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第6章:灼炎の祠と銀狼獣人編
第13話:ルトの秘密
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「ビンゴだな……」
部屋の中には禍々しい悪魔をかたどった石像と怪しい小瓶や魔道具がごろごろ、例の香水の甘ったるい匂いが漂っていた。
「ご主人様……証拠押収した……」
シレイドが小瓶を三本、袋に入れる。
どうやら、これが『ドリームリリーパフューム』らしい。
「にしても、禁止香水だけじゃないだろ、これ」
『悪魔崇拝』や『邪神信仰』『邪竜の書』など、いかにもな本がずらりと並んでいる。
「ん……女神信仰をする教会と対峙する、『邪神』や『魔王』を信仰してる悪い団体の本。……法律を犯してることも多くて危険な団体……一般的にはそう広まってる……シレイドがいた闇ギルドもそうだった……」
シレイドが複雑な顔で言う。
確か、キブラの屋敷で会ったフードの男もこんなような事をのたまわっていたな。
うーむ、俺は女神に直接会ったからなぁ。
邪神など信仰する気持ちが少しも湧かないのだが……。
「ん……査問騎士団の捜査が入れば、残りの罪も全て洗いざらい調べ尽くされる……とりあえず……今日は、確実な物だけ拝借して帰る……」
「そうだな。よし、ここを出よう」
俺たちが部屋から出ようとドアノブに手をかけた瞬間——。
後ろの悪魔の石像から紫色の光の弾が放たれる。
「ご主人様……!! 危ない……!!」
シレイドに押し倒され、間一髪で光の弾を避ける。
ジュウウウ……。
弾は、鉄の扉を見事に溶かしていた。
「……外したか、運のいい侵入者よ」
「何者だ!?」
怪しい声に、俺が叫ぶと悪魔の石像はゴトリゴトリと動き出す。
「我はガーゴイル。主の忠実な配下で、この部屋の番人だ」
「ご主人様……あれは魔物……あの男……魔物召喚までしてたみたい……」
武器を構えて戦闘態勢に入るシレイド。
俺もすぐに剣を抜き、ガーゴイルと対峙する。
ランプの明かりだけしかないので、視界が狭い。
泣き言ばかり言ってられないので、鑑定を行う。
名前:ガーゴイル
危険度:C
説明:悪魔の石像に瘴気が宿り魔物化した姿。身体が固いため刃を通さない。
素材:『ガーゴイルの破片』
レア素材:『ガーゴイルハート』
刃が通らないだと……?
「マズいな……俺とシレイドの武器は両方とも刃だ。あいつには効かないぞ……」
「なら……魔法で倒すしかない……ご主人様、シレイドがあいつを引き付けるから、魔法で倒して……」
シレイドはそう言うと、ガーゴイルに向かって飛び出した。
無茶はしないでほしいが、今の所これしか手立ては無いので策に乗る。
ガーゴイルは光の弾を発射したり、尖った爪を振り下ろしたりしながらシレイドを攻撃する。
シレイドは、それをひらりひらりと躱していく。
中級職にジョブチェンジしたので、余裕のようだ。
俺はその合間に水魔法をガーゴイルに叩き込む。
「エルウォーター!! エルウォーター!!」
バシャン!! バシャン!!
ガーゴイルの腕が、水魔法の勢いで破損する。
「ちっ……猪口才な!!」
ガーゴイルは光の弾を俺に向かって発射してくる。
「エルウォーター!!」
水魔法をぶつけて、紫光の弾を掻き消す。
ガーゴイルは、光の弾を尚も俺に向かって発射してくる。
シレイドが注意を引こうとするも、狙いは完全に俺に移ったようだ。
「くそっ!!」
魔力の充填が間に合わず、たまらず横方向に跳んで光の弾を回避する。
「こっち……向く!!」
シレイドが投げナイフを使って注意を引こうとするも、当然、弾き返されて挑発にならない。
「無駄だ、小娘! どうやら、我を倒せるのはあの男の魔法のみと見た!! あの男を倒せば我の負けは無くなる!!」
悔しいことに、あいつの言うことはもっともだ。
俺は、光の弾を躱すのに精一杯。
あいつの注意は完全に、俺に向いている。
一か八か、ルーンブレードかエリアルエッジを使うか?
いや、あんな大技をこの狭い場所で使えばシレイドに当たる可能性もある。
シレイドは、他に攻撃手段は持っていないはずだ……が。
シレイドがニヤリと笑う。
そして、地面に手を置いて言う。
「まだ……奥の手が残っている……ご主人様の魔法がダメだった時のために取っておいた……これだけ暗い場所なら、これが発動できる……『シャドウコントロール』……!!」
シレイドの呪文と共に、辺りの黒い影がムクムクと実体を持つ。
「あれは……キブラと戦う前に覚えた技か……?」
以前、キアラと同時に新しい技を覚えたと言っていた時に、鑑定で見た『シャドウコントロール』というスキルだ。
影の実体はそのまま3mほどに育ち、俺とガーゴイルの間に立ちふさがる。
「な、なんだ!? これは!?」
ガーゴイルが怯えている。
「むふー♪ 影の濃い夜しか使えない大技……周囲の闇に魔力を注いで実体化させる……攻撃そのものは闇属性の魔法攻撃になるから、お前にも効く……」
「ま、待て!! よせ!!」
「待たない……潰れろ……!! クラッシュ!!」
シレイドの号令と共に、影の実体はハンマーのような形になり、ガーゴイルを叩き潰す!
グッシャアアアアン!!
一瞬で粉々になったガーゴイル。
凄い威力の技だな……。
「ふぃー……疲れた……」
シレイドはガーゴイルの撃破を確認すると、その場にへたり込む。
「大丈夫か?」
「大丈夫……だけど、ちょっと動けない……あの技は発動条件も厳しいけど、消費MPが多い……おまけに実体を維持するのにかなり集中力が必要……できるだけ使いたくなかったし……あいつがご主人様に気を取られていないと使えなかった……」
「じゃあ、何もできなかった俺も、少しは役に立てたみたいだな」
そう言って微笑んでやると、シレイドもニッコリと返してくれた。
ガーゴイルの素材を回収する。
粉々になってしまったが、素材としての部分は残っていた。
やはり、スキルには素材保存の効果があるようだ。
「よし、帰るか。ほれ、立てないんだろ? おぶされ」
俺は、シレイドに背中を向けて促す。
「わーい♪ おんぶー♪」
さっきまでの迫力はどこへやら、シレイドは大喜びでおぶさってきた。
帰りがけに、査問騎士団の詰め所に事情を説明して『リリーパフューム』と『ガーゴイルの破片』を提出。
町の包囲網を引いた上で、証拠を鑑定魔法などで精査して、明日、ルトをオルガ工房に呼び出して捕まえることとなった。
ちなみに、俺たちの住居侵入は『犯罪容疑者への捜査行為』ということで不問になる。
ただ、こってりと注意された上、ルトが無罪放免だった場合は罰金刑に問われると釘を刺されてしまった。
今回はオルガを助けたいが為に、かなり無茶した感じがするが、今後はもっと考えて行動することにしよう。
部屋の中には禍々しい悪魔をかたどった石像と怪しい小瓶や魔道具がごろごろ、例の香水の甘ったるい匂いが漂っていた。
「ご主人様……証拠押収した……」
シレイドが小瓶を三本、袋に入れる。
どうやら、これが『ドリームリリーパフューム』らしい。
「にしても、禁止香水だけじゃないだろ、これ」
『悪魔崇拝』や『邪神信仰』『邪竜の書』など、いかにもな本がずらりと並んでいる。
「ん……女神信仰をする教会と対峙する、『邪神』や『魔王』を信仰してる悪い団体の本。……法律を犯してることも多くて危険な団体……一般的にはそう広まってる……シレイドがいた闇ギルドもそうだった……」
シレイドが複雑な顔で言う。
確か、キブラの屋敷で会ったフードの男もこんなような事をのたまわっていたな。
うーむ、俺は女神に直接会ったからなぁ。
邪神など信仰する気持ちが少しも湧かないのだが……。
「ん……査問騎士団の捜査が入れば、残りの罪も全て洗いざらい調べ尽くされる……とりあえず……今日は、確実な物だけ拝借して帰る……」
「そうだな。よし、ここを出よう」
俺たちが部屋から出ようとドアノブに手をかけた瞬間——。
後ろの悪魔の石像から紫色の光の弾が放たれる。
「ご主人様……!! 危ない……!!」
シレイドに押し倒され、間一髪で光の弾を避ける。
ジュウウウ……。
弾は、鉄の扉を見事に溶かしていた。
「……外したか、運のいい侵入者よ」
「何者だ!?」
怪しい声に、俺が叫ぶと悪魔の石像はゴトリゴトリと動き出す。
「我はガーゴイル。主の忠実な配下で、この部屋の番人だ」
「ご主人様……あれは魔物……あの男……魔物召喚までしてたみたい……」
武器を構えて戦闘態勢に入るシレイド。
俺もすぐに剣を抜き、ガーゴイルと対峙する。
ランプの明かりだけしかないので、視界が狭い。
泣き言ばかり言ってられないので、鑑定を行う。
名前:ガーゴイル
危険度:C
説明:悪魔の石像に瘴気が宿り魔物化した姿。身体が固いため刃を通さない。
素材:『ガーゴイルの破片』
レア素材:『ガーゴイルハート』
刃が通らないだと……?
「マズいな……俺とシレイドの武器は両方とも刃だ。あいつには効かないぞ……」
「なら……魔法で倒すしかない……ご主人様、シレイドがあいつを引き付けるから、魔法で倒して……」
シレイドはそう言うと、ガーゴイルに向かって飛び出した。
無茶はしないでほしいが、今の所これしか手立ては無いので策に乗る。
ガーゴイルは光の弾を発射したり、尖った爪を振り下ろしたりしながらシレイドを攻撃する。
シレイドは、それをひらりひらりと躱していく。
中級職にジョブチェンジしたので、余裕のようだ。
俺はその合間に水魔法をガーゴイルに叩き込む。
「エルウォーター!! エルウォーター!!」
バシャン!! バシャン!!
ガーゴイルの腕が、水魔法の勢いで破損する。
「ちっ……猪口才な!!」
ガーゴイルは光の弾を俺に向かって発射してくる。
「エルウォーター!!」
水魔法をぶつけて、紫光の弾を掻き消す。
ガーゴイルは、光の弾を尚も俺に向かって発射してくる。
シレイドが注意を引こうとするも、狙いは完全に俺に移ったようだ。
「くそっ!!」
魔力の充填が間に合わず、たまらず横方向に跳んで光の弾を回避する。
「こっち……向く!!」
シレイドが投げナイフを使って注意を引こうとするも、当然、弾き返されて挑発にならない。
「無駄だ、小娘! どうやら、我を倒せるのはあの男の魔法のみと見た!! あの男を倒せば我の負けは無くなる!!」
悔しいことに、あいつの言うことはもっともだ。
俺は、光の弾を躱すのに精一杯。
あいつの注意は完全に、俺に向いている。
一か八か、ルーンブレードかエリアルエッジを使うか?
いや、あんな大技をこの狭い場所で使えばシレイドに当たる可能性もある。
シレイドは、他に攻撃手段は持っていないはずだ……が。
シレイドがニヤリと笑う。
そして、地面に手を置いて言う。
「まだ……奥の手が残っている……ご主人様の魔法がダメだった時のために取っておいた……これだけ暗い場所なら、これが発動できる……『シャドウコントロール』……!!」
シレイドの呪文と共に、辺りの黒い影がムクムクと実体を持つ。
「あれは……キブラと戦う前に覚えた技か……?」
以前、キアラと同時に新しい技を覚えたと言っていた時に、鑑定で見た『シャドウコントロール』というスキルだ。
影の実体はそのまま3mほどに育ち、俺とガーゴイルの間に立ちふさがる。
「な、なんだ!? これは!?」
ガーゴイルが怯えている。
「むふー♪ 影の濃い夜しか使えない大技……周囲の闇に魔力を注いで実体化させる……攻撃そのものは闇属性の魔法攻撃になるから、お前にも効く……」
「ま、待て!! よせ!!」
「待たない……潰れろ……!! クラッシュ!!」
シレイドの号令と共に、影の実体はハンマーのような形になり、ガーゴイルを叩き潰す!
グッシャアアアアン!!
一瞬で粉々になったガーゴイル。
凄い威力の技だな……。
「ふぃー……疲れた……」
シレイドはガーゴイルの撃破を確認すると、その場にへたり込む。
「大丈夫か?」
「大丈夫……だけど、ちょっと動けない……あの技は発動条件も厳しいけど、消費MPが多い……おまけに実体を維持するのにかなり集中力が必要……できるだけ使いたくなかったし……あいつがご主人様に気を取られていないと使えなかった……」
「じゃあ、何もできなかった俺も、少しは役に立てたみたいだな」
そう言って微笑んでやると、シレイドもニッコリと返してくれた。
ガーゴイルの素材を回収する。
粉々になってしまったが、素材としての部分は残っていた。
やはり、スキルには素材保存の効果があるようだ。
「よし、帰るか。ほれ、立てないんだろ? おぶされ」
俺は、シレイドに背中を向けて促す。
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さっきまでの迫力はどこへやら、シレイドは大喜びでおぶさってきた。
帰りがけに、査問騎士団の詰め所に事情を説明して『リリーパフューム』と『ガーゴイルの破片』を提出。
町の包囲網を引いた上で、証拠を鑑定魔法などで精査して、明日、ルトをオルガ工房に呼び出して捕まえることとなった。
ちなみに、俺たちの住居侵入は『犯罪容疑者への捜査行為』ということで不問になる。
ただ、こってりと注意された上、ルトが無罪放免だった場合は罰金刑に問われると釘を刺されてしまった。
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