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学生編

お粗末な顛末

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お粗末でしょ…

コレが聞いた時の素直な感想だよ。

思い付きの荒だらけの計画だったけど、この世界ってまだそんなに発達してない分悪巧みもしょぼい計画だったりするみたいで私の感覚で素人計画だなーって思っても意外と新しい事だったりしてたから悪ノリしてアレコレ罠を仕掛けてみたけど予想以上に引っかかったらしいく、ロッキングチェアの件は兄さんは笑いをこらえるのに必死だったらしい。

なんでも適当に承諾書にサインしておいて奪った荷物を堪能しようと意気揚揚と椅子に腰掛けたら、『バギィ!』と大きな音がしたらしい。
その場には残念ながら居合わせ無かったそうだけど早々に帰ろうと領都から出ようと門をくぐろうとしていたら子爵の騎士に呼び戻されたらしい。

んで言ってみたら酒臭い包帯を巻いた子爵が顔を真っ赤にしていたらしい。喚くだけ喚いて不敬罪で処罰する!と喚いたらしいんだけどさ、承諾書があるのにそれをしたら困るのはそちらでは?
何かあると困るので承諾書は既に先に出発させましたけど?とザンダ兄さん挑発したそう。
控えの承諾書を読み返したら確かに自分のサインと何があっても責任は取れないと書いてありこれを破ると貴族と言えど王国法で裁判になるんだよね。

仕組みは雑なんだけど法律関係が似てる気がするんだよね、初代国王って元日本人ぽいんだよね。だから文字化けスキルも日本語だったりするんじゃないかなって思ってたりする。
まぁそれはおいておいて、ジャドゥン子爵といえども流石にこれ以上立場が悪くなることを理解したのか何も言えなかったらしいけど、そんな中調理場で奪った調味料が毒物じゃないか騒ぎが起きたりと仕掛けた罠があちこちで小さなボヤ騒ぎみたいに起こってて子爵に報告が入ってくるがなにも言えず赤い顔でプルプルしていて頭から湯気でも出てくるんじゃないかって位だったのがさらに笑いをこらえるのに必死になったそう。

残念ながらお酒は飲む前に椅子が壊れて引っ被っただけでいい消毒になったようだけどしみて痛かったそう。
まぁまだ味があんまり染み込んでない果実酒モドキだし?飲んでも美味しくないからねー
また毒物騒ぎが起きるかもしれないけどそんな事は知らぬ存ぜぬでOKな承諾書を書かせたしもうそれは無くならないように殿下に預けてあるので不敬な商人に騙されたと騒いでくれたらなお面白いけどひとまず人のもの奪うバカにお灸を据えることができて何よりだね。
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