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壱 出会いの章
47話 もたらされた情報
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ゼノンの大絶叫でその場にいた全員の耳が壊れる一歩手前で耳を塞ぎ、難を逃れた冒険者と職員は鬱陶しそうにゼノンを見た。
「……ゼノン。周り見て」
「……あ、スマン」
緋夜の笑顔と周囲の空気にゼノンは気まず気に頭を下げた。
「お前らこれ以上戦力増やして何がしたんだ。国取りでもする気か?」
「「それはない」」
「なんでそこだけ被るんだよ」
「おや……私が彼らに加わることに異議でも?」
微かに笑みを深めたメディセインにゼノンは警戒を滲ませた。元冒険者として培われた経験が目の前の男に対して警鐘を鳴らしたのである。
「あんた……」
「あまり警戒しないでください。私の仲間に手を出さないのであれば何もしませんから」
深めた笑みのままさらりと宣うメディセインににわずかな戸惑いを見せながら緋夜に視線を向ける。
「いいのか嬢ちゃん」
「私とガイが認めた以上なにも問題と思うけど。もしメディセインが怪しいなら私が動く前にガイが両断してるよ」
「……それもそうか」
「そんなことで納得されるのは何故か癪ですね」
「……俺としちゃできればあんたのこと認めたくはねえんだがな。仕方ねえ。で、メディセインだったか? お前ギルドカードは持ってるのか? それとも……」
「こちらでよろしいですか?」
「……冒険者なんだな。ランクは……ソロDか」
ゼノンはあまり納得してはいないようだが、登録はしてくれるようで三人のギルドカードを受け取ると、おもむろに緋夜を見た。
「ちなみにパーティ名は……」
「そうだな……じゃあ、統星の傍星で」
「……なんかすげえな。まあいいや。それで登録するぞ」
三人のギルドカードを受け取ったゼノンは手早く登録を終わらせる。
「ほれ、登録完了だ」
「ありがとう」
「……それにしても何があったらお前らがメンバー増やすなんてなったんだ?」
「え? 普通に……」
「私からお二人に頼んだんです。是非入れて欲しいと」
「……まあ、確かにガイと組みたいと思う冒険者は大勢いるだろうが……」
「ああ、確かに戦力という意味でも大変頼もしい人材ですが、それを抜きにしてもお二人には私にとって価値があるのですよ」
「価値……ねえ?」
訝しみの眼差しをを向けるゼノンだが、変わらず笑みを浮かべるメディセインを前にため息を吐き無理やり己を納得させ、話は終わりとばかりに話題を変えた。
「そういや、お前らがクリサンセマムに行っている間、変なことがあったぞ」
「変なこと?」
「ああ……っと、ここで話す内容じゃねえな。ちょっと時間あるか?」
「え……っと」
緋夜がガイとメディセインに視線を向けると二人揃って頷いた。
「大丈夫だよ」
「じゃあ外出るか。ちょうど休憩時間だしな」
緋夜達はゼノンに連れられ、ギルド近くの飲食店へと入っていった。ちょうど昼時なので店内は程よく混んでいる。
「こんなお店あったんだね」
「ああ、嬢ちゃん達がクリサンセマムに行っている間にできた店だから知らねえのも無理ねえが、ここの飯は美味えぞ」
「へえ、それは楽しみだね」
「お前たち何頼む?」
「肉」
「お酒」
「サラダとスープ」
「…………おすすめセットにしとくか」
食べたいものを言ってくれるのは嬉しいがそれでも種類が豊富なのでハズレはないおすすめにしたゼノンだが、そのおすすめでも選択肢がある。今の返答で聞くべきかどうか一瞬躊躇ったものの注文しないと話が進まない。
「あー……そのおすすめでも選べるんだが……肉と魚で」
「「「肉」」」
「……パンとスープかパンとサラダ」
「スープ」
「スープ」
「サラダと別でスープ」
「別でって……まあいいや」
ゼノンが全員分の注文をしたところで緋夜が口火を切った。
「それで、変なことってなに? ここは王都……王族のお膝元だから他の所よりもおかしな真似はできないと思うけど」
「まあ、そうなんだがな」
歯切れ悪く言葉を濁すゼノンのこめかみが微妙に皺を刻んでいる。どうやらあまり楽しい話ではなさそうだ。そんなゼノンの様子に緋夜達は顔を見合わせた。
「てめえがそんな顔するなんざ珍しいこともあるもんだな」
「あー……まあな。実はな……ある一団っつーか、連中が人探しをしに来たんだよ」
「それのどこが問題なの?」
「その連中、質素な服を着てたんだが多分ありゃお貴族様だ。しかも魔術師らしき奴までいやがってな」
そこまで聞いて緋夜はなんとなく、その一行の正体に心当たりが出てきた。一瞬だけガイに視線を向けるとガイも少しして思い立ったのか、目が少し細まる。
「一行さんが揃って同じ人物を探すものだから、王都でそいつらのことが話題になってな」
普通に聞いていればなんてことのない話のようだが、それだけでゼノンは顔を顰めたりはしない。むしろ冗談混じりに話すだろう。
(とすればその一行に対してなんらかの疑惑がある……もしくはその一行の尋ね方がよくなかった、か)
「最初のうちはみんな、なんか聞き込みしてんなっていう程度だったんだが、ある時から『あの一行は隣国の王子達で、聖女召喚に巻き込まれた人を国王の命令で探しに来た』って話が出回るようになったんだ」
声を顰めたゼノンの言葉に緋夜は微かに目を細め、ガイは眉間に皺を刻み、メディセインは興味深げな笑みを浮かべた。
「お前ら、聖女召喚が行われたことは知っているか?」
「うん、噂で聞いた。確か、二人召喚されたんだよね」
「で、聖女じゃねえほうを冷遇しまんまとそいつに逃げられた」
「王子達の失態に激怒した国王が、半ば追い出すようにその方を探しに行かせた……と」
「……ああそうだ。まあ噂にゃヒレがつきものだが、結構詳しく出回っててな。もしかしたら城での対応にキレたそいつがわざと流したんじゃねえかって噂もあるんだよ」
正解である。かつて緋夜自ら広めた噂は大まかな部分があまり曲解されずに伝わっているらしい。
城での出来事ならば秘匿されてもおかしくない内容だが、もともと勝手に誘拐されて憤っていた緋夜に国への配慮などあるわけはない。たとえ恩恵を受けていた国に属する者全てに咎があるとしても、辛いことや悲しいことは誰かのせいにしたくなるものだ。そして自分達は直接関わっていなければ、己も罪人とは認識しないだろう。ならば……その非難の矛先はどこへ向くのか。
(自業自得なんだ。これで潰れるならその程度の国だったってことになるけど……)
「でな? その噂がこっちにも入ってきていたから、そのご一行への疑惑が高まって、王都の連中が毛嫌いするようになったんだ。俺もだが」
「噂は噂でしょ? 証拠があるわけでもないのに」
「だが、気分がいいわけじゃねえだろ。事実と感情は別物だからよ」
「それはそうだろうね。『関係のない国』からすればそれも道理だと思う」
「当然だな」
「事情は理解できなくもないですが、異世界という一切関係のない者を巻き込むのはどう考えても違うでしょう。傲慢さもここまでくればいっそ褒めて差し上げたいですね」
割と言いたい放題の四人はいつの間にか運ばれていた食事にようやく手をつけた。重苦しい雰囲気にそぐわない料理を前になんとなく気が抜ける。
「でもここに来る途中でそんな話は聞かなかったけど?」
「ご一行が王都から出ていったから、それでさっさと話題変えたんだろ」
「嫌なことはさっさと忘れるってか」
「お前だってつまんねえこととか大抵忘れるだろうが」
「覚えていてもなんになるってんだよ」
「はは、違いねえ。とまあ、お前らがいねえ間に起こったことだ」
話を締めくくり、ゼノンはパンを貪る。それを皮切りにそれぞれが食事を進めていく中、緋夜はゼノンからもたらされた情報を反芻していた。
つい最近まで王都にいたということは近いうちに鉢合わせって可能性もある。緋夜としてはできれば会いたくはないのだが、行動パターンがわからない以上は完全に回避するのは難しいだろう。そこまで考えて緋夜はそういえば、と首を傾げた。
「ところでゼノン。その探している人の名前って何か言ってた?」
「ん? ああ、確か……セルビア・キサラギって言ってたっけっかな」
「容姿は?」
「それが……どんな容姿してるんだって聞いた奴がいたんだが……名前と後は魔法使いだってこと以外情報がないって言われたらしい」
「そう……」
名前は判るが容姿が判らない=とことん興味がなかった、という状況に緋夜は内心ため息をつく。はじめから期待などしてはいなかったがここまで無関心だとはいっそ清々しいとすら思ってしまった。
(…………まあ、下手に関心持たれるよりは、放置の方がありがたい、か……)
緋夜は無理矢理思考を切り替えると、目の前の料理に集中するのだった。
「……ゼノン。周り見て」
「……あ、スマン」
緋夜の笑顔と周囲の空気にゼノンは気まず気に頭を下げた。
「お前らこれ以上戦力増やして何がしたんだ。国取りでもする気か?」
「「それはない」」
「なんでそこだけ被るんだよ」
「おや……私が彼らに加わることに異議でも?」
微かに笑みを深めたメディセインにゼノンは警戒を滲ませた。元冒険者として培われた経験が目の前の男に対して警鐘を鳴らしたのである。
「あんた……」
「あまり警戒しないでください。私の仲間に手を出さないのであれば何もしませんから」
深めた笑みのままさらりと宣うメディセインににわずかな戸惑いを見せながら緋夜に視線を向ける。
「いいのか嬢ちゃん」
「私とガイが認めた以上なにも問題と思うけど。もしメディセインが怪しいなら私が動く前にガイが両断してるよ」
「……それもそうか」
「そんなことで納得されるのは何故か癪ですね」
「……俺としちゃできればあんたのこと認めたくはねえんだがな。仕方ねえ。で、メディセインだったか? お前ギルドカードは持ってるのか? それとも……」
「こちらでよろしいですか?」
「……冒険者なんだな。ランクは……ソロDか」
ゼノンはあまり納得してはいないようだが、登録はしてくれるようで三人のギルドカードを受け取ると、おもむろに緋夜を見た。
「ちなみにパーティ名は……」
「そうだな……じゃあ、統星の傍星で」
「……なんかすげえな。まあいいや。それで登録するぞ」
三人のギルドカードを受け取ったゼノンは手早く登録を終わらせる。
「ほれ、登録完了だ」
「ありがとう」
「……それにしても何があったらお前らがメンバー増やすなんてなったんだ?」
「え? 普通に……」
「私からお二人に頼んだんです。是非入れて欲しいと」
「……まあ、確かにガイと組みたいと思う冒険者は大勢いるだろうが……」
「ああ、確かに戦力という意味でも大変頼もしい人材ですが、それを抜きにしてもお二人には私にとって価値があるのですよ」
「価値……ねえ?」
訝しみの眼差しをを向けるゼノンだが、変わらず笑みを浮かべるメディセインを前にため息を吐き無理やり己を納得させ、話は終わりとばかりに話題を変えた。
「そういや、お前らがクリサンセマムに行っている間、変なことがあったぞ」
「変なこと?」
「ああ……っと、ここで話す内容じゃねえな。ちょっと時間あるか?」
「え……っと」
緋夜がガイとメディセインに視線を向けると二人揃って頷いた。
「大丈夫だよ」
「じゃあ外出るか。ちょうど休憩時間だしな」
緋夜達はゼノンに連れられ、ギルド近くの飲食店へと入っていった。ちょうど昼時なので店内は程よく混んでいる。
「こんなお店あったんだね」
「ああ、嬢ちゃん達がクリサンセマムに行っている間にできた店だから知らねえのも無理ねえが、ここの飯は美味えぞ」
「へえ、それは楽しみだね」
「お前たち何頼む?」
「肉」
「お酒」
「サラダとスープ」
「…………おすすめセットにしとくか」
食べたいものを言ってくれるのは嬉しいがそれでも種類が豊富なのでハズレはないおすすめにしたゼノンだが、そのおすすめでも選択肢がある。今の返答で聞くべきかどうか一瞬躊躇ったものの注文しないと話が進まない。
「あー……そのおすすめでも選べるんだが……肉と魚で」
「「「肉」」」
「……パンとスープかパンとサラダ」
「スープ」
「スープ」
「サラダと別でスープ」
「別でって……まあいいや」
ゼノンが全員分の注文をしたところで緋夜が口火を切った。
「それで、変なことってなに? ここは王都……王族のお膝元だから他の所よりもおかしな真似はできないと思うけど」
「まあ、そうなんだがな」
歯切れ悪く言葉を濁すゼノンのこめかみが微妙に皺を刻んでいる。どうやらあまり楽しい話ではなさそうだ。そんなゼノンの様子に緋夜達は顔を見合わせた。
「てめえがそんな顔するなんざ珍しいこともあるもんだな」
「あー……まあな。実はな……ある一団っつーか、連中が人探しをしに来たんだよ」
「それのどこが問題なの?」
「その連中、質素な服を着てたんだが多分ありゃお貴族様だ。しかも魔術師らしき奴までいやがってな」
そこまで聞いて緋夜はなんとなく、その一行の正体に心当たりが出てきた。一瞬だけガイに視線を向けるとガイも少しして思い立ったのか、目が少し細まる。
「一行さんが揃って同じ人物を探すものだから、王都でそいつらのことが話題になってな」
普通に聞いていればなんてことのない話のようだが、それだけでゼノンは顔を顰めたりはしない。むしろ冗談混じりに話すだろう。
(とすればその一行に対してなんらかの疑惑がある……もしくはその一行の尋ね方がよくなかった、か)
「最初のうちはみんな、なんか聞き込みしてんなっていう程度だったんだが、ある時から『あの一行は隣国の王子達で、聖女召喚に巻き込まれた人を国王の命令で探しに来た』って話が出回るようになったんだ」
声を顰めたゼノンの言葉に緋夜は微かに目を細め、ガイは眉間に皺を刻み、メディセインは興味深げな笑みを浮かべた。
「お前ら、聖女召喚が行われたことは知っているか?」
「うん、噂で聞いた。確か、二人召喚されたんだよね」
「で、聖女じゃねえほうを冷遇しまんまとそいつに逃げられた」
「王子達の失態に激怒した国王が、半ば追い出すようにその方を探しに行かせた……と」
「……ああそうだ。まあ噂にゃヒレがつきものだが、結構詳しく出回っててな。もしかしたら城での対応にキレたそいつがわざと流したんじゃねえかって噂もあるんだよ」
正解である。かつて緋夜自ら広めた噂は大まかな部分があまり曲解されずに伝わっているらしい。
城での出来事ならば秘匿されてもおかしくない内容だが、もともと勝手に誘拐されて憤っていた緋夜に国への配慮などあるわけはない。たとえ恩恵を受けていた国に属する者全てに咎があるとしても、辛いことや悲しいことは誰かのせいにしたくなるものだ。そして自分達は直接関わっていなければ、己も罪人とは認識しないだろう。ならば……その非難の矛先はどこへ向くのか。
(自業自得なんだ。これで潰れるならその程度の国だったってことになるけど……)
「でな? その噂がこっちにも入ってきていたから、そのご一行への疑惑が高まって、王都の連中が毛嫌いするようになったんだ。俺もだが」
「噂は噂でしょ? 証拠があるわけでもないのに」
「だが、気分がいいわけじゃねえだろ。事実と感情は別物だからよ」
「それはそうだろうね。『関係のない国』からすればそれも道理だと思う」
「当然だな」
「事情は理解できなくもないですが、異世界という一切関係のない者を巻き込むのはどう考えても違うでしょう。傲慢さもここまでくればいっそ褒めて差し上げたいですね」
割と言いたい放題の四人はいつの間にか運ばれていた食事にようやく手をつけた。重苦しい雰囲気にそぐわない料理を前になんとなく気が抜ける。
「でもここに来る途中でそんな話は聞かなかったけど?」
「ご一行が王都から出ていったから、それでさっさと話題変えたんだろ」
「嫌なことはさっさと忘れるってか」
「お前だってつまんねえこととか大抵忘れるだろうが」
「覚えていてもなんになるってんだよ」
「はは、違いねえ。とまあ、お前らがいねえ間に起こったことだ」
話を締めくくり、ゼノンはパンを貪る。それを皮切りにそれぞれが食事を進めていく中、緋夜はゼノンからもたらされた情報を反芻していた。
つい最近まで王都にいたということは近いうちに鉢合わせって可能性もある。緋夜としてはできれば会いたくはないのだが、行動パターンがわからない以上は完全に回避するのは難しいだろう。そこまで考えて緋夜はそういえば、と首を傾げた。
「ところでゼノン。その探している人の名前って何か言ってた?」
「ん? ああ、確か……セルビア・キサラギって言ってたっけっかな」
「容姿は?」
「それが……どんな容姿してるんだって聞いた奴がいたんだが……名前と後は魔法使いだってこと以外情報がないって言われたらしい」
「そう……」
名前は判るが容姿が判らない=とことん興味がなかった、という状況に緋夜は内心ため息をつく。はじめから期待などしてはいなかったがここまで無関心だとはいっそ清々しいとすら思ってしまった。
(…………まあ、下手に関心持たれるよりは、放置の方がありがたい、か……)
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