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第六章【獣人の国】

第百四話 だいすきだから

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「マリヤ、出ちゃうから離して」

「ん」

 素直にずるっと引き抜くと、エリオネルの上に乗る。エリオネルは服の裾からまた手を入れて、もみもみとお尻を揉んだ。

「あー、目でも堪能したい」

「恥ずかしいからダメ」

「せっかく着てくれたのに」

「まだこれからも着るでしょ」

「マリヤ……」

 エリオネルが感極まったような顔をするから、俺は恥ずかしくなった。
 下着の下の方から指を入れられて、ビクビクなる。

「んっ、エッチ……」

「可愛い」

 下着をずらされて、後孔を擦られた。濡れているから、いつの間にか液体を取り出したのだろう。
 長い指がすぐに入ってきて、良い所を擦ってくる。

「は、あっ、ああっ」

「脳みそ蕩けそう」

 それは、俺の方だよ。気持ちよすぎてトロトロになりそう。
 ぐっちゅぐっちゅと指を出し入れされて、エリオネルの肩口に縋りついた。

「あっ、……あ、ん」

 でも、指だけじゃ足りなくて、エリオネルのを挿れて欲しくなる。

「エリオネル、いれて」

「自分で挿れてみて?」

「うん……」

 ビキビキに勃ち上がっている楔を、自分の後孔に宛てる。一回自分で挿れたことあるけど、やっぱりちょっと怖い。

「エリオネル、ちょっと怖いからいれて?」

「んんっ、かわいい」

 お願いすると、エリオネルはすぐに聞いてくれた。ぐぷぐぷと挿入ってくるエリオネルの性器は、大きくて、硬い。

「はっ、は、エリオネル」

「慣れないね?すごく可愛い」

 これでも慣れた方だと思うんだけど。確かに、大きすぎていつもビックリする。

「エリオネルのおっきい」

「可愛いが過ぎる」

「あ、だいすき」

「私のペニスが好きって聞こえる」

「~~~!?そんなこと言ってないじゃん!」

 真面目な顔して卑猥なこと言うエリオネルに驚く。

「好きじゃないの?」

「バカっ」

「ふーん?」

「ひぁっ、あっ、や、いきなりっ」

 エリオネルの首に手を回して、衝撃をやり過ごそうとするけど、無理!
 下から突き上げられて、嬌声が漏れる。

「あっ、ん、……は、あんっ」

「好きそうに見えるけど?」

「んんっ、知らないっ」

 どさっと後ろに倒されて、パンパンと突き上げられるとどうしようもなかった。

「ほら、言ってみて?」

「あっ、は、なに……?」

「私のナニが大好きか」

 変態!絶対言わない!

「言わないと辞めるよ?」

 ゆるゆると腰を動かされ、ずるるっと抜けていく感触に驚く。抜けたエリオネルの先っぽが、入り口を柔く刺激した。

「ひどい……」

 泣きそうになっていると、エリオネルが意地悪く微笑む。

「欲しくないの?」

 擦られた中が、足りないというようにズクズク疼いていた。

 ほ、欲しいけど、言わなきゃいけないの?

 頭がぽわぽわして、何も考えられなくなる。

「エリオネルのおちんちん、だいすきだから、いれてっ」

「最高」

 ずちゅん、と一番奥まで挿れられて、頭がチカチカした。そのまま穿たれて、もう思考は意味を成していない。

「あっ、ん、…ん、はっ」

「マリヤ、大好きだよ、愛してる」





「マリヤ?」

「知らないっ」

 終わってすぐ、エリオネルに背を向けてシーツに包まる。

「ごめんね、意地悪しすぎた」

「あ、あんなことっ!」

「可愛かったよ」

「あっ、垂れてきた」

 お尻からエリオネルの精液が垂れてきて、ちょっと気持ち悪い。

「今日はもうしないから、綺麗にさせて?」

 コスプレの時は、もっとガッつかれるので、本当に反省してるのかもしれない。
 それか、ナースが今一だったのかな?

「ねえ、コスプレあんまりだった?」

「え、何?まだしていいの?」

「そういうことじゃない」

「またしてくれるって言うから我慢したんだけど」

「そっか。ならいい」
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