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第一章 スライムマスター
第四話 スライムの力
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俺の住まわせてもらっている「タリオ村」は小さな村だ。
人口は200人ほどで、そのほとんどが農業や畜産をして暮らしている。
当然そんな小さな村に護衛の戦士などを雇う金などない。
ゆえにこの村は魔獣避けのかけられた柵で村ごと囲うしかなかったのだ。
魔獣避けの柵は比較的安価で手に入り効果も強力な品らしいが、その元となるのはただの木材だ。簡単に折れるし雨が続けば腐ることもある。
だから本来であれば村の職人の爺さんが毎日見回っているはずなのだが……今回は見逃してしまったのだろう。
「頼む……何事も起こらないでくれ……!!」
肩にスライムの「そら」を乗せながら俺は必死に走る。
もう走り始めてから五分は経っているだろう。
直前まで農作業をしていたこともあり俺の足はもうガクガク。息も切れ体中が激しく熱い。
まだ着かないのか!?
「あ!! あそこだよキクチっ!!」
そらが体から小さな腕を生やしある一点を指さす。
ぼやける焦点を必死に合わしそこを見てみると、なるほど確かに柵の一か所が折れており人一人入れるくらいの隙間が空いている。
「よかった、あれくらいなら直せる!」
落石などで派手に壊れていたらどうしようかと思っぜ。
「よし早く直さなきゃ……」
急いで柵に駆け寄ろうとした瞬間、俺は身の危険を感じ動きを止める。
「なんだ……? この感じは?」
俺の体を襲ったのはむせかえるような恐怖感。まるで首元に鋭利な刃物を押し当てられているようだ。
今まで感じたことのない感覚に、足は小刻みに震えてしまいピクリとも動かなくなってしまう。
「キクチ、なんかいるよー!!」
突如大声を出したそらの指さす方向を見ると、柵の内側に見るからに獰猛そうな狼の様な生き物が『グルル……』と恐ろしい唸り声を上げながらこちらを睨んでいた。
黒く硬そうな体毛に血走った赤い目。牙と爪はまるでナイフの様に鋭く、大きい。
すらりとした体躯ながらも体長は2mを超し、人間など丸のみにしてしまえるほどの大きさの口を持っている。
「ぐ、グランドウルフっ!?」
俺が思わず口に出したのは村の北方に生息する魔獣の名前だ。
姿こそ見たこと無いがモンスター図鑑に載っていた絵と目の前の魔獣の姿はそっくりだ。ほぼ間違いないだろう。
「グルル……!!」
歯を剥き威嚇音を出すグランドウルフ。
歯の隙間からはよだれがポタポタと流れ落ちている。どうやらよほどお腹がすいているようだ。
「くそ、どうすれば!」
俺の手には柵を直すように持ってきた釘と金づちのみ。
とてもじゃないがこれでは階級《ランク》E+のグランドウルフには勝てっこない。
仮に剣と盾を持っていても勝てる相手ではないのだが。
そんなことを考えている内にグランドウルフはじりじりと距離を詰めてくる。
警戒はしているようだが俺を諦めるつもりはないらしい。今なら背中を向けた瞬間背中をガブリだろう。
自慢じゃないが俺の足は速くない。
逃げ切る事は不可能。万事休すってやつだ。
「ねえねえキクチ。こまってる?」
そんな中、状況を飲み込めないのかそらは呑気にそんなことを聞いてくる。
確か図鑑によるとスライムは死んだら「スライムストーン」という黒い石を残して体は消え去るらしい。
食べられることは無いだろうが見逃してはくれないだろう。
「そうだな、すごい困っている。守ってやれなくてごめんな」
新しく出来た友達のぷるぷるの体を撫でながら俺は謝る。
一度死んだ俺に次があるかは分からないが、もしもう一回生き返れたら次こそは妥協せずに生きよう……。
「わかった! じゃあそらがたすけてあげるね!!」
何とそらはそう言うと俺の体からぴょんと飛び降り、グランドウルフ目がけ突っ込んでいくではないか!!
「お、おいソラ!!」
慌てて追いかけようとするが足がまだうまく動かず追いつけない!
スライムは魔獣の中でも最弱の階級《ランク》Gだ。
とてもグランドウルフに勝てっこない!
「うおおおぉ! くらえっ!」
ソラは加速をつけてグランドウルフに飛び掛かる!
それに対しグランドウルフは大口を開けて鋭い牙をソラに向ける。勝負は火を見るより明らかだ。
「そら……あたーっくぅ!!」
ソラがそう叫んだ瞬間、なんとソラの体が膨張して大きくなった!!
元は手のひらサイズだったが大きくなったソラは1mを超えている。そしてソラはその大きくなった体でグランドウルフに体当たりをぶちかます!
「ガァ!?」
ソラの加速を乗せた体当たりを受けたグランドウルフはソラの体にめり込む。事態を飲み込めないのかグランドウルフの目は?マークだ。
まあ無理もないか。グランドウルフからしたらまるで突然水の中に放り込まれたような視界になっているだろうからな。
「むーん!!」
ソラはそのまま力んだ声を出すとなんとめり込んだグランドウルフを『ぽよん!!』と自分の弾力を生かし弾き飛ばす!!
グランドウルフは受け身を取る間もなく地面に叩きつけられ「きゃん!!」と声を上げる。
俺はその一連の様子を呆然と見ることしか出来なかった。
モンスター図鑑にはスライムは何の能力も持たない雑魚モンスターだと書いてあったのにこれはどういうことだろうか。
子どものスライムが成体のグランドウルフ相手に勝っちゃいそうではないか。
もしかしてこれってこの世界を震撼させかねないことなんじゃないか?
「グルル……!!」
そんなことを考えてるとソラに吹っ飛ばされたグランドウルフが立ち上がっていた。
さっきよりも警戒を強めたのか更に声が低くなっている。
「ガガァ!!」
そして今度は俺目がけ走ってくる!
どうやらソラより俺の方が容易いと思われたみたいだ、実際そうだけど!
「キクチ! ぼくをつかって!」
グランドウルフが着くより早くソラが俺の右手に飛び込んでくる。
ちなみにソラはもう元のサイズに戻っている。どうやら大きくなるのも小さくなるのも自在らしい。
「つ、使うってったってどうやって!?」
「きくちにまかせる!」
そんな! スライムの使い方なんてわからない! と叫びたくなるのをこらえ俺は考える。
既に俺とグランドウルフの距離は10mを切っている。この距離で俺が出来ることと言ったら。
「くそっ! どうにでもなれ!」
俺は半ばヤケクソ気味にソラを強く握りしめ振りかぶる。
そのフォームは俺が高校時代打ち込んだ野球の投球フォームだ。
「いっ……けえ!!」
俺が放ったのは全力のストレート。
本当はカーブが得意だったのだが動く的に当てるには不向きだろう。
「あとは頼んだぞソラ!」
「うんまかせて!!」
俺の呼びかけにソラはまた体を大きくさせグランドウルフに体当たりをする!
ガキン!!
俺の耳におよそスライムが当たった音とは思えない衝突音が入ってくる。まるで岩でもぶつかったみたいな音だ。
「ギャウン!!」
グランドウルフもまるで車にでも跳ねられたかのように吹っ飛ぶとそのまま柵を飛び越え、その先に落下する。
少し心配だったがどうやら死んでは無かったようだ。グランドウルフはすぐに立ち上がると尻尾を巻いて逃げていった。
ふうよかった。
「どうだ!! これがそらたちのちからだ!!」
そしてソラはというと何事もなかったかのようにピンピンしている。
確認のためその体を触ってみると、なんとソラの体はカチカチに固まっていた!
「ソラ、これはお前だけの力なのか?」
思わずそう尋ねてしまう。
考えられる可能性としてはソラが特別なスライムであるか、俺の『スライムマスター』の力であるかだ。
個人的には後者の可能性が高いと思っていたのだが、返ってきた答えは意外なモノだった。
「きょだいかとこうしつかのこと? それならそらだけじゃなくてみんなつかえるよ!!」
「……はは」
どうやら俺はこの図鑑の作者にクレームを入れなくてはいけなくなりそうだ。
なにが最弱のモンスターだ!!
人口は200人ほどで、そのほとんどが農業や畜産をして暮らしている。
当然そんな小さな村に護衛の戦士などを雇う金などない。
ゆえにこの村は魔獣避けのかけられた柵で村ごと囲うしかなかったのだ。
魔獣避けの柵は比較的安価で手に入り効果も強力な品らしいが、その元となるのはただの木材だ。簡単に折れるし雨が続けば腐ることもある。
だから本来であれば村の職人の爺さんが毎日見回っているはずなのだが……今回は見逃してしまったのだろう。
「頼む……何事も起こらないでくれ……!!」
肩にスライムの「そら」を乗せながら俺は必死に走る。
もう走り始めてから五分は経っているだろう。
直前まで農作業をしていたこともあり俺の足はもうガクガク。息も切れ体中が激しく熱い。
まだ着かないのか!?
「あ!! あそこだよキクチっ!!」
そらが体から小さな腕を生やしある一点を指さす。
ぼやける焦点を必死に合わしそこを見てみると、なるほど確かに柵の一か所が折れており人一人入れるくらいの隙間が空いている。
「よかった、あれくらいなら直せる!」
落石などで派手に壊れていたらどうしようかと思っぜ。
「よし早く直さなきゃ……」
急いで柵に駆け寄ろうとした瞬間、俺は身の危険を感じ動きを止める。
「なんだ……? この感じは?」
俺の体を襲ったのはむせかえるような恐怖感。まるで首元に鋭利な刃物を押し当てられているようだ。
今まで感じたことのない感覚に、足は小刻みに震えてしまいピクリとも動かなくなってしまう。
「キクチ、なんかいるよー!!」
突如大声を出したそらの指さす方向を見ると、柵の内側に見るからに獰猛そうな狼の様な生き物が『グルル……』と恐ろしい唸り声を上げながらこちらを睨んでいた。
黒く硬そうな体毛に血走った赤い目。牙と爪はまるでナイフの様に鋭く、大きい。
すらりとした体躯ながらも体長は2mを超し、人間など丸のみにしてしまえるほどの大きさの口を持っている。
「ぐ、グランドウルフっ!?」
俺が思わず口に出したのは村の北方に生息する魔獣の名前だ。
姿こそ見たこと無いがモンスター図鑑に載っていた絵と目の前の魔獣の姿はそっくりだ。ほぼ間違いないだろう。
「グルル……!!」
歯を剥き威嚇音を出すグランドウルフ。
歯の隙間からはよだれがポタポタと流れ落ちている。どうやらよほどお腹がすいているようだ。
「くそ、どうすれば!」
俺の手には柵を直すように持ってきた釘と金づちのみ。
とてもじゃないがこれでは階級《ランク》E+のグランドウルフには勝てっこない。
仮に剣と盾を持っていても勝てる相手ではないのだが。
そんなことを考えている内にグランドウルフはじりじりと距離を詰めてくる。
警戒はしているようだが俺を諦めるつもりはないらしい。今なら背中を向けた瞬間背中をガブリだろう。
自慢じゃないが俺の足は速くない。
逃げ切る事は不可能。万事休すってやつだ。
「ねえねえキクチ。こまってる?」
そんな中、状況を飲み込めないのかそらは呑気にそんなことを聞いてくる。
確か図鑑によるとスライムは死んだら「スライムストーン」という黒い石を残して体は消え去るらしい。
食べられることは無いだろうが見逃してはくれないだろう。
「そうだな、すごい困っている。守ってやれなくてごめんな」
新しく出来た友達のぷるぷるの体を撫でながら俺は謝る。
一度死んだ俺に次があるかは分からないが、もしもう一回生き返れたら次こそは妥協せずに生きよう……。
「わかった! じゃあそらがたすけてあげるね!!」
何とそらはそう言うと俺の体からぴょんと飛び降り、グランドウルフ目がけ突っ込んでいくではないか!!
「お、おいソラ!!」
慌てて追いかけようとするが足がまだうまく動かず追いつけない!
スライムは魔獣の中でも最弱の階級《ランク》Gだ。
とてもグランドウルフに勝てっこない!
「うおおおぉ! くらえっ!」
ソラは加速をつけてグランドウルフに飛び掛かる!
それに対しグランドウルフは大口を開けて鋭い牙をソラに向ける。勝負は火を見るより明らかだ。
「そら……あたーっくぅ!!」
ソラがそう叫んだ瞬間、なんとソラの体が膨張して大きくなった!!
元は手のひらサイズだったが大きくなったソラは1mを超えている。そしてソラはその大きくなった体でグランドウルフに体当たりをぶちかます!
「ガァ!?」
ソラの加速を乗せた体当たりを受けたグランドウルフはソラの体にめり込む。事態を飲み込めないのかグランドウルフの目は?マークだ。
まあ無理もないか。グランドウルフからしたらまるで突然水の中に放り込まれたような視界になっているだろうからな。
「むーん!!」
ソラはそのまま力んだ声を出すとなんとめり込んだグランドウルフを『ぽよん!!』と自分の弾力を生かし弾き飛ばす!!
グランドウルフは受け身を取る間もなく地面に叩きつけられ「きゃん!!」と声を上げる。
俺はその一連の様子を呆然と見ることしか出来なかった。
モンスター図鑑にはスライムは何の能力も持たない雑魚モンスターだと書いてあったのにこれはどういうことだろうか。
子どものスライムが成体のグランドウルフ相手に勝っちゃいそうではないか。
もしかしてこれってこの世界を震撼させかねないことなんじゃないか?
「グルル……!!」
そんなことを考えてるとソラに吹っ飛ばされたグランドウルフが立ち上がっていた。
さっきよりも警戒を強めたのか更に声が低くなっている。
「ガガァ!!」
そして今度は俺目がけ走ってくる!
どうやらソラより俺の方が容易いと思われたみたいだ、実際そうだけど!
「キクチ! ぼくをつかって!」
グランドウルフが着くより早くソラが俺の右手に飛び込んでくる。
ちなみにソラはもう元のサイズに戻っている。どうやら大きくなるのも小さくなるのも自在らしい。
「つ、使うってったってどうやって!?」
「きくちにまかせる!」
そんな! スライムの使い方なんてわからない! と叫びたくなるのをこらえ俺は考える。
既に俺とグランドウルフの距離は10mを切っている。この距離で俺が出来ることと言ったら。
「くそっ! どうにでもなれ!」
俺は半ばヤケクソ気味にソラを強く握りしめ振りかぶる。
そのフォームは俺が高校時代打ち込んだ野球の投球フォームだ。
「いっ……けえ!!」
俺が放ったのは全力のストレート。
本当はカーブが得意だったのだが動く的に当てるには不向きだろう。
「あとは頼んだぞソラ!」
「うんまかせて!!」
俺の呼びかけにソラはまた体を大きくさせグランドウルフに体当たりをする!
ガキン!!
俺の耳におよそスライムが当たった音とは思えない衝突音が入ってくる。まるで岩でもぶつかったみたいな音だ。
「ギャウン!!」
グランドウルフもまるで車にでも跳ねられたかのように吹っ飛ぶとそのまま柵を飛び越え、その先に落下する。
少し心配だったがどうやら死んでは無かったようだ。グランドウルフはすぐに立ち上がると尻尾を巻いて逃げていった。
ふうよかった。
「どうだ!! これがそらたちのちからだ!!」
そしてソラはというと何事もなかったかのようにピンピンしている。
確認のためその体を触ってみると、なんとソラの体はカチカチに固まっていた!
「ソラ、これはお前だけの力なのか?」
思わずそう尋ねてしまう。
考えられる可能性としてはソラが特別なスライムであるか、俺の『スライムマスター』の力であるかだ。
個人的には後者の可能性が高いと思っていたのだが、返ってきた答えは意外なモノだった。
「きょだいかとこうしつかのこと? それならそらだけじゃなくてみんなつかえるよ!!」
「……はは」
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