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壱 出会いの章
46話 久しぶりの王都
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ーー???
「あ~あ、遂に裏切っちゃったね」
「呑気にしている場合じゃねえよ! あの野郎っ……!」
「落ち着きなさいな。もう過ぎたことなのですわよ」
「だがこのまま野放しにはできんだろう。如何する?」
その場に集った十二人が口々に言い合う中、一人の男が笑みを浮かべた。
「何をそんなに気にする必要がある? あれは俺たちから外れたんだ。裏切り者に対する制裁などひとつしかないだろう」
男はもういない同胞を想い残酷に嗤う。
「我らが主に永遠の真愛を」
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
クリサンセマムでのあれこれが終わり、新たに加わったメディセインと共に王都へと戻ってきた緋夜達は王都で宿泊していた宿を訪れる。宿の女将・リンダは緋夜達を見て目を見開いた。
「おやヒヨにガイじゃないか! クリサンセマムから帰ってきたんだね。……そっちのえーっと、男? はなんだい?」
「「プッ……」」
「……疑問を抱いていただかなくとも男ですよ」
性別不詳の中性的な容姿をしているメディセインはめでたくリンダに誤認され顔を引き攣らせる。緋夜とガイはその様子にひっそりと横を向いて肩を震わせた。
「……お二人とも楽しそうですね」
「ごめんごめん」
「もう少し筋肉つけりゃいいだろ」
「私は特異体質でこれ以上肉がつかないんです」
「なんか羨ましい……」
「私は嬉しくないんですけどね」
気安く会話をする三人にリンダは驚きを隠せないかのように訊ねた。
「あんた達……」
「ん? ああ彼はメディセイン。この度パーティに加わった蛇の獣人です」
「はじめまして、メディセインと申します。以後お見知りおきを」
「し、新メンバーだって!? あんたたちにかい!?」
リンダの驚愕の声は宿中に響き渡り、周囲にいた者達の視線を集めた。緋夜達を知っている者達とそうでない者達とでは反応が異なるが、リンダが驚愕したということで何かを感じ取った者もいるようだ。
「そんなに驚きますか」
「そんなって……あんたやっぱりなんかズレている気がするねえ」
「いいではないですか。それよりも部屋は空いていますか?」
「ああ、空いてるよ。二部屋だけだけど」
「ヒヨさんは一人で使ってください。私はガイさんと同室で結構ですから」
「……ふん」
メディセインの言葉にガイは不機嫌そうにするものの文句は言わなかったため同意ということだろう。そんなメディセインにリンダは若干目を見開く。
「へえ……意外と紳士的じゃないか。普通の冒険者は女性って方面で気を遣ったりしないのに」
「? そういうものなんですか?」
「まあね。ゼノンのところには顔出したのかい?」
「いえ、これからですよ」
「そうかい。じゃあ部屋に案内するよ」
「ありがとうございます」
案内された部屋で軽く荷解きを終えた三人はその足でギルドへと向かった。季節の変わり目だからなのか以前と比べて雰囲気やお店の品揃えが変わっていた。
「品揃えとか変わってるね」
「まあ、季節が変わるからな」
「肌寒くなってきましたよね」
「そうかな」
「もともと私の種族は空気に敏感なんですよ。なので些細な温度変化でも感じ取れるんです」
「へえ、さすがヘビってところかな」
「そう言っていただけると嬉しいです」
時々買い食いをしながらギルドへ向かっていると前方に見覚えのある後ろ姿を見つける。
「シュライヤさん」
見覚えのある金髪の男性ーーシュライヤはゆっくり振り向くと緋夜達を見て目を輝かせながら駆け寄ってくる。
「あ~ら~久しぶりじゃない! クリサンセマムに行ってたんですってね? どうだった~?」
「楽しかったですよ」
「そう? よかったわ~ガイちゃんも久しぶり」
「うぜえ」
「もう! 相変わらず辛辣なんだからん! あんまりツンケンしてると恋人ができないわよ」
「余計なお世話だ。カマ野郎」
「ウフフ~」
相変わらずの口調で喋っていたシュライヤはメディセインに視線を止めると首を傾げた。
「あ、あら? どちら様かしら?」
「新しいパーティメンバーのメディセインです」
「新メンバー!? アンタ達に!? これ以上戦力を増やしてどうするの!」
「普通に冒険者活動するだけですけど」
「……普通って……まあいいわ。でもそうなると彼の装備はアタシのお店で作るのかしら?」
「……そうですね。そうなるでしょう。何せガイが案内する店ですから」
「そうよね。アタシってばガイちゃんを虜にするくらい腕利きだもの」
「誰が虜になってんだよ」
速攻でガイの否定が入るもののシュライヤは柳に風で流していた。仲良さげな様子にメディセインは緋夜達とシュライヤを見比べる。
「ヒヨさん、あの」
「ああ、ごめん。彼は道具屋を営むシュライヤさん」
「シュライヤよ。よろしくね~」
「これはご丁寧に。メディセインと申します。こちらこそよろしくお願いします」
「それにしてもあなた白いわね~ガイちゃんと正反対だわ」
「面白いですよね。ヒヨさんは赤いですし」
「三人並ぶとすっごく目立つわ。これならどこにいても見つけられそう」
「おや、それはいいですね。……ところで私の装備がどうのと仰っていましたが」
「うん。シュライヤさんに頼もうと思ってる。私の装備もシュライヤさんの製作だし」
「それはありがたいですね。是非お願いしたいです」
「任せてちょうだい。色は……白でいいかしら?」
「ええ。構いませんよ」
「わかったわ。他に何か希望はあるかしら?」
「そうですね。できれば暗器やナイフを隠せるような仕様にしてもらいたいです。あとは特に希望はありません」
「は~い、素材は……ガイちゃんのもの?」
「あー……素材は、どうしようか」
「私はできればガイさんに素材提供をお願いしたいのですが」
「ああ」
「……はい?」
冗談で言ったつもりだったのか、メディセインはガイの即答に一瞬固まり、緋夜もガイに視線を向ける一方シュライヤは目を輝かせた。ガイの素材を使用できるという理由だろう。
「ですが、貴重なものばかりでしょう? そう簡単に渡してしまっていいのですか?」
「欲しけりゃまた取ってくる」
「「……」」
こともな気にさらりと言ったガイに緋夜とメディセインは無言になった。ガイの素材の中には伝説に近いレベルのものもあるのだが、それを取るには冒険者のランクは最低でもA以上でなければ不可能一瞬で全滅するほど困難なのだが……それを取って来ればいい、とあっさり言えば無言にもなろうというものである。
「……まあ、ガイさんがいいのなら。あ、代金は私が払いますから大丈夫です」
「あらそう? まあ私はガイちゃんの素材使って製作できるのは嬉しいしお金さえちゃんと払ってくれれば文句はないわ」
その後、細かいところを話し終えた緋夜達がギルドの扉を開けると一気に視線が集中した。緋夜達が戻ってきたことが既に知れているのだろう。そんな視線の海を平然と渡り、お目当ての人物……ゼノンの前で立ち止まる。
「おお、お前ら戻ってきたのか!」
「うん。ついさっきね」
「クリサンセマムはどうだった?」
「楽しかったよ」
「そいつはよかった! なんかクリサンセマムで変なこと起こってるって聞いてよ。心配してたんだが、元気そうでよかった」
どうやらクリサンセマムの騒動は王都でも耳に入っていたらしく心配してくれていたようだ。ゼノン目には安堵の色が浮かんでいる。
「心配ありがとう」
「まあ、ガイもいるしよっぽど変なことにならねえ限り大丈夫だろうがな」
「そうだね」
「今日戻ってきたってことは、依頼は受けねえんだろ?」
「うん。依頼は受けないけど、用事があってね。早い方がいいから」
「あ?」
用事という言葉に一瞬首を傾げたゼノンはふと全身白い中性的な容姿の人物に目を向ける。
「用事ってのは……そっちの白い奴のことか?」
「うん」
「新人の付き添いか?」
「いや、パーティの更新」
「……は?」
緋夜の言葉にゼノンは呆けた顔をした。一瞬なにを言ったのか理解できなかったのだろう。首をぎこちなく動かし、ずっと笑みを浮かべている線の細い怪しい雰囲気の人物へと顔を向けた。
「嬢ちゃん……パーティ更新ってのは」
「メディセインを新たに加えることにした」
「……誰を?」
「この人を」
「誰のパーティに?」
「私達」
「……」
「……」
ゼノンはしばし無言になり、そして。
「はあああああああっ!!!???」
ギルド内にいる者達の耳を壊しかねないほど絶叫した。
「あ~あ、遂に裏切っちゃったね」
「呑気にしている場合じゃねえよ! あの野郎っ……!」
「落ち着きなさいな。もう過ぎたことなのですわよ」
「だがこのまま野放しにはできんだろう。如何する?」
その場に集った十二人が口々に言い合う中、一人の男が笑みを浮かべた。
「何をそんなに気にする必要がある? あれは俺たちから外れたんだ。裏切り者に対する制裁などひとつしかないだろう」
男はもういない同胞を想い残酷に嗤う。
「我らが主に永遠の真愛を」
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「おやヒヨにガイじゃないか! クリサンセマムから帰ってきたんだね。……そっちのえーっと、男? はなんだい?」
「「プッ……」」
「……疑問を抱いていただかなくとも男ですよ」
性別不詳の中性的な容姿をしているメディセインはめでたくリンダに誤認され顔を引き攣らせる。緋夜とガイはその様子にひっそりと横を向いて肩を震わせた。
「……お二人とも楽しそうですね」
「ごめんごめん」
「もう少し筋肉つけりゃいいだろ」
「私は特異体質でこれ以上肉がつかないんです」
「なんか羨ましい……」
「私は嬉しくないんですけどね」
気安く会話をする三人にリンダは驚きを隠せないかのように訊ねた。
「あんた達……」
「ん? ああ彼はメディセイン。この度パーティに加わった蛇の獣人です」
「はじめまして、メディセインと申します。以後お見知りおきを」
「し、新メンバーだって!? あんたたちにかい!?」
リンダの驚愕の声は宿中に響き渡り、周囲にいた者達の視線を集めた。緋夜達を知っている者達とそうでない者達とでは反応が異なるが、リンダが驚愕したということで何かを感じ取った者もいるようだ。
「そんなに驚きますか」
「そんなって……あんたやっぱりなんかズレている気がするねえ」
「いいではないですか。それよりも部屋は空いていますか?」
「ああ、空いてるよ。二部屋だけだけど」
「ヒヨさんは一人で使ってください。私はガイさんと同室で結構ですから」
「……ふん」
メディセインの言葉にガイは不機嫌そうにするものの文句は言わなかったため同意ということだろう。そんなメディセインにリンダは若干目を見開く。
「へえ……意外と紳士的じゃないか。普通の冒険者は女性って方面で気を遣ったりしないのに」
「? そういうものなんですか?」
「まあね。ゼノンのところには顔出したのかい?」
「いえ、これからですよ」
「そうかい。じゃあ部屋に案内するよ」
「ありがとうございます」
案内された部屋で軽く荷解きを終えた三人はその足でギルドへと向かった。季節の変わり目だからなのか以前と比べて雰囲気やお店の品揃えが変わっていた。
「品揃えとか変わってるね」
「まあ、季節が変わるからな」
「肌寒くなってきましたよね」
「そうかな」
「もともと私の種族は空気に敏感なんですよ。なので些細な温度変化でも感じ取れるんです」
「へえ、さすがヘビってところかな」
「そう言っていただけると嬉しいです」
時々買い食いをしながらギルドへ向かっていると前方に見覚えのある後ろ姿を見つける。
「シュライヤさん」
見覚えのある金髪の男性ーーシュライヤはゆっくり振り向くと緋夜達を見て目を輝かせながら駆け寄ってくる。
「あ~ら~久しぶりじゃない! クリサンセマムに行ってたんですってね? どうだった~?」
「楽しかったですよ」
「そう? よかったわ~ガイちゃんも久しぶり」
「うぜえ」
「もう! 相変わらず辛辣なんだからん! あんまりツンケンしてると恋人ができないわよ」
「余計なお世話だ。カマ野郎」
「ウフフ~」
相変わらずの口調で喋っていたシュライヤはメディセインに視線を止めると首を傾げた。
「あ、あら? どちら様かしら?」
「新しいパーティメンバーのメディセインです」
「新メンバー!? アンタ達に!? これ以上戦力を増やしてどうするの!」
「普通に冒険者活動するだけですけど」
「……普通って……まあいいわ。でもそうなると彼の装備はアタシのお店で作るのかしら?」
「……そうですね。そうなるでしょう。何せガイが案内する店ですから」
「そうよね。アタシってばガイちゃんを虜にするくらい腕利きだもの」
「誰が虜になってんだよ」
速攻でガイの否定が入るもののシュライヤは柳に風で流していた。仲良さげな様子にメディセインは緋夜達とシュライヤを見比べる。
「ヒヨさん、あの」
「ああ、ごめん。彼は道具屋を営むシュライヤさん」
「シュライヤよ。よろしくね~」
「これはご丁寧に。メディセインと申します。こちらこそよろしくお願いします」
「それにしてもあなた白いわね~ガイちゃんと正反対だわ」
「面白いですよね。ヒヨさんは赤いですし」
「三人並ぶとすっごく目立つわ。これならどこにいても見つけられそう」
「おや、それはいいですね。……ところで私の装備がどうのと仰っていましたが」
「うん。シュライヤさんに頼もうと思ってる。私の装備もシュライヤさんの製作だし」
「それはありがたいですね。是非お願いしたいです」
「任せてちょうだい。色は……白でいいかしら?」
「ええ。構いませんよ」
「わかったわ。他に何か希望はあるかしら?」
「そうですね。できれば暗器やナイフを隠せるような仕様にしてもらいたいです。あとは特に希望はありません」
「は~い、素材は……ガイちゃんのもの?」
「あー……素材は、どうしようか」
「私はできればガイさんに素材提供をお願いしたいのですが」
「ああ」
「……はい?」
冗談で言ったつもりだったのか、メディセインはガイの即答に一瞬固まり、緋夜もガイに視線を向ける一方シュライヤは目を輝かせた。ガイの素材を使用できるという理由だろう。
「ですが、貴重なものばかりでしょう? そう簡単に渡してしまっていいのですか?」
「欲しけりゃまた取ってくる」
「「……」」
こともな気にさらりと言ったガイに緋夜とメディセインは無言になった。ガイの素材の中には伝説に近いレベルのものもあるのだが、それを取るには冒険者のランクは最低でもA以上でなければ不可能一瞬で全滅するほど困難なのだが……それを取って来ればいい、とあっさり言えば無言にもなろうというものである。
「……まあ、ガイさんがいいのなら。あ、代金は私が払いますから大丈夫です」
「あらそう? まあ私はガイちゃんの素材使って製作できるのは嬉しいしお金さえちゃんと払ってくれれば文句はないわ」
その後、細かいところを話し終えた緋夜達がギルドの扉を開けると一気に視線が集中した。緋夜達が戻ってきたことが既に知れているのだろう。そんな視線の海を平然と渡り、お目当ての人物……ゼノンの前で立ち止まる。
「おお、お前ら戻ってきたのか!」
「うん。ついさっきね」
「クリサンセマムはどうだった?」
「楽しかったよ」
「そいつはよかった! なんかクリサンセマムで変なこと起こってるって聞いてよ。心配してたんだが、元気そうでよかった」
どうやらクリサンセマムの騒動は王都でも耳に入っていたらしく心配してくれていたようだ。ゼノン目には安堵の色が浮かんでいる。
「心配ありがとう」
「まあ、ガイもいるしよっぽど変なことにならねえ限り大丈夫だろうがな」
「そうだね」
「今日戻ってきたってことは、依頼は受けねえんだろ?」
「うん。依頼は受けないけど、用事があってね。早い方がいいから」
「あ?」
用事という言葉に一瞬首を傾げたゼノンはふと全身白い中性的な容姿の人物に目を向ける。
「用事ってのは……そっちの白い奴のことか?」
「うん」
「新人の付き添いか?」
「いや、パーティの更新」
「……は?」
緋夜の言葉にゼノンは呆けた顔をした。一瞬なにを言ったのか理解できなかったのだろう。首をぎこちなく動かし、ずっと笑みを浮かべている線の細い怪しい雰囲気の人物へと顔を向けた。
「嬢ちゃん……パーティ更新ってのは」
「メディセインを新たに加えることにした」
「……誰を?」
「この人を」
「誰のパーティに?」
「私達」
「……」
「……」
ゼノンはしばし無言になり、そして。
「はあああああああっ!!!???」
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