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大好きな玉子焼き
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『おうちご飯』シリーズの新企画。企画は暗礁に乗り上げていた。
テーマは決まっているが、コレっといったメニューがうまくハマらなくなってきてしまっている。企画部主導の案件なだけでもあり、商品開発部でも彼らとの意見がうまくまとまらなくなっている。
「これでは、曖昧すぎて……企画部としても、この新シリーズは名ばかりになってしまう」
「「……はい……」」
「君たち2人が、企画に関わっていてダメだという訳ではないんだ。内容をもう少し詰めたものが欲しいんだ」
「内容、ですか?」
「あぁ、そうだ。野崎くんのアイディアはとても良いが、アイディアどまりになっている。沢くんのは、メニューどまりになっている」
「僕たちも、君たちのアイディアやメニューはいいと思っているよ」
企画部の部長はじめ、企画メンバーの社員は言ってくれているが……当の絵里や優歌は、どこが具体的に? というのが分からない。 その日も、会議を続けていても詰めることは難しいだろうという部長の判断で会議は打ち切りになった。
とぼとぼと会議室を出て行く2人……部長は、「あの2人なら、きっと乗り越えてくれるだろうさ」と呟いた。
自分たちの課に戻ったが、昼食を食べる気持ちになれない。沈んだ表情の絵里を、雅和は気がつかない訳でもなく。そっと、お茶を淹れて机に置いた。
隣の空いている椅子に腰を掛けて、彼女の様子をそっと伺う。小さな溜め息をつく彼女に、「んっ」と言った。
「課長、わたしたち落ち込んでるんですけど!! 大丈夫とかって気休め言わないでくれます?」
「ゆ、優歌?!」
「んっ、んー」
「だぁかぁらぁ!! 今日は玉子焼き食べたいとか、絵里に晩ご飯のリクエストしてないでくださいよ!!」
「「…………」」
バタン、と去って行った優歌。課の面々が課長と去った優歌の後ろ姿を交互に見る。
いやいや、課長のあの、あの……頷きで会話してる? いやぁ、まさか?!
就業時間が終え、少し気持ちは落ちついたが頭の中は企画のことが離れない。
ーーなにがいけないんだろう? メニューはいいって言っていたけどーー
頭を悩ませつつ、夕食の支度に取りかかる。彼が食べたいと言っていた玉子焼きも焼く。
『初めて食べた玉子焼きが食べたい』
というリクエストで、あの日の弁当に入れていた卵焼き。少し甘めの玉子焼きを焼いた。
食卓には、生姜焼きと味噌汁。キャベツの千切りも加えた。大根おろしも少しおろして、好みで食べられるようにした。
彼は嬉しそうに玉子焼きを頬張って食べる。あの日、彼の眉間が少し動いたのとは違い、本当に嬉しそうに食べている。その表情を見ていて、絵里は心が温まり嬉しくなった。食事ひとつで、こんなにも心が動かされて満たされる。
彼女自身、料理をするようになったのは忙しい両親の手伝いがきっかけにすぎなかったが……だんだんと、喜ぶ両親や兄たちの表情。食事が美味しくて楽しいものだと……。
「美味しくて、楽しい……?」
「んっ。絵里とのご飯は、美味しくて楽しい」
「……わたし、忘れてました……」
「忘れてた? 何を?」
「料理する時の気持ち。ご飯食べている時の、気持ち」
「俺は、絵里に教えて貰った」
「ふふっ、今日は、わたしが雅和さんに思い出させて貰えました。ありがとうございます」
「そうか、良かった」
塞がっていた、もやもやしていた気持ちが少しずつ解きほぐされて晴れやかな気持ちになる。
自分が今まで当たり前にやっていた料理だけど、食べていた食事だけど。大事なこと、大切な気持ちを忘れていた。
一緒に食べていることが、当たり前過ぎになって……忘れてしまうだなんて。でも、雅和さんが、彼が傍にいてくれたから思いだせた。
わたしには、雅和さんが必要な人なんだ。とてもとても、大切な、存在なんだ。
心なしか、彼への気持ちを確かめるように、食事を一緒に楽しんだ。その日の夜の食事は、特別なものへと変えていった。
翌朝、絵里は優歌と話し合った。料理する時の気持ち。食事する時の気持ち。2人は、忘れかけていた自分たちの気持ちを思いだし、企画に必要なものがなんなのか? が分かっていった。
テーマもメニューも良いが、足りないもの。新企画の中に、落とし込んでいく。
2人にしか出来ないテーマから、商品として食べていきたいメニュー。
新たに、企画書を一からやり直す。それは、本当に大変な作業だった。テーマを練り直し、メニューも変えたり、残すメニューをどうするか? 吟味していく。
企画書を企画部に提出して、1週間後……。
会議室ーー
「うん、今回の企画書はよく練り直されている」
「そうですね。コンセプトもわかりやすしですし。おうちご飯シリーズとしての関連もあります」
「「ほ、本当ですか?!」」
「あぁ、この『おうち料理』という名前は検討課題だが……やっていこうとする事は。企画部と意見が一致した」
「「よかったぁ」」
「まだ、安心はできないですけどね?」
「「はい!!」」
企画を改めて立ち上げていき、新シリーズの再立ち上げに3ヶ月かかった。
梅雨はすでに明けて、夏の陽射しが会議室の中に入り込むようになった。
テーマは決まっているが、コレっといったメニューがうまくハマらなくなってきてしまっている。企画部主導の案件なだけでもあり、商品開発部でも彼らとの意見がうまくまとまらなくなっている。
「これでは、曖昧すぎて……企画部としても、この新シリーズは名ばかりになってしまう」
「「……はい……」」
「君たち2人が、企画に関わっていてダメだという訳ではないんだ。内容をもう少し詰めたものが欲しいんだ」
「内容、ですか?」
「あぁ、そうだ。野崎くんのアイディアはとても良いが、アイディアどまりになっている。沢くんのは、メニューどまりになっている」
「僕たちも、君たちのアイディアやメニューはいいと思っているよ」
企画部の部長はじめ、企画メンバーの社員は言ってくれているが……当の絵里や優歌は、どこが具体的に? というのが分からない。 その日も、会議を続けていても詰めることは難しいだろうという部長の判断で会議は打ち切りになった。
とぼとぼと会議室を出て行く2人……部長は、「あの2人なら、きっと乗り越えてくれるだろうさ」と呟いた。
自分たちの課に戻ったが、昼食を食べる気持ちになれない。沈んだ表情の絵里を、雅和は気がつかない訳でもなく。そっと、お茶を淹れて机に置いた。
隣の空いている椅子に腰を掛けて、彼女の様子をそっと伺う。小さな溜め息をつく彼女に、「んっ」と言った。
「課長、わたしたち落ち込んでるんですけど!! 大丈夫とかって気休め言わないでくれます?」
「ゆ、優歌?!」
「んっ、んー」
「だぁかぁらぁ!! 今日は玉子焼き食べたいとか、絵里に晩ご飯のリクエストしてないでくださいよ!!」
「「…………」」
バタン、と去って行った優歌。課の面々が課長と去った優歌の後ろ姿を交互に見る。
いやいや、課長のあの、あの……頷きで会話してる? いやぁ、まさか?!
就業時間が終え、少し気持ちは落ちついたが頭の中は企画のことが離れない。
ーーなにがいけないんだろう? メニューはいいって言っていたけどーー
頭を悩ませつつ、夕食の支度に取りかかる。彼が食べたいと言っていた玉子焼きも焼く。
『初めて食べた玉子焼きが食べたい』
というリクエストで、あの日の弁当に入れていた卵焼き。少し甘めの玉子焼きを焼いた。
食卓には、生姜焼きと味噌汁。キャベツの千切りも加えた。大根おろしも少しおろして、好みで食べられるようにした。
彼は嬉しそうに玉子焼きを頬張って食べる。あの日、彼の眉間が少し動いたのとは違い、本当に嬉しそうに食べている。その表情を見ていて、絵里は心が温まり嬉しくなった。食事ひとつで、こんなにも心が動かされて満たされる。
彼女自身、料理をするようになったのは忙しい両親の手伝いがきっかけにすぎなかったが……だんだんと、喜ぶ両親や兄たちの表情。食事が美味しくて楽しいものだと……。
「美味しくて、楽しい……?」
「んっ。絵里とのご飯は、美味しくて楽しい」
「……わたし、忘れてました……」
「忘れてた? 何を?」
「料理する時の気持ち。ご飯食べている時の、気持ち」
「俺は、絵里に教えて貰った」
「ふふっ、今日は、わたしが雅和さんに思い出させて貰えました。ありがとうございます」
「そうか、良かった」
塞がっていた、もやもやしていた気持ちが少しずつ解きほぐされて晴れやかな気持ちになる。
自分が今まで当たり前にやっていた料理だけど、食べていた食事だけど。大事なこと、大切な気持ちを忘れていた。
一緒に食べていることが、当たり前過ぎになって……忘れてしまうだなんて。でも、雅和さんが、彼が傍にいてくれたから思いだせた。
わたしには、雅和さんが必要な人なんだ。とてもとても、大切な、存在なんだ。
心なしか、彼への気持ちを確かめるように、食事を一緒に楽しんだ。その日の夜の食事は、特別なものへと変えていった。
翌朝、絵里は優歌と話し合った。料理する時の気持ち。食事する時の気持ち。2人は、忘れかけていた自分たちの気持ちを思いだし、企画に必要なものがなんなのか? が分かっていった。
テーマもメニューも良いが、足りないもの。新企画の中に、落とし込んでいく。
2人にしか出来ないテーマから、商品として食べていきたいメニュー。
新たに、企画書を一からやり直す。それは、本当に大変な作業だった。テーマを練り直し、メニューも変えたり、残すメニューをどうするか? 吟味していく。
企画書を企画部に提出して、1週間後……。
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「うん、今回の企画書はよく練り直されている」
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「あぁ、この『おうち料理』という名前は検討課題だが……やっていこうとする事は。企画部と意見が一致した」
「「よかったぁ」」
「まだ、安心はできないですけどね?」
「「はい!!」」
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