31 / 31
私、結婚します!
しおりを挟む
元夫はあの夜会の日廃嫡となり翌日に家から追い出されたとだけ教えてもらった。
けして恨んだりはしていないけれど、どんな形であれ望んで妻にしたのに放置して家政を疎かにし挙句調べもせず私に近寄ってくる浅慮な所。
殿下が翌日彼の父親である侯爵を呼び出し釘を指した時には既に廃嫡して追い出したと一気に老け込んで伝えてきたそうだけれども、私と結婚しなければきっと今もそれなりに優秀な嫡男として生活していたかもしれないと思うとちょっと複雑な気持ちにはなるけれども私が考えてもなにかなるわけでは無いから忘れましょう。
王都のお店は結局タリアのお兄さんに任せて侯爵領と合わせて管理をしてもらっているの。
街で変装して働く訳には行かないけれども商会は立ち上げて飲食店をたくさん買い取って建て直しをして行く形のあまりないやり方だけれども実務管理はタリアのお兄さんを引き抜かせてもらっているけれども、最初の2店舗は人に任せず本人が管理をしてくれていて安心だわ。
「リディ?まだ仕事をしているのかい?」
「クリス!そろそろ終わらせるわ、だって明日は私たちの結婚式だもの。」
夜会から1年後の明日私たちは結婚する。
名前も呼び捨てに出来るまで時間はかかってしまったけれどもクリスは相変わらず私に過保護で優しいわ。
「やっと君を妻に出来る。」
「ふふ、色々あったけれども今私幸せよ。」
「それはなにより、これからもっと幸せになってもらうけどね。」
「まぁ、これ以上幸せになるなんて出来るのかしら?」
「できるし、幸せにするよ。」
幸せだからこそ元家族や元夫がどうしているかしらと一瞬だけ思い出したけれども知ったところでどうする事も出来ないしする気もないわ。
愛しの旦那様、わたくし幸せです!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ここでリディアのお話は完結となります。
読んでくださった皆様ありがとうございます!(´▽`)
リクエストのあった第2王子の10年後位のお話とかいつかかけたら面白いかなと思います。
傲慢王子なところがありますが家族は大切にするので溺愛妻がいたらどんな風になるのかな?
気が向いたらリディアの元実家の人間のその後、家令のその後、元夫のその後とかはショートストーリー?的なのを書くのも面白そうです。
(追記)別枠にてサイドストーリー集と第2王子編をそれぞれ作りました。
良かったらそちらもよろしくお願いします!
けして恨んだりはしていないけれど、どんな形であれ望んで妻にしたのに放置して家政を疎かにし挙句調べもせず私に近寄ってくる浅慮な所。
殿下が翌日彼の父親である侯爵を呼び出し釘を指した時には既に廃嫡して追い出したと一気に老け込んで伝えてきたそうだけれども、私と結婚しなければきっと今もそれなりに優秀な嫡男として生活していたかもしれないと思うとちょっと複雑な気持ちにはなるけれども私が考えてもなにかなるわけでは無いから忘れましょう。
王都のお店は結局タリアのお兄さんに任せて侯爵領と合わせて管理をしてもらっているの。
街で変装して働く訳には行かないけれども商会は立ち上げて飲食店をたくさん買い取って建て直しをして行く形のあまりないやり方だけれども実務管理はタリアのお兄さんを引き抜かせてもらっているけれども、最初の2店舗は人に任せず本人が管理をしてくれていて安心だわ。
「リディ?まだ仕事をしているのかい?」
「クリス!そろそろ終わらせるわ、だって明日は私たちの結婚式だもの。」
夜会から1年後の明日私たちは結婚する。
名前も呼び捨てに出来るまで時間はかかってしまったけれどもクリスは相変わらず私に過保護で優しいわ。
「やっと君を妻に出来る。」
「ふふ、色々あったけれども今私幸せよ。」
「それはなにより、これからもっと幸せになってもらうけどね。」
「まぁ、これ以上幸せになるなんて出来るのかしら?」
「できるし、幸せにするよ。」
幸せだからこそ元家族や元夫がどうしているかしらと一瞬だけ思い出したけれども知ったところでどうする事も出来ないしする気もないわ。
愛しの旦那様、わたくし幸せです!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ここでリディアのお話は完結となります。
読んでくださった皆様ありがとうございます!(´▽`)
リクエストのあった第2王子の10年後位のお話とかいつかかけたら面白いかなと思います。
傲慢王子なところがありますが家族は大切にするので溺愛妻がいたらどんな風になるのかな?
気が向いたらリディアの元実家の人間のその後、家令のその後、元夫のその後とかはショートストーリー?的なのを書くのも面白そうです。
(追記)別枠にてサイドストーリー集と第2王子編をそれぞれ作りました。
良かったらそちらもよろしくお願いします!
68
お気に入りに追加
3,065
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(124件)
あなたにおすすめの小説
「君を愛することはない」の言葉通り、王子は生涯妻だけを愛し抜く。
長岡更紗
恋愛
子どもができない王子と王子妃に、側室が迎えられた話。
*1話目王子妃視点、2話目王子視点、3話目側室視点、4話王視点です。
*不妊の表現があります。許容できない方はブラウザバックをお願いします。
*他サイトにも投稿していまし。
【完結】政略結婚だからと諦めていましたが、離縁を決めさせていただきました
あおくん
恋愛
父が決めた結婚。
顔を会わせたこともない相手との結婚を言い渡された私は、反論することもせず政略結婚を受け入れた。
これから私の家となるディオダ侯爵で働く使用人たちとの関係も良好で、旦那様となる義両親ともいい関係を築けた私は今後上手くいくことを悟った。
だが婚姻後、初めての初夜で旦那様から言い渡されたのは「白い結婚」だった。
政略結婚だから最悪愛を求めることは考えてはいなかったけれど、旦那様がそのつもりなら私にも考えがあります。
どうか最後まで、その強気な態度を変えることがないことを、祈っておりますわ。
※いつものゆるふわ設定です。拙い文章がちりばめられています。
最後はハッピーエンドで終えます。
【完結】私を裏切った最愛の婚約者の幸せを願って身を引く事にしました。
Rohdea
恋愛
和平の為に、長年争いを繰り返していた国の王子と愛のない政略結婚する事になった王女シャロン。
休戦中とはいえ、かつて敵国同士だった王子と王女。
てっきり酷い扱いを受けるとばかり思っていたのに婚約者となった王子、エミリオは予想とは違いシャロンを温かく迎えてくれた。
互いを大切に想いどんどん仲を深めていく二人。
仲睦まじい二人の様子に誰もがこのまま、平和が訪れると信じていた。
しかし、そんなシャロンに待っていたのは祖国の裏切りと、愛する婚約者、エミリオの裏切りだった───
※初投稿作『私を裏切った前世の婚約者と再会しました。』
の、主人公達の前世の物語となります。
こちらの話の中で語られていた二人の前世を掘り下げた話となります。
❋注意❋ 二人の迎える結末に変更はありません。ご了承ください。
御機嫌ようそしてさようなら ~王太子妃の選んだ最悪の結末
Hinaki
恋愛
令嬢の名はエリザベス。
生まれた瞬間より両親達が創る公爵邸と言う名の箱庭の中で生きていた。
全てがその箱庭の中でなされ、そして彼女は箱庭より外へは出される事はなかった。
ただ一つ月に一度彼女を訪ねる5歳年上の少年を除いては……。
時は流れエリザベスが15歳の乙女へと成長し未来の王太子妃として半年後の結婚を控えたある日に彼女を包み込んでいた世界は崩壊していく。
ゆるふわ設定の短編です。
完結済みなので予約投稿しています。
【完結】アーデルハイトはお家へ帰る
ariya
恋愛
アーデルハイト・ローゼンバルト伯爵夫人は誰もが羨むシンデレラ、元々は山羊飼いの娘だったが先代伯爵に見初められて嫡子の花嫁になった。まるでシンデレラのようではないか。
庶民の間ではそう思われていたが現実は違う。
2年間夫に相手にされないアーデルハイトは貴族令嬢たちの間の笑い者、屋敷の使用人からも見下されて居場所のない日々である。
そんなある日についにアーデルハイトは伯爵家を出ることを決意する。離婚届を自分の分までしっかりと書いて伯爵家を出た瞬間彼女はようやく自由を手に入れた心地がした。
彼女は故郷に戻り、元の山羊飼いの娘・アデルに戻るのである。
報われない恋の行方〜いつかあなたは私だけを見てくれますか〜
矢野りと
恋愛
『少しだけ私に時間をくれないだろうか……』
彼はいつだって誠実な婚約者だった。
嘘はつかず私に自分の気持ちを打ち明け、学園にいる間だけ想い人のこともその目に映したいと告げた。
『想いを告げることはしない。ただ見ていたいんだ。どうか、許して欲しい』
『……分かりました、ロイド様』
私は彼に恋をしていた。だから、嫌われたくなくて……それを許した。
結婚後、彼は約束通りその瞳に私だけを映してくれ嬉しかった。彼は誠実な夫となり、私は幸せな妻になれた。
なのに、ある日――彼の瞳に映るのはまた二人になっていた……。
※この作品の設定は架空のものです。
※お話の内容があわないは時はそっと閉じてくださいませ。
恋人に捨てられた私のそれから
能登原あめ
恋愛
* R15、シリアスです。センシティブな内容を含みますのでタグにご注意下さい。
伯爵令嬢のカトリオーナは、恋人ジョン・ジョーに子どもを授かったことを伝えた。
婚約はしていなかったけど、もうすぐ女学校も卒業。
恋人は年上で貿易会社の社長をしていて、このまま結婚するものだと思っていたから。
「俺の子のはずはない」
恋人はとても冷たい眼差しを向けてくる。
「ジョン・ジョー、信じて。あなたの子なの」
だけどカトリオーナは捨てられた――。
* およそ8話程度
* Canva様で作成した表紙を使用しております。
* コメント欄のネタバレ配慮してませんので、お気をつけください。
* 別名義で投稿したお話の加筆修正版です。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
いつもコメントありがとうございます。
現在別枠でサイドストーリー集を書いていますので良かったらお読みください( ˊᵕˋ*)
タリア編もありますのでw
第2王子はそれとは別に今少しづつストーリーを書いているのでそちらは書き溜めたら公開する予定です。
みんなが納得出来るざまぁを書く力量がなくすみません(>ω<;)
相手とタイミングが悪く、浅はかな行動があのような流れと思って貰えたら嬉しいです。
現代は家出からの失踪はハードル高いイメージです(*^^*)
完結おめでとうございます。㊗️🎊💐
その後ストーリー、ぜひお願いします!
ありがとうございます!
その後ストーリーは別のタイトルで短編集的に書こうと思いますm(_ _)m