憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち

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学生編

本当に言った!

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ジャドゥン侯爵令嬢の後日談なんだけど、結局あの後医務室で回復魔法をかけてもらい(やろうと思えば自分でも治せたけど秘密だからね。)綺麗に治ったところで入学試験の時に連れていかれたカフェの半個室で待っていたのは皇太子殿下とアンちゃんでした。

案の定最初から最後まで見ていたノンディス様が黙秘を貫こうとした私の代わりにこと細かく説明してくれたおかげでお2人はカンカンになったところで、翌日ジャドゥン侯爵令嬢が皇太子殿下に私みたいなと話をすると品位が下がるとか何とか捲し立ててそれなら私とお話してくださいましとかダメ押ししたんだって。

もちろん前日にノンディス様から聞いていた殿下のお怒りは凄まじく、
『二度と近づくな!』と言われたそうな。
ぶっちゃけざまぁ!

とまぁサクッとそんな感じで相手にもされずということだったらしくこの前廊下ですれ違った時にものすっごーく睨まれたけどしーらない。

そうそう、私もパパにジャドゥン侯爵令嬢の話をちゃーんとしてあげたのでウチが独占販売している商品はその派閥に属している家や商人には売りませんってしてもらったので今大パニック状態で脅されたり忙しいけど皇家とリーベント公爵家が睨みを効かせてくれたのでスグに黙ったけど手紙でいいから売れ!買ってやるからありがたく思え!としつこいのなんの。
パパも値切ってきたり悪質な転売をしてたりと手に負えなかったからちょうど良かったと笑ってたけどね。

私がレシピを教えた調味料系は安定の売上でこの国の食事改革レベルでいまや皇家から庶民まで幅広く使われているのでこれを売って貰えないとなるとパーティー料理などですぐバレるという訳。
まぁ使用人が個人的に買いに来たとしてもたかが知れているのでそこは放置だけどね。

まぁ色んなところでコレから困ればいいのであってこれ以上私が口出しすることは無いかなぁ。

でもこういう事があると周りを巻き込んで大変だったのには変わらないよね。

実技用のローブなどもあれから、次々注文は入ったけどあの人達の取り巻きはお断りしてもらってるんだ。
今じゃほとんどの人がウチの服で実技を受けているので逆に目立つしやっぱり動きにくそうだ。
アンちゃんなんてこのまま学校だけじゃなくて社交界も出なくていいわってまだ怒ってるけど、殿下も怒ってたから本当お家が潰れるところも出てくるかもしれないね。

まぁ私の知ったこっちゃないけど、発端は私だし一応どうなったのか位は知っておかないと逆恨みされた時の対処が出来ないしね。

それと、人に手を上げるなんてご令嬢としてありえないとお茶会すら呼んでもらえず派閥内で意地でお茶会してるらしいってアンちゃんが怖い笑みを浮かべてたけどね…
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