異世界でオトコを手玉にとります~前世の職業が異世界でスキルになったので有効活用します!~

さくらもち

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幼少期

初出勤します

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この娼館に買ってもらって数日は身なりのボロボロを何とかするために美容に時間をかけてこちらの世界の化粧品に慣れるために今の私に合うメイクの研究にも勤しんだ。

この店には13人の娼婦が在籍しておりオーナーがしっかりした人という事もあってあまりギスギスした雰囲気ではなく誰かだけ売れている感じもない。

1晩貸切で金貨5枚、半分が娼館で残り半分のうちから食事代、衣装や宝飾品代になり残りが買われた時のお金の返済となるそう。
ちなみに私のようにすぐ働けない子は働けない期間の費用は雑務をしただけじゃ回収出来ないので上乗せされるらしくなんとしてでも歩合でお茶飲んで売上て行かないといつまでも貯金がたまらないよね。
って私金貨50枚だと大変じゃん!!
いや、ほとんと使って無いためなんとかなると思おう。


「あははは、リリィちゃんはエッチな子だねぇ」
さっそくいつも指名の姐さんが体調不良でおやすみだったのでせっかくならとお茶に付き合ってくれた下級貴族のおじ様。
「えぇ?でもねぇーさんたちのあの声ってドキドキしちゃうんですよー!」
「リリィちゃんもそのうち仲間入りするんだよ?」
「えへへ、その時はおじ様みたいな素敵な紳士の方に可愛がって貰えるといいなぁ♪」

この人が指名してる姐さんはもうすぐ25歳で年季があけそうなので私の客を取った!とかならないので気楽に甘えられるのはラクだわー。
コレが最近働き始めたまだまだ先の長い姐さんだと5年後私に客取られたとかでトラブルになりそうだしね。

「よし!その時は私がリリィちゃんにいい人を紹介するよ。」
まぁ社交辞令だろうけど、そのうちの何人かは本当に紹介してくれるかもしれないから媚びは売りまくっておこう。
「ふふ、嬉しいな♡」
姐さんたちは2時間で金貨1枚のところお茶飲んで1時間で銀貨1枚(銀貨10枚で金貨1枚分)なので普通の仕事するよりぼろ儲けだよねー

その後も日に2~3人とお酌したりして着実に稼いでいる。
この前なんて姐さんが来るまで時間があったお客様に付いていたらどうも話を聞く限り下手くそな感じしかしない人だった。
時々私にお客さんか
貰ったお菓子を分けてくれる姐さんだったのもあって、
「旦那様が迷惑でなかったらねぇーさんとしている所見ていたいなぁ♡」
「リリィはませてるなぁ」
「ふふ、だって旦那様がねぇーさんを気持ちよくさせてるところ見てみたいのぉ」
とおだてたら
「しょうがないなぁ特別だぞ?」
「ホント?嬉しい!旦那様ありがとう♪」
ちょろいねー

指名の姐さんがお客様を呼びに来た時に私が見学すると伝えると一瞬戸惑った顔をしたが、オーナーにも許可は貰っておいたのでと言うと渋々私の見学を許してくれた。

まぁご想像通りなとりあえずガツガツ自分勝手に攻める勘違いヤローだったので、
「旦那さまぁ、そんなに激しくするのですか?ちょっと怖いので優しく攻めているところが見てみたいですぅ」
やら、
「ねぇーさんのお胸がビンビンでやらしいですぅちょっと私も触ってもいいですか?」と優しく触って気持ちよくなる所を見せて
「ふふ、ねぇーさんが感じてる顔ステキ♡」といつもより感じているのをみて丁寧に愛撫するように仕向けたりと色々誘導したら翌日姐さんにめちゃくちゃ感謝されました!

いつも痛いだけのお客様だったらしく演技するのも辛かったみたい。
そしたら他の姐さん達からも常連の下手くそ客の時に同じように指導して欲しいとお願いされたのでお酌タイムと同じチップで請け負うことになったりして反感を買わずに済んだのは良かったよね。

ちなみに、私の飲んだくれオヤジはまだ私が娼館に居ることには気づいてないみたい。
あの日仲良くなった用心棒のジェイさんが用事があって私の住んでいたエリアの方に行くと聞いたのでちょっと様子を見てきてもらったんだ。
私が帰ってこないことは気づいたらしくて通り過ぎようとした時に、『ガッシャーン』と割れる音がして「アイツどこ行きやがったんだ!」と声がしたと教えてくれた。

そんなこんなでひと月もすると私目当ての客も現れ始めた。
別にロリコン野郎ではないよ?
「リリィちゃんがデビューするまでまたまだ長いなぁー」
そうボヤくのは以前お酌した下級貴族に連れられて来たまだ30前くらいの王宮の文官様だ。
「もぉ、私はまだ10歳だからあと5年後ですよぉー」
「だよなぁーでもどんな素敵な女性になるか楽しみだ。」
「うふふ、本当に5年後を楽しみにしてくれてますぅ?」
「ん?どういうことだい?」
「んー、幼女趣味とか?」
「んなっ!?ちがうから!!」
「ふふ、知ってますよぉ。だって時々ねぇさんとイイコトもちゃんとしてるのしっでるんですもん。」
私のファンだけど据え膳食わぬは男の恥?では無いけどちゃっかりスッキリして帰っているので幼女趣味では無いはず!
「うっ、バレてたかぁ」
「はい、だってここはそういうお店ですもんね!」
「そうだな!」
なんて和気あいあいしてるけど、早く私もしたいなぁ、とは思うんだよね。
周りでピンクな声や雰囲気に囲まれてるとどうしても前世の記憶からなのか早く男の人と肌を思いっきり合わせたいと思っちゃう。
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