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六頁 サンビタリアに染まって
88話 第四王子の祝宴③
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おっふ、リベルタの原作スチル生公開来た~~~~~!!! スチルのエフェクトが! キラキラしている! ……じゃなくて。
やっと主役が登場したことによりやっと役目も終わりが見えてきた。ぶっちゃけ関わる気もないし機会も少ないからリベルタがファーストダンスを終えた後に形式上の挨拶を済ませてそのまま一曲踊ってしまえばあとはパーティ終盤まで護衛役に徹すれば終わりだ。帰りの馬車はアクナイトのものを用意している。さすがにアクナイトの馬車に何かを仕掛けるほど馬鹿じゃないだろうしな。
なんて考えているうちにリベルタの挨拶が始まった。リベルタの性格的にこういうの嫌がりそう……というかゲーム内ではめちゃくちゃ嫌がっていたんだがいざ本番となるとそつないものだ。まあ今日はクラルテも来ているから気合を入れているって感じかな。
さてリベルタの挨拶が終わった後はいよいよファーストダンスだ。リベルタには婚約者がいないので参加している女性たちの中から踊る相手を選ぶ。この場では絶対に女性を選ぶものである。たしかに後継者以外は同性婚が認められてはいるがパートナーがいない以上は異性を選ぶのが習わし。ゲームではリベルタルートではクラルテを選んでいたけどそれ以外ではこの場で最も位の高い令嬢を選んでいた。たしか五大公爵家のひとつ・レンテンローズ公爵家の令嬢アネモスだったかな。
「レンテンローズ公爵令嬢。貴女と踊れる栄誉をぜひ私に」
あ、ここは原作通りだな。レンテンローズ公爵家は五大公爵家の中で一番穏やかな一家だけど王室裁判長を代々務める一族なだけに犯罪に関してめちゃくちゃ厳しい者たちである。ぶっちゃけこの一族に睨まれたらまず国にはいられないと思ったほうがいい。因みにあの樽野郎を裁いたのも現レンテンローズ公爵だ。あの人にこにこ笑って罪状と判決を言い渡すからめっちゃ怖いんだよね。実はあの樽野郎の断罪場にとっ捕まえた当事者として俺もいたんだよね。もちろんあの樽野郎から見えない位置にね。下手な逆恨みされても困るし。だからあの人が断罪する場を直に見ていたのだ。その時俺は決めたんだ。何が何でも原作回避をしてやろうと。誰が好き好んであんな恐ろしい場に身を投げたいと思うんだ冗談じゃない。俺の! 平穏! 第一! ……なんて思っても原作の修正力なのか強制力なのかどう頑張っても原作のストーリーに関わってしまうという。…………もうため息しか出ないっての。
しっかしこんなにはっきりとリベルタの顔を見たけどやっぱり無駄に顔いいわ。しかも普段こういう行事めちゃくちゃ嫌がってエヴェイユたちに怒られているのに本番になるとガラッと雰囲気変わるんだからもはや詐欺だと思う。普段魔法魔術大好きで天真爛漫系のリベルタがキリっとしているこの場面のスチルはリベルタファンのみならず他のキャラ推しのユーザーたちもめっちゃ盛り上がっていた。兄貴もその一人だったし。もっとも俺が最初にスチルを見た感想はなんだこの詐欺師は!? である。
見目のいい王族のダンスシーンは否が応でも絵になるものでめっちゃ輝いている。ここまでくると腹立たしいっていう嫉妬すらわかないんだから不思議なものだ。
……さて、これが終わればいよいよ俺たちの番だ。どうか失敗しませんように。
「サンビタリア嬢。用意はいいか」
「……はい」
「君はサンビタリアだ。俯くことは許さない」
俺の言葉に若干不安になっていたらしいセレーナは一つ深呼吸をした後、強い光の燈った目で俺をまっすぐに見つめた。……これなら大丈夫だろう。
「シュヴァリエ。気負わなくていい。練習であれだけ踊れていたんだから自信を持て」
「ふん……あれだけご指導くださったどこかの誰かに恥をかかせるようなことはしないさ」
「……期待している」
楽し気に挑発しながら俺たちは二組に分かれてリベルタのダンスが終わったフロアに踊り出る。本日デビュタントの令嬢と学園以外では表に出たことのないシュヴァリエ・アクナイトの登場に会場から一気に視線を向けられた。失敗は許されないと俺はセレーナをリードしながら踊っていく。まさか転生して社交ダンスを踊る日が来るなんて夢にも思わなかったわ。……ダンスの練習中、適度な緊張は楽しいを増すアクセントだとアウルは言っていたけど、俺はまだその領域に達することはできない。まあでも体を動かすことが嫌いなわけでもないからな。……それに、俺が創ったアクセサリーがステップのたびに揺れるのは見ていて楽しいと思う。セレーナへの激励と妹への感謝のつもりで作ったものではあるがまあプラスに働いているようで安心した。
……もっともそんな楽しい空間を邪魔しようとする輩がいるんだけど。わざとこちらに近づいてくる輩、わざとぶつかるか、ステップを踏む要領で足を出して転ばせようとするか、はたまたアクセサリーを使ってドレスを傷つけようとするか……いずれにせよこんな場所でやるにはあまりにも無作法です。王族主催の祝宴の場でなにやってんだか。気づく人たちはふつうに気づくからね? ……どうせ例の方たちに頼まれでもしたのかご機嫌取りのために自らやってんのか知らないけど、俺が何の対策も立てていないわけないしそんなことをして妨害をするような輩を許すつもりもない。お互いの今後がかかっている以上こっちも向かってくる輩には喧嘩上等の精神状態なんだよ。……もっとも俺がどうにかする前にアウル、ルアルの二人が間に入って来るんだけど。ほんとよく動いてくれるよね。アウルなんて他国の人間なのに手を貸してくれているんだもん。さっきの無礼もあるしちゃんと借りは返さないとな。
そうやって踊っている間妨害しようとする刺客を躱していくたび、時々視界に入る面々が一瞬悔しそうにするのはなかなかに見物だった。
そうやって密かな攻撃を躱し、一曲目が無事終了。セレーナは晴れて社交界の仲間入りを果たした。
「社交界デビューおめでとうございます。セレーナ・サンビタリア侯爵令嬢」
「本日は私のパートナーとしてこの場にご参加くださりありがとうございますシュヴァリエ・アクナイト公爵子息様」
互いに挨拶を交わし、俺の役目は終わりを告げた。あとは彼女自身で乗り切らなければいけない。まあルアルの息がかかった令嬢、子息たちが守ってくれるらしいしなんとかなるだろ。あちらの息がかかった使用人たちは事前に潰してかわりにアクナイトの息がかかった人間を入れている。もちろん王族の許可は取ってますよ? あらかじめルアルが味方の子息令嬢の顔を把握させ今日はそういう人たちと踊るようにと言いつけている。
「ダンスが終わったところで主役に挨拶へ行こうか」
「そうだな」
ついに攻略対象リベルタと本格的に対面か。……正直に言えば滅茶苦茶逃げたい。だけど相手は王族だから不可能という。はあ……サラッと終わらせますか。
……なんて思っていたのですが!
「初めましてリベルタ・イル・ツヴィトークです! 貴方のことはエヴェイユ兄さまやクラルテから聞いています! ぼ、私ともぜひ仲良くしてください!」
とまあ、なんとも元気なお言葉を頂戴しました。嫌ですなんていえないんですわ。立場的にも場所的にも。というかこんなにぐいぐいくるなんていったいどうなっているんだ。しかもなんか……耳としっぽが見える気がする……幻覚、だよな?
「殿下。そんなに食らいついてはシュヴァリエが困ってしまいますよ」
「おっとそうだったそうだった」
さすがに近すぎたと思ったのかリベルタが一歩下がる。因みにここまでの行動に一切の悪気も悪意もない。ほんとうにクラルテと似たタイプだ。
「学年が違うぶんあまり話す機会はないけど一杯お話したいです。これからよろしくお願いしますねアクナイト第二公子!」
「……はい」
なんとかそれだけ言って俺はその場を後にした。多分あの感じだと今後クラルテと一緒に遭遇する可能性が高い。むしろなんで今まで絡んでこなかったんだ? 俺としてはありがたいけどね。……まあいいや、主役への挨拶は終わったしどうするかな。俺は公爵家の人間だから早く帰れないんだよな。ほんと用事があるわけでもないんだからさっさと帰っちゃだめなの? 踊るのも嫌だし時間が来るまで控室にでも行っておくか……それに、さっきから変な視線がこっちに向いているしね。あれで隠しているつもりとか……舐められてんなぁ。
「……シュヴァリエ?」
「何でもない。ただ以前貸してくれた本に埃が積もっていて掃わないといけないから返すのは後にしてほしいと思っただけだ」
「……わかった。なるべく早く返せよ?」
「ああ。ただ数が多いから少し人数がいるかもしれないが」
「それなら問題ない。すでに準備はできている」
「そうか。……少し外の空気を吸ってくる」
「ああ。……気をつけろよ」
あ~あ、さっさと部屋に戻って休みたい。
会場を出てそのままアクナイト公爵家に用意された部屋へ向かった。
やっと主役が登場したことによりやっと役目も終わりが見えてきた。ぶっちゃけ関わる気もないし機会も少ないからリベルタがファーストダンスを終えた後に形式上の挨拶を済ませてそのまま一曲踊ってしまえばあとはパーティ終盤まで護衛役に徹すれば終わりだ。帰りの馬車はアクナイトのものを用意している。さすがにアクナイトの馬車に何かを仕掛けるほど馬鹿じゃないだろうしな。
なんて考えているうちにリベルタの挨拶が始まった。リベルタの性格的にこういうの嫌がりそう……というかゲーム内ではめちゃくちゃ嫌がっていたんだがいざ本番となるとそつないものだ。まあ今日はクラルテも来ているから気合を入れているって感じかな。
さてリベルタの挨拶が終わった後はいよいよファーストダンスだ。リベルタには婚約者がいないので参加している女性たちの中から踊る相手を選ぶ。この場では絶対に女性を選ぶものである。たしかに後継者以外は同性婚が認められてはいるがパートナーがいない以上は異性を選ぶのが習わし。ゲームではリベルタルートではクラルテを選んでいたけどそれ以外ではこの場で最も位の高い令嬢を選んでいた。たしか五大公爵家のひとつ・レンテンローズ公爵家の令嬢アネモスだったかな。
「レンテンローズ公爵令嬢。貴女と踊れる栄誉をぜひ私に」
あ、ここは原作通りだな。レンテンローズ公爵家は五大公爵家の中で一番穏やかな一家だけど王室裁判長を代々務める一族なだけに犯罪に関してめちゃくちゃ厳しい者たちである。ぶっちゃけこの一族に睨まれたらまず国にはいられないと思ったほうがいい。因みにあの樽野郎を裁いたのも現レンテンローズ公爵だ。あの人にこにこ笑って罪状と判決を言い渡すからめっちゃ怖いんだよね。実はあの樽野郎の断罪場にとっ捕まえた当事者として俺もいたんだよね。もちろんあの樽野郎から見えない位置にね。下手な逆恨みされても困るし。だからあの人が断罪する場を直に見ていたのだ。その時俺は決めたんだ。何が何でも原作回避をしてやろうと。誰が好き好んであんな恐ろしい場に身を投げたいと思うんだ冗談じゃない。俺の! 平穏! 第一! ……なんて思っても原作の修正力なのか強制力なのかどう頑張っても原作のストーリーに関わってしまうという。…………もうため息しか出ないっての。
しっかしこんなにはっきりとリベルタの顔を見たけどやっぱり無駄に顔いいわ。しかも普段こういう行事めちゃくちゃ嫌がってエヴェイユたちに怒られているのに本番になるとガラッと雰囲気変わるんだからもはや詐欺だと思う。普段魔法魔術大好きで天真爛漫系のリベルタがキリっとしているこの場面のスチルはリベルタファンのみならず他のキャラ推しのユーザーたちもめっちゃ盛り上がっていた。兄貴もその一人だったし。もっとも俺が最初にスチルを見た感想はなんだこの詐欺師は!? である。
見目のいい王族のダンスシーンは否が応でも絵になるものでめっちゃ輝いている。ここまでくると腹立たしいっていう嫉妬すらわかないんだから不思議なものだ。
……さて、これが終わればいよいよ俺たちの番だ。どうか失敗しませんように。
「サンビタリア嬢。用意はいいか」
「……はい」
「君はサンビタリアだ。俯くことは許さない」
俺の言葉に若干不安になっていたらしいセレーナは一つ深呼吸をした後、強い光の燈った目で俺をまっすぐに見つめた。……これなら大丈夫だろう。
「シュヴァリエ。気負わなくていい。練習であれだけ踊れていたんだから自信を持て」
「ふん……あれだけご指導くださったどこかの誰かに恥をかかせるようなことはしないさ」
「……期待している」
楽し気に挑発しながら俺たちは二組に分かれてリベルタのダンスが終わったフロアに踊り出る。本日デビュタントの令嬢と学園以外では表に出たことのないシュヴァリエ・アクナイトの登場に会場から一気に視線を向けられた。失敗は許されないと俺はセレーナをリードしながら踊っていく。まさか転生して社交ダンスを踊る日が来るなんて夢にも思わなかったわ。……ダンスの練習中、適度な緊張は楽しいを増すアクセントだとアウルは言っていたけど、俺はまだその領域に達することはできない。まあでも体を動かすことが嫌いなわけでもないからな。……それに、俺が創ったアクセサリーがステップのたびに揺れるのは見ていて楽しいと思う。セレーナへの激励と妹への感謝のつもりで作ったものではあるがまあプラスに働いているようで安心した。
……もっともそんな楽しい空間を邪魔しようとする輩がいるんだけど。わざとこちらに近づいてくる輩、わざとぶつかるか、ステップを踏む要領で足を出して転ばせようとするか、はたまたアクセサリーを使ってドレスを傷つけようとするか……いずれにせよこんな場所でやるにはあまりにも無作法です。王族主催の祝宴の場でなにやってんだか。気づく人たちはふつうに気づくからね? ……どうせ例の方たちに頼まれでもしたのかご機嫌取りのために自らやってんのか知らないけど、俺が何の対策も立てていないわけないしそんなことをして妨害をするような輩を許すつもりもない。お互いの今後がかかっている以上こっちも向かってくる輩には喧嘩上等の精神状態なんだよ。……もっとも俺がどうにかする前にアウル、ルアルの二人が間に入って来るんだけど。ほんとよく動いてくれるよね。アウルなんて他国の人間なのに手を貸してくれているんだもん。さっきの無礼もあるしちゃんと借りは返さないとな。
そうやって踊っている間妨害しようとする刺客を躱していくたび、時々視界に入る面々が一瞬悔しそうにするのはなかなかに見物だった。
そうやって密かな攻撃を躱し、一曲目が無事終了。セレーナは晴れて社交界の仲間入りを果たした。
「社交界デビューおめでとうございます。セレーナ・サンビタリア侯爵令嬢」
「本日は私のパートナーとしてこの場にご参加くださりありがとうございますシュヴァリエ・アクナイト公爵子息様」
互いに挨拶を交わし、俺の役目は終わりを告げた。あとは彼女自身で乗り切らなければいけない。まあルアルの息がかかった令嬢、子息たちが守ってくれるらしいしなんとかなるだろ。あちらの息がかかった使用人たちは事前に潰してかわりにアクナイトの息がかかった人間を入れている。もちろん王族の許可は取ってますよ? あらかじめルアルが味方の子息令嬢の顔を把握させ今日はそういう人たちと踊るようにと言いつけている。
「ダンスが終わったところで主役に挨拶へ行こうか」
「そうだな」
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とまあ、なんとも元気なお言葉を頂戴しました。嫌ですなんていえないんですわ。立場的にも場所的にも。というかこんなにぐいぐいくるなんていったいどうなっているんだ。しかもなんか……耳としっぽが見える気がする……幻覚、だよな?
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「おっとそうだったそうだった」
さすがに近すぎたと思ったのかリベルタが一歩下がる。因みにここまでの行動に一切の悪気も悪意もない。ほんとうにクラルテと似たタイプだ。
「学年が違うぶんあまり話す機会はないけど一杯お話したいです。これからよろしくお願いしますねアクナイト第二公子!」
「……はい」
なんとかそれだけ言って俺はその場を後にした。多分あの感じだと今後クラルテと一緒に遭遇する可能性が高い。むしろなんで今まで絡んでこなかったんだ? 俺としてはありがたいけどね。……まあいいや、主役への挨拶は終わったしどうするかな。俺は公爵家の人間だから早く帰れないんだよな。ほんと用事があるわけでもないんだからさっさと帰っちゃだめなの? 踊るのも嫌だし時間が来るまで控室にでも行っておくか……それに、さっきから変な視線がこっちに向いているしね。あれで隠しているつもりとか……舐められてんなぁ。
「……シュヴァリエ?」
「何でもない。ただ以前貸してくれた本に埃が積もっていて掃わないといけないから返すのは後にしてほしいと思っただけだ」
「……わかった。なるべく早く返せよ?」
「ああ。ただ数が多いから少し人数がいるかもしれないが」
「それなら問題ない。すでに準備はできている」
「そうか。……少し外の空気を吸ってくる」
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