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第四章【学園都市】
第六十二話 恋人
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エリオネルに解してもらうのも気持ち良くて好き。長いエリオネルの指が、良い所を擦る。
「は、アン、あっ、いいっ」
でも、後ろに入れられると何も考えられなくなる。いつもグズグズになるまで解してくれるエリオネルは、余裕がないのか早々に指を引き抜いた。
熱い楔が当たる時、トロトロになった蕾とチュ、とキスするみたいに音が鳴ってカッと体が熱る。
「あ……、は……んんっ」
グプグプと熱い楔を飲み込んでいく。昨日したからか、いつもより苦しくない。
「あ、エリオネルのお腹いっぱい」
「クッ……」
ほどよい圧迫感でお腹がいっぱいに感じて、エリオネルのが入っているお腹を撫でた。
それに我慢できないというように、エリオネルが腰を打ちつけ始める。俺の言葉一つでいっぱいいっぱいになるエリオネルが可愛い。
「本当に、本当に!」
「あ、あん、だめっ、アッ」
気持ちよくなりすぎて、ダメになりそう。もうなってるかも。
「マリヤ、愛してる」
「おかし…くなるっ」
その上、愛なんて囁かれたら。もうダメ。目の前が白くなり始めた。
「一緒におかしくなろう」
トロトロに甘やかされて、攻められてどうしようもなく気持ちいい。突き上げてくる楔が良い所に当たって、頭がチカチカしている。
俺、エリオネル居なくちゃダメかも。
ーーーーーー
5日目は何事もなく終わり、最終日になった。
エリオネルはあいも変わらず女の子たちに囲まれている。
頑張って躱してくれているのはわかるのだが、それ以上に生徒が多すぎる。俺の忍耐力もここまでのようだ。
「マリヤくん、怖い顔してるよ」
「ねぇ、もう十分我慢したから言ってもいいかな?」
「エリオネル先生と付き合ってるって?」
アイオライトくんに平然と言われて面食らう。
「え!?知ってたの?」
「検討ついてたくらいだったんだけど、当たり?」
「うん」
「はー、直接聞くと堪える」
アイオライトくんが長いため息をついた。そのまましゃがみ込んだアイオライトくんを心配して近づくと、ぐいっと引っ張られる。
抱き込められて、頬からリップ音がした。
(へ……?)
「僕にしとかない?」
「マリヤに何してる!?」
また、ぐいっと引っ張られる。エリオネルの匂いがして、彼に抱かれているのだとわかった。
「先生が放っとくからですよ」
「好きで放ってない!どれだけ私がマリヤとの時間を我慢してたか!」
エリオネルがめっちゃキレてる。こんなエリオネル初めてだ。
「もう我慢しない!マリヤは私の恋人だから、誰も手を出さないで!」
ちゅ、と今度はエリオネルに唇にキスされた。展開の早さについていけない。
ぬるっと舌が入ってきて、それで意識がハッキリした。
「ん、んふっ…」
ぎゅっと抱きしめられていて、離してもらおうにもびくともしない。ダメ、気持ちよくなっちゃう。ぴちゃ、ぴちゃ、と口から卑猥な音が聞こえて死にそうになった。
「あ、エリオネル……」
とろんとした顔でエリオネルを見ると、膝から力が抜けた。
「聞こえた?誰にも渡さないから」
横に抱き上げられたけど、抵抗する力がない。さっきからすごい悲鳴が聞こえる。
エリオネルの腕の中からアイオライトくんを見ると、呆れたような表情をしていた。
「は、アン、あっ、いいっ」
でも、後ろに入れられると何も考えられなくなる。いつもグズグズになるまで解してくれるエリオネルは、余裕がないのか早々に指を引き抜いた。
熱い楔が当たる時、トロトロになった蕾とチュ、とキスするみたいに音が鳴ってカッと体が熱る。
「あ……、は……んんっ」
グプグプと熱い楔を飲み込んでいく。昨日したからか、いつもより苦しくない。
「あ、エリオネルのお腹いっぱい」
「クッ……」
ほどよい圧迫感でお腹がいっぱいに感じて、エリオネルのが入っているお腹を撫でた。
それに我慢できないというように、エリオネルが腰を打ちつけ始める。俺の言葉一つでいっぱいいっぱいになるエリオネルが可愛い。
「本当に、本当に!」
「あ、あん、だめっ、アッ」
気持ちよくなりすぎて、ダメになりそう。もうなってるかも。
「マリヤ、愛してる」
「おかし…くなるっ」
その上、愛なんて囁かれたら。もうダメ。目の前が白くなり始めた。
「一緒におかしくなろう」
トロトロに甘やかされて、攻められてどうしようもなく気持ちいい。突き上げてくる楔が良い所に当たって、頭がチカチカしている。
俺、エリオネル居なくちゃダメかも。
ーーーーーー
5日目は何事もなく終わり、最終日になった。
エリオネルはあいも変わらず女の子たちに囲まれている。
頑張って躱してくれているのはわかるのだが、それ以上に生徒が多すぎる。俺の忍耐力もここまでのようだ。
「マリヤくん、怖い顔してるよ」
「ねぇ、もう十分我慢したから言ってもいいかな?」
「エリオネル先生と付き合ってるって?」
アイオライトくんに平然と言われて面食らう。
「え!?知ってたの?」
「検討ついてたくらいだったんだけど、当たり?」
「うん」
「はー、直接聞くと堪える」
アイオライトくんが長いため息をついた。そのまましゃがみ込んだアイオライトくんを心配して近づくと、ぐいっと引っ張られる。
抱き込められて、頬からリップ音がした。
(へ……?)
「僕にしとかない?」
「マリヤに何してる!?」
また、ぐいっと引っ張られる。エリオネルの匂いがして、彼に抱かれているのだとわかった。
「先生が放っとくからですよ」
「好きで放ってない!どれだけ私がマリヤとの時間を我慢してたか!」
エリオネルがめっちゃキレてる。こんなエリオネル初めてだ。
「もう我慢しない!マリヤは私の恋人だから、誰も手を出さないで!」
ちゅ、と今度はエリオネルに唇にキスされた。展開の早さについていけない。
ぬるっと舌が入ってきて、それで意識がハッキリした。
「ん、んふっ…」
ぎゅっと抱きしめられていて、離してもらおうにもびくともしない。ダメ、気持ちよくなっちゃう。ぴちゃ、ぴちゃ、と口から卑猥な音が聞こえて死にそうになった。
「あ、エリオネル……」
とろんとした顔でエリオネルを見ると、膝から力が抜けた。
「聞こえた?誰にも渡さないから」
横に抱き上げられたけど、抵抗する力がない。さっきからすごい悲鳴が聞こえる。
エリオネルの腕の中からアイオライトくんを見ると、呆れたような表情をしていた。
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