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第六章 ~ロックロスの序曲~
92 逃げる判断
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「――来る気ねぇならこっちから行くぜ!」
睨み合いの均衡を破るかの如く、ランベルが先陣を切ってポセイドンに斬りかかった。
「ヨハネ様、Dr.ノムゲ様を連れて少し離れていて下さい」
ポセイドンがそう言うと、ヨハネはDr.ノムゲの所に向かい、ポセイドンも動き出した。
「ウラァ!」
「遅い」
ランベルの攻撃をいとも簡単に躱したポセイドンはそのままランベルの腹部に打撃を食らわせる。
勢い良く飛ばされたランベルは研究所の機械に衝突したのだった。
「大丈夫かランベル!」
<余所見するでない>
「――その通り」
「……⁉」
レイがランベルに気を取られた一瞬。
ドーランが警告したのも束の間、ポセイドンはその一瞬でレイの目の前まで迫るや否や、強烈な回し蹴りを放った。
「……がッ……⁉」
勢い良く飛ばされたレイもまた壁に衝突し、床に叩きつけられる。
辛うじて反射的にポセイドンの蹴りを両腕でガードしたのが功を奏し、ダメージは残るものの意識は保っているレイ。
「クソ……今のはマジで危なかった……」
<だから余所見するなと言った。ただでさえ実力は奴が上だ>
「なぁドーラン。ホントに勝てる見込みないのか?」
<そうだな。今のレイ達の実力では奴には勝てぬ>
「どうするんだよじゃあ」
<まぁ今の状態の我でも勝てる事は勝てる。だから心配するでない。好きにやれ>
「おいおい、お前が嗾けといてそりゃないぜ。勝てないのに何で心配ないって言い切れるんだよ」
<どうでもいいが来るぞ>
レイとドーランがそんな事を話している間にも、ポセイドンはゆっくりとレイの方に向かって歩いている。
レイも何とか立ち上がると一気に魔力を練り上げた。
「護衛王団とは厄介なもんを連れてきやがった……。でも今はそんな愚痴言ってる場合じゃない。勝てないなら勝てないで方法を変えるしかねぇ」
<成程、逃げる気か。いい判断だ。だが、力が無ければ逃げる事すら出来ぬぞ>
この状況でもドーランだけは微塵の焦りも無かった。
何故ならば、確かにレイ達の目の前にいるポセイドンはかなりの脅威であったが、そのポセイドンに確実に“殺意がない”とドーランだけは察知していたからである。
ヨハネとポセイドンの会話が聞こえた訳ではない。
ポセイドンの攻撃を見たドーランにはそれが分かっただけの話。しかし当然、今のレイ達は誰一人その事には気付いていない。その余裕も無い程に実力差があるのだ。
そしてドーランはこれを逆手に取る事に決めた。
万が一ポセイドンがレイ達を本気で仕留めに来た時は自らの力で対応すれば良い。
だが、これまでのヨハネの言動から汲み取るにそれはない。
ヨハネやロックロス家もレイ達の動きが気になっているからまだ情報が欲しいに違いない。
ここで自身が出れば事なきを得るだろうが、ドーランもまた、レイが最終的に倒そうとしているロックロス家や王家の刺客との実力差を、レイを含めた本人達が直に知るまたとないチャンスだと思っている。
可愛い子には旅をさせよ……ライオンも自分の子を崖に落とす……。
言葉には出さないが、今のドーランの気持ちはこれに近いものである事は確かだ。
「分かってる。力がなきゃ何も出来ないし何も守れない。そんな事も、自分の実力が足りていない事も分かってる。だからせめて……アイツらだけでも逃がさねぇと!」
そう言ったレイは、向かってくるポセイドンに対し一気に距離を詰めた。
凄まじいスピードで距離を詰めたレイは勢いそのままに、ポセイドン目掛けて攻撃を放つ。
「――!」
「……黒龍の拳ッ!!」
――ズガァァンッ!!
レイの攻撃が命中し、今度はポセイドンの屈強な身体が飛ばされた。
寸での所でレイの攻撃に反応したポセイドンは受け身を取ると、数メートル飛ばされながらも直ぐに体勢を整えた。
「ランベル! ローラ! リエンナ! 俺がコイツを足止めするからその間に逃げろ!」
レイのまさかの発言に皆が驚いた。
「何言ってんだレイ! お前一人で無茶だろ!」
「そうよ! アイツがいくら強くても四人でやれば何とかッ……「――いいから早く行けッ!」
ローラの言葉を遮り怒鳴る様に言うレイ。
ポセイドンが強いのは百も承知。無理して戦うよりも引く方が賢明だというのも理解出来る。しかしレイ一人を置いて逃げるなど誰も納得しなかった。
「ドーランの力でも勝てるか分からない! だったら俺が限界までアイツを止めるからそのッ……⁉『――ガキィン!』
まともに会話する暇さえ無い。
レイがローラにそう告げている瞬間、ポセイドンは再びレイに攻撃しようと拳を振り下ろしたが、レイに当たる直前にランベルがそれをガードした。
ポセイドンの拳とランベルの剣が激しい音を奏で弾かれると、ポセイドンは一旦距離を取った。
「勝手な事言ってんじゃねぇッぞレイッ!」
「ランベル……」
<余所見するなと言っただろう。自分の方が弱いのに何故余所見をする。驚くぞホントに>
レイ達がそう言っていると、突如物凄い速さで何かが飛んでいき、それが距離を取っていたポセイドンに直撃した――。
睨み合いの均衡を破るかの如く、ランベルが先陣を切ってポセイドンに斬りかかった。
「ヨハネ様、Dr.ノムゲ様を連れて少し離れていて下さい」
ポセイドンがそう言うと、ヨハネはDr.ノムゲの所に向かい、ポセイドンも動き出した。
「ウラァ!」
「遅い」
ランベルの攻撃をいとも簡単に躱したポセイドンはそのままランベルの腹部に打撃を食らわせる。
勢い良く飛ばされたランベルは研究所の機械に衝突したのだった。
「大丈夫かランベル!」
<余所見するでない>
「――その通り」
「……⁉」
レイがランベルに気を取られた一瞬。
ドーランが警告したのも束の間、ポセイドンはその一瞬でレイの目の前まで迫るや否や、強烈な回し蹴りを放った。
「……がッ……⁉」
勢い良く飛ばされたレイもまた壁に衝突し、床に叩きつけられる。
辛うじて反射的にポセイドンの蹴りを両腕でガードしたのが功を奏し、ダメージは残るものの意識は保っているレイ。
「クソ……今のはマジで危なかった……」
<だから余所見するなと言った。ただでさえ実力は奴が上だ>
「なぁドーラン。ホントに勝てる見込みないのか?」
<そうだな。今のレイ達の実力では奴には勝てぬ>
「どうするんだよじゃあ」
<まぁ今の状態の我でも勝てる事は勝てる。だから心配するでない。好きにやれ>
「おいおい、お前が嗾けといてそりゃないぜ。勝てないのに何で心配ないって言い切れるんだよ」
<どうでもいいが来るぞ>
レイとドーランがそんな事を話している間にも、ポセイドンはゆっくりとレイの方に向かって歩いている。
レイも何とか立ち上がると一気に魔力を練り上げた。
「護衛王団とは厄介なもんを連れてきやがった……。でも今はそんな愚痴言ってる場合じゃない。勝てないなら勝てないで方法を変えるしかねぇ」
<成程、逃げる気か。いい判断だ。だが、力が無ければ逃げる事すら出来ぬぞ>
この状況でもドーランだけは微塵の焦りも無かった。
何故ならば、確かにレイ達の目の前にいるポセイドンはかなりの脅威であったが、そのポセイドンに確実に“殺意がない”とドーランだけは察知していたからである。
ヨハネとポセイドンの会話が聞こえた訳ではない。
ポセイドンの攻撃を見たドーランにはそれが分かっただけの話。しかし当然、今のレイ達は誰一人その事には気付いていない。その余裕も無い程に実力差があるのだ。
そしてドーランはこれを逆手に取る事に決めた。
万が一ポセイドンがレイ達を本気で仕留めに来た時は自らの力で対応すれば良い。
だが、これまでのヨハネの言動から汲み取るにそれはない。
ヨハネやロックロス家もレイ達の動きが気になっているからまだ情報が欲しいに違いない。
ここで自身が出れば事なきを得るだろうが、ドーランもまた、レイが最終的に倒そうとしているロックロス家や王家の刺客との実力差を、レイを含めた本人達が直に知るまたとないチャンスだと思っている。
可愛い子には旅をさせよ……ライオンも自分の子を崖に落とす……。
言葉には出さないが、今のドーランの気持ちはこれに近いものである事は確かだ。
「分かってる。力がなきゃ何も出来ないし何も守れない。そんな事も、自分の実力が足りていない事も分かってる。だからせめて……アイツらだけでも逃がさねぇと!」
そう言ったレイは、向かってくるポセイドンに対し一気に距離を詰めた。
凄まじいスピードで距離を詰めたレイは勢いそのままに、ポセイドン目掛けて攻撃を放つ。
「――!」
「……黒龍の拳ッ!!」
――ズガァァンッ!!
レイの攻撃が命中し、今度はポセイドンの屈強な身体が飛ばされた。
寸での所でレイの攻撃に反応したポセイドンは受け身を取ると、数メートル飛ばされながらも直ぐに体勢を整えた。
「ランベル! ローラ! リエンナ! 俺がコイツを足止めするからその間に逃げろ!」
レイのまさかの発言に皆が驚いた。
「何言ってんだレイ! お前一人で無茶だろ!」
「そうよ! アイツがいくら強くても四人でやれば何とかッ……「――いいから早く行けッ!」
ローラの言葉を遮り怒鳴る様に言うレイ。
ポセイドンが強いのは百も承知。無理して戦うよりも引く方が賢明だというのも理解出来る。しかしレイ一人を置いて逃げるなど誰も納得しなかった。
「ドーランの力でも勝てるか分からない! だったら俺が限界までアイツを止めるからそのッ……⁉『――ガキィン!』
まともに会話する暇さえ無い。
レイがローラにそう告げている瞬間、ポセイドンは再びレイに攻撃しようと拳を振り下ろしたが、レイに当たる直前にランベルがそれをガードした。
ポセイドンの拳とランベルの剣が激しい音を奏で弾かれると、ポセイドンは一旦距離を取った。
「勝手な事言ってんじゃねぇッぞレイッ!」
「ランベル……」
<余所見するなと言っただろう。自分の方が弱いのに何故余所見をする。驚くぞホントに>
レイ達がそう言っていると、突如物凄い速さで何かが飛んでいき、それが距離を取っていたポセイドンに直撃した――。
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