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私、たいくつです。
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旦那様目線が思ったより反響あってビックリですw
また展開が進んだら書きたいな( ̄∇ ̄*)ゞ
エールもありがとうございます(*^^*)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
結局腕のアザは腫れてしまい翌日は少し熱を出してしまったの。
もちろん臨時休業……
翌日旦那様はお見舞いと称して店に来てくれたらしいけど花束と果物を手土産に置いていったとタリアに聞いたの。
妻以外には気が使えるのかしらね。
本人は知らないとはいえ滑稽過ぎて最近ではタリアと次はどんなアプローチが来るかなんて話をしているくらいなのよ。
本当にどういうつもりなのかしら。
まぁでもそろそろ社交シーズンになるからしばらく平和になるかしら。
旦那様ってあんなんでも第2王子殿下の側近なのよね。
嫡男って事で社交シーズンのみ王都に居ればいいみたいだし、実際去年は結婚後領地で済ませないといけない執務が終わったらすぐに王都に行ってたみたいだし。
むしろ今年はなぜまだ領地にいるのかしら、王都まで馬車で1日半、早馬で1日で着くらしいのよ?早く王都に行かれたらいいのに。
こんなくだらない事しか考えられないくらい暇なのには困りものだわ。
別邸にいる時みたいでとっても嫌だわ。
あの時を思い出すのはたいして思い出は無いわね。
唯一の思い出はタリアと楽しく暮らせた事だけれども、今の方がもっと楽しいし、やっぱりあそこの思い出は特に無いわね。
実家よりはかなりマシではあったけれども。
「オーナー!無理しないでください!!」
手首が腫れた事で少し熱は出たけれども今は熱も下がり片手は使えるのでお茶を入れに厨房に降りて来てお湯を沸かしているとタリアが飛んでくる。
「過保護だわ、お茶くらい入れられるわ。幸い掴まれたのは利き手じゃ無いのだし。」
「そういう事は私がしますから。」
「タリアったらもう私の侍女ではないのだからそんな事までしなくていいよ。」
「私が好きでお世話しているんです。」
「もぉ、とりあえず怪我が治るまでは引き下がりますわ。」
そんな事をしていると、裏口のチャイムが鳴る。
タリアが応対に出てくれたのだけれども男性を1人連れて戻ってきた。
「オーナーすみません、兄がオーナーに会いたいと押しかけてきてしまって。」
「初めまして、タリアの兄のダニエルです。」
「初めまして、オーナーをしているリリーです。タリアさんには大変お世話になっております。」
タリアによく似ていて違うのは目つきくらいかしら。
なんだか敵対視されているわ……
「お怪我をされたと聞きましたがいかがですか?」
「腕を強く掴まれただけなのですが思ったより腫れてしまいタリアには迷惑をかけてしまいました。」
「ナイジェルに言い寄られていたとか?」
「ええ、噂が出回っています?」
「まぁ、でも悪い意味では無くナイジェルに怯えなくて済むと周りはほっとしているので気にしないで大丈夫ですよ。」
笑ってるけど目が笑っていないわ!
「確かに言うことを聞かないとお店を潰すと脅されました、でもちょうど常連さんが助けて下さりまして、しかも騎士様だったのでかなり厳しい沙汰がくだるのではないでしょうか?」
「はは、思ったよりしっかりした女性のようだね。」
「え?」
「タリアがせっかく務められた領主邸の侍女を辞めて住み込みで働いているのがカフェと言うから騙されているのでは?とは家族で話していたのだがそうでは無いようで安心した。」
さっきまでとは違い、敵対視は無くなったのかしら?
「騙すなんて……そんな度胸は私にはありません。」
「ちょっと兄さん!!私は自分の意思でオーナーと一緒にカフェがしたくて侍女を辞めたの。口出しするなんて余計なお世話よ!今度そんな事したら絶縁するわよ!」
タリアったらいつもと違う家族に対する話し方でちょっと新鮮だわ。
私ともそうやって話してくれたら嬉しいのに。
「わ、分かったよ。もう口出ししないし、家族には伝えておくから怒るなよ。」
妹には甘いお兄ちゃん、羨ましいわ。
「ふふ、素敵な御家族ねタリア。」
「お恥ずかしい限りです。」
「いいのよ、それでダニエルさん、御用はそれだけですか?」
本題とか切り出されるのかしら……
また展開が進んだら書きたいな( ̄∇ ̄*)ゞ
エールもありがとうございます(*^^*)
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結局腕のアザは腫れてしまい翌日は少し熱を出してしまったの。
もちろん臨時休業……
翌日旦那様はお見舞いと称して店に来てくれたらしいけど花束と果物を手土産に置いていったとタリアに聞いたの。
妻以外には気が使えるのかしらね。
本人は知らないとはいえ滑稽過ぎて最近ではタリアと次はどんなアプローチが来るかなんて話をしているくらいなのよ。
本当にどういうつもりなのかしら。
まぁでもそろそろ社交シーズンになるからしばらく平和になるかしら。
旦那様ってあんなんでも第2王子殿下の側近なのよね。
嫡男って事で社交シーズンのみ王都に居ればいいみたいだし、実際去年は結婚後領地で済ませないといけない執務が終わったらすぐに王都に行ってたみたいだし。
むしろ今年はなぜまだ領地にいるのかしら、王都まで馬車で1日半、早馬で1日で着くらしいのよ?早く王都に行かれたらいいのに。
こんなくだらない事しか考えられないくらい暇なのには困りものだわ。
別邸にいる時みたいでとっても嫌だわ。
あの時を思い出すのはたいして思い出は無いわね。
唯一の思い出はタリアと楽しく暮らせた事だけれども、今の方がもっと楽しいし、やっぱりあそこの思い出は特に無いわね。
実家よりはかなりマシではあったけれども。
「オーナー!無理しないでください!!」
手首が腫れた事で少し熱は出たけれども今は熱も下がり片手は使えるのでお茶を入れに厨房に降りて来てお湯を沸かしているとタリアが飛んでくる。
「過保護だわ、お茶くらい入れられるわ。幸い掴まれたのは利き手じゃ無いのだし。」
「そういう事は私がしますから。」
「タリアったらもう私の侍女ではないのだからそんな事までしなくていいよ。」
「私が好きでお世話しているんです。」
「もぉ、とりあえず怪我が治るまでは引き下がりますわ。」
そんな事をしていると、裏口のチャイムが鳴る。
タリアが応対に出てくれたのだけれども男性を1人連れて戻ってきた。
「オーナーすみません、兄がオーナーに会いたいと押しかけてきてしまって。」
「初めまして、タリアの兄のダニエルです。」
「初めまして、オーナーをしているリリーです。タリアさんには大変お世話になっております。」
タリアによく似ていて違うのは目つきくらいかしら。
なんだか敵対視されているわ……
「お怪我をされたと聞きましたがいかがですか?」
「腕を強く掴まれただけなのですが思ったより腫れてしまいタリアには迷惑をかけてしまいました。」
「ナイジェルに言い寄られていたとか?」
「ええ、噂が出回っています?」
「まぁ、でも悪い意味では無くナイジェルに怯えなくて済むと周りはほっとしているので気にしないで大丈夫ですよ。」
笑ってるけど目が笑っていないわ!
「確かに言うことを聞かないとお店を潰すと脅されました、でもちょうど常連さんが助けて下さりまして、しかも騎士様だったのでかなり厳しい沙汰がくだるのではないでしょうか?」
「はは、思ったよりしっかりした女性のようだね。」
「え?」
「タリアがせっかく務められた領主邸の侍女を辞めて住み込みで働いているのがカフェと言うから騙されているのでは?とは家族で話していたのだがそうでは無いようで安心した。」
さっきまでとは違い、敵対視は無くなったのかしら?
「騙すなんて……そんな度胸は私にはありません。」
「ちょっと兄さん!!私は自分の意思でオーナーと一緒にカフェがしたくて侍女を辞めたの。口出しするなんて余計なお世話よ!今度そんな事したら絶縁するわよ!」
タリアったらいつもと違う家族に対する話し方でちょっと新鮮だわ。
私ともそうやって話してくれたら嬉しいのに。
「わ、分かったよ。もう口出ししないし、家族には伝えておくから怒るなよ。」
妹には甘いお兄ちゃん、羨ましいわ。
「ふふ、素敵な御家族ねタリア。」
「お恥ずかしい限りです。」
「いいのよ、それでダニエルさん、御用はそれだけですか?」
本題とか切り出されるのかしら……
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