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第二章 ~仲間~
27 ポロン村
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クリーンヒットしたレイのエグドーラ。
余程威力があったのか、食らったゴーレムはその大きな巨体でも堪えることが出来ずそのまま後ろに倒れていった―。
地震の様な強い揺れと共に床に沈んだゴーレムはその後動くことは無かった。
「――何とか倒したわね。大丈夫?レイ」
「ハァ~……危なかった~。流石にちょっと焦ったぜ」
<最低限は扱える様になったがまだまだこれからだ。>
レイ達が話をしていると、倒れたゴーレムが次第に消えていった。
ゴーレム撃破―。
部屋の一番奥には宝箱が置いてあり、レイがそれを開けると中にはクリア条件である魔草が入っていた。
「これでダンジョンクリアって事だよな?」
「ええ。お疲れ様!」
クリアしたレイ達の前にはサークルが現れ、それに乗ったレイとローラは元いた冒険者ギルドへとテレポートした。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
~フレイム・冒険者ギルド~
無事Eランクダンジョンをクリアした二人は冒険者ギルドの受付で再びクエスト達成の処理を行った。
ハンタータグには実績がデータとして登録されており、クエストを達成するごとにアップデートされていく。
受付の人からハンタータグを受け取るレイとローラ。
レイは眉をしかめながら受け取ったハンタータグを黙って見つめている。
「どうしたの?」
「コレいつになったらランク上がるんだ?」
ゴブリン討伐とEランクダンジョンの二つのクエストを達成したレイ。
本人の感覚ではもうランクが上がっていい頃ではないかと勝手に思っている様子である。
そんな簡単には上がらないとローラに言われ、しょんぼりしながらレイとローラは冒険者ギルドを出た―。
「―レイ!今度はちょっと私の用事に付き合ってくれる?」
「おういいぞ!どっか行くのか?」
「うん。今回手に入れたこの魔草、届けたい人がいるんだ」
「そうだったのか。じゃあ早く渡しに行こうぜ!」
「え⁉ ちょっともう日が沈むじゃない。明日でいいわよ」
冒険者ギルドを出た二人。
外はいつの間にか日が沈み始めていた。
夕焼けの灯りが王国をオレンジ色に染める。
昼間賑わっていた街も、少しだけ人が減り落ち着きを見せていた。
多くの家では夕飯の時間帯のせいだろうか、どこかから美味しそうないい匂いがしてくる。
その匂いでレイのお腹が鳴り、二人はもうご飯にしようと近くの料理屋へ入っていった。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
~翌日~
朝。
レイとローラはしっかり身支度を整え、昨日言っていたローラの用事を済ませるべく王都フレイムを後にしていた―。
火の王国の端にある小さな村、“ポロン村”へと二人は向かっている。
「――レイ……アンタそんなんで大丈夫?」
「お、おう……。体中筋肉痛だけどな……」
<情けない……>
レイとローラはいつもの様に空を飛びポロン村へと向かっているのだが、昨日の連戦が響き、レイは全身筋肉痛に襲われていた。
ドーランの翼で飛んでいるレイは死体の様に空で項垂れている。
飛んでいると言うのか吊られていると言うのか……。
暫く飛んでいると目的地であるポロン村へと着いた。
~ポロン村~
乗っていたホウキから降り、ローラは深呼吸をする。
「ん~~。久しぶりに来れたポロン村!」
「友達でもいるのか?」
全身筋肉痛のレイは歩き方がぎこちない。
まるで昨日戦ったスケルトンだ。
横目でレイを見るローラはふとそんな事を思った。
「そう。小さい頃からお母さんと良く来てたの。ここにいる“ドロン婆さん”に会いに!」
「ドロン……婆さん?ローラの身内か?」
「ううん。ドロン婆さんもウィッチなの。魔法に詳しくて、お母さんが私と同じ十六の時に出会ったんだって。ここで色々ウィッチとして教わったみたい」
「へぇ~。じゃあお前もここに住むのか?」
「それもいいけど私は色んな所に行きたいの。一つに決めず自由にね!」
二人そんな会話をしながら歩きドロン婆さんの家に着いた。
「こんにちは!」と元気よくローラが挨拶をすると、家の中にいた老夫婦が一瞬驚いたものの直ぐに表所が明るくなった。
「「――ローラ!」」
ローラを見たお爺さんとお婆さんは走って玄関までやってきた。
まるで可愛い孫が帰ってきたかのような喜び。その温かい光景にレイまで心がほっかりした。
お爺さんとお婆さんは兎に角家に上がりなと二人を招き入れる。直ぐに飲み物と軽い食べ物まで出してくれる厚い待遇だ。
「また大きくなったのぉローラや。お父さんと“マリアちゃん”も元気かい?」
お爺さんが呼んだマリアちゃんとはローラのお母さんらしい。
お父さんもお母さんも元気だよとローラは答え、早速持ってきた魔草をドロン婆さんに渡した。
「ドロン婆さん。コレ昨日ダンジョンで手に入れた魔草!この前欲しいって言ってたでしょ?」
「おやおや。わざわざダンジョンまで行ってきてくれたのかい?そこまでせんで良かったのに……」
「大丈夫だよついでだったから!はい、あげる」
「ありがとうねぇ。少し見ない間にウィッチとしても女としても成長してる様だ」
「女としても……?」
「久しぶりにローラの顔を見られたかと思えば“彼氏”まで連れて来てくれるとは。ねぇお爺さん」
「――か、彼氏ッ⁉いや違うッ「そうだのぉ。二人で来てくれて嬉しいわぃ!」
どうやらお爺さんとお婆さんはレイがローラの恋人だと思っている様だ。
突然の勘違いにローラは恥ずかしそうに慌てて否定しているが、お爺さんとお婆さんはローラの成長を見られて大変嬉しそう。
「もう~……違うってばッ!!」
―――コンコンコンッ……!
ローラ達が話していると誰かが家の扉を叩いた。お爺さんとお婆さんの来客かなと思っていると、扉が開き「おーい!」と声が聞こえてきた。
余程威力があったのか、食らったゴーレムはその大きな巨体でも堪えることが出来ずそのまま後ろに倒れていった―。
地震の様な強い揺れと共に床に沈んだゴーレムはその後動くことは無かった。
「――何とか倒したわね。大丈夫?レイ」
「ハァ~……危なかった~。流石にちょっと焦ったぜ」
<最低限は扱える様になったがまだまだこれからだ。>
レイ達が話をしていると、倒れたゴーレムが次第に消えていった。
ゴーレム撃破―。
部屋の一番奥には宝箱が置いてあり、レイがそれを開けると中にはクリア条件である魔草が入っていた。
「これでダンジョンクリアって事だよな?」
「ええ。お疲れ様!」
クリアしたレイ達の前にはサークルが現れ、それに乗ったレイとローラは元いた冒険者ギルドへとテレポートした。
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~フレイム・冒険者ギルド~
無事Eランクダンジョンをクリアした二人は冒険者ギルドの受付で再びクエスト達成の処理を行った。
ハンタータグには実績がデータとして登録されており、クエストを達成するごとにアップデートされていく。
受付の人からハンタータグを受け取るレイとローラ。
レイは眉をしかめながら受け取ったハンタータグを黙って見つめている。
「どうしたの?」
「コレいつになったらランク上がるんだ?」
ゴブリン討伐とEランクダンジョンの二つのクエストを達成したレイ。
本人の感覚ではもうランクが上がっていい頃ではないかと勝手に思っている様子である。
そんな簡単には上がらないとローラに言われ、しょんぼりしながらレイとローラは冒険者ギルドを出た―。
「―レイ!今度はちょっと私の用事に付き合ってくれる?」
「おういいぞ!どっか行くのか?」
「うん。今回手に入れたこの魔草、届けたい人がいるんだ」
「そうだったのか。じゃあ早く渡しに行こうぜ!」
「え⁉ ちょっともう日が沈むじゃない。明日でいいわよ」
冒険者ギルドを出た二人。
外はいつの間にか日が沈み始めていた。
夕焼けの灯りが王国をオレンジ色に染める。
昼間賑わっていた街も、少しだけ人が減り落ち着きを見せていた。
多くの家では夕飯の時間帯のせいだろうか、どこかから美味しそうないい匂いがしてくる。
その匂いでレイのお腹が鳴り、二人はもうご飯にしようと近くの料理屋へ入っていった。
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~翌日~
朝。
レイとローラはしっかり身支度を整え、昨日言っていたローラの用事を済ませるべく王都フレイムを後にしていた―。
火の王国の端にある小さな村、“ポロン村”へと二人は向かっている。
「――レイ……アンタそんなんで大丈夫?」
「お、おう……。体中筋肉痛だけどな……」
<情けない……>
レイとローラはいつもの様に空を飛びポロン村へと向かっているのだが、昨日の連戦が響き、レイは全身筋肉痛に襲われていた。
ドーランの翼で飛んでいるレイは死体の様に空で項垂れている。
飛んでいると言うのか吊られていると言うのか……。
暫く飛んでいると目的地であるポロン村へと着いた。
~ポロン村~
乗っていたホウキから降り、ローラは深呼吸をする。
「ん~~。久しぶりに来れたポロン村!」
「友達でもいるのか?」
全身筋肉痛のレイは歩き方がぎこちない。
まるで昨日戦ったスケルトンだ。
横目でレイを見るローラはふとそんな事を思った。
「そう。小さい頃からお母さんと良く来てたの。ここにいる“ドロン婆さん”に会いに!」
「ドロン……婆さん?ローラの身内か?」
「ううん。ドロン婆さんもウィッチなの。魔法に詳しくて、お母さんが私と同じ十六の時に出会ったんだって。ここで色々ウィッチとして教わったみたい」
「へぇ~。じゃあお前もここに住むのか?」
「それもいいけど私は色んな所に行きたいの。一つに決めず自由にね!」
二人そんな会話をしながら歩きドロン婆さんの家に着いた。
「こんにちは!」と元気よくローラが挨拶をすると、家の中にいた老夫婦が一瞬驚いたものの直ぐに表所が明るくなった。
「「――ローラ!」」
ローラを見たお爺さんとお婆さんは走って玄関までやってきた。
まるで可愛い孫が帰ってきたかのような喜び。その温かい光景にレイまで心がほっかりした。
お爺さんとお婆さんは兎に角家に上がりなと二人を招き入れる。直ぐに飲み物と軽い食べ物まで出してくれる厚い待遇だ。
「また大きくなったのぉローラや。お父さんと“マリアちゃん”も元気かい?」
お爺さんが呼んだマリアちゃんとはローラのお母さんらしい。
お父さんもお母さんも元気だよとローラは答え、早速持ってきた魔草をドロン婆さんに渡した。
「ドロン婆さん。コレ昨日ダンジョンで手に入れた魔草!この前欲しいって言ってたでしょ?」
「おやおや。わざわざダンジョンまで行ってきてくれたのかい?そこまでせんで良かったのに……」
「大丈夫だよついでだったから!はい、あげる」
「ありがとうねぇ。少し見ない間にウィッチとしても女としても成長してる様だ」
「女としても……?」
「久しぶりにローラの顔を見られたかと思えば“彼氏”まで連れて来てくれるとは。ねぇお爺さん」
「――か、彼氏ッ⁉いや違うッ「そうだのぉ。二人で来てくれて嬉しいわぃ!」
どうやらお爺さんとお婆さんはレイがローラの恋人だと思っている様だ。
突然の勘違いにローラは恥ずかしそうに慌てて否定しているが、お爺さんとお婆さんはローラの成長を見られて大変嬉しそう。
「もう~……違うってばッ!!」
―――コンコンコンッ……!
ローラ達が話していると誰かが家の扉を叩いた。お爺さんとお婆さんの来客かなと思っていると、扉が開き「おーい!」と声が聞こえてきた。
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