6 / 54
第6話 言いたくない魔法
しおりを挟む
魔法使いと思しきアッシュが自ら距離を詰めてくるのに、意外そうな顔をした試験官の男は、模造剣で簡単に突きを放った。
剣先がアッシュの肩を捉える寸前、アッシュは高速で体を回転。剣先を躱しながら、強烈な回し蹴りを放つ。
人体だけでは再現不可能な高速回転に虚を突かれ、男は模造剣を引き戻しながら片腕で防御をした。
「ぐっ」と呻く男。
アッシュの蹴りが直撃した衝撃で、ふらついた男。それでも模造剣を正眼に構え、次の攻撃に備えようとする。
「隙だらけだ」
目の前にアッシュの姿があるにもかかわらず、右後方から聞こえた声にゾッとし、男が左に跳ぶ。
しかし、男が跳ぶのを予め予想していたアッシュ。収納魔法で取り出した木の長棒を振り抜く。
「それは判断ミスだ、新人」
模造剣で長棒を防ぎ、競り合いに持ち込もうと画策する男だったが、次の瞬間、目の前で起こった事象に目を疑った。
模造剣で受け止めた長棒が、鞭のようにしなり、男の肩に叩きつけられたのだ。
肩に受けた強烈な衝撃。模造剣を落としそうになりながら、男は歯を食いしばって後方に飛び退く。
アッシュが持つ長棒を見るが、ギルドの備品であると証明する刻印がしかと付けられていた。収納魔法から取り出す際に、別物と交換した訳ではない。
「何をしやがった?」
「ちょっと言いたくない魔法を使いました」
「実家に伝わっている秘伝の魔法か」
男の言葉に、アッシュは曖昧な笑みで返す。
アッシュが使った魔法は『うねれ交われ』というあらゆる棒状の物を鞭のように扱えるようにする魔法だ。禁書『倦怠を破った懲罰棒』に記載されている、SMプレイ用のエッチな魔法である。副次効果として、叩く方も叩かれる方もちょっと楽しくなるおまけつきでもあったりする。
当然、男を叩く趣味がある訳じゃない。アッシュは曖昧な笑みを返す以外の方法がなかっただけ。
男が構えを解いて、長棒で叩かれた肩を回す。
「とりあえず合格だ」と男。
「ここまで良いように誘導されたのは初めてだ。ちょっと楽しくなったくらいだぜ。ひとまずCランク相当の実力を認めるが、Dランクからスタートだ。Cランクは護衛依頼もあるんでな。実績がそれなりにないと与えられないんだ、勘弁してくれ」
「構いませんよ。ありがとうございました」
一礼して、借り物の長棒を返却する。
男は肩の調子を確かめた後、ヴェロニカを見た。
「そんで、そっちのお嬢ちゃんなんだが、本当に試験を受けるのか?」
差別をするつもりはない。純粋な戸惑いだった。
「ふむ、実はちょいと悩んでおる」
「だよな、危ないぞ」
「そうなのだ、下手したら殺しかねんからな。ちょいと魔法を空撃ちしても構わんかの?」
「お、おう。とりあえずやってみろ」
子供特有の、出来もしない大口を叩いてると思ったらしく、微笑ましそうに見物客達がヴェロニカを眺めている。
雰囲気の良いギルドだな、とアッシュだけはヴェロニカではなく、冒険者達を眺めていた。
「泣く王子に捧ぐ潮騒、亡き王女に捧ぐ血の灰――」
ヴェロニカの詠唱。
「うげぇ、クソ馬鹿め」
両腕をふらふらと振りながら、半円を描く足運びで踊り始めたヴェロニカ。その詠唱を理解したアッシュは、情けない声を上げてすぐさま試験官の大男の腕を掴んだ。訓練場の端へと強引に引っ張る。
なんだなんだ、とアッシュの慌て様を面白がる冒険者達。この後何が起きるのかを、誰も何も知らない。
「枯れぬ永久の煩悩渦に誘いとて、亡者、王者、夢の中。月光徒然──」
魔法詠唱をした直後、ヴェロニカの頭上に直径二メートルの月を象った球体が出現。
冒険者達の中でも、球体が内包する膨大な魔力に気付いた魔法使い達が血相を変え、一斉に訓練場の端へ駆け出した。
音もなく、球体から半月状の“斬”が複数放たれる。
斬は訓練場の誰もいない隅へと飛んでいき――地面を圧縮するように陥没させた。
二波、三波、四波。遂に二十を数えた頃になって、ようやく球体が消滅した。
二十もの斬の波を受けた訓練場の隅は、深さ八メートルほどまで抉れている。もしもその場に人がいれば、原形をとどめていないだろう。地中にあった石も粉々になっている。
静まり返った訓練場を見回して、ヴェロニカは腕を組んだ。
「失敬な奴らじゃな。そんなに逃げんでも人に向ける訳がなかろう」
ごくり、とアッシュは生唾を飲み込み戦慄する。確かに、完璧に制御しきっていた。威力を落としてあるとはいえ、本来、軍属の魔法使いが五人で扱う攻城用の攻撃魔法を、たった一人の少女が。
「ご、ご、合格」
試験官の判定を否定する者は誰一人いなかった。凄まじい新人が入ってきた、と騒ぎ始める冒険者たちを見て、アッシュは空を仰ぐ。
早くも新しい、偽りの身分が必要なのではないか、と。
剣先がアッシュの肩を捉える寸前、アッシュは高速で体を回転。剣先を躱しながら、強烈な回し蹴りを放つ。
人体だけでは再現不可能な高速回転に虚を突かれ、男は模造剣を引き戻しながら片腕で防御をした。
「ぐっ」と呻く男。
アッシュの蹴りが直撃した衝撃で、ふらついた男。それでも模造剣を正眼に構え、次の攻撃に備えようとする。
「隙だらけだ」
目の前にアッシュの姿があるにもかかわらず、右後方から聞こえた声にゾッとし、男が左に跳ぶ。
しかし、男が跳ぶのを予め予想していたアッシュ。収納魔法で取り出した木の長棒を振り抜く。
「それは判断ミスだ、新人」
模造剣で長棒を防ぎ、競り合いに持ち込もうと画策する男だったが、次の瞬間、目の前で起こった事象に目を疑った。
模造剣で受け止めた長棒が、鞭のようにしなり、男の肩に叩きつけられたのだ。
肩に受けた強烈な衝撃。模造剣を落としそうになりながら、男は歯を食いしばって後方に飛び退く。
アッシュが持つ長棒を見るが、ギルドの備品であると証明する刻印がしかと付けられていた。収納魔法から取り出す際に、別物と交換した訳ではない。
「何をしやがった?」
「ちょっと言いたくない魔法を使いました」
「実家に伝わっている秘伝の魔法か」
男の言葉に、アッシュは曖昧な笑みで返す。
アッシュが使った魔法は『うねれ交われ』というあらゆる棒状の物を鞭のように扱えるようにする魔法だ。禁書『倦怠を破った懲罰棒』に記載されている、SMプレイ用のエッチな魔法である。副次効果として、叩く方も叩かれる方もちょっと楽しくなるおまけつきでもあったりする。
当然、男を叩く趣味がある訳じゃない。アッシュは曖昧な笑みを返す以外の方法がなかっただけ。
男が構えを解いて、長棒で叩かれた肩を回す。
「とりあえず合格だ」と男。
「ここまで良いように誘導されたのは初めてだ。ちょっと楽しくなったくらいだぜ。ひとまずCランク相当の実力を認めるが、Dランクからスタートだ。Cランクは護衛依頼もあるんでな。実績がそれなりにないと与えられないんだ、勘弁してくれ」
「構いませんよ。ありがとうございました」
一礼して、借り物の長棒を返却する。
男は肩の調子を確かめた後、ヴェロニカを見た。
「そんで、そっちのお嬢ちゃんなんだが、本当に試験を受けるのか?」
差別をするつもりはない。純粋な戸惑いだった。
「ふむ、実はちょいと悩んでおる」
「だよな、危ないぞ」
「そうなのだ、下手したら殺しかねんからな。ちょいと魔法を空撃ちしても構わんかの?」
「お、おう。とりあえずやってみろ」
子供特有の、出来もしない大口を叩いてると思ったらしく、微笑ましそうに見物客達がヴェロニカを眺めている。
雰囲気の良いギルドだな、とアッシュだけはヴェロニカではなく、冒険者達を眺めていた。
「泣く王子に捧ぐ潮騒、亡き王女に捧ぐ血の灰――」
ヴェロニカの詠唱。
「うげぇ、クソ馬鹿め」
両腕をふらふらと振りながら、半円を描く足運びで踊り始めたヴェロニカ。その詠唱を理解したアッシュは、情けない声を上げてすぐさま試験官の大男の腕を掴んだ。訓練場の端へと強引に引っ張る。
なんだなんだ、とアッシュの慌て様を面白がる冒険者達。この後何が起きるのかを、誰も何も知らない。
「枯れぬ永久の煩悩渦に誘いとて、亡者、王者、夢の中。月光徒然──」
魔法詠唱をした直後、ヴェロニカの頭上に直径二メートルの月を象った球体が出現。
冒険者達の中でも、球体が内包する膨大な魔力に気付いた魔法使い達が血相を変え、一斉に訓練場の端へ駆け出した。
音もなく、球体から半月状の“斬”が複数放たれる。
斬は訓練場の誰もいない隅へと飛んでいき――地面を圧縮するように陥没させた。
二波、三波、四波。遂に二十を数えた頃になって、ようやく球体が消滅した。
二十もの斬の波を受けた訓練場の隅は、深さ八メートルほどまで抉れている。もしもその場に人がいれば、原形をとどめていないだろう。地中にあった石も粉々になっている。
静まり返った訓練場を見回して、ヴェロニカは腕を組んだ。
「失敬な奴らじゃな。そんなに逃げんでも人に向ける訳がなかろう」
ごくり、とアッシュは生唾を飲み込み戦慄する。確かに、完璧に制御しきっていた。威力を落としてあるとはいえ、本来、軍属の魔法使いが五人で扱う攻城用の攻撃魔法を、たった一人の少女が。
「ご、ご、合格」
試験官の判定を否定する者は誰一人いなかった。凄まじい新人が入ってきた、と騒ぎ始める冒険者たちを見て、アッシュは空を仰ぐ。
早くも新しい、偽りの身分が必要なのではないか、と。
43
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる