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学生編
見分けるコツ
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今回下見という事でいい人が居たら手付金を払って後日引取りに来る形を取ろうかなと思って今品定め中なの。
品定めって言い方がなんか微妙なんだけどほかの表現思いつかなくてさ、でもルーナがこの人はちょっとよく見た方がいいかもしれないとか、この人は抑えておきたいですねとか結構ハッキリ言うんだよ。
「ルーナはどうやって見分けてるの?」
「うーん感覚なんですが、本人の意思でなく奴隷になった人はちょっと諦めている感じがほとんどなんですよね。逆に自分の欲でここにいる人はいい買主に選んでもらって借金返済後も美味しい思いや楽な思いがしたいと買主を逆に品定めしてる目をしてる事が多いんです。」
「へー、だからか!何人かはガキが生意気って感じの目で見てたんだね。」
そう、それぞれを商会された時に私が買主って分かると見下すような、期待はずれというような感じの人がいたんだよね。
それ以外でも良いかな?って思った人もルーナはダメだししてたんだけどガキだから簡単に騙せるだろうって思っていると思うと言われた時になるほどって思っちゃったよ。
「とにかくお嬢様は私が大丈夫だと思った人の中から気になった人を選んでください。そうすればそうそう失敗しないと思いますので。」
「わかったわ。」
今の時点で50人ほど見たんだけどそのうち5人気になってる人はいたんだよ。
ルーナが大丈夫と言ったのは10人ほどだったんだけどね。
「では、気になる番号を選んで少し話をしてみますか?」
マズは簡単な説明(名前、年齢、得意分野、スキル)をされただけなので気になる番号を指定して今度は直接質問ができるシステムらしいんだよ。
「マリク、19歳、スキルは手先器用です。」
1人目のマリクは男性でひょろっとした印象だ。
私の仕事を手伝う上では手先器用は重宝すると思うんだ。他ではそんなに重要視されないらしいけどさ。
「えっと、ものづくりは好きかな?」
これ大事な質問だよね?
「はい、スキル的にも手先が器用なので細かい作業は好きな方です。」
「過去によく作ったものは何かある?」
「家業が農家だったので冬の間は藁を使ったカゴをよく作りましたが農作業に手先器用でも対して役にたてず不作のおりに売られてから何も作っていないです。」
おっとサラッと自分の経緯喋ってるけど無自覚でちょっと投げやりな感じだね。
「そうですか、最後にまた何か作れるなら作りたいと思う?」
「そうですね、モノづくりだけしてられるならたのしいとおもいます。」
うん、彼はキープだね。
その後も似たような質問をして、ルーナの選んだ10人ほどと話をしたけど私が気になっていた人は半分なんか違うって思ったり、逆に意外といいかも!な人もいたからね。
結局7人キープという事で手付金を払い1週間後に残金を持って引取りに来る事にしたので、早めに工場見つけて準備しないとね。
品定めって言い方がなんか微妙なんだけどほかの表現思いつかなくてさ、でもルーナがこの人はちょっとよく見た方がいいかもしれないとか、この人は抑えておきたいですねとか結構ハッキリ言うんだよ。
「ルーナはどうやって見分けてるの?」
「うーん感覚なんですが、本人の意思でなく奴隷になった人はちょっと諦めている感じがほとんどなんですよね。逆に自分の欲でここにいる人はいい買主に選んでもらって借金返済後も美味しい思いや楽な思いがしたいと買主を逆に品定めしてる目をしてる事が多いんです。」
「へー、だからか!何人かはガキが生意気って感じの目で見てたんだね。」
そう、それぞれを商会された時に私が買主って分かると見下すような、期待はずれというような感じの人がいたんだよね。
それ以外でも良いかな?って思った人もルーナはダメだししてたんだけどガキだから簡単に騙せるだろうって思っていると思うと言われた時になるほどって思っちゃったよ。
「とにかくお嬢様は私が大丈夫だと思った人の中から気になった人を選んでください。そうすればそうそう失敗しないと思いますので。」
「わかったわ。」
今の時点で50人ほど見たんだけどそのうち5人気になってる人はいたんだよ。
ルーナが大丈夫と言ったのは10人ほどだったんだけどね。
「では、気になる番号を選んで少し話をしてみますか?」
マズは簡単な説明(名前、年齢、得意分野、スキル)をされただけなので気になる番号を指定して今度は直接質問ができるシステムらしいんだよ。
「マリク、19歳、スキルは手先器用です。」
1人目のマリクは男性でひょろっとした印象だ。
私の仕事を手伝う上では手先器用は重宝すると思うんだ。他ではそんなに重要視されないらしいけどさ。
「えっと、ものづくりは好きかな?」
これ大事な質問だよね?
「はい、スキル的にも手先が器用なので細かい作業は好きな方です。」
「過去によく作ったものは何かある?」
「家業が農家だったので冬の間は藁を使ったカゴをよく作りましたが農作業に手先器用でも対して役にたてず不作のおりに売られてから何も作っていないです。」
おっとサラッと自分の経緯喋ってるけど無自覚でちょっと投げやりな感じだね。
「そうですか、最後にまた何か作れるなら作りたいと思う?」
「そうですね、モノづくりだけしてられるならたのしいとおもいます。」
うん、彼はキープだね。
その後も似たような質問をして、ルーナの選んだ10人ほどと話をしたけど私が気になっていた人は半分なんか違うって思ったり、逆に意外といいかも!な人もいたからね。
結局7人キープという事で手付金を払い1週間後に残金を持って引取りに来る事にしたので、早めに工場見つけて準備しないとね。
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