177 / 285
第6章:灼炎の祠と銀狼獣人編
第24話:突入!灼炎の祠
しおりを挟む
魔獣の森で力量を図ってから三日後、俺たちはエルゼリアの町の東に位置する『灼炎の祠』の前に立っていた。
「……いよいよだな」
俺の言葉にみんなも顔が引き締まる。
ここ三日はギルドで四属性ダンジョンの情報収集をしていた。
『水竜の洞窟』『マッサ鉱山』は聞いた感じ、いまの力量と同等。
『風神の谷』は少し上位に位置しており、『灼炎の祠』はイレギュラーな事態がない限り安心だろうという結果に落ち着いた。
油断や慢心は無い。過信もしないようにする。
これで、かなり踏破確率を上げられるだろう。
もう一つ、ヴィヴィの依頼である『小火竜涎香』についてだ。
いつもの受付嬢さんに聞いた結果、かなり希少なアイテムであると分かった。
それを目当てに数々の商人が冒険者たちに依頼を出しているものの、実際に達成されるケースはほとんど無いらしい。
それは、希少性はさることながら、通常の個体鑑定では表示されない隠しレア素材という特殊なアイテムであることが大きいらしい。
冒険者は敵に遭遇したら、まず『鑑定』を使い、剥ぎ取れる素材を確認、倒して素材を採集、その他の部位は破棄するというのが流れだ。
ところが『小火竜涎香』の場合は解体しながらそれっぽい部位に鑑定をかけまくって確認しなければいけない。
それも、ボスモンスターである『サラマンダー』にだ。
『ワープ』の無い一般冒険者は、素材が無ければ一度ダンジョンを出て、もう一度踏破する必要がある。
それだけで冒険者たちからは敬遠されるのだ。
冒険者稼業において、自分がいかに有利な立場にいるのか思い知らされるな。
「ご主人様、そろそろ行こうぜ」
血が騒ぐのだろう。ロウナが我慢できないとばかりに俺を急かしてくる。
「よし、行こう!」
俺は全員に目配せして、首肯をもらう。
一流冒険者への登竜門・四属性ダンジョン『灼炎の祠』に今、足を踏み入れた。
「な、何これ……!? あっつい……!?」
「壁中がぼんやり赤く光っているな……うむ、予想通り、熱を持っている」
リズがダンジョン内の温度に驚き、キアラが赤く点滅する壁に手を当てる。
『灼炎の祠』の中は、人工的な祠というよりは自然にできた洞窟のような作りだった。
壁が絶えず赤く点滅しており、灯が無くても十分に進める明るさだった。
「それはおそらく『灼炎石』ですね。熱を持った鉱石です。火属性の武具に用いられるようですわ」
「ホント!? いくらか、採取しとかなきゃ!!」
セーラの言葉にリズが自前のピッケルで壁からいくらか鉱石を取り出す。
こういうフィールドアイテムもリズは絶えず採取を続けている。
それらは換金が目的ではなく、あくまで鍛冶やアイテム錬成に使うためだ。
特に山菜や果物、ハーブなどはジュリアたちに頼んでよく食材として料理に入れてもらっている。
「シレイド……暑いの苦手……」
「あたしも北国出身だから、得意ではないな。耳や尻尾にも熱がこもるし、普段通りの力が出せるかどうか」
へばるように舌を出すシレイド。
ケロッとしているものの、不安を口にするロウナ。
これは、冒険すること自体キツイ。
なるべく早く、踏破する必要があるな。
進むこと五分ほど。『灼炎の祠』初遭遇の魔物が出現する。
真っ赤な皮膚を持った大きな蜥蜴の魔物の群れだ。
この世界、少々蜥蜴の魔物が多くないだろうか……。
先日、痛い目を見たポイズンリザードが頭を過ぎり、悪寒がした。
うーむ、こうやって冒険者はトラウマを抱えていくのだろうか。
雑念を振り払い、鑑定を行う。
名前:フレイムリザード
危険度:C+
説明:灼熱地帯に棲む蜥蜴の魔物。暑さに負けない分厚い皮膚を持つ。鋭い爪は独特の熱が籠っており、切り裂かれるとひどい火傷を負う。
素材:『炎蜥蜴の厚皮』
レア素材:『炎蜥蜴の熱爪』
「なるほど、あいつが第一階層のモンスターか」
「面白そうな相手じゃねえか……やってやるぜ」
前衛のキアラとロウナが意気込んでいる。
「リズ、シレイド、セーラ。後ろは頼んだぞ」
「任せてよ」
「ん……」
「はい、サポート致します」
後衛三人の準備もバッチリのようだ。
「よし、行くぞ!!」
皆と示し合わせ、戦闘を開始する。
こちらに気づいた炎蜥蜴がかさかさと素早く近づいてくる。
「接近戦に持ち込む前に、できるだけ数を減らすぞ! エリアルエッジ!!」
俺が放った風の斬撃が炎蜥蜴を一匹仕留める。
「ブレットパンチ!!」
ロウナの遠当ての拳が一匹、フレイムリザードを仕留める。
残り三匹。
その時、後ろから援護が来た。
リズの『ヘビーショット』、セーラの『エルシャイン』が一匹に命中して息絶える。
残り二匹だ。
「『精霊強化(スピリットエンチャント)』!! はあああああ!!」
キアラが精霊術で強化した肉体で薙ぎ払うと、フレイムリザード二匹が吹っ飛んで動かなくなる。
戦闘終了だ。
「呆気なかったねぇ……」
「ん……弱い」
リズがぽかんとした顔で言う。
シレイドも同じ気持ちらしい。
「ご主人様、こりゃあ楽勝なんじゃ? もっと、高難度のダンジョンを狙ってもよかったんじゃねえか?」
「いや、これくらいでいい。過信せず余裕があるくらいで攻略する方が怪我しなくていいだろう。俺は名声よりもパーティ一人一人の命の方が大事だ」
ロウナの問いかけに確固たる意志で応える。
「…………それって、奴隷のあたしやシレイドの命も含めてなのか?」
「当たり前だ。仲間の命に優劣はない。立場も身分も付き合いの長さも関係ないさ」
俺がそう言うと、ロウナは口角を少しだけ上げて言う。
「ホント、あんたは変なご主人様だよ」
その言葉に、わずかな親愛を感じられたのだった。
「……いよいよだな」
俺の言葉にみんなも顔が引き締まる。
ここ三日はギルドで四属性ダンジョンの情報収集をしていた。
『水竜の洞窟』『マッサ鉱山』は聞いた感じ、いまの力量と同等。
『風神の谷』は少し上位に位置しており、『灼炎の祠』はイレギュラーな事態がない限り安心だろうという結果に落ち着いた。
油断や慢心は無い。過信もしないようにする。
これで、かなり踏破確率を上げられるだろう。
もう一つ、ヴィヴィの依頼である『小火竜涎香』についてだ。
いつもの受付嬢さんに聞いた結果、かなり希少なアイテムであると分かった。
それを目当てに数々の商人が冒険者たちに依頼を出しているものの、実際に達成されるケースはほとんど無いらしい。
それは、希少性はさることながら、通常の個体鑑定では表示されない隠しレア素材という特殊なアイテムであることが大きいらしい。
冒険者は敵に遭遇したら、まず『鑑定』を使い、剥ぎ取れる素材を確認、倒して素材を採集、その他の部位は破棄するというのが流れだ。
ところが『小火竜涎香』の場合は解体しながらそれっぽい部位に鑑定をかけまくって確認しなければいけない。
それも、ボスモンスターである『サラマンダー』にだ。
『ワープ』の無い一般冒険者は、素材が無ければ一度ダンジョンを出て、もう一度踏破する必要がある。
それだけで冒険者たちからは敬遠されるのだ。
冒険者稼業において、自分がいかに有利な立場にいるのか思い知らされるな。
「ご主人様、そろそろ行こうぜ」
血が騒ぐのだろう。ロウナが我慢できないとばかりに俺を急かしてくる。
「よし、行こう!」
俺は全員に目配せして、首肯をもらう。
一流冒険者への登竜門・四属性ダンジョン『灼炎の祠』に今、足を踏み入れた。
「な、何これ……!? あっつい……!?」
「壁中がぼんやり赤く光っているな……うむ、予想通り、熱を持っている」
リズがダンジョン内の温度に驚き、キアラが赤く点滅する壁に手を当てる。
『灼炎の祠』の中は、人工的な祠というよりは自然にできた洞窟のような作りだった。
壁が絶えず赤く点滅しており、灯が無くても十分に進める明るさだった。
「それはおそらく『灼炎石』ですね。熱を持った鉱石です。火属性の武具に用いられるようですわ」
「ホント!? いくらか、採取しとかなきゃ!!」
セーラの言葉にリズが自前のピッケルで壁からいくらか鉱石を取り出す。
こういうフィールドアイテムもリズは絶えず採取を続けている。
それらは換金が目的ではなく、あくまで鍛冶やアイテム錬成に使うためだ。
特に山菜や果物、ハーブなどはジュリアたちに頼んでよく食材として料理に入れてもらっている。
「シレイド……暑いの苦手……」
「あたしも北国出身だから、得意ではないな。耳や尻尾にも熱がこもるし、普段通りの力が出せるかどうか」
へばるように舌を出すシレイド。
ケロッとしているものの、不安を口にするロウナ。
これは、冒険すること自体キツイ。
なるべく早く、踏破する必要があるな。
進むこと五分ほど。『灼炎の祠』初遭遇の魔物が出現する。
真っ赤な皮膚を持った大きな蜥蜴の魔物の群れだ。
この世界、少々蜥蜴の魔物が多くないだろうか……。
先日、痛い目を見たポイズンリザードが頭を過ぎり、悪寒がした。
うーむ、こうやって冒険者はトラウマを抱えていくのだろうか。
雑念を振り払い、鑑定を行う。
名前:フレイムリザード
危険度:C+
説明:灼熱地帯に棲む蜥蜴の魔物。暑さに負けない分厚い皮膚を持つ。鋭い爪は独特の熱が籠っており、切り裂かれるとひどい火傷を負う。
素材:『炎蜥蜴の厚皮』
レア素材:『炎蜥蜴の熱爪』
「なるほど、あいつが第一階層のモンスターか」
「面白そうな相手じゃねえか……やってやるぜ」
前衛のキアラとロウナが意気込んでいる。
「リズ、シレイド、セーラ。後ろは頼んだぞ」
「任せてよ」
「ん……」
「はい、サポート致します」
後衛三人の準備もバッチリのようだ。
「よし、行くぞ!!」
皆と示し合わせ、戦闘を開始する。
こちらに気づいた炎蜥蜴がかさかさと素早く近づいてくる。
「接近戦に持ち込む前に、できるだけ数を減らすぞ! エリアルエッジ!!」
俺が放った風の斬撃が炎蜥蜴を一匹仕留める。
「ブレットパンチ!!」
ロウナの遠当ての拳が一匹、フレイムリザードを仕留める。
残り三匹。
その時、後ろから援護が来た。
リズの『ヘビーショット』、セーラの『エルシャイン』が一匹に命中して息絶える。
残り二匹だ。
「『精霊強化(スピリットエンチャント)』!! はあああああ!!」
キアラが精霊術で強化した肉体で薙ぎ払うと、フレイムリザード二匹が吹っ飛んで動かなくなる。
戦闘終了だ。
「呆気なかったねぇ……」
「ん……弱い」
リズがぽかんとした顔で言う。
シレイドも同じ気持ちらしい。
「ご主人様、こりゃあ楽勝なんじゃ? もっと、高難度のダンジョンを狙ってもよかったんじゃねえか?」
「いや、これくらいでいい。過信せず余裕があるくらいで攻略する方が怪我しなくていいだろう。俺は名声よりもパーティ一人一人の命の方が大事だ」
ロウナの問いかけに確固たる意志で応える。
「…………それって、奴隷のあたしやシレイドの命も含めてなのか?」
「当たり前だ。仲間の命に優劣はない。立場も身分も付き合いの長さも関係ないさ」
俺がそう言うと、ロウナは口角を少しだけ上げて言う。
「ホント、あんたは変なご主人様だよ」
その言葉に、わずかな親愛を感じられたのだった。
197
お気に入りに追加
2,001
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
男が少ない世界に転生して
美鈴
ファンタジー
※よりよいものにする為に改稿する事にしました!どうかお付き合い下さいますと幸いです!
旧稿版も一応残しておきますがあのままいくと当初のプロットよりも大幅におかしくなりましたのですいませんが宜しくお願いします!
交通事故に合い意識がどんどん遠くなっていく1人の男性。次に意識が戻った時は病院?前世の一部の記憶はあるが自分に関する事は全て忘れた男が転生したのは男女比が異なる世界。彼はどの様にこの世界で生きていくのだろうか?それはまだ誰も知らないお話。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる