしまっていた。
 手痛い負傷で、あの干渉方法を試す事自体、無謀な事だったんだが……、予測していた以上の効果を成せた事に安堵した事も事実。
 あのまま、黒銀の竜モドキと、銀青を纏う子供を野放しにしておけば、必ずこのガデルフォーン皇宮の……ユキ達の脅威をなっていたはずだ。
 それを回避出来た事だけでも……俺にとっては、身体を張る意味はあった。
 自然と、口許に自分が笑みを纏ったのを感じながら、ゆっくりと瞼を下ろしていく……。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ――Side 幸希


「ユキちゃん、遅くなってごめんね!!」

「サージェスさんっ、あ、あの、……ルイヴェルさん達、は?」

 ガデルフォーン皇宮の一角、大広間を使って怪我人の手当てに奔走していた私は、駆け込んで来たのがサージェスさんだけだった為、視線をその後ろに彷徨わせてしまう。ルイヴェルさんとディークさん、それからクラウディオさんの姿が見えない。
 あの後、黒銀の竜を模した存在はどうなったのか、色々と尋ねたい事はあるけれど……。今一番気になっているのは、三人の安否だった。

「ごめんね。ルイちゃん達はちょっとお疲れだから、別室で休んでるんだよ。大丈夫、すぐに良くなるから、そんな不安な顔をしなくてもいいからね」

「サージェスさん……、でも」

 わかってる。サージェスさんは私に不安を抱かせない為に、嘘を吐いているんだって……。
 だって、あんなにも酷い傷を負っていたルイヴェルさん達が、ちょっと疲れている、だなんて、そんな軽い程度で済むわけがない。
 私達を逃がす為に、瘴気の獣達を相手にして、その上、黒銀の竜までいたのだ。
 絶対に、無理なんてレベルでは済まないくらいの負担を背負わせてしまったはず。
 だけど、それを指摘する事は、サージェスさんの気遣いを無碍にするという事だから、私は黙って頷いておく事にした。

「治癒の術を行使する場合、魔術師団の子達の方が専門職なんだけどね……。はぁ、……これで、ガデルフォーン魔術師団の機能は停止したも同然、か」

「ユキ、こっちの方の治療は全部終わったぞ。そっちは俺が請け負ってやるから、お前は部屋に戻って少し休……、サージェスじゃねぇか。そっちは片付いたのか?」

 怪我人の治療を終え、レイル君と一緒にカインさんが歩み寄って来る。
 アレクさんの方は、まだ大広間の奥にいる人達の手当てで忙しそうだ。

「一応、ね。皇子君達もお疲れ様。悪いんだけど、戻って来る陛下達と話し合いがあるから、一緒に来て貰ってもいいかな?」

「そういや、あんな事があったってのに、女帝や宰相の姿が見当たらねぇな? こんな緊急事態の時に、一体どこに行ってんだよ」

「ガデルディウスの神殿だよ。今は色々気を配って、慎重過ぎる程に注意しないといけない時からね」

「だから、あの場に姿を現してはくれなかったのか……。まるで、狙ったかのようなタイミングで事が起こったような気もするが、俺達に出来るのは、今後の対策を講じる為に、女帝陛下にお会いする方が先なのだな」

 レイル君が物憂げに溜息を吐いた後、私達はアレクさんを呼び寄せ、ディアーネスさんを皇宮に呼び戻す為に、一度大広間を後にする事になった。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ディアーネスさんの私室へと辿り着いた私達は、まだ帰還していない彼女と宰相のシュディエーラさんを待つ為に、中へと先に入り、ソファーへと腰を下ろした。
 怪我人達を大広間まで運ぶ作業と、治療中に衣服へと付着した血の匂いが鼻をつく。
 大勢の人が傷付いて血を流す事になってしまった、魔術師団施設の爆発……。
 自分が目の当たりにした凄惨な光景によるショックと疲労は、確かに私を追い詰めてはいるけれど、今気を抜いて倒れるわけにはいかないと、膝の上で両手を握り締める。
 
「ユキ、女帝陛下が現れるまでにはまだ時間がある。今は気を抜いていてもいいんだ」

「アレクさん……」

 私の背後から身を屈め、その温かで大きな手のひらを膝の上に重ねてくれたアレクさんを振り返ると、心を包み込んでくれるような優しい微笑が在った。
 
「昨日から面倒事続きだからな……。どっかで息抜きしとかねぇと、長くは持たねぇぞ」

 今度は私の座っている隣にカインさんが乱暴な仕草で腰かけ、私の手を引くと、可愛らしい桃色の包み紙で覆われた丸形のキャンディーのような物をひとつ乗せてくれた。
 
「あの、……これは」

「やる。疲れた時には糖分補給ってよく言うだろ」

 カインさんは、私に渡してくれた物とは違う色の包み紙に入っているキャンディーをパクッと自分の口の中に放り込むと、視線を寄越して「食え」と促してくれる。
 アレクさんもカインさんも、自分達だって疲れているというのに、私の事をいつも気遣ってくれる……。
 ショックと疲労の蓄積されていた心に、二人の優しさが沁み込んでいく……。
 
「アレクさん、カインさん、……ありがとうございます」

 私は、ようやく和んだ自分の表情を感じながら、キャンディーの包み紙を剥ごうと手元を動かし始めた。
 包み紙と同じ、桃色の丸いキャンディーをぱくりと頬張って、コロコロと口内で転がす。甘い味が口の中で蕩ける様に広がって、緊張感が徐々に消えていくのがわかる……。
 
「ほら、レイル、サージェス、お前らも食えよ」

 パシッと、カインさんが放ったキャンディーを手のひらで受け止めたサージェスさんとレイル君も、それを口に放り込む。
 その後、カインさんは何も言わずに背後に向かってキャンディーを放る。
 何も言葉は交わさず、アレクさんがそれを受け取り、少しだけ複雑そうな顔で、手のひらのキャンディーを見つめた後、……それを口の中に入れた。
 
「こういう時に甘い物貰うと有難いよねー。俺も今、いつ倒れるかわかんない状態だし、うん、良い栄養補給になるよー」

「あ? 何言ってんだ、お前」

 もぐもぐとキャンディーを口内で味わっているサージェスさんが、ソファーへと歩み寄ると、……ごろん。
 何故か、女帝陛下の私室であるにも関わらず、ソファーに寝転んで瞼を閉じてしまう。
 
「ほーんと……、あれは最終奥義的な何かだと、俺は思うよ、うん」

「さ、サージェスさん、大丈夫ですか?」

「うーん、陛下が来るまで寝かせておいてくれると助かるかなー」

「サージェス殿、相当疲れているような気配を感じるのだが、……あの場で一体何が」

 レイル君が心配してサージェスさんの様子を覗き込むと、何か異変に気付いたように、その額に手を当て、眉を顰めた。

「凄い熱だ……。サージェス殿、本当に大丈夫なのかっ」

「うん、大丈夫、大丈夫……」

「おい、こいつ……、マジでヤバそうだぞ」

 サージェスさんの状態があきらかにおかしいと気付いたレイル君を始め、カインさんも表情を改める。
 大広間に来た時は、いつもと変わらずの飄々とした暢気な気配を纏っていたのに、一体どうして……。
 私もサージェスさんの傍に膝を着くと、その手に触れた瞬間、ビクリと身体を強張らせてしまった。
 レイル君の言う通り、身体が熱い……。ううん、熱すぎると言ってもいいくらい。
 サージェスさんは徐々に呼吸を浅く弱いものへと変え、堪え切れなくなったかのように……瞼を下ろしてしまった。

「これは……、風邪や体調不良からくる熱ではないな。サージェス殿の中に在る魔力領域がバランスを崩しているようだし、かなりの魔力を消費されているようだ……」

「わかるの、レイル君?」

「あぁ、触れる事によって、相手の魔力領域を読み取る事ぐらいはな。何か大規模な術を使った可能性もあるが、それにしては反動が酷い……」

「……レイル殿下、それは、つまり」

 アレクさんも私の後ろに膝を着くと、サージェスさんの様子を観察しながらレイル君を見上げた。
 
「黒銀の竜……、そして、瘴気の獣達を消し去る為に、自分達に無理を課した、と?」

「あぁ……。恐らく、サージェス殿だけではない気がする。今ここにいない、ルイヴェル、ディーク、クラウディオ殿、あの三人は、魔術師団施設の爆発による怪我も負っていたし、……サージェス殿より先に倒れた可能性が高い」

「そんな……っ。ルイヴェルさん達も?」

「じゃあ、アイツらの治療はどうなってんだよ。……いや、サージェスの事だ。何か手を打ってから俺達のとこに来た可能性は高いが」

 応急処置という事で、眠りに就いてしまったサージェスさんに治療を始めたレイル君とカインさんが顔を見合わせ、険しげにその目を細める。
 
「それに、俺達が怪我人達の手当てをしている時に、大きな力の波動を感じただろう。大広間、いや、ガデルフォーン皇宮中が揺れたあの時、戦闘の余波かとは思ったが……」

「一体どんな術を使ったらこうなんだよ……っ。ルイヴェルやディークなら、あの怪我の状態で考えれば倒れるのもわかるが。サージェスは爆発に巻き込まれたわけでもねぇし、ちょっと大きな術を使ったぐらいじゃ、こうはならねぇだろ……」

「大きな術、というよりは……、扱い難い術を行使した末の反動、のようにも思えるな。俺達も、幼い頃は、覚えたての術を使い慣れるまでは、色々と負荷もかかっていたし……」

「確かに、私も術を習い始めてからは、使う度に疲れていたような気が」

 扱った事もない、魔術という未知の存在を習い始めた私は、今もまだ悪戦苦闘している。
 力を具現化させる為の精神集中や、術として行使する際の緊張感や疲労感。
 慣れないものを扱うのは、本当に身も心も疲弊していくものだ。
 けれど、サージェスさんやルイヴェルさん達は違う。
 術に長け、その扱いを心得ている上級者の人達だ。……それなのに。
 私はサージェスさんの手を強く握り締めた。

「サージェスさん……」

 私達を逃がす為に、ルイヴェルさんやディークさん、サージェスさんにクラウディオさん達に、辛い役目を押し付けてしまった。
 握り締めた手に力を込め、私も魔術の授業で習った治療の為の術を小さく詠唱する。少しでも、サージェスさんの疲労や負担が癒されるように、そう、願いを込めながら……。
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