154 / 182
第六章 いでよ!太古の剣!
第三話 合流
しおりを挟むギア子は一人で立っていられないのか今にも倒れそうだった。
メガ男:ギア子、生きてて良かった。
ギア:メガたん・・・やっと会えた・・。
ギア子はよたよたと歩き出しメガ男の胸に飛び込んできた。
メガ男:会えると信じてた・・・。
メガ男はギア子の体を抱き寄せようと肩を掴むとギア子が痛がった。
メガ男:どこか怪我したのか?
メル:私がギャーを侮ったせいで・・・ギア子様に怪我をさせてしまって申し訳ありません。
甲冑を着たメルが申し訳なさそうに玄関をくぐった。
越褌:まあまあ、ここで立ち話もなんだから皆さん中に入って。
美奈子:それじゃお茶でも入れますね。
そこへテルが屈託も無く「お邪魔しまーす」と中へと入って来た。
晴:テルこら!もう!気を使わせてしまってすみません。お邪魔します。もう少ししたら兄も来ると思います。
越褌:いやいや、わしゃ気にしないよ!みんなお腹空いただろう。お兄さんが来るまで何か食べた方が良さそうだ。メガ男くん、ギア子ちゃんを二階の部屋で休ませてあげてはどうかね?
メガ男:大家さんありがとうございます。そうさせて頂きます。ギア子、歩ける?
ギア:うん・・・大家さんありがとう。
ギア子は体を休める為にメガ男と階へと登った。
ギア子は相当疲れているようでメガ男が布団に寝かせるとすぐに眠りについた。
そこへぺんちゃんが二階にやって来た。
ぺん:わだすがギアっち見てますからメガ男さんみんなから話を聞いた方が良い出す!わだすは後からさろっちから話聞くだす。
メガ男:ありがとう、何かあったらすぐ呼んで下さい。
メガ男はギア子をぺんちゃんに任せみんながいる階下に降りた。
居間に入ると一兄も到着していて全員メガ男が降りてくるのを待っていたようだった。
メガ男を見てトーマが心配にそうに声をかけて来た。
トーマ:メガ男くんギア子は?
メガ男:かなり疲れてるようで寝かせたらすぐ寝息を立てました。それにしても一体何が起きてるんです?
タカ:その事なんだが地球に来てからちょっと問題が起きてね・・・。
メガ男:問題とは・・・そういえば昼間にエマ様とサクラから連絡ありました。また明日の夜に連絡すると言ってましたが・・・かなり急ぎの様子でした。
メル:やはりあちら側にグレイがいるのが濃厚になって来ましたね。
一兄:とりあえず何がどうなっているのか説明して貰わないとだな。
タカ:うむ・・・ではアリュバス星の経緯を私から話そう。
晴:私たちの事もその後に話すね。
越褌:話も長くなりそうだから軽く食事でも作りますか。
美奈子:ゆきさんと私も手伝います。
ゆき:はい。
メル:そういえば地球に来てから何も胃に入れてなかったな・・・助かります。
越褌とゆきと美奈子は慣れた様子で人数の食事をテキパキと作った。
夜中の三時を回っていたが現状逼迫してるのもあり、食事をしつつ何が起きてるのかタカールから順番に話し出した。
つづく
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる