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三頁 ローダンセの喜劇
31話 妹の本音
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一番見られたくない連中に俺の醜態を晒してしまってから数日。
意外にも俺の趣味は噂になっておらず、ちょっと拍子抜けするほど学園は平穏そのものだった。……そう、学園は。
頑張った俺に与えられたのはなぜかあの暴露以来俺の元を訪れるようになったアウルとお茶会をするという嬉しくない報酬だった。いやむしろ罰ゲームかもしれない。……なんの嫌がらせだ。おかげで押し花の時間が減ってしまっているじゃねえか。
……おかしいな。俺は自分の道を突き進むために渋々言うことを聞いたはずなんだけど、逆に時間減るってどうよ。これって本末転倒じゃね?
「はあ……」
俺がお気に入りのガゼボでため息をついているとそこに靴音が響き姿を見せたのは、アウルとーーイデアル・オルテンシアだった。
「アクナイト公子お邪魔するよ」
「飽きもせずよく声をかけてきますね。いい加減放っておいてくれてもいいのですが」
「そう言いながらも律儀に答えてくれているだろう。それに君の話は面白い。わざわざ避ける理由がないだろう」
いや理由ならありますが!? だけどその理由を言うわけにもいかないんだよな。かと言ってこいつを下手に拒否すると後々面倒になるし……ああまじで地獄。しかもーー
「おや、オルニス様オルテンシア様。いらっしゃいませ」
「ベルデさん、いつもありがとうございます」
「こ、こんにちは」
「……」
いつの間にかベルデとちゃっかり仲良くなってやがった。「シュヴァリエ様にもご友人ができたことは誠に良いことでございます」とか言って今となってはアウルとのお茶会を積極的にセッティングする始末。……なんでお茶の淹れ方知ってんのさ。
「オルテンシア公子……だいぶ顔色が戻ってきたな」
「あ、はい……。まだショックは残っていますが、普通の生活は送れています。それもこれも、アクナイト公子様の見せてくださった景色のおかげです」
深々と頭を下げてこられても困るんだが。なんだろう、なんかそわそわする。というか俺は何もしていない。ただ雨上がりのアジサイの群生を見ないのは損だと思っただけで別にイデアルの心のケアをしたわけじゃない。……まあそれで慰められたんならいいか。
「アジサイは我がオルテンシアの家章ではありますが、あんなにも美しい花だったんですね」
「確かに。雨露に濡れた姿は実に見事だった」
「美しくて当然ですよ。命が生み出す光景は絵画なんかでは表現できないんですから」
「……そうだな。絵画で見るのも美しいが命ある本物には敵わない」
「あんな景色をもっと見てみたいです」
「ああ、俺もそう思う。アクナイト公子はどこか良い場所を知らないだろうか」
「どうでしょうね? 探せばいくらでもあると思いますが」
ツヴィトーク王国は別名『自然と芸術の国』と呼ばれるほど美しいものに溢れているから探せばいくらでもあると思う。けど……正直こいつらとは行きたくないな。特に主人公サイドのアウルと一緒に行くとなるともれなくクラルテも付いて来そう。そんなことになっては何かしらのイベントに巻き込まれ、また趣味が中途半端なまま今世もご臨終になってしまう可能性・大! そんなのはごめんだ!
「それにしてもここは涼しくて過ごしやすい」
「いくら状態維持の魔術がかけられているとはいえ、外に一歩でも出ると暑いですよね。屋外でこういう場所は少ないので必要な時にしか外に出たいと思えません」
「アクナイト公子は夏はどのように過ごしていたんだ?」
「これまでの私は基本的に外に出ること自体稀でした。ですがこれからは積極的に外に出ることになりそうです」
「どこかへ出かけるんですか?」
「夏のうちにアベリア山へ行こうと考えている」
……? なんか静かになった。というかなんでみんなそんな変な顔しているんだ?
「アクナイト公子様……アベリア山はフェイバースパイダーの領域ですよ? 危険ではないでしょうか?」
「一体なんの心配をしている? 山を登るだけなら怒らせることはないだろう。別に山の主をどうこうしようというわけではないのだからそこまで警戒するほどのことじゃないはずだが?」
「しかしそれでも酷い目に遭う可能性は否定できないだろう」
「それを言ってしまったら、他の森や川も危険を伴うものになりますよ」
「それはそうだが……」
何やら変な空気になったところで不意にこつりと足音がその場に響く。
「もし、ご歓談中に申し訳ありません」
声の方向へ全員が視線を向けるとそこには美しい所作で佇むひとりの令嬢が立っていた。
「オルニス公子様、オルテンシア公子様ご機嫌よう。ルアル・アクナイトと申します」
「ご機嫌ようアクナイト嬢」
「アクナイト嬢ご機嫌麗しく……」
思わぬ人物の登場にイデアルはタジタジになってしまっている。まあ公爵令嬢なんて公の場であっても話す機会はほとんどないよな。だが俺と関わっている以上は必ずこういうことは起こり得ただろうよ。
ルアル・アクナイトの名の通り、彼女はアクナイト公爵家の長女であり……シュヴァリエ・アクナイトの妹なのだから。
「せっかくのお時間を邪魔してしまってごめんなさい。少しの間お兄様をお借りしてもよろしいでしょうか?」
まあ……いつか来るとは思っていた。公爵夫人を追い出してから兄と妹がなんのアクションを起こさないわけがないって密かに身構えていたけど、思っていたよりも遅かったな。
「すみません、妹と話があるので私は席を外します」
「ああ構わない。俺たちはこのままここで雑談をしているから」
イデアルも頷いたところで俺は妹に続いてガゼボを離れる。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
「それでお兄様。これまでの経緯をお聞かせ願えます?」
アウルとイデアルの姿が完全に見えないところまで来るとルアルがこちらを振り返って言った。
「一体どこから話せと?」
「全部ですわ! 包み隠さず話してもらいますわよ!」
「話してどうする。公爵夫人を追い出したことへの報復でもする気か?」
「そんなことどうでもいいですわ」
どうでもいいって……あの、元夫人はあんたの母親でもあるんだがそこは大丈夫なの?
俺の心の声が伝わったらしいルアルはその綺麗な目をキッと吊り上げた。
「元夫人があんなことになったのは自業自得です。公爵夫人としての立場を忘れ私情で下らない真似をなさった夫人の身から出た錆ですわ!」
全くもって愚か極まりない、と吐き捨てる妹に俺は内心ドン引き。……ああそういやルアルってこんな性格だったわ。
ルアルはアクナイトで一番過激な性格で誇り高く、卑怯な手段を厭う人間だった。だから離縁となった原因に憤っているんだろう。
「お父様からお話は伺っていますが、今一度お兄様の口から聞かせてくださいな」
まあ一応身内だし、正直夫人の味方をするような発言をしたら強制的に話を切ればいいと思っていたけど、この分だとその必要はなくなったか……。あの時あの場にいなかったから当事者である俺に話を聞きたがるのも納得できる。
別に減るものでもないし話してやるか。
ーーで、俺が事の経緯を聞かせた結果。
「少し元夫人のところへ行って参ります」
ルアルの目が据わった。美しい絵の描かれた扇子からピシリと不穏な音が鳴る
「やめておけ。面倒なことになる」
「お兄様は悔しくありませんの? ……兄妹なのにこれまでろくにお話もできず、社交界にすら参加させてもらえなかったではありませんか」
「報復は充分やった。これ以上余計な時間を食われる必要がどこにある」
公爵もこれからは俺を無碍に扱えないし、虐待ババアはもういない。そこまで目くじら立てても……ねえ?
「……お兄様、変わられましたわね。以前は私たちと目を合わせることもなく、常にお父様と元夫人の顔色を伺ってばかりでしたのに」
「私はただ毒を出す瞬間を待っていただけだ」
「……そうですか。やっとお兄様もアクナイトらしくなりましたのね」
「妹にやっとと言われるとは思わなかった」
「それはお兄様が悪いですわ。……私は、てっきりお兄様には嫌われているのだと思っておりました」
「ほとんど関わりがないのにどうやって嫌えと?」
「……じゃあ嫌ってはいませんのね?」
「ああ、嫌ってはいない」
「…………そう、そうですのね」
よかった、と風に掻き消えそうなほどの声量の言葉がしっとりと耳に入ってきた。どうやら元夫人は兄妹関係にも皹を入れていたらしい。まじで駆除できてよかったわ。
「……今更ですがシエルお兄様も私もシュヴァリエお兄様のことずっと心配していたのですわ」
……それは知らなかった。兄妹たちにも疎まれているとばかり思っていたが、完全に味方がいなかったわけではなかったんだな。ゲームのシュヴァリエはこのことを知らずにあんな末路を辿ってしまったのか。でもーー知れて良かった。シュヴァリエ、君は君自身が思っている以上に愛されていたのかも知れないよ?
「……あとで兄上に手紙を送る」
俺の言葉にルアルは泣きそうになりながらもどこかホッとしたような表情を見せる。
「……ところでお兄様にもご友人ができたのですね」
「友人と呼んでいいものかはわからないが」
「はい? あれほど親しげにしておいて今更何を言いますの?」
「お前には関係ない。話がそれだけなら私は戻る」
「はあ? これで終わりなわけないでしょう」
「それならさっさと用件を言え」
「一週間後の学外ワークのグループ分けと行き先が決まりましたので伝えに来ましたのよ」
……はい?
意外にも俺の趣味は噂になっておらず、ちょっと拍子抜けするほど学園は平穏そのものだった。……そう、学園は。
頑張った俺に与えられたのはなぜかあの暴露以来俺の元を訪れるようになったアウルとお茶会をするという嬉しくない報酬だった。いやむしろ罰ゲームかもしれない。……なんの嫌がらせだ。おかげで押し花の時間が減ってしまっているじゃねえか。
……おかしいな。俺は自分の道を突き進むために渋々言うことを聞いたはずなんだけど、逆に時間減るってどうよ。これって本末転倒じゃね?
「はあ……」
俺がお気に入りのガゼボでため息をついているとそこに靴音が響き姿を見せたのは、アウルとーーイデアル・オルテンシアだった。
「アクナイト公子お邪魔するよ」
「飽きもせずよく声をかけてきますね。いい加減放っておいてくれてもいいのですが」
「そう言いながらも律儀に答えてくれているだろう。それに君の話は面白い。わざわざ避ける理由がないだろう」
いや理由ならありますが!? だけどその理由を言うわけにもいかないんだよな。かと言ってこいつを下手に拒否すると後々面倒になるし……ああまじで地獄。しかもーー
「おや、オルニス様オルテンシア様。いらっしゃいませ」
「ベルデさん、いつもありがとうございます」
「こ、こんにちは」
「……」
いつの間にかベルデとちゃっかり仲良くなってやがった。「シュヴァリエ様にもご友人ができたことは誠に良いことでございます」とか言って今となってはアウルとのお茶会を積極的にセッティングする始末。……なんでお茶の淹れ方知ってんのさ。
「オルテンシア公子……だいぶ顔色が戻ってきたな」
「あ、はい……。まだショックは残っていますが、普通の生活は送れています。それもこれも、アクナイト公子様の見せてくださった景色のおかげです」
深々と頭を下げてこられても困るんだが。なんだろう、なんかそわそわする。というか俺は何もしていない。ただ雨上がりのアジサイの群生を見ないのは損だと思っただけで別にイデアルの心のケアをしたわけじゃない。……まあそれで慰められたんならいいか。
「アジサイは我がオルテンシアの家章ではありますが、あんなにも美しい花だったんですね」
「確かに。雨露に濡れた姿は実に見事だった」
「美しくて当然ですよ。命が生み出す光景は絵画なんかでは表現できないんですから」
「……そうだな。絵画で見るのも美しいが命ある本物には敵わない」
「あんな景色をもっと見てみたいです」
「ああ、俺もそう思う。アクナイト公子はどこか良い場所を知らないだろうか」
「どうでしょうね? 探せばいくらでもあると思いますが」
ツヴィトーク王国は別名『自然と芸術の国』と呼ばれるほど美しいものに溢れているから探せばいくらでもあると思う。けど……正直こいつらとは行きたくないな。特に主人公サイドのアウルと一緒に行くとなるともれなくクラルテも付いて来そう。そんなことになっては何かしらのイベントに巻き込まれ、また趣味が中途半端なまま今世もご臨終になってしまう可能性・大! そんなのはごめんだ!
「それにしてもここは涼しくて過ごしやすい」
「いくら状態維持の魔術がかけられているとはいえ、外に一歩でも出ると暑いですよね。屋外でこういう場所は少ないので必要な時にしか外に出たいと思えません」
「アクナイト公子は夏はどのように過ごしていたんだ?」
「これまでの私は基本的に外に出ること自体稀でした。ですがこれからは積極的に外に出ることになりそうです」
「どこかへ出かけるんですか?」
「夏のうちにアベリア山へ行こうと考えている」
……? なんか静かになった。というかなんでみんなそんな変な顔しているんだ?
「アクナイト公子様……アベリア山はフェイバースパイダーの領域ですよ? 危険ではないでしょうか?」
「一体なんの心配をしている? 山を登るだけなら怒らせることはないだろう。別に山の主をどうこうしようというわけではないのだからそこまで警戒するほどのことじゃないはずだが?」
「しかしそれでも酷い目に遭う可能性は否定できないだろう」
「それを言ってしまったら、他の森や川も危険を伴うものになりますよ」
「それはそうだが……」
何やら変な空気になったところで不意にこつりと足音がその場に響く。
「もし、ご歓談中に申し訳ありません」
声の方向へ全員が視線を向けるとそこには美しい所作で佇むひとりの令嬢が立っていた。
「オルニス公子様、オルテンシア公子様ご機嫌よう。ルアル・アクナイトと申します」
「ご機嫌ようアクナイト嬢」
「アクナイト嬢ご機嫌麗しく……」
思わぬ人物の登場にイデアルはタジタジになってしまっている。まあ公爵令嬢なんて公の場であっても話す機会はほとんどないよな。だが俺と関わっている以上は必ずこういうことは起こり得ただろうよ。
ルアル・アクナイトの名の通り、彼女はアクナイト公爵家の長女であり……シュヴァリエ・アクナイトの妹なのだから。
「せっかくのお時間を邪魔してしまってごめんなさい。少しの間お兄様をお借りしてもよろしいでしょうか?」
まあ……いつか来るとは思っていた。公爵夫人を追い出してから兄と妹がなんのアクションを起こさないわけがないって密かに身構えていたけど、思っていたよりも遅かったな。
「すみません、妹と話があるので私は席を外します」
「ああ構わない。俺たちはこのままここで雑談をしているから」
イデアルも頷いたところで俺は妹に続いてガゼボを離れる。
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
「それでお兄様。これまでの経緯をお聞かせ願えます?」
アウルとイデアルの姿が完全に見えないところまで来るとルアルがこちらを振り返って言った。
「一体どこから話せと?」
「全部ですわ! 包み隠さず話してもらいますわよ!」
「話してどうする。公爵夫人を追い出したことへの報復でもする気か?」
「そんなことどうでもいいですわ」
どうでもいいって……あの、元夫人はあんたの母親でもあるんだがそこは大丈夫なの?
俺の心の声が伝わったらしいルアルはその綺麗な目をキッと吊り上げた。
「元夫人があんなことになったのは自業自得です。公爵夫人としての立場を忘れ私情で下らない真似をなさった夫人の身から出た錆ですわ!」
全くもって愚か極まりない、と吐き捨てる妹に俺は内心ドン引き。……ああそういやルアルってこんな性格だったわ。
ルアルはアクナイトで一番過激な性格で誇り高く、卑怯な手段を厭う人間だった。だから離縁となった原因に憤っているんだろう。
「お父様からお話は伺っていますが、今一度お兄様の口から聞かせてくださいな」
まあ一応身内だし、正直夫人の味方をするような発言をしたら強制的に話を切ればいいと思っていたけど、この分だとその必要はなくなったか……。あの時あの場にいなかったから当事者である俺に話を聞きたがるのも納得できる。
別に減るものでもないし話してやるか。
ーーで、俺が事の経緯を聞かせた結果。
「少し元夫人のところへ行って参ります」
ルアルの目が据わった。美しい絵の描かれた扇子からピシリと不穏な音が鳴る
「やめておけ。面倒なことになる」
「お兄様は悔しくありませんの? ……兄妹なのにこれまでろくにお話もできず、社交界にすら参加させてもらえなかったではありませんか」
「報復は充分やった。これ以上余計な時間を食われる必要がどこにある」
公爵もこれからは俺を無碍に扱えないし、虐待ババアはもういない。そこまで目くじら立てても……ねえ?
「……お兄様、変わられましたわね。以前は私たちと目を合わせることもなく、常にお父様と元夫人の顔色を伺ってばかりでしたのに」
「私はただ毒を出す瞬間を待っていただけだ」
「……そうですか。やっとお兄様もアクナイトらしくなりましたのね」
「妹にやっとと言われるとは思わなかった」
「それはお兄様が悪いですわ。……私は、てっきりお兄様には嫌われているのだと思っておりました」
「ほとんど関わりがないのにどうやって嫌えと?」
「……じゃあ嫌ってはいませんのね?」
「ああ、嫌ってはいない」
「…………そう、そうですのね」
よかった、と風に掻き消えそうなほどの声量の言葉がしっとりと耳に入ってきた。どうやら元夫人は兄妹関係にも皹を入れていたらしい。まじで駆除できてよかったわ。
「……今更ですがシエルお兄様も私もシュヴァリエお兄様のことずっと心配していたのですわ」
……それは知らなかった。兄妹たちにも疎まれているとばかり思っていたが、完全に味方がいなかったわけではなかったんだな。ゲームのシュヴァリエはこのことを知らずにあんな末路を辿ってしまったのか。でもーー知れて良かった。シュヴァリエ、君は君自身が思っている以上に愛されていたのかも知れないよ?
「……あとで兄上に手紙を送る」
俺の言葉にルアルは泣きそうになりながらもどこかホッとしたような表情を見せる。
「……ところでお兄様にもご友人ができたのですね」
「友人と呼んでいいものかはわからないが」
「はい? あれほど親しげにしておいて今更何を言いますの?」
「お前には関係ない。話がそれだけなら私は戻る」
「はあ? これで終わりなわけないでしょう」
「それならさっさと用件を言え」
「一週間後の学外ワークのグループ分けと行き先が決まりましたので伝えに来ましたのよ」
……はい?
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