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壱 出会いの章
43話 崩れる仮面と暴かれる罪
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オニキスとクリフォード侯爵の鋭い視線に狼狽えながらモルドール侯爵はなんとか言葉を返す。
「誤解です殿下。この国に忠誠を捧げている我がモルドールが銀の密輸などという大罪に手を出すわけがありません!」
「では今お前の手にあるものはなんだ? それこそがお前が罪を犯したという証拠ではないか」
「これはっ……! この男がでっち上げたものでして、私には全く身に覚えがございません!」
「……ほう」
オニキスの目が更に鋭さを帯び、同時に周囲の空気も冷えていく中、側近の一人が書類を取り出した。
「ではこの書類を見てもそう言えるか?」
「それは……」
「これは商人達の証言と実際の取引内容書面と取引を行なった際に生じた金銭のやり取りを明記したものだ。……私直々にな」
「なっ……!」
モルドール侯爵は言葉を失った。メディセインやレイーブ伯爵が突きつけた書類はでっち上げだと言えるのだろうが、自国の王子自らがまとめた書類にケチをつけることはできない。それは王族であるオニキスに疑惑を向けることと同義だからだ。
王族という強力すぎる味方を得たレイーブ伯爵にモルドール侯爵は今までの表情を変えレイーブ伯爵に憎悪の目を向けた。
「まさか殿下を巻き込むとは……卑怯者に成り下がったか!」
「そんなふうに言われる覚えはない。国を裏切り己の私欲に溺れた者にはな」
「貴様っ……!」
モルドール侯爵の声を荒げる姿に周囲は信じられないものを見る目で見つめていた。
「本当にモルドール侯爵なのか……?」
「あの侯爵が声を荒げるなんて……」
「信じられない……」
貴族達がヒソヒソと話し始めたことで我に返ったモルドール侯爵は己が失態を悟り、動揺を見せ始める。そんな姿を見てレイーブ伯爵とクリフォード侯爵は静かに見つめていた。
「……ようやく化けの皮が剥がれてきたな、モルドール侯爵よ」
「これまで多くの貴族を欺き裏では卑劣な行いに手を染めてきた。自分達の欲のためにな」
レイーブ伯爵とクリフォード侯爵の言葉にモルドール侯爵は口をつぐむ。
「さて、今一度問おう。ここに集った書類に偽りはあるか?」
ピリついた空気が流れ、誰もが息を呑む中でモルドール侯爵がゆっくりと口を開く。
「……偽りは、ございません」
モルドール侯爵の自白にそれまでの空気を壊すかのように貴族達が騒ぎ出した。
「なんてこと……」
「モルドール侯爵が、銀の密輸を行うとは……」
「モルドール侯爵家も落ちぶれましたわね……」
「あの侯爵が」
モルドール侯爵への非難が次第に伝染していき、会場はモルドール侯爵への失望と侮蔑に包まれた。
「静粛に」
オニキスの一言で周囲が再び沈黙した。訪れた静寂の中、オニキスは冷たい声をモルドール侯爵へと浴びせる。
「銀の密輸は国家を揺るがしかねないほどの重罪だ。それは理解できていただろう」
オニキスの言葉にモルドール侯爵はゆっくりと顔を上げる。そこにあったのは貴族としての顔ではなかった。闇と欲に塗れた罪人の顔だ。
「それがどうしましたか? 殿下」
「何?」
「たかが銀如きで大袈裟なんですよ。何をそんなに大事にしているんだかわかりませんね」
「……お前、自分が何を言っているのかわかっているのか」
「クリフォード侯爵よ。お前がいけないのだぞ? 大人しく私にクリサンセマムを明け渡していればわざわざあんな面倒なことをしなくて済んだのだからな」
「……やはりここ最近クリサンセマムで起こっている騒動の数々は貴殿の仕業でしたか」
「ああ。腕のいい者を使い騒動を起こしたのだが……見事に台無しにしてくれたものだ!」
「魔法弾を使い民に怪我を負わせ、生活に困窮している者達の家族を人質に誘拐騒動を起こす……そんな蛮行を我が領地で赦すはずはないでしょう」
魔法弾とは地球で言うところの手榴弾である。殺傷能力のあるものから混乱目的の閃光弾や催涙弾のようなものも存在している。しかしそれらはすべて魔法を使用するため魔法弾という言葉に周囲は顔を引き攣らせた。
「そんなものまで持ち出していたとは……いつの間にか随分と落ちぶれたものだなモルドール侯爵よ」
「なんとでも。どうせ処罰は免れないのです。今更恐れるものなどありませんよ……」
そう言うモルドール侯爵の目には一切の後悔や恐怖は浮かんでおらず、その姿は潔さではない不気味さがあった。
「だが、よく私のところまで辿り着けたな? 腕のいい者を使ったのだが、チャンスを上げたというのに……所詮は虫ケラ。役立たずが!」
『腕のいい者』というのはおそらくメディセインのことだろう。だが、メディセインはレイーブ伯爵の依頼を受けてモルドール侯爵邸に潜入していたスパイだ。よってモルドール侯爵の言っていることはただのお門違いでしかないのだが、モルドール侯爵は知らないため、罵倒が出てくるのだろう。まさか自分の命令で破滅へと導かれるとは思うまい。
そんなモルドール侯爵の言葉を聞いたメディセインは内心大笑いだったに違いない。
モルドール侯爵が吐き捨てた言葉にクリフォード侯爵、レイーブ伯爵、そしてオニキス一行は嫌悪の眼差しを向ける。その時、それまでおとなしかったガゼスがため息を吐きながらモルドール侯爵の前に立った。
「いい加減になされよ」
「貴様は下がっておれ!」
怒りに任せてガゼスを押し退けようとしたーー
「だから、いい加減にしろと言っただろうがこの耄碌じじいが!」
……が、一瞬のうちにガゼスがモルドール侯爵を床へと叩きつけ、オニキスへと向き直った。
「来るのが少々遅いのでは? 殿下」
「仕方ないだろう。お前こそ私がいない間にだいぶ好き勝手やっていたようだが」
「殿下が止めたおかげで退屈になったのですよ。それなのに兄上達からの返事ときたら……完全に面白がっていましたし」
「それは失礼」
「あれは笑いたくもなるぞ。いや~優秀な弟でよかったよかった」
突然始まった和やかな会話は場の空気を見事にぶち壊し周囲が呆気にとられるなか、ごく一部の者達はひっそりと横を向き、肩を震わせる。
「な……ガゼス、お前は……何を言っている?」
「何を勘違いしてるのか知らないが俺は元々オニキス殿下の臣下だ」
「何っ!?」
「殿下が諸外国を回っている間、俺がこの国の監視役だったのだ。そんな状況下で好き勝手悪事を始めたからな。殿下に報告させてもらったのだ」
「なかなかの名演技だったぜガゼス」
「はあ……」
ニヤニヤしながら兄の一人に褒められたガゼスは徐にため息をついた。
しかし今だに状況が掴めていないらしくざわついている周囲を見回すとガゼスの兄はわざとらしく苦笑した。
「やれやれ、どうやらネタバレが必要なようですね」
「だな。いいでしょうか殿下」
「そうだな。どうやらモルドール侯爵も理解が追いついていないようだ。場を静めるためにも説明は必要だろう」
オニキスの言葉を皮切りにモルドール侯爵子息三人から今回の件における盛大なネタバレが行われた。
曰く、モルドール侯爵の子息三人はオニキスの側近としてオニキスと共に諸外国へ行く予定だった。しかし愛国心溢れるオニキスは自分の側近のうち二人を連絡役として国に残した。それがガゼスと、レイーブ伯爵子息であるエルメスだった。
二人は互いに歪み合うそぶりを見せつつも密かに連絡を取り合い、オニキスに内情を定期的に報告していた。そしてガゼスが父親であるモルドール侯爵の悪事を知り、エルメスと共にオニキスへと報告し、確固たる証拠を得るためオニキスが動いた。
オニキスが動き出したと同時にレイーブ伯爵が掃除屋を雇いモルドール侯爵邸へと潜入させガゼスの協力者とした。
そして二人が得た証拠と共に断罪する場としてレイーブ伯爵主催のパーティーを開催。モルドール侯爵の被害を受けていたクリフォード侯爵も加え、この場を整えた。
「後はこの会場で起こった通りだ」
「実に計画通りでとても嬉しかったですよ」
「最後の最後まで貧乏くじだった気がするが……」
「ですから最高の見せ場を作ったではないですか」
「笑いながら言っても説得力ないですよ」
予想外の暴露に会場中が驚きを隠せないでいるなか、モルドール侯爵だけが微動だにせずじっと自分の息子達を見つめていた。
「……なるほどな。どうやら三人揃って愚かだったようだ」
「「「あなたに言われたくない」」」
子息三人がモルドール侯爵の言葉に嫌悪を露わな言葉を重ねた。
「……さて、もういいでしょう。自白にいただきましたし、証拠もありますので、さっさと拘束してしまいましょう」
「そうだな……モルドール侯爵を拘束しろ」
オニキスの言葉に側近達が動こうとしたその時ーー
「クククッ……ハハハハハハハ!!!!!」
モルドール侯爵が狂ったように笑い出し、そしてーー
「そうはいきませんな殿下! あなた方は私と共に死んでもらいますよ!!!!!」
モルドール侯爵が吠えると同時にポケットから取り出したのは……
「魔法弾!」
ガゼスの言葉に側近達はオニキスを囲み、会場にいた護衛は一斉に動き出す。そして
「さあ! 共に地獄へ参ろうぞ!!!!!」
モルドール侯爵が笑いながら魔法弾を放り投げたーー
「誤解です殿下。この国に忠誠を捧げている我がモルドールが銀の密輸などという大罪に手を出すわけがありません!」
「では今お前の手にあるものはなんだ? それこそがお前が罪を犯したという証拠ではないか」
「これはっ……! この男がでっち上げたものでして、私には全く身に覚えがございません!」
「……ほう」
オニキスの目が更に鋭さを帯び、同時に周囲の空気も冷えていく中、側近の一人が書類を取り出した。
「ではこの書類を見てもそう言えるか?」
「それは……」
「これは商人達の証言と実際の取引内容書面と取引を行なった際に生じた金銭のやり取りを明記したものだ。……私直々にな」
「なっ……!」
モルドール侯爵は言葉を失った。メディセインやレイーブ伯爵が突きつけた書類はでっち上げだと言えるのだろうが、自国の王子自らがまとめた書類にケチをつけることはできない。それは王族であるオニキスに疑惑を向けることと同義だからだ。
王族という強力すぎる味方を得たレイーブ伯爵にモルドール侯爵は今までの表情を変えレイーブ伯爵に憎悪の目を向けた。
「まさか殿下を巻き込むとは……卑怯者に成り下がったか!」
「そんなふうに言われる覚えはない。国を裏切り己の私欲に溺れた者にはな」
「貴様っ……!」
モルドール侯爵の声を荒げる姿に周囲は信じられないものを見る目で見つめていた。
「本当にモルドール侯爵なのか……?」
「あの侯爵が声を荒げるなんて……」
「信じられない……」
貴族達がヒソヒソと話し始めたことで我に返ったモルドール侯爵は己が失態を悟り、動揺を見せ始める。そんな姿を見てレイーブ伯爵とクリフォード侯爵は静かに見つめていた。
「……ようやく化けの皮が剥がれてきたな、モルドール侯爵よ」
「これまで多くの貴族を欺き裏では卑劣な行いに手を染めてきた。自分達の欲のためにな」
レイーブ伯爵とクリフォード侯爵の言葉にモルドール侯爵は口をつぐむ。
「さて、今一度問おう。ここに集った書類に偽りはあるか?」
ピリついた空気が流れ、誰もが息を呑む中でモルドール侯爵がゆっくりと口を開く。
「……偽りは、ございません」
モルドール侯爵の自白にそれまでの空気を壊すかのように貴族達が騒ぎ出した。
「なんてこと……」
「モルドール侯爵が、銀の密輸を行うとは……」
「モルドール侯爵家も落ちぶれましたわね……」
「あの侯爵が」
モルドール侯爵への非難が次第に伝染していき、会場はモルドール侯爵への失望と侮蔑に包まれた。
「静粛に」
オニキスの一言で周囲が再び沈黙した。訪れた静寂の中、オニキスは冷たい声をモルドール侯爵へと浴びせる。
「銀の密輸は国家を揺るがしかねないほどの重罪だ。それは理解できていただろう」
オニキスの言葉にモルドール侯爵はゆっくりと顔を上げる。そこにあったのは貴族としての顔ではなかった。闇と欲に塗れた罪人の顔だ。
「それがどうしましたか? 殿下」
「何?」
「たかが銀如きで大袈裟なんですよ。何をそんなに大事にしているんだかわかりませんね」
「……お前、自分が何を言っているのかわかっているのか」
「クリフォード侯爵よ。お前がいけないのだぞ? 大人しく私にクリサンセマムを明け渡していればわざわざあんな面倒なことをしなくて済んだのだからな」
「……やはりここ最近クリサンセマムで起こっている騒動の数々は貴殿の仕業でしたか」
「ああ。腕のいい者を使い騒動を起こしたのだが……見事に台無しにしてくれたものだ!」
「魔法弾を使い民に怪我を負わせ、生活に困窮している者達の家族を人質に誘拐騒動を起こす……そんな蛮行を我が領地で赦すはずはないでしょう」
魔法弾とは地球で言うところの手榴弾である。殺傷能力のあるものから混乱目的の閃光弾や催涙弾のようなものも存在している。しかしそれらはすべて魔法を使用するため魔法弾という言葉に周囲は顔を引き攣らせた。
「そんなものまで持ち出していたとは……いつの間にか随分と落ちぶれたものだなモルドール侯爵よ」
「なんとでも。どうせ処罰は免れないのです。今更恐れるものなどありませんよ……」
そう言うモルドール侯爵の目には一切の後悔や恐怖は浮かんでおらず、その姿は潔さではない不気味さがあった。
「だが、よく私のところまで辿り着けたな? 腕のいい者を使ったのだが、チャンスを上げたというのに……所詮は虫ケラ。役立たずが!」
『腕のいい者』というのはおそらくメディセインのことだろう。だが、メディセインはレイーブ伯爵の依頼を受けてモルドール侯爵邸に潜入していたスパイだ。よってモルドール侯爵の言っていることはただのお門違いでしかないのだが、モルドール侯爵は知らないため、罵倒が出てくるのだろう。まさか自分の命令で破滅へと導かれるとは思うまい。
そんなモルドール侯爵の言葉を聞いたメディセインは内心大笑いだったに違いない。
モルドール侯爵が吐き捨てた言葉にクリフォード侯爵、レイーブ伯爵、そしてオニキス一行は嫌悪の眼差しを向ける。その時、それまでおとなしかったガゼスがため息を吐きながらモルドール侯爵の前に立った。
「いい加減になされよ」
「貴様は下がっておれ!」
怒りに任せてガゼスを押し退けようとしたーー
「だから、いい加減にしろと言っただろうがこの耄碌じじいが!」
……が、一瞬のうちにガゼスがモルドール侯爵を床へと叩きつけ、オニキスへと向き直った。
「来るのが少々遅いのでは? 殿下」
「仕方ないだろう。お前こそ私がいない間にだいぶ好き勝手やっていたようだが」
「殿下が止めたおかげで退屈になったのですよ。それなのに兄上達からの返事ときたら……完全に面白がっていましたし」
「それは失礼」
「あれは笑いたくもなるぞ。いや~優秀な弟でよかったよかった」
突然始まった和やかな会話は場の空気を見事にぶち壊し周囲が呆気にとられるなか、ごく一部の者達はひっそりと横を向き、肩を震わせる。
「な……ガゼス、お前は……何を言っている?」
「何を勘違いしてるのか知らないが俺は元々オニキス殿下の臣下だ」
「何っ!?」
「殿下が諸外国を回っている間、俺がこの国の監視役だったのだ。そんな状況下で好き勝手悪事を始めたからな。殿下に報告させてもらったのだ」
「なかなかの名演技だったぜガゼス」
「はあ……」
ニヤニヤしながら兄の一人に褒められたガゼスは徐にため息をついた。
しかし今だに状況が掴めていないらしくざわついている周囲を見回すとガゼスの兄はわざとらしく苦笑した。
「やれやれ、どうやらネタバレが必要なようですね」
「だな。いいでしょうか殿下」
「そうだな。どうやらモルドール侯爵も理解が追いついていないようだ。場を静めるためにも説明は必要だろう」
オニキスの言葉を皮切りにモルドール侯爵子息三人から今回の件における盛大なネタバレが行われた。
曰く、モルドール侯爵の子息三人はオニキスの側近としてオニキスと共に諸外国へ行く予定だった。しかし愛国心溢れるオニキスは自分の側近のうち二人を連絡役として国に残した。それがガゼスと、レイーブ伯爵子息であるエルメスだった。
二人は互いに歪み合うそぶりを見せつつも密かに連絡を取り合い、オニキスに内情を定期的に報告していた。そしてガゼスが父親であるモルドール侯爵の悪事を知り、エルメスと共にオニキスへと報告し、確固たる証拠を得るためオニキスが動いた。
オニキスが動き出したと同時にレイーブ伯爵が掃除屋を雇いモルドール侯爵邸へと潜入させガゼスの協力者とした。
そして二人が得た証拠と共に断罪する場としてレイーブ伯爵主催のパーティーを開催。モルドール侯爵の被害を受けていたクリフォード侯爵も加え、この場を整えた。
「後はこの会場で起こった通りだ」
「実に計画通りでとても嬉しかったですよ」
「最後の最後まで貧乏くじだった気がするが……」
「ですから最高の見せ場を作ったではないですか」
「笑いながら言っても説得力ないですよ」
予想外の暴露に会場中が驚きを隠せないでいるなか、モルドール侯爵だけが微動だにせずじっと自分の息子達を見つめていた。
「……なるほどな。どうやら三人揃って愚かだったようだ」
「「「あなたに言われたくない」」」
子息三人がモルドール侯爵の言葉に嫌悪を露わな言葉を重ねた。
「……さて、もういいでしょう。自白にいただきましたし、証拠もありますので、さっさと拘束してしまいましょう」
「そうだな……モルドール侯爵を拘束しろ」
オニキスの言葉に側近達が動こうとしたその時ーー
「クククッ……ハハハハハハハ!!!!!」
モルドール侯爵が狂ったように笑い出し、そしてーー
「そうはいきませんな殿下! あなた方は私と共に死んでもらいますよ!!!!!」
モルドール侯爵が吠えると同時にポケットから取り出したのは……
「魔法弾!」
ガゼスの言葉に側近達はオニキスを囲み、会場にいた護衛は一斉に動き出す。そして
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