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何を作ろう
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誕生日パーティではパパが兄さん達に私のスキルについてあまり聞かないようにと言い聞かせていたようで一応なんのスキルだったんだい?と聞かれたけど《クラフト理解》と答えたら
「そうか、何か素敵なものが作れればいいね」
と優しくそして少し寂しそうに微笑まれたけど。
このスキルはモノを量産しか使い道が無いとまで言う人も居るようでオリジナリティーがなく人真似しか出来ないからどちらかと言えばハズレスキル扱いされてしまっているんだよね。
でも使い方次第だと思うしあとはアレンジとかそういう考え方って意外と出来ないのかな?多分やり方が簡単に分かっちゃうからそれに満足しちゃうのかもしれないね。
そこからのアレンジが1番楽しいのになぁ。
ベットの中で明日からのスキル活用方法を考えているうちにまた眠ってしまったのはやっぱり5歳児だからなのかな?
翌日パパに連れられて昨日のスキル開示会場に連れてこられたが、ここは正確には王立スキル研究所らしい。
こういうのってラノベ的には教会とかでじゃないの?って思うけど大昔はスキルは自然と発現するもので一生発現しない人も居るものとされてきていたけれど、実は産まれ持って何らかのスキル素質は持っておりそれを発現しても負担の無い最少年齢が5歳ということだったという事は後に知ることになるのだけれども、ご都合主義ぽいのは否めない。
ひとまずその研究所で文字化けスキルが悪いように作用しないかを観察&研究されるという事。
会議室のような所に通されなにか作りたいものは?と聞かれたのでとりあえずお絵描きをしたいと答えると少し不思議そうな顔をされたが子供のやることなのでとりあえずやらせてみようみたいな感じだね。
何が作りたいか紙に書き起こした方が忘れないし改良点も分かりやすくなると思うんだけど、紙はまだ高級品だから普通の職人さんはあまり使わないのかもしれないし、文字も読めない書けない人も少なくないからなのかもしれないね。
私は転生ボーナスなのか読めるけどまだ書けないからこれから勉強すると思う。
兄さんたちも家庭教師の先生が来てたし学校にも通ってるからウチは商会としてはそこそこ上手くいっている方みたい?
とりあえず貰った紙と羽根ペンで何を書こうかな?
ふと目に付いたインクやペンをしまってあるケースが目に入る、ただ横にインクの瓶とペンたての瓶が並んで入っているだけのつまらない物だけどこれ蓋付きのちょっと筆箱ぽいのにならないかなーって思っちゃったんだよね。
そこからはまず今あるペン立ての仕様書を書いてから次に2つの瓶が入るサイズの横型の箱を描き中の仕切りを…
ペンたては斜めに瓶が入るようにして羽根ペンが横向きに収納出来るようになってっと、うーん羽根ペンって描きにくいし引っかかるしそのうち鉛筆とか欲しいな。
そんなこんなとカリカリとつい熱中して描き続けて完成して眺めていると研究員さんが覗いてくる。
「ユーナちゃん何がかけたのかい?」
「んとね、そこのペンたてが可愛くなかったから素敵なのになるといいなーって思って描いてみたの。」
「どれどれ?ってコレは…」
「ユーナ、パパも見ていいかな?」
「うん!」
あんまりこういう文房具って今世では見た事ないからどうかなって思うけど実際使ってみて改良点も出てくるとも思うし子供の独創的な発想になるかなって思ってコレを書いてみたんだけど大人は驚いた顔で書いたものを見つめている。
「ユーナ、コレをパパの知り合いに作ってもらってうちの商会で売っても良いかな?」
パパがそう聞いてくるってこういうのは今までなかったのかもしれないね。
「うん、いいよ。でも使ってみて使いにくいところがあるかもしれないからね。」
うん、こういうのは先に言っておかないとだし、つい楽しくなってペンたて部分にとある仕掛けをつけたいと思ってたりするんだ。
その後は研究員さんにこの筆箱の口止めをパパが色々してから家に帰ったのだった。
「そうか、何か素敵なものが作れればいいね」
と優しくそして少し寂しそうに微笑まれたけど。
このスキルはモノを量産しか使い道が無いとまで言う人も居るようでオリジナリティーがなく人真似しか出来ないからどちらかと言えばハズレスキル扱いされてしまっているんだよね。
でも使い方次第だと思うしあとはアレンジとかそういう考え方って意外と出来ないのかな?多分やり方が簡単に分かっちゃうからそれに満足しちゃうのかもしれないね。
そこからのアレンジが1番楽しいのになぁ。
ベットの中で明日からのスキル活用方法を考えているうちにまた眠ってしまったのはやっぱり5歳児だからなのかな?
翌日パパに連れられて昨日のスキル開示会場に連れてこられたが、ここは正確には王立スキル研究所らしい。
こういうのってラノベ的には教会とかでじゃないの?って思うけど大昔はスキルは自然と発現するもので一生発現しない人も居るものとされてきていたけれど、実は産まれ持って何らかのスキル素質は持っておりそれを発現しても負担の無い最少年齢が5歳ということだったという事は後に知ることになるのだけれども、ご都合主義ぽいのは否めない。
ひとまずその研究所で文字化けスキルが悪いように作用しないかを観察&研究されるという事。
会議室のような所に通されなにか作りたいものは?と聞かれたのでとりあえずお絵描きをしたいと答えると少し不思議そうな顔をされたが子供のやることなのでとりあえずやらせてみようみたいな感じだね。
何が作りたいか紙に書き起こした方が忘れないし改良点も分かりやすくなると思うんだけど、紙はまだ高級品だから普通の職人さんはあまり使わないのかもしれないし、文字も読めない書けない人も少なくないからなのかもしれないね。
私は転生ボーナスなのか読めるけどまだ書けないからこれから勉強すると思う。
兄さんたちも家庭教師の先生が来てたし学校にも通ってるからウチは商会としてはそこそこ上手くいっている方みたい?
とりあえず貰った紙と羽根ペンで何を書こうかな?
ふと目に付いたインクやペンをしまってあるケースが目に入る、ただ横にインクの瓶とペンたての瓶が並んで入っているだけのつまらない物だけどこれ蓋付きのちょっと筆箱ぽいのにならないかなーって思っちゃったんだよね。
そこからはまず今あるペン立ての仕様書を書いてから次に2つの瓶が入るサイズの横型の箱を描き中の仕切りを…
ペンたては斜めに瓶が入るようにして羽根ペンが横向きに収納出来るようになってっと、うーん羽根ペンって描きにくいし引っかかるしそのうち鉛筆とか欲しいな。
そんなこんなとカリカリとつい熱中して描き続けて完成して眺めていると研究員さんが覗いてくる。
「ユーナちゃん何がかけたのかい?」
「んとね、そこのペンたてが可愛くなかったから素敵なのになるといいなーって思って描いてみたの。」
「どれどれ?ってコレは…」
「ユーナ、パパも見ていいかな?」
「うん!」
あんまりこういう文房具って今世では見た事ないからどうかなって思うけど実際使ってみて改良点も出てくるとも思うし子供の独創的な発想になるかなって思ってコレを書いてみたんだけど大人は驚いた顔で書いたものを見つめている。
「ユーナ、コレをパパの知り合いに作ってもらってうちの商会で売っても良いかな?」
パパがそう聞いてくるってこういうのは今までなかったのかもしれないね。
「うん、いいよ。でも使ってみて使いにくいところがあるかもしれないからね。」
うん、こういうのは先に言っておかないとだし、つい楽しくなってペンたて部分にとある仕掛けをつけたいと思ってたりするんだ。
その後は研究員さんにこの筆箱の口止めをパパが色々してから家に帰ったのだった。
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