26 / 112
リューティス王国と国王
しおりを挟む
♢♦♢
~リューティス王国・玉座の間~
部屋の奥に存在する王の玉座に静かに座っている1人の男。
頭には黄金の冠を乗せ、背からは気品のあるマント垂らしている。鋭い眼光と髭をたくわえた威圧感のあるその老人は、他でもないリューティス王国の国王である。
玉座に座る国王の前には騎士魔法団の甲冑やローブを纏った者達がいた。数は全部で20数人。その全員に施されている王国の紋章は赤色。スキル覚醒者であり、全員がそれぞれ騎士魔法団の団長の証である“金色のブローチ”を胸元に付けている。
「――国王様。 辺境の森近くにある村にて確認された白銀のモンスターと謎の青年の新たな情報でありますが、村にいた第八騎士団のラシェル団長を攻撃した後に白銀のモンスター共に逃亡。それ以降の行方は今現在新たな目撃情報が入っておりません。
更にノーバディの巣であると思われる遺跡に向かったオレオールの魔法団エンビア団長率いる第十魔法団ですが、討伐に向かった当日から突如連絡が途絶えており、先程他の団員が確認しに行った所、ノーバディの巣と思われる洞窟が崩落しており落石の下敷きになった者やノーバディに襲われたと見られる遺体が多く転がっていたそうです。
まだエンビア団長の姿は確認されておりませんが、現場では彼女の壊れた杖が既に見つかっております。報告は以上です」
団長の1人が国王にそう伝えると、玉座に座っている国王が静かに口を開いた。
「成程、報告ご苦労であった。それにしても、まさかエンビア団長がやられるとはな。彼女はオレオールや此処の王都でも確か名が知られていた実力者であっただろう?」
「はい」
「実に貴重な戦力を失ってしまったな。やはり終焉の影響は凄まじい。エンビア団長がやられたという事は、そこにいたノーバディはどうなったのだ? まさか王国内を散歩している訳ではなかろうな」
「いえ。報告によりますと、洞窟内にいたノーバディは本体ではなかったそうですが、“頭部”を持つ上位クラスのノーバディと確認されております。
現場で斬られた頭2つと胴体に残ったままの頭が2つ。恐らく元は4つ頭だったと見られる上位ノーバディの残骸があったとの事です」
「ほお。それは一体“誰”が倒したのだ? 斬られたのならばエンビア団長ではないと思うが――」
真意に迫る国王の目つきが鋭くなった。
「国王様の仰る通り、現場の調査ではノーバディが倒されたのは恐らく鋭い“剣”か何かであろうと。エンビア団長は風魔法の使い手でありますが、彼女の魔法攻撃によるものとは異なると調べが出ています。
これは今可能性として追っている段階でありますが、洞窟にいた4つ頭のノーバディを倒したのは恐らく白銀のモンスターと共に行方をくらましている、例の謎の青年かと――。
彼が剣を使っていた事は既に幾つか確認されておりますので」
団長がそう報告をし終えた時、国王には“ある人物”の顔が一瞬脳裏を過っていた。
「そうか。分かった。引き続き白銀のモンスターを最優先で探し出せ。それを連れている男もな。事態は一刻を争っている。何が何でも見つけるのだ!」
「「はッ!!」」
国王の命により、その場にいた団長達は直ぐに玉座の間を後にした。
(辺境の森の周辺……。謎の青年に……剣……。今の報告を聞いて何故一瞬“彼”の顔が浮かんだのだ?
もうかれこれ8年ぐらいになるか。
由緒あるレオハート家とこのリューティス王国の面汚しとして辺境の森に飛ばしたグリードの“息子”。流石に奴の息子であったとしても、スキル未覚醒の子供が辺境の森で生き抜くなど到底有り得ぬわ。
こんな下らぬ事を一瞬でも考えてしまうなど、私も随分歳を取ったか
――)
国王が1人そんな事を思っていると、玉座の間に待機している家来が口を開いた。
「国王様。白銀のモンスター討伐に向かわせようとしておりました“七聖天《しちせいてん》”の2人ですが、1人は上位クラスのノーバディと戦っており、それを倒した後にもすぐ隣のフィンスター都市に現れたノーバディの討伐に行かねばならず対応出来ないとの事。
ですが、もう1人の……「――お呼びですか国王様?」
「おお。来てくれたか“ユリマ”」
突如現れた1人の女。
スラっとした細身の体系で紫色の長い髪を結んでおり、手には淡く光る分厚い“書”が握られていた。
彼女の名は“ユリマ・サーゲノム”。
リューティス王国が誇る“7つの神器”の内の1つである『魔道賢書ノアズ』を与えられた七聖天の1人。七聖天は他国にも名を轟かせるリューティス王国の騎士魔法団団長達の更に上の実力を持つ選ばれし者達である。
「今日は“予知通り”此処まで足を運ばせて頂きました。他の七聖天の方々も皆ノーバディと懸命に戦っております故、今国王様の命を受けられるのは私だけです」
ユリマはそう言いながら静かに笑った。
「フハハハ。流石、神器を与えられた選ばれし者であるなユリマ。何時もの如く其方には“全てお見通し”という訳か」
「はい。既に私は白銀のモンスターと彼らの居場所も知っております。王国の害となる彼らを消すという事で宜しいのですよね」
「その通りだ。話が早くて助かるぞユリマよ。其方の力ならば必ずや遂行出来るだろう。後は頼む」
「分かりました――」
国王からの命を受け、再び笑みを浮かべたユリマは玉座の間を後にした。
リューティス王国最大の力である七聖天が1人、ユリマ・サーゲノムの影がグリム達に忍び寄る――。
~リューティス王国・玉座の間~
部屋の奥に存在する王の玉座に静かに座っている1人の男。
頭には黄金の冠を乗せ、背からは気品のあるマント垂らしている。鋭い眼光と髭をたくわえた威圧感のあるその老人は、他でもないリューティス王国の国王である。
玉座に座る国王の前には騎士魔法団の甲冑やローブを纏った者達がいた。数は全部で20数人。その全員に施されている王国の紋章は赤色。スキル覚醒者であり、全員がそれぞれ騎士魔法団の団長の証である“金色のブローチ”を胸元に付けている。
「――国王様。 辺境の森近くにある村にて確認された白銀のモンスターと謎の青年の新たな情報でありますが、村にいた第八騎士団のラシェル団長を攻撃した後に白銀のモンスター共に逃亡。それ以降の行方は今現在新たな目撃情報が入っておりません。
更にノーバディの巣であると思われる遺跡に向かったオレオールの魔法団エンビア団長率いる第十魔法団ですが、討伐に向かった当日から突如連絡が途絶えており、先程他の団員が確認しに行った所、ノーバディの巣と思われる洞窟が崩落しており落石の下敷きになった者やノーバディに襲われたと見られる遺体が多く転がっていたそうです。
まだエンビア団長の姿は確認されておりませんが、現場では彼女の壊れた杖が既に見つかっております。報告は以上です」
団長の1人が国王にそう伝えると、玉座に座っている国王が静かに口を開いた。
「成程、報告ご苦労であった。それにしても、まさかエンビア団長がやられるとはな。彼女はオレオールや此処の王都でも確か名が知られていた実力者であっただろう?」
「はい」
「実に貴重な戦力を失ってしまったな。やはり終焉の影響は凄まじい。エンビア団長がやられたという事は、そこにいたノーバディはどうなったのだ? まさか王国内を散歩している訳ではなかろうな」
「いえ。報告によりますと、洞窟内にいたノーバディは本体ではなかったそうですが、“頭部”を持つ上位クラスのノーバディと確認されております。
現場で斬られた頭2つと胴体に残ったままの頭が2つ。恐らく元は4つ頭だったと見られる上位ノーバディの残骸があったとの事です」
「ほお。それは一体“誰”が倒したのだ? 斬られたのならばエンビア団長ではないと思うが――」
真意に迫る国王の目つきが鋭くなった。
「国王様の仰る通り、現場の調査ではノーバディが倒されたのは恐らく鋭い“剣”か何かであろうと。エンビア団長は風魔法の使い手でありますが、彼女の魔法攻撃によるものとは異なると調べが出ています。
これは今可能性として追っている段階でありますが、洞窟にいた4つ頭のノーバディを倒したのは恐らく白銀のモンスターと共に行方をくらましている、例の謎の青年かと――。
彼が剣を使っていた事は既に幾つか確認されておりますので」
団長がそう報告をし終えた時、国王には“ある人物”の顔が一瞬脳裏を過っていた。
「そうか。分かった。引き続き白銀のモンスターを最優先で探し出せ。それを連れている男もな。事態は一刻を争っている。何が何でも見つけるのだ!」
「「はッ!!」」
国王の命により、その場にいた団長達は直ぐに玉座の間を後にした。
(辺境の森の周辺……。謎の青年に……剣……。今の報告を聞いて何故一瞬“彼”の顔が浮かんだのだ?
もうかれこれ8年ぐらいになるか。
由緒あるレオハート家とこのリューティス王国の面汚しとして辺境の森に飛ばしたグリードの“息子”。流石に奴の息子であったとしても、スキル未覚醒の子供が辺境の森で生き抜くなど到底有り得ぬわ。
こんな下らぬ事を一瞬でも考えてしまうなど、私も随分歳を取ったか
――)
国王が1人そんな事を思っていると、玉座の間に待機している家来が口を開いた。
「国王様。白銀のモンスター討伐に向かわせようとしておりました“七聖天《しちせいてん》”の2人ですが、1人は上位クラスのノーバディと戦っており、それを倒した後にもすぐ隣のフィンスター都市に現れたノーバディの討伐に行かねばならず対応出来ないとの事。
ですが、もう1人の……「――お呼びですか国王様?」
「おお。来てくれたか“ユリマ”」
突如現れた1人の女。
スラっとした細身の体系で紫色の長い髪を結んでおり、手には淡く光る分厚い“書”が握られていた。
彼女の名は“ユリマ・サーゲノム”。
リューティス王国が誇る“7つの神器”の内の1つである『魔道賢書ノアズ』を与えられた七聖天の1人。七聖天は他国にも名を轟かせるリューティス王国の騎士魔法団団長達の更に上の実力を持つ選ばれし者達である。
「今日は“予知通り”此処まで足を運ばせて頂きました。他の七聖天の方々も皆ノーバディと懸命に戦っております故、今国王様の命を受けられるのは私だけです」
ユリマはそう言いながら静かに笑った。
「フハハハ。流石、神器を与えられた選ばれし者であるなユリマ。何時もの如く其方には“全てお見通し”という訳か」
「はい。既に私は白銀のモンスターと彼らの居場所も知っております。王国の害となる彼らを消すという事で宜しいのですよね」
「その通りだ。話が早くて助かるぞユリマよ。其方の力ならば必ずや遂行出来るだろう。後は頼む」
「分かりました――」
国王からの命を受け、再び笑みを浮かべたユリマは玉座の間を後にした。
リューティス王国最大の力である七聖天が1人、ユリマ・サーゲノムの影がグリム達に忍び寄る――。
53
お気に入りに追加
1,902
あなたにおすすめの小説
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる