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第二章 ~仲間~
46 裏切り
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急に現れたレイに気付き一瞬驚いた表情を見せた男達だが、驚いたのは突然人が現れた事に対してではなく、そこにいた子供に見覚えがあったから―。
それも、ここ水の王国から少し離れた火の王国で見た顔。
何故こんな所に……と言いたそうな顔をしていたが、先のいざこざでレイの実力を垣間見ている騎士団の男達は直ぐに真剣な顔付になった。
「一体何なんだお前は」
「何でこんな所にいるのかしらねぇが……まさかまた邪魔しにきたのか?クソガキ」
男達には微塵の油断もない。
目の前にいる子供が只者ではないと認め、今回はいきなり戦闘モードだ。
「今の話聞いていたのか?」
「だろうよ。俺らに敵意剝き出しだからな」
「関係ないお前に邪魔される筋合いはない」
「そういう事だ。邪魔するならこっちも本気で行くぜ」
そう言った男達は森で遭遇した時よりも遥かに高い魔力を練り上げた。
腐っても騎士団であることに変わりはない。
そこら辺のハンターよりも魔力が高く、強さが伝わってきた―。
男達が魔力を高めた事で、レイも自然と戦闘態勢に入り魔力を練り上げる―。
……その矢先、黒い紋章の男の方が突如あの時と同じ移動魔法を繰り出し、瞬く間に二人が消えていった。
「しまったッ……!」
完全に裏をかかれたレイ。相手の方が冷静だった。
男達が向かったのは間違いなく城。
城内の人々が危ない―。
「行くわよレイッ!リエンナには今伝えといたわ!」
そう言ったローラとランベルは早くもホウキに乗って飛び立とうとしていた。
レイとドーランも直ぐに翼を出すと、三人は猛スピードで城に向かった―。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
~水の王国・お城~
ローラから一報を受けたリエンナは城内を走っていた。
使用人や家来や王家の者達。
視界に入った全員に慌ただしい口調で声を掛けている―。
「――皆様ッ!早くここから逃げて下さい!」
片付けをしている使用人や家来も、突然の事に困惑している。
リエンナが必死に呼びかけているが、どこか実感のない皆は困った様子でリエンナを見ていた。
何かの悪戯か、はたまた若いからまだ騒ぎ足りないのか……そんな風に思っている顔であった。
それでもリエンナは皆に必死で呼びかけた
「ここは危険です!間もなく城内にモンスターが現れてしまいます!だから私の言う事を信じて皆さん逃げて下さいッ!!」
あまりの真剣な物言いに、段々と皆がリエンナの言葉に耳を傾ける。
「君!その話は本当かね?」
「モンスターが出るってどういう事⁉」
「悪戯かお嬢ちゃん!」
「酔っぱらいは黙ってな」
「どういう事なんだ?ちゃんと説明してくれんか?」
「悪い人達が、ここにいる王家の人達を狙っているようです!間もなく召喚魔法で城内にモンスターがッ―⁉⁉「グウッッ……」
その瞬間は当然やってきた―。
リエンナが懸命に事情を説明していると、視線の先から魔法陣の光と共に一体のオーガが現れた。
「キャーーー!!!」
「まずいッ……⁉⁉」
「うわぁぁぁぁ!!」
「良く出来た人形だなぁ~」
「バカ言ってないで早く逃げなさい!!」
オーガに気付いた皆は一気にパニックとなった―。
一斉に大声を出しながら急いで逃げていく。
騒ぎになると、それに拍車を掛けるように次々とモンスターが召喚されていく。
どこからともなく魔法陣の光と共に現れるモンスター達。
ゴブリン、オーガ、スケルトンにリザードマン……。
全部で十数体が召喚され、静かだった城はたちまち大騒ぎ。
モンスター達は暴れ、手当たり次第に壁や物を破壊している。
そこへレイ達の前にいた騎士団の男二人が、移動魔法を駆使し城内に現れた。
「――もっと暴れろモンスター共ッ!」
「これが王家への“復讐”だ!」
男達が現れ、モンスター達の魔力と勢いがより上がる―。
騒がしい城内に何事かと出て来た王家の者達も、モンスターを見るや否や直ぐに逃げ出す。
中には何とかモンスター達を倒したり食い止めたりしている者もいるが、騎士団の男達とモンスターの方が少しばかり強かった。
倒しても倒しても再び立ち上がってくるモンスター達に、城内で太刀打ち出来る者がいない―。
リエンナは、逃げ遅れた人達を誘導しながら自分も非難する。
「――きゃッ!!」
走っていた一人の女の子が転んだ。
「い、いやッ……来ないで……!!」
その彼女の後ろからはスケルトンが迫ってきており、スケルトンは持っていた剣を彼女目掛けて切りつけた―。
――バリィンッッ……!!
何かが割れるような音と共に、スケルトンの剣は彼女を捉える直前で何かに弾かれた。
「モニカさんッ!」
「リ、リエンナッ⁉」
そう。
転んだ女の子はモニカ。
スケルトンに狙われたモニカに気付いたリエンナが、間一髪でスケルトンの攻撃を魔法でガードした。
誰でも使える程度の弱い魔法。防ぐので精一杯のリエンナではとてもこのスケルトンには敵わない。
しかし、ガードの反動でスケルトンのバランスを崩し為、逃げ切れる僅かな時間が生まれた。
そこへ母様とローズも急いで駆け寄り、腰を抜かしているモニカを急かせるように立たす。
「急いでッ!」
「逃げるよモニカッ!」
急いでモニカの手を引く母様とローズ。僅か数秒の出来事がもの凄く長く感じてまう。
一秒を争う中、バランスを崩したスケルトンもすぐに立て直し、再び襲い掛かる動作に入った―。
何とか逃げ切れそうなタイミング―。
しかし……
ここで母様の頭を過ったのは“万が一への保険”―。
モニカが立ち上がり、その場にいたリエンナ、ローズ、母様の四人で走り出した瞬間―。
母様はリエンナをスケルトンの方へ突き飛ばした―。
――ドンッ!!
「――ッ⁉⁉」
押されたリエンナは床へと倒れてしまう。
突然の出来事にローズとモニカは一瞬リエンナの方を振り向いたが、「早くしなッ!」と短くも怒号交じりの母様の声で、ローズとモニカも反射的にそのまま逃げてしまった。
突き飛ばした母様は一瞬たりともリエンナとは目を合わせなかった……。
それも、ここ水の王国から少し離れた火の王国で見た顔。
何故こんな所に……と言いたそうな顔をしていたが、先のいざこざでレイの実力を垣間見ている騎士団の男達は直ぐに真剣な顔付になった。
「一体何なんだお前は」
「何でこんな所にいるのかしらねぇが……まさかまた邪魔しにきたのか?クソガキ」
男達には微塵の油断もない。
目の前にいる子供が只者ではないと認め、今回はいきなり戦闘モードだ。
「今の話聞いていたのか?」
「だろうよ。俺らに敵意剝き出しだからな」
「関係ないお前に邪魔される筋合いはない」
「そういう事だ。邪魔するならこっちも本気で行くぜ」
そう言った男達は森で遭遇した時よりも遥かに高い魔力を練り上げた。
腐っても騎士団であることに変わりはない。
そこら辺のハンターよりも魔力が高く、強さが伝わってきた―。
男達が魔力を高めた事で、レイも自然と戦闘態勢に入り魔力を練り上げる―。
……その矢先、黒い紋章の男の方が突如あの時と同じ移動魔法を繰り出し、瞬く間に二人が消えていった。
「しまったッ……!」
完全に裏をかかれたレイ。相手の方が冷静だった。
男達が向かったのは間違いなく城。
城内の人々が危ない―。
「行くわよレイッ!リエンナには今伝えといたわ!」
そう言ったローラとランベルは早くもホウキに乗って飛び立とうとしていた。
レイとドーランも直ぐに翼を出すと、三人は猛スピードで城に向かった―。
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~水の王国・お城~
ローラから一報を受けたリエンナは城内を走っていた。
使用人や家来や王家の者達。
視界に入った全員に慌ただしい口調で声を掛けている―。
「――皆様ッ!早くここから逃げて下さい!」
片付けをしている使用人や家来も、突然の事に困惑している。
リエンナが必死に呼びかけているが、どこか実感のない皆は困った様子でリエンナを見ていた。
何かの悪戯か、はたまた若いからまだ騒ぎ足りないのか……そんな風に思っている顔であった。
それでもリエンナは皆に必死で呼びかけた
「ここは危険です!間もなく城内にモンスターが現れてしまいます!だから私の言う事を信じて皆さん逃げて下さいッ!!」
あまりの真剣な物言いに、段々と皆がリエンナの言葉に耳を傾ける。
「君!その話は本当かね?」
「モンスターが出るってどういう事⁉」
「悪戯かお嬢ちゃん!」
「酔っぱらいは黙ってな」
「どういう事なんだ?ちゃんと説明してくれんか?」
「悪い人達が、ここにいる王家の人達を狙っているようです!間もなく召喚魔法で城内にモンスターがッ―⁉⁉「グウッッ……」
その瞬間は当然やってきた―。
リエンナが懸命に事情を説明していると、視線の先から魔法陣の光と共に一体のオーガが現れた。
「キャーーー!!!」
「まずいッ……⁉⁉」
「うわぁぁぁぁ!!」
「良く出来た人形だなぁ~」
「バカ言ってないで早く逃げなさい!!」
オーガに気付いた皆は一気にパニックとなった―。
一斉に大声を出しながら急いで逃げていく。
騒ぎになると、それに拍車を掛けるように次々とモンスターが召喚されていく。
どこからともなく魔法陣の光と共に現れるモンスター達。
ゴブリン、オーガ、スケルトンにリザードマン……。
全部で十数体が召喚され、静かだった城はたちまち大騒ぎ。
モンスター達は暴れ、手当たり次第に壁や物を破壊している。
そこへレイ達の前にいた騎士団の男二人が、移動魔法を駆使し城内に現れた。
「――もっと暴れろモンスター共ッ!」
「これが王家への“復讐”だ!」
男達が現れ、モンスター達の魔力と勢いがより上がる―。
騒がしい城内に何事かと出て来た王家の者達も、モンスターを見るや否や直ぐに逃げ出す。
中には何とかモンスター達を倒したり食い止めたりしている者もいるが、騎士団の男達とモンスターの方が少しばかり強かった。
倒しても倒しても再び立ち上がってくるモンスター達に、城内で太刀打ち出来る者がいない―。
リエンナは、逃げ遅れた人達を誘導しながら自分も非難する。
「――きゃッ!!」
走っていた一人の女の子が転んだ。
「い、いやッ……来ないで……!!」
その彼女の後ろからはスケルトンが迫ってきており、スケルトンは持っていた剣を彼女目掛けて切りつけた―。
――バリィンッッ……!!
何かが割れるような音と共に、スケルトンの剣は彼女を捉える直前で何かに弾かれた。
「モニカさんッ!」
「リ、リエンナッ⁉」
そう。
転んだ女の子はモニカ。
スケルトンに狙われたモニカに気付いたリエンナが、間一髪でスケルトンの攻撃を魔法でガードした。
誰でも使える程度の弱い魔法。防ぐので精一杯のリエンナではとてもこのスケルトンには敵わない。
しかし、ガードの反動でスケルトンのバランスを崩し為、逃げ切れる僅かな時間が生まれた。
そこへ母様とローズも急いで駆け寄り、腰を抜かしているモニカを急かせるように立たす。
「急いでッ!」
「逃げるよモニカッ!」
急いでモニカの手を引く母様とローズ。僅か数秒の出来事がもの凄く長く感じてまう。
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何とか逃げ切れそうなタイミング―。
しかし……
ここで母様の頭を過ったのは“万が一への保険”―。
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母様はリエンナをスケルトンの方へ突き飛ばした―。
――ドンッ!!
「――ッ⁉⁉」
押されたリエンナは床へと倒れてしまう。
突然の出来事にローズとモニカは一瞬リエンナの方を振り向いたが、「早くしなッ!」と短くも怒号交じりの母様の声で、ローズとモニカも反射的にそのまま逃げてしまった。
突き飛ばした母様は一瞬たりともリエンナとは目を合わせなかった……。
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