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第六章 ~ロックロスの序曲~
99 それぞれの道
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ドーランの案で、個々のレベルアップを図るべくそれぞれの道を進むことにしたレイ、ローラ、ランベル、リエンナの四人。
ランベルは正式に騎士団に入団するべく、遂に騎士団入団試験を受ける事を決意。騎士団入団後の一年間の任務と共に、実力者の集まる騎士団で日々己と剣を磨くつもりだ。
ローラはウィッチとしての能力を今より更に引き出すべく、同じウィッチであり元Sランクハンターであったドロン婆さんの元へ行く事を決めた。ドーランが既にドロン婆さんは相当な実力者であると言っていた事と、ウィッチの魔力の高さをより引き出すには、やはりドロン婆さんが一番最適だと思ったからである。
リエンナもまたドーランの勧めによって、あの妖精王フェアリー・イヴのいるツインヴァルトへと向かう事になったのだ。リエンナが希少な結界魔法の使い手である事が分かり、偶然にもその道のスペシャリストであったイヴの元で経験を積むのが最良である。魔力の高いエルフをはじめ、モンスターの多いツインヴァルトならば修行にも最適だ。
そしてかくなるレイはというと――。
♢♦♢
~とある空~
「――俺はどこ行くんだ?」
ヨハネ達との戦いから既に半日が経った。
話し合いの末、ローラとランベルと別れたレイとリエンナは、イヴに事情を話すべく一緒にツインヴァルトにへと来ていた。
そして、かくかくしかじか説明をすると、レイ達がポセイドンと戦っていた時とほぼ同時刻に、イヴ達の所にもヨハネの刺客が現れたと聞いた。
レイは驚き、迷惑を掛けてしまったイヴやエルフ達に謝っていた。
話を聞いたイヴは快く快諾してくれ、「私の特訓は厳しいよ」と冗談交じりに言ったイヴであったが、目が本気であった。それをみたレイとリエンナは変な汗を掻いたという――。
そんなこんなで、リエンナとも別れを告げたレイとドーランは“ある場所”へと向かっていた。
<レイの事は特に決めておらぬぞ>
ドーランは何の迷いもなしにそう言い放った。冗談ではなく、本当に何も案がないらしい。
「おい。じゃあ俺はどうすればいいんだ。一人でクエストでも受けまくれってか?」
<人間、本気でやればどうにでもなる。死ぬ以外はな>
「お前ドラゴンだろ」
まるで人間かの如く言ったドーランに対しレイがツッコんだ。
<レイが一番レベルアップしてもらわねば困るんだが、何も思いつかぬな。どうする?>
「言い出したのドーランだろ。無責任だなぁ。だったら俺もイヴのとこで修行でもした方がマシだろ」
<それは解せぬ。あんなのと長期間過ごすのはストレスだ>
「何だその理由は……」
<ん~……一つだけあると言えばあるがな>
ドーランのその言葉にレイの表情が一気に明るくなった。
「そうなのかよ! だったら勿体ぶらずに早く言えよ」
そう言うレイであったが、ドーランはどこか乗り気ではない様子。
<“そこ”に行けば、“運が良ければ”かなり強くなれる>
「そんなとこあるのか? じゃあ早くそこに行こうぜ。その運が良ければってのが気になるけどさ。ちなみに運が悪かった場合は……?」
誰もが気になるであろうその意味深な答え。
レイが何気なく聞いたその答えは、予想していた範囲を一瞬で超えた。
<――“死ぬ”>
「……」
ドーランの答えに、レイは暫しの沈黙が続いた。そして一呼吸置いた後、再び口を開く。
「どういう事?」
<そのままの意味だ。運が良ければ確実に強くなれるが、運が悪ければ着いた時点で死ぬ>
「だから全く意味が分からねぇって! 何だよそれ! 場所は?」
<――“黒龍の巣穴”。我々ドラゴンの住処だ>
「――⁉⁉」
聞いたレイはとても驚いた。
まさかドラゴンの住処なんてものが本当にこの世界にあるのかと。
「ブラックホールって……そこにはドーランみたいに黒龍が一杯いるって事か?」
<そう呼ばれ始めた何万年も昔は確かにそうであったらしいが、我の時代では既に数多の種類のドラゴンが生息していた。黒龍以外の龍も、小型のものから大型のものまでな>
「すっげぇ……聞いただけでワクワクしてきた」
<レイが思っている様な場所ではないぞ>
「そう言えばドーランってドラゴンの中の“王”何だろ? そのブラックホールって所でトップって事なのか⁉」
<勘違いも甚だしい。ブラックホールはあくまでドラゴンが多く生息していると言うだけだ。そんな狭い範囲ではなく、我はこの世界の全ドラゴンの頂点に君臨しておるのだ>
物凄いドヤ顔でドーランはそう言い放った。
「はいはい。ドーランがトップだって事はもう分かったから、早く行こうぜそこに。確かにドラゴンだらけなら毎日かなりの特訓になりそうだ」
<やっぱり止めよう>
レイの気合いに水を差すドーラン。
「は? 何でだよ!」
<王である我がこんな姿で言ったら笑い者だ>
「くだらねぇ~……」
これがトップであるドーランのプライド。全ドラゴンの中の王に君臨するドーランとしては、こんな奇妙な姿でドラゴン達の前に行くなど言語道断であった。
最強と謳われた黒龍がまさか魔力0の、それも人間の少年と一体化しているなど前代未聞――。
「ほら行くぞドーラン! ブラックホールの場所教えろよ」
<嫌だ>
「ガキかお前」
<恥を晒すなら死んだ方がマシだ>
「俺と一緒なのが恥だって言うのかコラ!」
<兎に角嫌だぞ我は>
雲一つない晴天の青空の中、レイとドーランの言い争いはその後一時間近く続いた――。
そして……遂にそのどうでもいい話にピリオドが打たれる。
「――ハァ……ハァ……ハァ……。全く、何て頑固な野郎だ」
<ハァ……ハァ……それはお互い様であろう……しつこい奴だ>
「もういいよ。何にせよ……これで“決まり”だ」
<好きにしろ……死んでも知らぬからな>
「どの道強くならなきゃいけないんだ。死んだらその程度の実力だったってだけだろ」
<相変わらず自信だけは凄まじいな>
そんな事を言いながらも、レイとドーランは遂に気持ちを固めた。
「よし。それじゃ行こうか。ブラックホールへ!」
<行くからには絶対に強くなれ。負けは許さん――>
こうしてレイとドーランは勢いよく飛び立った。
レイ、ローラ、ランベル、リエンナ……それぞれがそれぞれのレベルアップの為、進むべき道へと歩み始める。
これからレイ達が立ち向かう強大な敵の数々。
陰謀、真実、権力、富……様々なものが入り混じるこの世界を相手に、レイ達は真っ向から勝負を挑む事を決めるのであった――。
【【 第一部 完 】】
ランベルは正式に騎士団に入団するべく、遂に騎士団入団試験を受ける事を決意。騎士団入団後の一年間の任務と共に、実力者の集まる騎士団で日々己と剣を磨くつもりだ。
ローラはウィッチとしての能力を今より更に引き出すべく、同じウィッチであり元Sランクハンターであったドロン婆さんの元へ行く事を決めた。ドーランが既にドロン婆さんは相当な実力者であると言っていた事と、ウィッチの魔力の高さをより引き出すには、やはりドロン婆さんが一番最適だと思ったからである。
リエンナもまたドーランの勧めによって、あの妖精王フェアリー・イヴのいるツインヴァルトへと向かう事になったのだ。リエンナが希少な結界魔法の使い手である事が分かり、偶然にもその道のスペシャリストであったイヴの元で経験を積むのが最良である。魔力の高いエルフをはじめ、モンスターの多いツインヴァルトならば修行にも最適だ。
そしてかくなるレイはというと――。
♢♦♢
~とある空~
「――俺はどこ行くんだ?」
ヨハネ達との戦いから既に半日が経った。
話し合いの末、ローラとランベルと別れたレイとリエンナは、イヴに事情を話すべく一緒にツインヴァルトにへと来ていた。
そして、かくかくしかじか説明をすると、レイ達がポセイドンと戦っていた時とほぼ同時刻に、イヴ達の所にもヨハネの刺客が現れたと聞いた。
レイは驚き、迷惑を掛けてしまったイヴやエルフ達に謝っていた。
話を聞いたイヴは快く快諾してくれ、「私の特訓は厳しいよ」と冗談交じりに言ったイヴであったが、目が本気であった。それをみたレイとリエンナは変な汗を掻いたという――。
そんなこんなで、リエンナとも別れを告げたレイとドーランは“ある場所”へと向かっていた。
<レイの事は特に決めておらぬぞ>
ドーランは何の迷いもなしにそう言い放った。冗談ではなく、本当に何も案がないらしい。
「おい。じゃあ俺はどうすればいいんだ。一人でクエストでも受けまくれってか?」
<人間、本気でやればどうにでもなる。死ぬ以外はな>
「お前ドラゴンだろ」
まるで人間かの如く言ったドーランに対しレイがツッコんだ。
<レイが一番レベルアップしてもらわねば困るんだが、何も思いつかぬな。どうする?>
「言い出したのドーランだろ。無責任だなぁ。だったら俺もイヴのとこで修行でもした方がマシだろ」
<それは解せぬ。あんなのと長期間過ごすのはストレスだ>
「何だその理由は……」
<ん~……一つだけあると言えばあるがな>
ドーランのその言葉にレイの表情が一気に明るくなった。
「そうなのかよ! だったら勿体ぶらずに早く言えよ」
そう言うレイであったが、ドーランはどこか乗り気ではない様子。
<“そこ”に行けば、“運が良ければ”かなり強くなれる>
「そんなとこあるのか? じゃあ早くそこに行こうぜ。その運が良ければってのが気になるけどさ。ちなみに運が悪かった場合は……?」
誰もが気になるであろうその意味深な答え。
レイが何気なく聞いたその答えは、予想していた範囲を一瞬で超えた。
<――“死ぬ”>
「……」
ドーランの答えに、レイは暫しの沈黙が続いた。そして一呼吸置いた後、再び口を開く。
「どういう事?」
<そのままの意味だ。運が良ければ確実に強くなれるが、運が悪ければ着いた時点で死ぬ>
「だから全く意味が分からねぇって! 何だよそれ! 場所は?」
<――“黒龍の巣穴”。我々ドラゴンの住処だ>
「――⁉⁉」
聞いたレイはとても驚いた。
まさかドラゴンの住処なんてものが本当にこの世界にあるのかと。
「ブラックホールって……そこにはドーランみたいに黒龍が一杯いるって事か?」
<そう呼ばれ始めた何万年も昔は確かにそうであったらしいが、我の時代では既に数多の種類のドラゴンが生息していた。黒龍以外の龍も、小型のものから大型のものまでな>
「すっげぇ……聞いただけでワクワクしてきた」
<レイが思っている様な場所ではないぞ>
「そう言えばドーランってドラゴンの中の“王”何だろ? そのブラックホールって所でトップって事なのか⁉」
<勘違いも甚だしい。ブラックホールはあくまでドラゴンが多く生息していると言うだけだ。そんな狭い範囲ではなく、我はこの世界の全ドラゴンの頂点に君臨しておるのだ>
物凄いドヤ顔でドーランはそう言い放った。
「はいはい。ドーランがトップだって事はもう分かったから、早く行こうぜそこに。確かにドラゴンだらけなら毎日かなりの特訓になりそうだ」
<やっぱり止めよう>
レイの気合いに水を差すドーラン。
「は? 何でだよ!」
<王である我がこんな姿で言ったら笑い者だ>
「くだらねぇ~……」
これがトップであるドーランのプライド。全ドラゴンの中の王に君臨するドーランとしては、こんな奇妙な姿でドラゴン達の前に行くなど言語道断であった。
最強と謳われた黒龍がまさか魔力0の、それも人間の少年と一体化しているなど前代未聞――。
「ほら行くぞドーラン! ブラックホールの場所教えろよ」
<嫌だ>
「ガキかお前」
<恥を晒すなら死んだ方がマシだ>
「俺と一緒なのが恥だって言うのかコラ!」
<兎に角嫌だぞ我は>
雲一つない晴天の青空の中、レイとドーランの言い争いはその後一時間近く続いた――。
そして……遂にそのどうでもいい話にピリオドが打たれる。
「――ハァ……ハァ……ハァ……。全く、何て頑固な野郎だ」
<ハァ……ハァ……それはお互い様であろう……しつこい奴だ>
「もういいよ。何にせよ……これで“決まり”だ」
<好きにしろ……死んでも知らぬからな>
「どの道強くならなきゃいけないんだ。死んだらその程度の実力だったってだけだろ」
<相変わらず自信だけは凄まじいな>
そんな事を言いながらも、レイとドーランは遂に気持ちを固めた。
「よし。それじゃ行こうか。ブラックホールへ!」
<行くからには絶対に強くなれ。負けは許さん――>
こうしてレイとドーランは勢いよく飛び立った。
レイ、ローラ、ランベル、リエンナ……それぞれがそれぞれのレベルアップの為、進むべき道へと歩み始める。
これからレイ達が立ち向かう強大な敵の数々。
陰謀、真実、権力、富……様々なものが入り混じるこの世界を相手に、レイ達は真っ向から勝負を挑む事を決めるのであった――。
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