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商人編
フランチャイズシステム
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商業ギルドには実は常連化してる私デス
お店のオープン翌日予約外で並んでいる人用に無くなるまで(予約は受け付けない)と案内しつつ並ばせたらどう見ても足りないくらい並んでるよー!
別邸の料理人たちもフル稼働で現在も作り続けてくれているほどで昨日買えた人が今日もと来てくれたり宣伝して友人と来たりと大盛況なのは嬉しいけど思った以上の反響でどうにかしないとヤバそうだとしか思えないくらい。
今日は朝イチ少しお店の様子を見たあとは商業ギルドでフランチャイズシステムを登録しました。
まぁ根掘り葉掘り聞かれたけど、私も浅い知識しか無かったから担当者とこの世界の基準のすり合わせにめちゃくちゃ時間かかりました。
前世のフランチャイズの加盟金や売上の何割がオーナーに入るとかその会社によって違ったしなぁってそのへんはシステムを利用する会社に任せるのは?と聞いたら無法地帯になるから基準は決めて置かないとダメって言われました……
商業神(スキルくれるのは創造神)に奉納して奉納の種類によって期間が3年5年10年20年、永年と分かれているみたい。
いつものレシピは食べ物が多かったから3~5年で奉納はギルドの人がしてくれてたから詳しくは知らなかったんだよね。
でもコレは永年になる可能性があるからキチンと決めないとって事で細かいところちゃんと決めないと修正は効かないらしい。
ダメ元でトラブルの多い内容を追加したら認められたものも過去にあったと言われているけどもう何十年も前の話しで半ば伝説化してるとか。
そもそも永年認定は十数年に1度みたいでお目にかかれたら幸運レベルみたい。
永年認定か!と思ってだしても20年でしたやって言うのがほとんどみたい。
ちなみに永年認定されると20年まではシステム利用する時の通常設定の特許料みたいなのが入るがそれ以上超えると特許料の利率がガックリと下がるらしい。
でも一生貰えるので遺産相続で誰がその権利を受け取るかも認定後ギルドで決めて申請するそう。
コレは何度でも変更出来るので子供が居ない私はトラブル防止で商業ギルドから孤児院への寄付という形を申請したよ。
アーノルド様にしても良かったけどお金はいっぱい持ってるし相続でトラブルになっても悪いから。
とにかく頭から湯気が出そうな位色々打ち合わせして煮詰めたフランチャイズシステムは無事に永年認定されました。
もちろん大騒ぎだよね。
なかなか商業ギルドから帰らない私を心配してアーノルド様が様子を見に来てくれた時にはもうお祭り騒ぎで何事か?となったけど、おめでとうって言って貰えて嬉しかったなぁ♡
申請が無事認められたということで早めにパン屋さんと契約してふわふわパンを売り出さないとうちの店がパンクする!!!
仕事の早いアーノルド様が4件リストアップしてくれていたのでギルドからの帰り道に1番近くにあるパン屋さんに行ってみる。
「いらったいましぇ」
お店に入ると可愛らしい店番のおんなの子に迎え入れられる。
清潔感があり、パンを焼くいい匂いが漂っている。
「こんにちは、誰が大人の人はいるかな?」
店内には女の子だけでお客さんも居なければ店員も居ない。
「こんなんじゃダメだ!!」
女の子に声をかけた時奥から大きな男の人の声がした。
「あのねぇ、パパは今やーらかいパンってのをつくろうとしてーの」
男の人の声はこの子のパパみたい。
女の子はしょんぼりしながら教えてくれた。
「そっかぁ、あのねお姉さんは柔らかいパンの作り方を知ってるんだけど、パパはお話を聞いてくれるかな?」
このパン屋さんは当たりかも、新しく出来たパンを自分でつくろうと努力してるんだもん、きっと教えたらスグに覚えてくれそうね!
「おねぇちゃんそれホント!?」
「ええ、だからパパを呼んできてもらえる?」
「うん!」
女の子はとっても嬉しそうに奥へ走っていく。
「パパはやくぅ!」
「あ、あぁ」
しばらくすると女の子に手を引かれて出てきた男性は見た目はくまさん系のガタイのいい人で力強そうって思わず思っちゃった。
「んで?娘が柔らかいパンを作れるお姉さんがいると聞いたんだが?」
おおう、胡散臭いと顔に書いてあるよ!
そりゃ若い女が知ってるから話がしたいとか怪しいのかもだけどねぇ?
「ええ、私は大通りの方にある昨日オープンしたお店のオーナーなの。」
「えっ?」
若いしかも身綺麗にしている(アーノルド様からのプレゼントのワンピースドレスだしから)お嬢様ぽい私がオーナーってびっくりするよね。
「なので柔らかいパンのレシピも知っていますよ。」
「知っていても教えて貰えないんだから意味は無いだろ。」
うーん、まだ警戒してるよー
「教えないとは言ってませんが?」
「はっ?」
「こちらの条件を受け入れてくれる方に教えたいと思っていてそのお話をしに来たのですが、聞く気あります?」
ぽかんとしているパン屋のお父さんさんの顔がちょっと面白くて笑っちゃいそうになったけどこれからが交渉の本番!
初フランチャイズ店にするために頑張らないと!!
お店のオープン翌日予約外で並んでいる人用に無くなるまで(予約は受け付けない)と案内しつつ並ばせたらどう見ても足りないくらい並んでるよー!
別邸の料理人たちもフル稼働で現在も作り続けてくれているほどで昨日買えた人が今日もと来てくれたり宣伝して友人と来たりと大盛況なのは嬉しいけど思った以上の反響でどうにかしないとヤバそうだとしか思えないくらい。
今日は朝イチ少しお店の様子を見たあとは商業ギルドでフランチャイズシステムを登録しました。
まぁ根掘り葉掘り聞かれたけど、私も浅い知識しか無かったから担当者とこの世界の基準のすり合わせにめちゃくちゃ時間かかりました。
前世のフランチャイズの加盟金や売上の何割がオーナーに入るとかその会社によって違ったしなぁってそのへんはシステムを利用する会社に任せるのは?と聞いたら無法地帯になるから基準は決めて置かないとダメって言われました……
商業神(スキルくれるのは創造神)に奉納して奉納の種類によって期間が3年5年10年20年、永年と分かれているみたい。
いつものレシピは食べ物が多かったから3~5年で奉納はギルドの人がしてくれてたから詳しくは知らなかったんだよね。
でもコレは永年になる可能性があるからキチンと決めないとって事で細かいところちゃんと決めないと修正は効かないらしい。
ダメ元でトラブルの多い内容を追加したら認められたものも過去にあったと言われているけどもう何十年も前の話しで半ば伝説化してるとか。
そもそも永年認定は十数年に1度みたいでお目にかかれたら幸運レベルみたい。
永年認定か!と思ってだしても20年でしたやって言うのがほとんどみたい。
ちなみに永年認定されると20年まではシステム利用する時の通常設定の特許料みたいなのが入るがそれ以上超えると特許料の利率がガックリと下がるらしい。
でも一生貰えるので遺産相続で誰がその権利を受け取るかも認定後ギルドで決めて申請するそう。
コレは何度でも変更出来るので子供が居ない私はトラブル防止で商業ギルドから孤児院への寄付という形を申請したよ。
アーノルド様にしても良かったけどお金はいっぱい持ってるし相続でトラブルになっても悪いから。
とにかく頭から湯気が出そうな位色々打ち合わせして煮詰めたフランチャイズシステムは無事に永年認定されました。
もちろん大騒ぎだよね。
なかなか商業ギルドから帰らない私を心配してアーノルド様が様子を見に来てくれた時にはもうお祭り騒ぎで何事か?となったけど、おめでとうって言って貰えて嬉しかったなぁ♡
申請が無事認められたということで早めにパン屋さんと契約してふわふわパンを売り出さないとうちの店がパンクする!!!
仕事の早いアーノルド様が4件リストアップしてくれていたのでギルドからの帰り道に1番近くにあるパン屋さんに行ってみる。
「いらったいましぇ」
お店に入ると可愛らしい店番のおんなの子に迎え入れられる。
清潔感があり、パンを焼くいい匂いが漂っている。
「こんにちは、誰が大人の人はいるかな?」
店内には女の子だけでお客さんも居なければ店員も居ない。
「こんなんじゃダメだ!!」
女の子に声をかけた時奥から大きな男の人の声がした。
「あのねぇ、パパは今やーらかいパンってのをつくろうとしてーの」
男の人の声はこの子のパパみたい。
女の子はしょんぼりしながら教えてくれた。
「そっかぁ、あのねお姉さんは柔らかいパンの作り方を知ってるんだけど、パパはお話を聞いてくれるかな?」
このパン屋さんは当たりかも、新しく出来たパンを自分でつくろうと努力してるんだもん、きっと教えたらスグに覚えてくれそうね!
「おねぇちゃんそれホント!?」
「ええ、だからパパを呼んできてもらえる?」
「うん!」
女の子はとっても嬉しそうに奥へ走っていく。
「パパはやくぅ!」
「あ、あぁ」
しばらくすると女の子に手を引かれて出てきた男性は見た目はくまさん系のガタイのいい人で力強そうって思わず思っちゃった。
「んで?娘が柔らかいパンを作れるお姉さんがいると聞いたんだが?」
おおう、胡散臭いと顔に書いてあるよ!
そりゃ若い女が知ってるから話がしたいとか怪しいのかもだけどねぇ?
「ええ、私は大通りの方にある昨日オープンしたお店のオーナーなの。」
「えっ?」
若いしかも身綺麗にしている(アーノルド様からのプレゼントのワンピースドレスだしから)お嬢様ぽい私がオーナーってびっくりするよね。
「なので柔らかいパンのレシピも知っていますよ。」
「知っていても教えて貰えないんだから意味は無いだろ。」
うーん、まだ警戒してるよー
「教えないとは言ってませんが?」
「はっ?」
「こちらの条件を受け入れてくれる方に教えたいと思っていてそのお話をしに来たのですが、聞く気あります?」
ぽかんとしているパン屋のお父さんさんの顔がちょっと面白くて笑っちゃいそうになったけどこれからが交渉の本番!
初フランチャイズ店にするために頑張らないと!!
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