19 / 70
第2章~試験と赤髪と海上ギルド~
17 赤い旗の行方③
しおりを挟む
無情にも“それ”は起きた―。
「よ~し」
「お、何かやる気?」
「このまま一気に先頭に追い付こう!」
何かを思いついたティファ―ナは魔力を練り上げる。
「行くよ皆」
そう言うと、ティファ―ナの魔法によって突如地面から大量の海水が吹き上がった。
「「「――⁉」」」
上空まで吹き出た海水は、まるで生き物の如く上からティファ―ナ達目掛けて急降下すると、そのまま波乗りの様にティファ―ナ達を運んでいった―。
「いっけぇぇぇ!!」
「これは凄い!」
「何だよこの魔力……⁉」
その姿はまるで森を這う巨大な水の大蛇に見えた。激しく散る水飛沫。そのスピードは凄まじく、先頭に追い付くどころかそのまま一気にトップまで躍り出た。
「凄まじい魔法だ。あの子これまでの試験で目立った結果を出していたか?」
「どうでしょう。私もこれといって記憶には残っていませんが……あんな凄い子がいたらもっと早く気付いていると思いますけど」
何をやってるんだティファ―ナは。目立たないどこか注目の的じゃん。やり過ぎだよ。しかもどこまで進むんだよその波!
先頭を追い越しても未だ突き進むその波は、5㎞地点からなんとゴールである谷底のある崖まで行ってしまったではないか。
「しまった。急がなくては」
まさかの事態に試験管さんも慌ててゴールへと向かう。焦るよねこんなの。まさか過ぎるよ。ティファ―ナ達が着いた数秒後に何とか僕達も着くことが出来た。
「いやはや驚いた。まさかあそこから一気にゴールまで辿り着くとはね」
僕と試験管さん達は地面に降り立つ。すると試験管さんはクレイさん達に向かってそう言った。
「ジル!」
僕を見つけたティファ―ナは元気よくこちらに向かって来た。相変わらず可愛いな。だがそういう問題ではない。
「ジル!じゃないよ全く。何してるんだよ!」
「ジル君も来たんだね。まさかティファ―ナ君があんな凄い魔法を使うとは」
「だから何だんだよこの子は。しかも1人増えたぞ」
ゴーキンさんとディオルドさんはやはり訝しい表情で僕とティファ―ナを見ていた。
「何だ?君達知り合いなのか?」
会話する僕達を見て、試験管さんがそう聞いてきた。
やば。また話がややこしくなってしまうぞ。上手く誤魔化さないと。
「い、いえ。実はさっきの討伐試験も見学しようとしていたら、運悪く召喚獣と遭遇してしまって、助けてもらったんです」
「そうだったのか。というか君はいつから見学していたんだ?危ないから次はちゃんと騎士団に連絡を入れてくれよ」
「はい。ご迷惑をお掛けしてすいません。以後気をつけます」
僕は試験管さんに頭を下げ謝った。すると、フワッと僕の顔に風が当たった。
何だろうと頭を上げ横を確認すると、さっきまでそこにいた筈のティファ―ナが何故か急に走り出していた。
今度は何だ?
「旗は私が貰ったー!」
このタイミングで⁉
負けず嫌いと言うか真っ直ぐ過ぎると言うか、もう何て言っていいのか分からない。もう試験は誰がどう見てもクレイさん達のゴールで終わってる空気だぞ。その証拠に、ゴーキンさんもディオルドさんも全く動く気配ないし、勝負してたクレイさんだって……「――はい。僕の勝ち」
気付いた時には、クレイさんはティファ―ナよりも先に、赤い旗の所にいた―。
「え~⁉ 何で⁉」
「惜しかったね。もう少しだったけど」
ティファ―ナは勿論、その場にいた誰もが驚いた。いつ動き出したかも分からない。気付いたらそこにクレイさんがいたんだ。
「いつの間に……」
「全く見えなかったな」
試験管さん達も目を見開いて驚いている。
「ティファ―ナ君。勝負はとても楽しかった。少しは張り合いのある子に出会えていい“退屈しのぎ”になったよ。
でもね、君じゃまだ力不足なんだ。だからもう引っ込んでてくれる?」
次の瞬間、クレイさんがティファ―ナに手を向けると、突如凄まじい突風がティファ―ナを吹っ飛ばした。
「キャッ……⁉⁉」
「ティファ―ナ!」
「危ない!」
吹き飛んだティファ―ナを試験管の2人が受け止めた。
「何をしているんだ貴様!」
「大丈夫かティファ―ナ!」
今起きた事が信じられない。クレイさん、何故ティファ―ナを攻撃したんだ⁉
見た所大きな怪我はない。でも気を失ってる様だ。険しい顔つきになる試験官さんとは対照的に、ニヤリと笑うクレイさんのその雰囲気は今までと一変した。
「ハハハハハ。何をしているだって?可笑しなことを言うもんだ。このサバイバルにルールは無しと言ったのはアンタ達じゃないか!赤い旗を手にしたら合格だとな!よく見ろ。僕はまだ旗を“手にしていない”ぞ」
この状況もクレイさんの発言も理解出来ないのは僕だけじゃない。この場にいる皆が同じことを思っている。だが、不気味に笑いながら言うクレイさんからは微塵も冗談が感じられない。何を考えているか分からないが、言っている事はどうやら本気だ―。
「何を言ってるんだクレイ!この試験は俺達の勝ちだろ」
「俺達?何もしてない筋肉馬鹿が何を言っているんだい?まだ試験は終わっていないよ。僕達はまだ誰も旗を手にしていないんだから」
「いつまで訳分かんねぇ事言ってやがる!だったら俺が取ってもう終わらせてやらぁ!」
ガタイのいいゴーキンさんは、その見た目に反してかなり動きが速い。一瞬にしてクレイさんの元まで距離を詰めると、そのまま赤い旗目掛けて腕を伸ばした。
「これで試験は終わりだ!」
「――残念。まだ終わらせないよ」
「よ~し」
「お、何かやる気?」
「このまま一気に先頭に追い付こう!」
何かを思いついたティファ―ナは魔力を練り上げる。
「行くよ皆」
そう言うと、ティファ―ナの魔法によって突如地面から大量の海水が吹き上がった。
「「「――⁉」」」
上空まで吹き出た海水は、まるで生き物の如く上からティファ―ナ達目掛けて急降下すると、そのまま波乗りの様にティファ―ナ達を運んでいった―。
「いっけぇぇぇ!!」
「これは凄い!」
「何だよこの魔力……⁉」
その姿はまるで森を這う巨大な水の大蛇に見えた。激しく散る水飛沫。そのスピードは凄まじく、先頭に追い付くどころかそのまま一気にトップまで躍り出た。
「凄まじい魔法だ。あの子これまでの試験で目立った結果を出していたか?」
「どうでしょう。私もこれといって記憶には残っていませんが……あんな凄い子がいたらもっと早く気付いていると思いますけど」
何をやってるんだティファ―ナは。目立たないどこか注目の的じゃん。やり過ぎだよ。しかもどこまで進むんだよその波!
先頭を追い越しても未だ突き進むその波は、5㎞地点からなんとゴールである谷底のある崖まで行ってしまったではないか。
「しまった。急がなくては」
まさかの事態に試験管さんも慌ててゴールへと向かう。焦るよねこんなの。まさか過ぎるよ。ティファ―ナ達が着いた数秒後に何とか僕達も着くことが出来た。
「いやはや驚いた。まさかあそこから一気にゴールまで辿り着くとはね」
僕と試験管さん達は地面に降り立つ。すると試験管さんはクレイさん達に向かってそう言った。
「ジル!」
僕を見つけたティファ―ナは元気よくこちらに向かって来た。相変わらず可愛いな。だがそういう問題ではない。
「ジル!じゃないよ全く。何してるんだよ!」
「ジル君も来たんだね。まさかティファ―ナ君があんな凄い魔法を使うとは」
「だから何だんだよこの子は。しかも1人増えたぞ」
ゴーキンさんとディオルドさんはやはり訝しい表情で僕とティファ―ナを見ていた。
「何だ?君達知り合いなのか?」
会話する僕達を見て、試験管さんがそう聞いてきた。
やば。また話がややこしくなってしまうぞ。上手く誤魔化さないと。
「い、いえ。実はさっきの討伐試験も見学しようとしていたら、運悪く召喚獣と遭遇してしまって、助けてもらったんです」
「そうだったのか。というか君はいつから見学していたんだ?危ないから次はちゃんと騎士団に連絡を入れてくれよ」
「はい。ご迷惑をお掛けしてすいません。以後気をつけます」
僕は試験管さんに頭を下げ謝った。すると、フワッと僕の顔に風が当たった。
何だろうと頭を上げ横を確認すると、さっきまでそこにいた筈のティファ―ナが何故か急に走り出していた。
今度は何だ?
「旗は私が貰ったー!」
このタイミングで⁉
負けず嫌いと言うか真っ直ぐ過ぎると言うか、もう何て言っていいのか分からない。もう試験は誰がどう見てもクレイさん達のゴールで終わってる空気だぞ。その証拠に、ゴーキンさんもディオルドさんも全く動く気配ないし、勝負してたクレイさんだって……「――はい。僕の勝ち」
気付いた時には、クレイさんはティファ―ナよりも先に、赤い旗の所にいた―。
「え~⁉ 何で⁉」
「惜しかったね。もう少しだったけど」
ティファ―ナは勿論、その場にいた誰もが驚いた。いつ動き出したかも分からない。気付いたらそこにクレイさんがいたんだ。
「いつの間に……」
「全く見えなかったな」
試験管さん達も目を見開いて驚いている。
「ティファ―ナ君。勝負はとても楽しかった。少しは張り合いのある子に出会えていい“退屈しのぎ”になったよ。
でもね、君じゃまだ力不足なんだ。だからもう引っ込んでてくれる?」
次の瞬間、クレイさんがティファ―ナに手を向けると、突如凄まじい突風がティファ―ナを吹っ飛ばした。
「キャッ……⁉⁉」
「ティファ―ナ!」
「危ない!」
吹き飛んだティファ―ナを試験管の2人が受け止めた。
「何をしているんだ貴様!」
「大丈夫かティファ―ナ!」
今起きた事が信じられない。クレイさん、何故ティファ―ナを攻撃したんだ⁉
見た所大きな怪我はない。でも気を失ってる様だ。険しい顔つきになる試験官さんとは対照的に、ニヤリと笑うクレイさんのその雰囲気は今までと一変した。
「ハハハハハ。何をしているだって?可笑しなことを言うもんだ。このサバイバルにルールは無しと言ったのはアンタ達じゃないか!赤い旗を手にしたら合格だとな!よく見ろ。僕はまだ旗を“手にしていない”ぞ」
この状況もクレイさんの発言も理解出来ないのは僕だけじゃない。この場にいる皆が同じことを思っている。だが、不気味に笑いながら言うクレイさんからは微塵も冗談が感じられない。何を考えているか分からないが、言っている事はどうやら本気だ―。
「何を言ってるんだクレイ!この試験は俺達の勝ちだろ」
「俺達?何もしてない筋肉馬鹿が何を言っているんだい?まだ試験は終わっていないよ。僕達はまだ誰も旗を手にしていないんだから」
「いつまで訳分かんねぇ事言ってやがる!だったら俺が取ってもう終わらせてやらぁ!」
ガタイのいいゴーキンさんは、その見た目に反してかなり動きが速い。一瞬にしてクレイさんの元まで距離を詰めると、そのまま赤い旗目掛けて腕を伸ばした。
「これで試験は終わりだ!」
「――残念。まだ終わらせないよ」
0
お気に入りに追加
1,269
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
前世では伝説の魔法使いと呼ばれていた子爵令嬢です。今度こそのんびり恋に生きようと思っていたら、魔王が復活して世界が混沌に包まれてしまいました
柚木ゆず
ファンタジー
――次の人生では恋をしたい!!――
前世でわたしは10歳から100歳になるまでずっと魔法の研究と開発に夢中になっていて、他のことは一切なにもしなかった。
100歳になってようやくソレに気付いて、ちょっと後悔をし始めて――。『他の人はどんな人生を過ごしてきたのかしら?』と思い妹に会いに行って話を聞いているうちに、わたしも『恋』をしたくなったの。
だから転生魔法を作ってクリスチアーヌという子爵令嬢に生まれ変わって第2の人生を始め、やがて好きな人ができて、なんとその人と婚約をできるようになったのでした。
――妹は婚約と結婚をしてから更に人生が薔薇色になったって言っていた。薔薇色の日々って、どんなものなのかしら――。
婚約を交わしたわたしはワクワクしていた、のだけれど……。そんな時突然『魔王』が復活して、この世が混沌に包まれてしまったのでした……。
((魔王なんかがいたら、落ち着いて過ごせないじゃないのよ! 邪魔をする者は、誰であろうと許さない。大好きな人と薔薇色の日々を過ごすために、これからアンタを討ちにいくわ……!!))
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
不遇スキルの錬金術師、辺境を開拓する 貴族の三男に転生したので、追い出されないように領地経営してみた
つちねこ
ファンタジー
【4巻まで発売中】
貴族の三男であるクロウ・エルドラドにとって、スキルはとても重要なものである。優秀な家系であるエルドラド家において、四大属性スキルを得ることは必須事項であった。
しかしながら、手に入れたのは不遇スキルと名高い錬金術スキルだった。
残念スキルを授かったクロウは、貴族としての生き方は難しいと判断され、辺境の地を開拓するように命じられてしまう。
ところがクロウの授かったスキルは、領地開拓に向いているようで、あっという間に村から都市へと変革してしまう。
これは辺境の地を過剰防衛ともいえる城郭都市に作り変え、数多の特産物を作り、領地経営の父としてその名を歴史轟かすことになるクロウ・エルドラドの物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる