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六頁 サンビタリアに染まって
82話 デビュタント舞踏会に向けて②
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ああもう、そうだった! セレーナがクラルテと出会うのはこの第二地区だった! 畜生なんで忘れていたんだこんな重要事項! 俺の馬鹿、ポンコツ、脳みそ仕事しろぉ~~~!!!
「お久しぶりです! っていってもファルカタからそれほど経っていないですけど。お元気でしたか?」
無視したい。正直めちゃくちゃ無視したい。だけど……
「こんなところでシュヴァリエに会えるとは思っていなかった」
「なぜこの場所でシュヴァリエ様の顔を見なくてはならないのでしょう」
うっさいわ! 俺だって会いたくなかったよ! うぅ……見なかったことにして帰りたい。
「ここにいるってことはアクナイトさんもお買い物に来たんですよね? せっかくですし一緒に回りませんか?」
言うと思ったよ! ほんとうに外さねえなお前は!
「クラルテ!? 本気で言っているの?」
「うん。だってこういうのは大勢のほうが楽しいし」
「クラルテ……」
相変わらず俺の脳みそが仕事をしていないらしい。何か目の前で意味不明なやり取りが行われているようで背中に一筋の汗が流れた。こんなことならおとなしく第一地区で買い物をしていればよかった。どうしてこうもうまくいかないかね。……俺、押し花がやりたいだけなのに。
「……そういうわけですのでシュヴァリエ様、クラルテの優しさに免じて仲間に入れて差し上げてもいいですよ?」
「リヒトそんな言い方はないだろう。それよりもシュヴァリエがここにいるのは珍しいな。どうしたんだ?」
「ただの暇つぶしだ」
「相変わらずだな……」
苦笑するアウルの隣でリヒトは不機嫌そうにこちらを睨んでくる。……気のせいだろうか? 不機嫌な目の奥に何かを探るような感覚があるような。やっぱりちょっと怪しまれているのか? まあ子供のころのシュヴァリエを知っているリヒトにしてみれば違和感を感じてしまうのも無理はないか。最近傲慢・冷酷な態度や言動が取れなくなってきている気がするし。
「あ、そういえばアクナイトさん、社交界デビューされたんですよね! おめでとうございます!」
「君に祝ってもらう必要性を感じないが?」
「それでも祝いたかったんです。これでイベルタの誕生日会でアクナイトさんに会えますね! 嬉しいです!」
「クラルテはスティルペース学園へ平民でありながら特待生で編入した将来有望な人材としてリベルタ殿下直々にパーティーに特別招待されたんですよ」
なんでお前がドヤ顔するのさ。というかやっぱりクラルテのパーティー参加の方法と理由が変わっているな。俺がセレーナと関わったことで変わるだろうなとは思っていたけど。というか将来有望な人材をお披露目という理由か。……ゲームでもこの方法を使えばスムーズに参加させられただろうに。いやでもリベルタらがどうやって国王を説き伏せたかについては言及されていなかったな。
いくら王子たちの友人といえど他国の客人も招く場に平民を参加させるなんて相手国への不敬にもなるから普通は無理だ。平民と高位貴族との結婚が難しい理由の一つだったりする。だって他国から来る客人って大抵高位貴族か宰相などの重鎮だったりするんだぜ? そんな人間に同等もしくは上の立場の人間が対応しない=相手国を軽んじているという意味になってしまう。だから王族とそれに準ずる立場を持つ人間の結婚相手はそれなりの身分が考慮されるのだ。王族の場合は有事の際に王族の血筋を守れるだけの力があることも条件になる。
……話が逸れた。要するに他国の立場ある人間が大勢来るパーティーに私的感情を持ち込んで平民を招待することはできないわけですよ。だからこそ平民でありながら特待生で編入を果たした異才の人物を紹介という名目を用意した。しかもクラルテは全属性持ち。これらを理由にリベルタは国王を説得したのだろう。もしかしたらエヴェイユも関与しているかもしれないけど。平民だろうがこんな優秀な人材はどこの国でも欲しいはず。むしろクラルテ目当てでくる人間も間違いなくいる。そうなれば当然ツヴィトーク王国と仲良くしておこうという思考になるわけで。つまりクラルテの存在そのものが国益に繋がるのだ。有能な人間ならこんなおいしい餌を利用しないわけはない。その裏に友人を招きたいという個人的感情を見抜こうとそんなもの些事だと見過ごすはず……と考えた結果だろうな。
それで今日はクラルテのパーティー用の衣装を揃えるためにここへ来たってところか。
「当日は俺も参加するんだ。よろしく頼むよシュヴァリエ」
「……」
アウルもリヒトもクラルテも俺が参加することを知っているらしい。……マジでリボンと宝石のついたスピーカー共、揃いも揃って暇なのか。
ふとクラルテの視線が俺の後方へと向けられた。
「あれ? アクナイトさんの後ろにいる人は誰ですか?」
後ろ? ああサリクスのことか。アウルとリヒトはともかくクラルテは初対面だもんな。
「初めましてシュヴァリエ様の専属侍従を務めておりますサリクスと申します」
「わあ……! アクナイトさんの侍従さんなんですね! はじめましてクラルテと申します。僕平民なので苗字がなくて」
目をキラキラさせて挨拶してくるクラルテにサリクスはくすっと笑う。
「私も平民ですのでそうかしこまらないでください。いつもシュヴァリエ様からお伺いしていますよ」
「そうだったんですね。よろしくお願いします!」
楽しそうに会話をしているねえ。まあいいんだけどさ。それよりもさっさとどっかに行こう。ぶっちゃけこいつらと遊んでいる余裕はない。
「……これ以上は時間の無駄だ。サリクス行くぞ」
「よろしいのですか?」
「二度も言わせるな」
「かしこまりました」
「え、アクナイトさん行ってしまうんですか? 一緒に回りましょうよ!」
「結構だ」
これ以上引き留められる前に退散しよう。なんかクラルテの奴、俺がファルカタで一回壊れてからちょっと図々しくなった気がするんだよな。まあパーティーでやらかさなければ大丈夫だろうけど、あんまり突っ込んでくるようならちょっと考えなきゃならないな。クラルテの性格的につけあがることはないと思いたいが……いくら学園では身分に寛容とはいえ、一歩外に出たらそうはいかない。少なくとも身分至上主義の者は眉を顰めるだろう。そこのところをリヒトが上手くやれればいいんだけど、俺に対する態度があれだからあんまり期待できないな。となると最適なのはアウルか。まあアウルなら目に余るようなら止めるだろうし今は放置でいいか。
俺は買い物があるとさっさと踵を返す。これが前世の友だち連中なら喜んでご一緒するんだけど破滅待ったなしの攻略対象と一緒にいる理由はない。……もう手遅れとか言わないで頼むから。めっちゃ悲しくなるから。
「待ってくれシュヴァリエ」
……あのアウルさん? 君空気読んでくれます? なんて思っている間にすっごく近くまで寄っていたらしい。あのそんな近くに寄って来たりして一体どうなさったのでしょうか? あの……耳に息がかかっているんですけど!?
「シュヴァリエ……」
アウルは俺の耳の側に顔を寄せる。寄せるというかほぼゼロ距離なんですが!? 何か御用でしたら普通にしゃべってくれませんか?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・」
……へえ? サンビタリアのパーティーから全然時間経っていないのによくもまあそんな情報が手に入ったものだな? 偶然出会ったんだからさっさと伝えたほうがいいとの判断だろうしほぼゼロ距離なのも誰かに聞かれてしまうのを防ぐためか。……ほかにやりようがあった気がしないでもないけど、教えてくれた情報に免じて無駄に近いのは許してやろう。
「じゃ、また。買い物楽しんで」
そう言い残してアウルはクラルテたちのところへ戻っていった。あの様子じゃあ近いうちにまた家へ来そうだ。
「サリクス、行くぞ」
「はい」
……それにしても、ファルカタでも思ったがほぼゼロ距離でイケボを聞くってこんなにゾクゾクするんだな。よく声だけで孕みそう的な言葉聞いたりするけど……あれ、マジかもしれない。
「お久しぶりです! っていってもファルカタからそれほど経っていないですけど。お元気でしたか?」
無視したい。正直めちゃくちゃ無視したい。だけど……
「こんなところでシュヴァリエに会えるとは思っていなかった」
「なぜこの場所でシュヴァリエ様の顔を見なくてはならないのでしょう」
うっさいわ! 俺だって会いたくなかったよ! うぅ……見なかったことにして帰りたい。
「ここにいるってことはアクナイトさんもお買い物に来たんですよね? せっかくですし一緒に回りませんか?」
言うと思ったよ! ほんとうに外さねえなお前は!
「クラルテ!? 本気で言っているの?」
「うん。だってこういうのは大勢のほうが楽しいし」
「クラルテ……」
相変わらず俺の脳みそが仕事をしていないらしい。何か目の前で意味不明なやり取りが行われているようで背中に一筋の汗が流れた。こんなことならおとなしく第一地区で買い物をしていればよかった。どうしてこうもうまくいかないかね。……俺、押し花がやりたいだけなのに。
「……そういうわけですのでシュヴァリエ様、クラルテの優しさに免じて仲間に入れて差し上げてもいいですよ?」
「リヒトそんな言い方はないだろう。それよりもシュヴァリエがここにいるのは珍しいな。どうしたんだ?」
「ただの暇つぶしだ」
「相変わらずだな……」
苦笑するアウルの隣でリヒトは不機嫌そうにこちらを睨んでくる。……気のせいだろうか? 不機嫌な目の奥に何かを探るような感覚があるような。やっぱりちょっと怪しまれているのか? まあ子供のころのシュヴァリエを知っているリヒトにしてみれば違和感を感じてしまうのも無理はないか。最近傲慢・冷酷な態度や言動が取れなくなってきている気がするし。
「あ、そういえばアクナイトさん、社交界デビューされたんですよね! おめでとうございます!」
「君に祝ってもらう必要性を感じないが?」
「それでも祝いたかったんです。これでイベルタの誕生日会でアクナイトさんに会えますね! 嬉しいです!」
「クラルテはスティルペース学園へ平民でありながら特待生で編入した将来有望な人材としてリベルタ殿下直々にパーティーに特別招待されたんですよ」
なんでお前がドヤ顔するのさ。というかやっぱりクラルテのパーティー参加の方法と理由が変わっているな。俺がセレーナと関わったことで変わるだろうなとは思っていたけど。というか将来有望な人材をお披露目という理由か。……ゲームでもこの方法を使えばスムーズに参加させられただろうに。いやでもリベルタらがどうやって国王を説き伏せたかについては言及されていなかったな。
いくら王子たちの友人といえど他国の客人も招く場に平民を参加させるなんて相手国への不敬にもなるから普通は無理だ。平民と高位貴族との結婚が難しい理由の一つだったりする。だって他国から来る客人って大抵高位貴族か宰相などの重鎮だったりするんだぜ? そんな人間に同等もしくは上の立場の人間が対応しない=相手国を軽んじているという意味になってしまう。だから王族とそれに準ずる立場を持つ人間の結婚相手はそれなりの身分が考慮されるのだ。王族の場合は有事の際に王族の血筋を守れるだけの力があることも条件になる。
……話が逸れた。要するに他国の立場ある人間が大勢来るパーティーに私的感情を持ち込んで平民を招待することはできないわけですよ。だからこそ平民でありながら特待生で編入を果たした異才の人物を紹介という名目を用意した。しかもクラルテは全属性持ち。これらを理由にリベルタは国王を説得したのだろう。もしかしたらエヴェイユも関与しているかもしれないけど。平民だろうがこんな優秀な人材はどこの国でも欲しいはず。むしろクラルテ目当てでくる人間も間違いなくいる。そうなれば当然ツヴィトーク王国と仲良くしておこうという思考になるわけで。つまりクラルテの存在そのものが国益に繋がるのだ。有能な人間ならこんなおいしい餌を利用しないわけはない。その裏に友人を招きたいという個人的感情を見抜こうとそんなもの些事だと見過ごすはず……と考えた結果だろうな。
それで今日はクラルテのパーティー用の衣装を揃えるためにここへ来たってところか。
「当日は俺も参加するんだ。よろしく頼むよシュヴァリエ」
「……」
アウルもリヒトもクラルテも俺が参加することを知っているらしい。……マジでリボンと宝石のついたスピーカー共、揃いも揃って暇なのか。
ふとクラルテの視線が俺の後方へと向けられた。
「あれ? アクナイトさんの後ろにいる人は誰ですか?」
後ろ? ああサリクスのことか。アウルとリヒトはともかくクラルテは初対面だもんな。
「初めましてシュヴァリエ様の専属侍従を務めておりますサリクスと申します」
「わあ……! アクナイトさんの侍従さんなんですね! はじめましてクラルテと申します。僕平民なので苗字がなくて」
目をキラキラさせて挨拶してくるクラルテにサリクスはくすっと笑う。
「私も平民ですのでそうかしこまらないでください。いつもシュヴァリエ様からお伺いしていますよ」
「そうだったんですね。よろしくお願いします!」
楽しそうに会話をしているねえ。まあいいんだけどさ。それよりもさっさとどっかに行こう。ぶっちゃけこいつらと遊んでいる余裕はない。
「……これ以上は時間の無駄だ。サリクス行くぞ」
「よろしいのですか?」
「二度も言わせるな」
「かしこまりました」
「え、アクナイトさん行ってしまうんですか? 一緒に回りましょうよ!」
「結構だ」
これ以上引き留められる前に退散しよう。なんかクラルテの奴、俺がファルカタで一回壊れてからちょっと図々しくなった気がするんだよな。まあパーティーでやらかさなければ大丈夫だろうけど、あんまり突っ込んでくるようならちょっと考えなきゃならないな。クラルテの性格的につけあがることはないと思いたいが……いくら学園では身分に寛容とはいえ、一歩外に出たらそうはいかない。少なくとも身分至上主義の者は眉を顰めるだろう。そこのところをリヒトが上手くやれればいいんだけど、俺に対する態度があれだからあんまり期待できないな。となると最適なのはアウルか。まあアウルなら目に余るようなら止めるだろうし今は放置でいいか。
俺は買い物があるとさっさと踵を返す。これが前世の友だち連中なら喜んでご一緒するんだけど破滅待ったなしの攻略対象と一緒にいる理由はない。……もう手遅れとか言わないで頼むから。めっちゃ悲しくなるから。
「待ってくれシュヴァリエ」
……あのアウルさん? 君空気読んでくれます? なんて思っている間にすっごく近くまで寄っていたらしい。あのそんな近くに寄って来たりして一体どうなさったのでしょうか? あの……耳に息がかかっているんですけど!?
「シュヴァリエ……」
アウルは俺の耳の側に顔を寄せる。寄せるというかほぼゼロ距離なんですが!? 何か御用でしたら普通にしゃべってくれませんか?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・」
……へえ? サンビタリアのパーティーから全然時間経っていないのによくもまあそんな情報が手に入ったものだな? 偶然出会ったんだからさっさと伝えたほうがいいとの判断だろうしほぼゼロ距離なのも誰かに聞かれてしまうのを防ぐためか。……ほかにやりようがあった気がしないでもないけど、教えてくれた情報に免じて無駄に近いのは許してやろう。
「じゃ、また。買い物楽しんで」
そう言い残してアウルはクラルテたちのところへ戻っていった。あの様子じゃあ近いうちにまた家へ来そうだ。
「サリクス、行くぞ」
「はい」
……それにしても、ファルカタでも思ったがほぼゼロ距離でイケボを聞くってこんなにゾクゾクするんだな。よく声だけで孕みそう的な言葉聞いたりするけど……あれ、マジかもしれない。
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