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第18召喚 僕なりの感謝の気持ちです
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「うおおおおお! とんでもなく力が漲っている! ……気がする」
一生手にする事が出来ないと思っていたCランクアーティファクト。それも最上物のオーガアーティファクトを装備したアーサーの能力値は優に人Dランクを超えるものとなった。
====================
アーサー・リルガーデン
【スキル】召喚士(C): Lv20
・アーティファクト召喚(15/15+5)
・ランクアップ召喚(0/5)
・スキルP:7
【サブスキル】
・召喚士の心得(召喚回数+5)
【装備アーティファクト】
・スロット1:『オーガの鋼剣(C):Lv1』
・スロット2:『オーガバイザー(C):Lv1』
・スロット3:『オーガの鎧(C):Lv1』
・スロット4:『オーガの籠手(C):Lv1』
・スロット5:『オーガブーツ(C):Lv1』
【能力値】
・ATK:15『+400』
・DEF:18『+200』
・SPD:21『+200』
・MP:25『+200』
====================
改めて自分のステータスを見て固まるアーサー。嬉しさと驚きでもう言葉も出ない。自分の装備が全てオーガアーティファクトである事に加え、これでCランクアーティファクトも続けて召喚出来る。それも後15回も。
もう迷う事なく、アーサーは残りの召喚を全て使ってアーティファクトをレベルアップさせる。
(とりあえず均等にレベルアップさせておこう)
『オーガの鋼剣(C):Lv1』→『オーガの鋼剣(C):Lv4』
『オーガバイザー(C):Lv1』→『オーガバイザー(C):Lv4』
『オーガの鎧(C):Lv1』→『オーガの鎧(C):Lv4』
『オーガの籠手(C):Lv1』→『オーガの籠手(C):Lv4』
『オーガブーツ(C):Lv1』→『オーガブーツ(C):Lv4』
この召喚により更にアーサーの能力値が上がり、ATKが+1000。その他もそれぞれ+500という驚異的なステータスとなった。炎Cランクの上位ハンターの者達が一般的に“一流ハンター”と呼ばれる部類に入るのだが、今のアーサーはステータスだけみれば間違いなくその領域に踏み込んだだろう。
スキルとアーティファクトが全てのこの世界。
まだ誰にも知られる事もなく、この静かなフロア19で、アーサー・リルガーデンという1人の少年は世界を揺るがす絶対的な奇跡を起こしていた――。
彼の存在が世界に轟くのはそう遠い日ではない。
全ては稼ぎの為、母親の病気を治す為、妹との暮らしを豊かにする為……そしてバットを見返す為。そんな彼の地道な下準備は整った。
争いは争いしか生まない。
憎しみからは憎しみしか生まれない。
そんな事は当然頭で理解している。
だが本能は決して理屈では抑えられない。
目には目を。
力には力を。
アーティファクトにはアーティファクトを。
バット達から受けた屈辱を怒りというエネルギーに変え、それを原動力に前だけを見て進み続けたアーサーの反撃の狼煙が上がる。
「これで遂にバットにも勝てるぞ……! 奴のアーティファクトはCランクだけど、僕は同じCランクの中でもモンスターネームのオーガだ。1つもオーガを持っていないバットを僕は完全に上回った!」
喜ぶアーサーはそのままフロア19を出てメインフロアへと向かった。今、この喜びを唯一伝えられるリリアの元へと。
**
~ダンジョン・メインフロア~
「リリアさん!」
この上なく元気に彼女の名を呼ぶアーサー。彼のその屈託ない笑顔と可愛さにリリアの涎が垂れたのはほんの一瞬のお話。勿論そんな事に一切気付かないアーサーは、自身の喜びを全てリリアに伝える。話を聞いたリリアはとんでもない偉業を成し得ているアーサーに驚いて目を見開いた。
アーティファクトを召喚するだけでも前例のない特殊スキル。
それに加えてたった1人の――若干17歳の少年が己のスキルのみでCランクアーティファクトを生み出しているのだから無理もないだろう。
本来であればCランクアーティファクトはフロア50よりも上で初めて入手可能となる代物。ハンターランクでいえば炎Cランク。その炎Cランクのハンター達でさえ、Cランクアーティファクトが手に入るかはその時の運にも左右されるもの。
このCランクアーティファクト1つを手に入れる為に命を落としてしまったハンターも数え切れない。一流ハンターと呼ばれる選ばれた者達でも入手は困難とされているのだ。きっと……いや、彼のこの最強スキルは確実に世界のパワーバランスを覆すに違いない――。
一生手にする事が出来ないと思っていたCランクアーティファクト。それも最上物のオーガアーティファクトを装備したアーサーの能力値は優に人Dランクを超えるものとなった。
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アーサー・リルガーデン
【スキル】召喚士(C): Lv20
・アーティファクト召喚(15/15+5)
・ランクアップ召喚(0/5)
・スキルP:7
【サブスキル】
・召喚士の心得(召喚回数+5)
【装備アーティファクト】
・スロット1:『オーガの鋼剣(C):Lv1』
・スロット2:『オーガバイザー(C):Lv1』
・スロット3:『オーガの鎧(C):Lv1』
・スロット4:『オーガの籠手(C):Lv1』
・スロット5:『オーガブーツ(C):Lv1』
【能力値】
・ATK:15『+400』
・DEF:18『+200』
・SPD:21『+200』
・MP:25『+200』
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改めて自分のステータスを見て固まるアーサー。嬉しさと驚きでもう言葉も出ない。自分の装備が全てオーガアーティファクトである事に加え、これでCランクアーティファクトも続けて召喚出来る。それも後15回も。
もう迷う事なく、アーサーは残りの召喚を全て使ってアーティファクトをレベルアップさせる。
(とりあえず均等にレベルアップさせておこう)
『オーガの鋼剣(C):Lv1』→『オーガの鋼剣(C):Lv4』
『オーガバイザー(C):Lv1』→『オーガバイザー(C):Lv4』
『オーガの鎧(C):Lv1』→『オーガの鎧(C):Lv4』
『オーガの籠手(C):Lv1』→『オーガの籠手(C):Lv4』
『オーガブーツ(C):Lv1』→『オーガブーツ(C):Lv4』
この召喚により更にアーサーの能力値が上がり、ATKが+1000。その他もそれぞれ+500という驚異的なステータスとなった。炎Cランクの上位ハンターの者達が一般的に“一流ハンター”と呼ばれる部類に入るのだが、今のアーサーはステータスだけみれば間違いなくその領域に踏み込んだだろう。
スキルとアーティファクトが全てのこの世界。
まだ誰にも知られる事もなく、この静かなフロア19で、アーサー・リルガーデンという1人の少年は世界を揺るがす絶対的な奇跡を起こしていた――。
彼の存在が世界に轟くのはそう遠い日ではない。
全ては稼ぎの為、母親の病気を治す為、妹との暮らしを豊かにする為……そしてバットを見返す為。そんな彼の地道な下準備は整った。
争いは争いしか生まない。
憎しみからは憎しみしか生まれない。
そんな事は当然頭で理解している。
だが本能は決して理屈では抑えられない。
目には目を。
力には力を。
アーティファクトにはアーティファクトを。
バット達から受けた屈辱を怒りというエネルギーに変え、それを原動力に前だけを見て進み続けたアーサーの反撃の狼煙が上がる。
「これで遂にバットにも勝てるぞ……! 奴のアーティファクトはCランクだけど、僕は同じCランクの中でもモンスターネームのオーガだ。1つもオーガを持っていないバットを僕は完全に上回った!」
喜ぶアーサーはそのままフロア19を出てメインフロアへと向かった。今、この喜びを唯一伝えられるリリアの元へと。
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~ダンジョン・メインフロア~
「リリアさん!」
この上なく元気に彼女の名を呼ぶアーサー。彼のその屈託ない笑顔と可愛さにリリアの涎が垂れたのはほんの一瞬のお話。勿論そんな事に一切気付かないアーサーは、自身の喜びを全てリリアに伝える。話を聞いたリリアはとんでもない偉業を成し得ているアーサーに驚いて目を見開いた。
アーティファクトを召喚するだけでも前例のない特殊スキル。
それに加えてたった1人の――若干17歳の少年が己のスキルのみでCランクアーティファクトを生み出しているのだから無理もないだろう。
本来であればCランクアーティファクトはフロア50よりも上で初めて入手可能となる代物。ハンターランクでいえば炎Cランク。その炎Cランクのハンター達でさえ、Cランクアーティファクトが手に入るかはその時の運にも左右されるもの。
このCランクアーティファクト1つを手に入れる為に命を落としてしまったハンターも数え切れない。一流ハンターと呼ばれる選ばれた者達でも入手は困難とされているのだ。きっと……いや、彼のこの最強スキルは確実に世界のパワーバランスを覆すに違いない――。
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