162 / 220
第6章:灼炎の祠と銀狼獣人編
第9話:激突!ヘルズホーン
しおりを挟む
ダーティイーグルの群れを仕留めた俺たちは、魔獣の森の進行を再開する。
魔物との戦闘も何度かあった。
ブラッディウルフ、ネムボウとワイズマンボア、ポイズンリザード、マッチョバイソン、その死骸に群がるダーティイーグル。
出現する魔物の種類が定型化してきたことから、これ以上新しい魔物は出てこないようだ。
もちろん、油断は大敵。決めつけることはしないが。
また、マーダーベアはあれから一度も遭遇していない。
おそらく、霧の森でのホワイトチーターのようにレアポップの魔物なのだろう。
「レオ。探査とマッピングからして、魔獣の森も残りわずかだと思うわ。多分、もうすぐボスだよ」
「そうか。とりあえず、今日はボスエリアの前まで行きたいな」
木々の間から差し込む僅かな光の傾きを見るに、午後二時か三時くらいだろう。
日没にはワープで町に戻りたいから、ボス周回は明日にしよう。
大抵は午前中で冒険を終える俺たちだが、ダンジョン探索の場合は日が暮れるまで活動することもある。
再び進むこと一時間ほど、何度か戦闘を繰り返して、遂にボスエリアの前に到着する。
目の前に細長い小道が続いている。
霧の森と同じく、長い小道の先に大きな広場があり、そこに普通の魔物よりも大きい反応
があるらしい。
「ようやくここまで来たな」
「ふいー、流石に疲れたよ」
「シレイドも……へとへと……お腹すいた……」
「今日は帰ろう。満身創痍での戦いは危険だ」
「はい。私も魔力がカラカラです」
俺の言葉にみんなも疲れ切った様子で応える。
魔獣の森での戦いはなかなかにヘビーだったからな。
セーラが加わって楽になったとはいえ、一筋縄ではいかない魔物が増えてきたし、エンカウント率も高くなってきた気がする。
必然的に、疲労度に如実に表れるから何とも難儀なものだ。
これでも、セーラの光魔法やポーションなどを使って適宜、回復には務めていたのだがな。
「よし。帰ろう」
俺たちは、ワープを使い、エルゼリアの町に戻った。
「ふむふむ。じゃあ、お兄さん、今日はとっても疲れてるんだぁ」
食事と風呂を終えて、深夜、バー・ラックステラで酒を傾ける。
今日の夕食はシレイドの要望でネムボウ、マッチョバイソン、ダーティイーグルの肉フルコースだった。
みんな、顔をゆるゆるにしながら「たまらない」「美味しい」と感想を述べあいながら大満足して食事を進めていた。
帰り際に調理してくれたボニーにせがまれて、俺はこうしてバーに訪れたわけだ。
「魔獣の森は、普通冒険者にとっても難易度のそこそこ高いダンジョンだからね。五人で攻略するのは骨が折れるかもね。クランでも作って十人以上で攻略すれば楽なんだけど、報酬自体はその分減っちまうからね、一長一短だよ」
「そうだねー、五人パーティだと、あのダンジョンは少し戦力不足かも? まあ、それでも、お兄さんはまだワープが使えるから断然楽だよ。普通は野宿しながら神経ゴリゴリすり減らして攻略するんだもん。後半の疲労度は半端ないからね」
「だな……戦力不足は否めないが、森や山みたいに瘴気の薄い開けたダンジョンは、俺たちにとって攻略に適した大分有利なダンジョンなんだと思う」
ジュリアとボニーが述べる所感に俺が応える。
「新しい仲間が加わったとはいえ、セーラは実質ヒーラー寄りの仲間だからな。戦えると言っても戦力強化の効果としては限定的だったか……」
ささやきの洞窟攻略は余裕だったが、魔獣の森攻略でアタッカーの追加の必要性がより顕著になった。
現在、リズとセーラは後衛として援護、シレイドは後衛を護りつつ投げナイフや近づく魔物をダガーで仕留める万能的な後衛、俺とキアラがアタッカーという形だ。
ルクシアの彼女たちの所に行った時に、ついでに奴隷商館のローガンにも話は通して前衛の戦闘奴隷を探してもらっているが……どうなるだろうか。
「そんなに眉間にしわ寄せてシケた顔しないの♪ ほらほら、ボニーさんがおもてなししてあげるから♪」
ギュッと腕に絡みついてくるボニー。二つの柔らかさが腕を包んで心地いい。
彼女の屈託のなさに思わず笑みがこぼれる。
二人の夜の蝶に心を救われながら、今日も夜が更けていった。
翌日——。
俺たちは朝から魔獣の森のボスエリアの前にワープする。
「今日でこの森を完全攻略する予定だ。みんな、早速ボス戦になるだろうが、心してかかってくれ」
俺の言葉に四人が真剣な顔で頷く。
長い小道を緊張しながら進んでいく。
大きな広場に出ると、その魔物はいた。
二本足で立つ、体長4mほどの黒いサイの魔物。
凄まじい威圧感でこちらを睨んでいる。
立派な一本角は硬化して毛皮とはまた違う黒光りをしている。
鑑定を行う。
名前:ヘルズホーン
危険度:B
説明:二足歩行の黒いサイの魔物。瘴気を身体に大量に含んだことで、毛皮などが黒く変色した。勢いのある突進攻撃は当たれば一撃で骨がばらばらに砕けるほど。
素材:『地獄犀の毛皮』
レア素材:『地獄犀の黒角』
「みんな! あいつの攻撃は受けずに躱すんだ!」
「分かったわ!」
「……ん……了解」
「善処しよう!」
「は、はい!」
俺の呼びかけに四人が応える。
地獄犀はそんな俺たちを睨み続けて距離感を計っている。
俺たちも、いつでも対応できるように武器を構える。
「……ボモオオオオオオオオオオオッ!!」
しばらく膠着状態が続く……が、遂に耐え切れなくなったヘルズホーンがけたたましく雄たけびを上げて凄まじいスピードで突進してくる!
狙いはシレイドだ!
シレイドがひらりと躱して投げナイフを数本、その背中に突き立てる!
勢いはそのままで、大木にぶつかるヘルズホーン。
あの勢いでぶつかったら、自分にもダメージがありそうだが……。
その時、地獄犀がぶつかった大木がミシミシと音を立てて倒れる。
なんて威力だよ……。
「レオ……あの突進は本当に危険だ。元々身軽なシレイドや新緑のマントを装備しているリズなら躱せるかもしれんが、私やレオは紙一重……セーラは避けられないかもしれない」
ふと見ると、セーラが息を飲んで立ち竦んでいる。
少しばかり震えてるようだ。
「ああ。なるべく前衛である俺たちで注意を引くぞ……」
キアラの言葉に俺は焦りを覚えながら応えた。
魔物との戦闘も何度かあった。
ブラッディウルフ、ネムボウとワイズマンボア、ポイズンリザード、マッチョバイソン、その死骸に群がるダーティイーグル。
出現する魔物の種類が定型化してきたことから、これ以上新しい魔物は出てこないようだ。
もちろん、油断は大敵。決めつけることはしないが。
また、マーダーベアはあれから一度も遭遇していない。
おそらく、霧の森でのホワイトチーターのようにレアポップの魔物なのだろう。
「レオ。探査とマッピングからして、魔獣の森も残りわずかだと思うわ。多分、もうすぐボスだよ」
「そうか。とりあえず、今日はボスエリアの前まで行きたいな」
木々の間から差し込む僅かな光の傾きを見るに、午後二時か三時くらいだろう。
日没にはワープで町に戻りたいから、ボス周回は明日にしよう。
大抵は午前中で冒険を終える俺たちだが、ダンジョン探索の場合は日が暮れるまで活動することもある。
再び進むこと一時間ほど、何度か戦闘を繰り返して、遂にボスエリアの前に到着する。
目の前に細長い小道が続いている。
霧の森と同じく、長い小道の先に大きな広場があり、そこに普通の魔物よりも大きい反応
があるらしい。
「ようやくここまで来たな」
「ふいー、流石に疲れたよ」
「シレイドも……へとへと……お腹すいた……」
「今日は帰ろう。満身創痍での戦いは危険だ」
「はい。私も魔力がカラカラです」
俺の言葉にみんなも疲れ切った様子で応える。
魔獣の森での戦いはなかなかにヘビーだったからな。
セーラが加わって楽になったとはいえ、一筋縄ではいかない魔物が増えてきたし、エンカウント率も高くなってきた気がする。
必然的に、疲労度に如実に表れるから何とも難儀なものだ。
これでも、セーラの光魔法やポーションなどを使って適宜、回復には務めていたのだがな。
「よし。帰ろう」
俺たちは、ワープを使い、エルゼリアの町に戻った。
「ふむふむ。じゃあ、お兄さん、今日はとっても疲れてるんだぁ」
食事と風呂を終えて、深夜、バー・ラックステラで酒を傾ける。
今日の夕食はシレイドの要望でネムボウ、マッチョバイソン、ダーティイーグルの肉フルコースだった。
みんな、顔をゆるゆるにしながら「たまらない」「美味しい」と感想を述べあいながら大満足して食事を進めていた。
帰り際に調理してくれたボニーにせがまれて、俺はこうしてバーに訪れたわけだ。
「魔獣の森は、普通冒険者にとっても難易度のそこそこ高いダンジョンだからね。五人で攻略するのは骨が折れるかもね。クランでも作って十人以上で攻略すれば楽なんだけど、報酬自体はその分減っちまうからね、一長一短だよ」
「そうだねー、五人パーティだと、あのダンジョンは少し戦力不足かも? まあ、それでも、お兄さんはまだワープが使えるから断然楽だよ。普通は野宿しながら神経ゴリゴリすり減らして攻略するんだもん。後半の疲労度は半端ないからね」
「だな……戦力不足は否めないが、森や山みたいに瘴気の薄い開けたダンジョンは、俺たちにとって攻略に適した大分有利なダンジョンなんだと思う」
ジュリアとボニーが述べる所感に俺が応える。
「新しい仲間が加わったとはいえ、セーラは実質ヒーラー寄りの仲間だからな。戦えると言っても戦力強化の効果としては限定的だったか……」
ささやきの洞窟攻略は余裕だったが、魔獣の森攻略でアタッカーの追加の必要性がより顕著になった。
現在、リズとセーラは後衛として援護、シレイドは後衛を護りつつ投げナイフや近づく魔物をダガーで仕留める万能的な後衛、俺とキアラがアタッカーという形だ。
ルクシアの彼女たちの所に行った時に、ついでに奴隷商館のローガンにも話は通して前衛の戦闘奴隷を探してもらっているが……どうなるだろうか。
「そんなに眉間にしわ寄せてシケた顔しないの♪ ほらほら、ボニーさんがおもてなししてあげるから♪」
ギュッと腕に絡みついてくるボニー。二つの柔らかさが腕を包んで心地いい。
彼女の屈託のなさに思わず笑みがこぼれる。
二人の夜の蝶に心を救われながら、今日も夜が更けていった。
翌日——。
俺たちは朝から魔獣の森のボスエリアの前にワープする。
「今日でこの森を完全攻略する予定だ。みんな、早速ボス戦になるだろうが、心してかかってくれ」
俺の言葉に四人が真剣な顔で頷く。
長い小道を緊張しながら進んでいく。
大きな広場に出ると、その魔物はいた。
二本足で立つ、体長4mほどの黒いサイの魔物。
凄まじい威圧感でこちらを睨んでいる。
立派な一本角は硬化して毛皮とはまた違う黒光りをしている。
鑑定を行う。
名前:ヘルズホーン
危険度:B
説明:二足歩行の黒いサイの魔物。瘴気を身体に大量に含んだことで、毛皮などが黒く変色した。勢いのある突進攻撃は当たれば一撃で骨がばらばらに砕けるほど。
素材:『地獄犀の毛皮』
レア素材:『地獄犀の黒角』
「みんな! あいつの攻撃は受けずに躱すんだ!」
「分かったわ!」
「……ん……了解」
「善処しよう!」
「は、はい!」
俺の呼びかけに四人が応える。
地獄犀はそんな俺たちを睨み続けて距離感を計っている。
俺たちも、いつでも対応できるように武器を構える。
「……ボモオオオオオオオオオオオッ!!」
しばらく膠着状態が続く……が、遂に耐え切れなくなったヘルズホーンがけたたましく雄たけびを上げて凄まじいスピードで突進してくる!
狙いはシレイドだ!
シレイドがひらりと躱して投げナイフを数本、その背中に突き立てる!
勢いはそのままで、大木にぶつかるヘルズホーン。
あの勢いでぶつかったら、自分にもダメージがありそうだが……。
その時、地獄犀がぶつかった大木がミシミシと音を立てて倒れる。
なんて威力だよ……。
「レオ……あの突進は本当に危険だ。元々身軽なシレイドや新緑のマントを装備しているリズなら躱せるかもしれんが、私やレオは紙一重……セーラは避けられないかもしれない」
ふと見ると、セーラが息を飲んで立ち竦んでいる。
少しばかり震えてるようだ。
「ああ。なるべく前衛である俺たちで注意を引くぞ……」
キアラの言葉に俺は焦りを覚えながら応えた。
191
お気に入りに追加
1,922
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女貞操逆転世界で、自己肯定感低めのお人好し男が、自分も周りも幸せにするお話
カムラ
ファンタジー
※下の方に感想を送る際の注意事項などがございます!
お気に入り登録は積極的にしていただけると嬉しいです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あらすじ
学生時代、冤罪によってセクハラの罪を着せられ、肩身の狭い人生を送ってきた30歳の男、大野真人(おおのまさと)。
ある日仕事を終え、1人暮らしのアパートに戻り眠りについた。
そこで不思議な夢を見たと思ったら、目を覚ますと全く知らない場所だった。
混乱していると部屋の扉が開き、そこには目を見張るほどの美女がいて…!?
これは自己肯定感が低いお人好し男が、転生した男女貞操逆転世界で幸せになるお話。
※本番はまぁまぁ先ですが、#6くらいから結構Hな描写が増えます。
割とガッツリ性描写は書いてますので、苦手な方は気をつけて!
♡つきの話は性描写ありです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
誤字報告、明らかな矛盾点、良かったよ!、続きが気になる! みたいな感想は大歓迎です!
どんどん送ってください!
逆に、否定的な感想は書かないようにお願いします。
受け取り手によって変わりそうな箇所などは報告しなくて大丈夫です!(言い回しとか、言葉の意味の違いとか)
作者のモチベを上げてくれるような感想お待ちしております!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる