憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち

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アレから毛皮の縫いつけにしばらく苦戦しつつようやく完成した私のうさぎちゃん!

本物の毛皮で出来てるからふわふわのモコモコで大満足で毎日一緒に寝ているんだけれども、ママが欲しいってなってお揃いでもう1匹制作したらまたパパがコレも売ろう!ってなっちゃってただいま商品化の為の議論中です。

ママのを作りながら魔物図鑑で目星をつけていたベアー系の魔物のぬいぐるみもフォレストベアの毛皮で作ってたのもバレまして、ひとまず2種類のぬいぐるみを販売予定です、

本当は練習時に古布で作ったのはうさぎ、クマ、イヌ(オオカミポイやつ)、ネコ(虎っぽい魔物)の4種類なのはまだ秘密にしておこう…
私が目指すのはスローライフ出会って別に商売で資産を増やそうとか言う野心は無いんだ!

とにかく買い物について行ったルスツ兄さんと買ったものをどれくらい使って作ったかと言う話をしてそこから材料費を算出してくれた所綿がそこそこするので銀貨5枚だったらしい。
今後制作数が増えて細切れの毛皮では無く綺麗な状態の毛皮を使った時の材料費として計算したみたいなので私みたいに細切れの毛皮を使うと銀貨2枚くらいみたい。

ただ毛皮を縫い合わせるのは手間がかかるからこちらも1人あたり月5~7個位しか作れないと計算して数人のお針子さんに縫ってもらう事になったそうだ。
私は今度そのお針子さん達に作り方をレクチャーしなくてはならないらしくちょこっとめんどくさいが今後のスローライフのために多少は協力しないとね。

売値は強気の金貨1枚らしいよ、お針子さんには1個につき大銀貨2枚で私にもまた1割の大銀貨1枚残りは商会の利益って経費や販売の人件費を払っても相当な利益率だよね…
パパンやりおる。

ちなみにお針子さんたちはうちの商会にある中級服飾店の人達で最近服の売れ行きが少し下がっていたらしく人手が余っていたみたいなのでちょうど良かったそう。
毛皮のコートを縫ったことある人の中でやってみたいと言う3人に任せることになったので私も数日後にレクチャーをして欲しいと言われているから今から型紙書き直さないとマスター版の型紙は質の良い分厚いモノを用意して、普段使いの型紙は粗悪品のザラザラでちょっとボコボコので良いよね。
あとは、この型紙はしっかり管理しないとライバル商会が筆箱の事でピリピリしているので産業スパイに盗まれたら大変だよ!

その辺はこの世界にも特許てきなモノが存在しているらしく申請後5年間は独占出来るみたいだけどまだコレから申請するそうなので管理には十分気をつけないとだよね…
そうなるとイヌとネコの設計図もヤバいかも、パパに筆箱の配当で溜まったお金で金庫を買えないか相談しないとダメだよね。
前世での社会人経験がある分その辺につい敏感になってしまいがちだけど気をつけるのは悪いことでは無いからまぁいっか!

ユーナは無自覚だったりするが、周りから見ればユーナの作るものは画期的であるために製作者がユーナだとバレないように家族は必死で奔走してたりするのだったが、それでも商会にとっても利益が大きいのでつい売り物にしたくなってしまうパパさんだったりするのだった。
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