169 / 206
第6章:灼炎の祠と銀狼獣人編
第16話:女神との交信・オルガ編
しおりを挟む
翌朝——。
チュンチュンチュン……。
「スカー……スカー……スカー……」
俺の隣にはバンザイ姿で眠るオルガがいる。
『いやー……『また』お姉さんに食べられちゃいましたね♪ レオさん♪』
いつも通り、女神様が話しかけてくる。
「もはや、言い返す気にもならないよ。この世界の女性はみんな逞しいな……。にしても、貴族といい魔導士といい、悪人が多くないか?」
頭を掻く俺に、メルヴィーナは続ける。
『悪い人間というのはどこにでもいますからねー。魔法や権力なんかの過剰な力を得た人間は悪い方に流されやすいんですよ。レオさんの元居た世界では過剰な力も限度がありましたが、アルティナでは求めようと思えばいくらでも力が得られちゃいますしね』
「その言い分だと、力を得やすい俺みたいな『異界人』は悪いやつになりやすいのか?」
『前にも少し言いましたが、そういう人も確かにいますね。でも、転生させる時にある程度選別はするのですよ? この人なら正しい道を歩んでくれるだろうって』
「なるほどな。まあ、人は時間が経つと変わるしな」
『そういうことですね』
しみじみとした空気が流れる中、俺は切り出した。
「そうだ。この世界の悪人たちの間に『邪竜』や『魔王』なんかを信仰する風潮があるみたいだが、それって何なんだ? 最近、その手の輩に出会うことが多くてな」
「あー、それですかー……」
俺の言葉に女神は呆れ気味に答える。
『いわゆる『魔物信仰』の果ての姿ですよ。私たち神が作った世界に何かしらの穢れが生じることで絶対悪である『魔物』が生まれる。その『魔物』が巨大な力を持てば『魔王』になり、さらに大きな力を持てば『邪竜』や『邪神』と呼ばれる存在になる。そんな魔物の王様たちを偉いと信じ込んじゃう風潮ですね』
「なるほど……じゃあ『邪神』とかは、メルヴィーナのような女神たちとは全然関係のない存在ということなんだな」
『ええ……広く言えば、それらは私たちの創造物です。でも、目に見えないものより、見えるものを信じ込んじゃうのが人間です。少なくとも『魔王』や『邪竜』『邪神』は実体がありますからね。信仰対象になりやすいのでしょう。宗教というよりは、一種の文化といった方が正しいかもしれません』
「ふーむ、なるほど……」
なかなか深い話のようで、なんだか、しんみりしてしまった。
少なくとも、俺がいた地球の宗教とはかなり違うみたいだ。
『ところで、随分と魔獣の森に苦戦されていたようですね』
「見ていたのか……正直、日に日に敵の強さを感じるようになってはきている。仲間の補充や、ジョブチェンジなど手は尽くしているんだがな」
ばつの悪そうな俺の声を聴いて、女神が「うーん」と少し考えて言う。
『やはり、戦いの際に切れる手札が少ない気がしますね。前に話した技術書や、新しい魔導書なんかを得て新しいスキルを増やすべきだと思います』
「そうか……でも、高いんだよな。宿暮らしから脱出したいから、お金はなるべく貯めるようにしていたんだけど」
『レオさん……金は天下の回り物! ですよ! そして、命あっての物種です! 家を手に入れる前に死んじゃったら意味ないじゃないですか』
至極、もっともだ。
だが、早く家を手に入れて落ち着きたい気持ちも大きい。
最悪借家でも構わないのだが、今は購入を念頭に置いているため資金の流出はなるべくしたくないのが本音だ。
うんうんと唸る俺を見かねたようにメルヴィーナが言う。
『そんなに値段が気になるなら古本屋に行けばいいじゃないですか』
……古本屋?
「ま、待て待て。古本屋なんてあるのか?」
『ええ。技術書や魔導書は、複数回読んだら魔力が尽きて何も書かれてない本になっちゃいますけど、それまでは複数人が読めます。その為、まだ読めるけど不要になったものは売りに出されるのですよ。そういう技術書や魔導書を売っているのが『古本屋』です』
「そんな場所があるなんて知らなかった……」
『そりゃあ、ある程度大きな街にしかないですからね。それに少々特殊というか……まあ、行ってみればわかります。ルクシアでは知られてないと思いますけど、エルゼリアにはあるはずですよ?』
「そうか、分かった。早速行ってみるよ」
冒険者にとって、単純な戦闘能力の弱さは死活問題だ。
メルヴィーナの言う通り、志を達成する前に魔物に殺されたら元も子もない。
俺は、とりあえず古本屋とやらにも顔を出すことを決める。
「よし、とりあえずルクシアの奴隷商館で前衛の確保、その後、エルゼリアの古本屋でパーティの魔法やスキルを習得、そして、いよいよ『灼炎の祠』攻略だな」
『うんうん。道筋がちゃんと見えたようですね♪』
「ああ。ありがとう、メルヴィーナ。古本屋の存在を知らなければこの先の冒険で全滅していたかもしれない」
『いえいえ、私にはこのくらいしかできないですからね。転生者がなるべく危険にさらされないようにガイドするくらいしか……』
「それで充分だ。自分の道は自分で切り開くものだからな。神も仏も手助けくらいはしてくれるかもしれんが、歩みを進めるのは本人だ」
弱気になるメルヴィーナに本音をぶつけると、彼女は感嘆に似たため息をつく。
そして、すぐに可愛らしい笑い声をあげる。
『ふふふ、確かにそうですね。……頑張ってください、レオさん。期待しています』
「ああ。頑張るよ」
『はい♪ おっと。それでは、隣の彼女さんが起きそうなので、この辺で。ハブアナイスライフ』
女神の声が消えていく。
それと同時に、隣で寝ていたオルガがもぞもぞと動き出す。
「ん……あれ? ここ、どこ……? っていうか、頭痛っ……!? って……ひゃっひいぃっ!? れ、レオオオッ!?」
起き上がり際に俺を見つけて、素っ頓狂な声を上げるオルガ。
「な、なななな、なんで一緒に寝てるんだ……あ、あああああっ!! 昨日、あたし、酔いつぶれて……ぎゃああ、なんてことをぉぉ!?」
「お、おう、おはようオルガ。とりあえず、落ち着こう……な」
あたふたと喚き散らす彼女を何とかなだめる。
そして、五分後——。
服を着て、ベッドの上で互いに正座して向き直る。
「こ、コホン……き、昨日はあたしが酔い過ぎて、大変失礼しました」
土下座してくるオルガ。
「いやいや、気にしないでくれ。ああいうことも結構あるものなんじゃないか?」
「そ、そう言ってもらえると助かる……。はぁぁ……あたしはなんてことを……」
俺の言葉にオルガは深くため息を吐く。
そして、キッと俺を見つめて言う。
「そ、その、昨日の夜のことは忘れよう。れ、レオも、あたしなんて嫌だろ? こんな、ダメ男に引っかかった挙句、慰められて襲っちまう女なんて……」
「……いや、忘れられない。それに嫌じゃない」
「え、えっ?」
俺の言葉に戸惑うオルガ。
「俺は、半端な気持ちで女の子とああいうことはしない。一緒になると決めたなら、責任をちゃんと持つと決めている。オルガがどうしても俺のことが嫌だというなら身を引くが、そうじゃないなら、順番は逆になってしまったが俺の彼女になってほしい。ダメか?」
「レオ……」
俺の言葉に、目を丸くして見開くオルガ。
そして、俺の手をとってギュッと両手で握ってくる。
「だ、ダメじゃない……そ、その、こんなバカな女でよかったら……よろしくお願いします……」
顔を真っ赤にして視線を逸らしながら、告白を了承してくれた。
チュンチュンチュン……。
「スカー……スカー……スカー……」
俺の隣にはバンザイ姿で眠るオルガがいる。
『いやー……『また』お姉さんに食べられちゃいましたね♪ レオさん♪』
いつも通り、女神様が話しかけてくる。
「もはや、言い返す気にもならないよ。この世界の女性はみんな逞しいな……。にしても、貴族といい魔導士といい、悪人が多くないか?」
頭を掻く俺に、メルヴィーナは続ける。
『悪い人間というのはどこにでもいますからねー。魔法や権力なんかの過剰な力を得た人間は悪い方に流されやすいんですよ。レオさんの元居た世界では過剰な力も限度がありましたが、アルティナでは求めようと思えばいくらでも力が得られちゃいますしね』
「その言い分だと、力を得やすい俺みたいな『異界人』は悪いやつになりやすいのか?」
『前にも少し言いましたが、そういう人も確かにいますね。でも、転生させる時にある程度選別はするのですよ? この人なら正しい道を歩んでくれるだろうって』
「なるほどな。まあ、人は時間が経つと変わるしな」
『そういうことですね』
しみじみとした空気が流れる中、俺は切り出した。
「そうだ。この世界の悪人たちの間に『邪竜』や『魔王』なんかを信仰する風潮があるみたいだが、それって何なんだ? 最近、その手の輩に出会うことが多くてな」
「あー、それですかー……」
俺の言葉に女神は呆れ気味に答える。
『いわゆる『魔物信仰』の果ての姿ですよ。私たち神が作った世界に何かしらの穢れが生じることで絶対悪である『魔物』が生まれる。その『魔物』が巨大な力を持てば『魔王』になり、さらに大きな力を持てば『邪竜』や『邪神』と呼ばれる存在になる。そんな魔物の王様たちを偉いと信じ込んじゃう風潮ですね』
「なるほど……じゃあ『邪神』とかは、メルヴィーナのような女神たちとは全然関係のない存在ということなんだな」
『ええ……広く言えば、それらは私たちの創造物です。でも、目に見えないものより、見えるものを信じ込んじゃうのが人間です。少なくとも『魔王』や『邪竜』『邪神』は実体がありますからね。信仰対象になりやすいのでしょう。宗教というよりは、一種の文化といった方が正しいかもしれません』
「ふーむ、なるほど……」
なかなか深い話のようで、なんだか、しんみりしてしまった。
少なくとも、俺がいた地球の宗教とはかなり違うみたいだ。
『ところで、随分と魔獣の森に苦戦されていたようですね』
「見ていたのか……正直、日に日に敵の強さを感じるようになってはきている。仲間の補充や、ジョブチェンジなど手は尽くしているんだがな」
ばつの悪そうな俺の声を聴いて、女神が「うーん」と少し考えて言う。
『やはり、戦いの際に切れる手札が少ない気がしますね。前に話した技術書や、新しい魔導書なんかを得て新しいスキルを増やすべきだと思います』
「そうか……でも、高いんだよな。宿暮らしから脱出したいから、お金はなるべく貯めるようにしていたんだけど」
『レオさん……金は天下の回り物! ですよ! そして、命あっての物種です! 家を手に入れる前に死んじゃったら意味ないじゃないですか』
至極、もっともだ。
だが、早く家を手に入れて落ち着きたい気持ちも大きい。
最悪借家でも構わないのだが、今は購入を念頭に置いているため資金の流出はなるべくしたくないのが本音だ。
うんうんと唸る俺を見かねたようにメルヴィーナが言う。
『そんなに値段が気になるなら古本屋に行けばいいじゃないですか』
……古本屋?
「ま、待て待て。古本屋なんてあるのか?」
『ええ。技術書や魔導書は、複数回読んだら魔力が尽きて何も書かれてない本になっちゃいますけど、それまでは複数人が読めます。その為、まだ読めるけど不要になったものは売りに出されるのですよ。そういう技術書や魔導書を売っているのが『古本屋』です』
「そんな場所があるなんて知らなかった……」
『そりゃあ、ある程度大きな街にしかないですからね。それに少々特殊というか……まあ、行ってみればわかります。ルクシアでは知られてないと思いますけど、エルゼリアにはあるはずですよ?』
「そうか、分かった。早速行ってみるよ」
冒険者にとって、単純な戦闘能力の弱さは死活問題だ。
メルヴィーナの言う通り、志を達成する前に魔物に殺されたら元も子もない。
俺は、とりあえず古本屋とやらにも顔を出すことを決める。
「よし、とりあえずルクシアの奴隷商館で前衛の確保、その後、エルゼリアの古本屋でパーティの魔法やスキルを習得、そして、いよいよ『灼炎の祠』攻略だな」
『うんうん。道筋がちゃんと見えたようですね♪』
「ああ。ありがとう、メルヴィーナ。古本屋の存在を知らなければこの先の冒険で全滅していたかもしれない」
『いえいえ、私にはこのくらいしかできないですからね。転生者がなるべく危険にさらされないようにガイドするくらいしか……』
「それで充分だ。自分の道は自分で切り開くものだからな。神も仏も手助けくらいはしてくれるかもしれんが、歩みを進めるのは本人だ」
弱気になるメルヴィーナに本音をぶつけると、彼女は感嘆に似たため息をつく。
そして、すぐに可愛らしい笑い声をあげる。
『ふふふ、確かにそうですね。……頑張ってください、レオさん。期待しています』
「ああ。頑張るよ」
『はい♪ おっと。それでは、隣の彼女さんが起きそうなので、この辺で。ハブアナイスライフ』
女神の声が消えていく。
それと同時に、隣で寝ていたオルガがもぞもぞと動き出す。
「ん……あれ? ここ、どこ……? っていうか、頭痛っ……!? って……ひゃっひいぃっ!? れ、レオオオッ!?」
起き上がり際に俺を見つけて、素っ頓狂な声を上げるオルガ。
「な、なななな、なんで一緒に寝てるんだ……あ、あああああっ!! 昨日、あたし、酔いつぶれて……ぎゃああ、なんてことをぉぉ!?」
「お、おう、おはようオルガ。とりあえず、落ち着こう……な」
あたふたと喚き散らす彼女を何とかなだめる。
そして、五分後——。
服を着て、ベッドの上で互いに正座して向き直る。
「こ、コホン……き、昨日はあたしが酔い過ぎて、大変失礼しました」
土下座してくるオルガ。
「いやいや、気にしないでくれ。ああいうことも結構あるものなんじゃないか?」
「そ、そう言ってもらえると助かる……。はぁぁ……あたしはなんてことを……」
俺の言葉にオルガは深くため息を吐く。
そして、キッと俺を見つめて言う。
「そ、その、昨日の夜のことは忘れよう。れ、レオも、あたしなんて嫌だろ? こんな、ダメ男に引っかかった挙句、慰められて襲っちまう女なんて……」
「……いや、忘れられない。それに嫌じゃない」
「え、えっ?」
俺の言葉に戸惑うオルガ。
「俺は、半端な気持ちで女の子とああいうことはしない。一緒になると決めたなら、責任をちゃんと持つと決めている。オルガがどうしても俺のことが嫌だというなら身を引くが、そうじゃないなら、順番は逆になってしまったが俺の彼女になってほしい。ダメか?」
「レオ……」
俺の言葉に、目を丸くして見開くオルガ。
そして、俺の手をとってギュッと両手で握ってくる。
「だ、ダメじゃない……そ、その、こんなバカな女でよかったら……よろしくお願いします……」
顔を真っ赤にして視線を逸らしながら、告白を了承してくれた。
167
お気に入りに追加
1,910
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる