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4杯目~導き酒~
45 再会と際会
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♢♦♢
~とある荒野~
「――準備はいいか?」
「そんなの1年前から出来てる。早くしてよ」
「とうとうこの日が来たな」
「ヒャハハ! この半年あっという間だったねマジで」
「ルルカ、ヘクセンリーパーを出して下さい」
遂にこの瞬間を迎える時が来た――。
勿論未だに実感がねぇ。
仮にまた満月龍を見たとしても、あの時と同じ、どこか浮ついて現実離れした様な感覚になる事が安易に想像出来る。この世のものとは思えない存在と対峙した時、人の本能がどうなるかを俺は知っている。
正直、満月龍を倒す名目で旅に出たが、相手は幻のドラゴン。生きている間にまた奴と出会える気がまるでしなかった。
本当に……人生というのは何が起こるのか分からねぇ……。
「――どうしたんよジンの旦那。ぼーっとして」
「ビビってるんじゃない?」
「そんな暇はありませんよジンフリー」
「別にビビっても仕方ないだろう。相手はあの満月龍だ。オラでさえ現実感がないからな」
「おいおい、勝手にビビり呼ばわりするんじゃねぇ」
そう口にした瞬間、俺の全身が一瞬して小さく震えた。
コイツらの言う通り、俺は本能的にビビっているのか……。それとも、覚悟を決めた甲斐あっての武者震いなのか……。恐らく半々。まぁこの答えは実際に奴を視界に捉えた瞬間ハッキリと答えが出るだろう。望みは当然後者だがな。
いや、後者じゃないといけない。
例え俺の体や本能がビビろうとも、戦闘中に腕や足を失ったとしても、それでも奴だけは命を懸けて倒さなきゃならねぇ。
リューテンブルグの様な悲劇を2度と起こさない様にする為に。
そして何よりも……未来を奪われた、家族の為に――。
「……はいよ。何時でも準備OK」
半年前、リフェルの催眠魔法を掛けたままヘクセンリーパーを魔具へと閉じ込めた。再び外へ出した時安全な様に。
「いくぞ」
俺は魔具を開き、ヘクセンリーパー奴を解放した。
久々に目にしたヘクセンリーパーの姿。
奴は魔具に閉じ込めたあの時と何ら変わりがない状態で、俺達の前へと姿を現した。
「……」
「催眠魔法は掛かったままみてぇだな」
「当たり前です。そんな下らないミスする訳がないでしょう」
「はいはい。別にお前を疑ってねぇよ。……さて、早速コイツに魔術を使ってもらおうか」
ここからはまたあっという間の出来事だった――。
相変わらず意識が朦朧とし、呂律の回っていないヘクセンリーパーであったが、余程リフェルの魔法が強力なのであろう。奴は俺達が集めた全ての素材を前に何やらブツブツと呪文のようなものを唱えたと思った瞬間、突如足元に大きな魔法陣が現れ、淡く輝く光と共に、俺達の体は一瞬で何処かへと飛んだ。
♢♦♢
~特別区域・世界樹エデン~
“何処か”へ飛んだ。
さっきまでいた荒野とは空気感や雰囲気がまるで違うと直ぐに理解出来た。
俺達を包んだ光が次第に弱まっていき視界もクリアになっていく。
「――ここは……」
辺りに目立ったものはない。
真っ暗な空には、普段よりも大きく見える満月と、天文学的数字の星々が溢れんばかりに光り輝いていた。
「確かこの場所は……」
「スゲー綺麗な場所。女の子連れてきたら確実に落ちるじゃんコレ。ヒャハハ……」
「……」
「確かに綺麗ですね」
その圧巻の星空に、俺達は皆自然と空を見上げていた。
そしてふと我に返った俺は辺りを見渡す。
すると、この星空よりも更に一際美しく輝く大きな1本の樹が俺の視界に飛び込んできた。
「世界樹……エデン……?」
実物を見たのは初めてだった。
だが、この世界に存在する全ての人々ならば、物心着いた頃から何かしらでこの樹を目にした事があるに違いない。それぐらい誰もが知る存在でありながら、今の俺の様に実際に目の当たりにした人々は数少ないだろう。
「ジンフリー。お前、世界樹エデンを見るの初めてなのか?」
「ああ、初めてだ。デケェな……。お前はあるのかアクル」
「オラはある。と言っても、今回で3度目ぐらいだがな。見た通りここはエデン以外何もない。まっさらな地と星空がずっと続いているだけだ」
アクルの言う様に、辺りに見えるには360度地平線のみ。唯一この世界樹エデンが聳え立っているだけである。
「おっと、そうだった」
徐にルルカが何かを思い出し、ポケットをごそごそと漁り始めた。次に手を出した時には、見覚えのある魔具。それはヘクセンリーパーを閉じ込めていた魔具と全く同じだった。
「お前それ何で……」
「いくら催眠魔法掛かっているからって、満月龍狩る間コイツ野放しは危険でしょ」
魔具は本来、制限を満たした瞬間消滅し無くなってしまう。
今しがたヘクセンリーパーを出した時、確かにあの魔具は消滅してしまった。それにも関わらず、ルルカは飄々とした顔で“2個目”を取り出したのだ。
「それかなり珍しい魔具なんだろ?」
「俺を誰だと思ってるんよジンの旦那。これぐらい朝飯前。人生あらゆる事態に備えて保険掛けとかないと」
「準備がいいと言うか何と言うか……」
そんな会話をしながらルルカは再び魔具でヘクセンリーパーを閉じ込め、俺達はエデンのすぐ側まで歩み寄っていた。
星とはまた違う神秘的な光を放つ世界樹エデン。
よく見ると、大きなエデンの樹の周りには、空中をフワフワと漂う無数の小さな光が集まっていた。
「世界樹エデンはこの世界の魔力は勿論、生命の源であるとも言われている。全ての魔力はエデンから誕生しエデンへ還る。それは魂もまたな――」
「魂も……」
目の前に広がる無数の淡い光。これが還ってきた魂と言うならば……。
マリア……ミラーナ……ジェイル……パク……お前達も、今ここに“いる”のだろうか――。
エデンの樹からは不思議と、何とも言えない暖かさも伝わってきていた。
とても優しく安心する暖かさだ。
――ゾクッッ……!!
「「……⁉」」
一瞬にして“絶望”を感じさせるこの感覚――。
俺達は一斉に“そっち”へ振り返っていた――。
忘れる筈がねぇ。
忘れたくても忘れられねぇ。
だから俺はここまで来たんだ――。
「よぉ……満月龍――」
この日、俺達は遂に満月龍と遭遇した――。
『――ヴオ″ォォォォォォォォォッッ!!』
~とある荒野~
「――準備はいいか?」
「そんなの1年前から出来てる。早くしてよ」
「とうとうこの日が来たな」
「ヒャハハ! この半年あっという間だったねマジで」
「ルルカ、ヘクセンリーパーを出して下さい」
遂にこの瞬間を迎える時が来た――。
勿論未だに実感がねぇ。
仮にまた満月龍を見たとしても、あの時と同じ、どこか浮ついて現実離れした様な感覚になる事が安易に想像出来る。この世のものとは思えない存在と対峙した時、人の本能がどうなるかを俺は知っている。
正直、満月龍を倒す名目で旅に出たが、相手は幻のドラゴン。生きている間にまた奴と出会える気がまるでしなかった。
本当に……人生というのは何が起こるのか分からねぇ……。
「――どうしたんよジンの旦那。ぼーっとして」
「ビビってるんじゃない?」
「そんな暇はありませんよジンフリー」
「別にビビっても仕方ないだろう。相手はあの満月龍だ。オラでさえ現実感がないからな」
「おいおい、勝手にビビり呼ばわりするんじゃねぇ」
そう口にした瞬間、俺の全身が一瞬して小さく震えた。
コイツらの言う通り、俺は本能的にビビっているのか……。それとも、覚悟を決めた甲斐あっての武者震いなのか……。恐らく半々。まぁこの答えは実際に奴を視界に捉えた瞬間ハッキリと答えが出るだろう。望みは当然後者だがな。
いや、後者じゃないといけない。
例え俺の体や本能がビビろうとも、戦闘中に腕や足を失ったとしても、それでも奴だけは命を懸けて倒さなきゃならねぇ。
リューテンブルグの様な悲劇を2度と起こさない様にする為に。
そして何よりも……未来を奪われた、家族の為に――。
「……はいよ。何時でも準備OK」
半年前、リフェルの催眠魔法を掛けたままヘクセンリーパーを魔具へと閉じ込めた。再び外へ出した時安全な様に。
「いくぞ」
俺は魔具を開き、ヘクセンリーパー奴を解放した。
久々に目にしたヘクセンリーパーの姿。
奴は魔具に閉じ込めたあの時と何ら変わりがない状態で、俺達の前へと姿を現した。
「……」
「催眠魔法は掛かったままみてぇだな」
「当たり前です。そんな下らないミスする訳がないでしょう」
「はいはい。別にお前を疑ってねぇよ。……さて、早速コイツに魔術を使ってもらおうか」
ここからはまたあっという間の出来事だった――。
相変わらず意識が朦朧とし、呂律の回っていないヘクセンリーパーであったが、余程リフェルの魔法が強力なのであろう。奴は俺達が集めた全ての素材を前に何やらブツブツと呪文のようなものを唱えたと思った瞬間、突如足元に大きな魔法陣が現れ、淡く輝く光と共に、俺達の体は一瞬で何処かへと飛んだ。
♢♦♢
~特別区域・世界樹エデン~
“何処か”へ飛んだ。
さっきまでいた荒野とは空気感や雰囲気がまるで違うと直ぐに理解出来た。
俺達を包んだ光が次第に弱まっていき視界もクリアになっていく。
「――ここは……」
辺りに目立ったものはない。
真っ暗な空には、普段よりも大きく見える満月と、天文学的数字の星々が溢れんばかりに光り輝いていた。
「確かこの場所は……」
「スゲー綺麗な場所。女の子連れてきたら確実に落ちるじゃんコレ。ヒャハハ……」
「……」
「確かに綺麗ですね」
その圧巻の星空に、俺達は皆自然と空を見上げていた。
そしてふと我に返った俺は辺りを見渡す。
すると、この星空よりも更に一際美しく輝く大きな1本の樹が俺の視界に飛び込んできた。
「世界樹……エデン……?」
実物を見たのは初めてだった。
だが、この世界に存在する全ての人々ならば、物心着いた頃から何かしらでこの樹を目にした事があるに違いない。それぐらい誰もが知る存在でありながら、今の俺の様に実際に目の当たりにした人々は数少ないだろう。
「ジンフリー。お前、世界樹エデンを見るの初めてなのか?」
「ああ、初めてだ。デケェな……。お前はあるのかアクル」
「オラはある。と言っても、今回で3度目ぐらいだがな。見た通りここはエデン以外何もない。まっさらな地と星空がずっと続いているだけだ」
アクルの言う様に、辺りに見えるには360度地平線のみ。唯一この世界樹エデンが聳え立っているだけである。
「おっと、そうだった」
徐にルルカが何かを思い出し、ポケットをごそごそと漁り始めた。次に手を出した時には、見覚えのある魔具。それはヘクセンリーパーを閉じ込めていた魔具と全く同じだった。
「お前それ何で……」
「いくら催眠魔法掛かっているからって、満月龍狩る間コイツ野放しは危険でしょ」
魔具は本来、制限を満たした瞬間消滅し無くなってしまう。
今しがたヘクセンリーパーを出した時、確かにあの魔具は消滅してしまった。それにも関わらず、ルルカは飄々とした顔で“2個目”を取り出したのだ。
「それかなり珍しい魔具なんだろ?」
「俺を誰だと思ってるんよジンの旦那。これぐらい朝飯前。人生あらゆる事態に備えて保険掛けとかないと」
「準備がいいと言うか何と言うか……」
そんな会話をしながらルルカは再び魔具でヘクセンリーパーを閉じ込め、俺達はエデンのすぐ側まで歩み寄っていた。
星とはまた違う神秘的な光を放つ世界樹エデン。
よく見ると、大きなエデンの樹の周りには、空中をフワフワと漂う無数の小さな光が集まっていた。
「世界樹エデンはこの世界の魔力は勿論、生命の源であるとも言われている。全ての魔力はエデンから誕生しエデンへ還る。それは魂もまたな――」
「魂も……」
目の前に広がる無数の淡い光。これが還ってきた魂と言うならば……。
マリア……ミラーナ……ジェイル……パク……お前達も、今ここに“いる”のだろうか――。
エデンの樹からは不思議と、何とも言えない暖かさも伝わってきていた。
とても優しく安心する暖かさだ。
――ゾクッッ……!!
「「……⁉」」
一瞬にして“絶望”を感じさせるこの感覚――。
俺達は一斉に“そっち”へ振り返っていた――。
忘れる筈がねぇ。
忘れたくても忘れられねぇ。
だから俺はここまで来たんだ――。
「よぉ……満月龍――」
この日、俺達は遂に満月龍と遭遇した――。
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