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第6章:灼炎の祠と銀狼獣人編
第2話:後任のギルドマスター【☆】
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お金を受け取った後、ヴィヴィたちに見送られて『白兎の福耳』を後にする。
俺たちの懐は一気に潤った。
俺は所持金350万Gを突破、リズとキアラもかなり手持ちに余裕ができたようだ。
「よし、次はギルドだな」
俺の言葉にリズが「そうだねー」と頷く。
キブラの一件から一週間ちょっと、遂に後任のギルドマスターが決まったらしく、本日挨拶をするらしい。
昼頃の招集がかかっていたので、午前中に素材買取りだけ済ませようということでヴィヴィの店に訪れていたのだった。
ギルドに入ると、ざわざわと冒険者たちがひしめき合っている。
運動競技場並みの大きさがあるエルゼリアギルドだが、今は混んでいるデパートのような状態だ。
酒場のスペースにまで冒険者が集合しており、後任のギルドマスターがどんな人なのか、注目が集まっているようだ。
しばらくすると、奥の部屋からギルド職員がぞろぞろと現れ、冒険者の前に並ぶ。
そして、その間を黒い鎧を身にまとった白髪の女性が歩いてくる。
年は三十代半ばと言ったところか、いかにも壮年という感じが伝わってくる。
荘厳でピリピリとした緊張感が漂い、先ほどまで騒がしかった冒険者がしんと静まる。
彼女は冒険者の前に置かれているお立ち台に上がり、挨拶を始める。
「エルゼリア冒険者の諸君、よく集まってくれた。今回招集をかけたのは他でもない。前任のギルドマスターであるオッド氏が、あろうことか犯罪者と癒着し、特定クランに過剰な便宜を図っていた件を深く謝罪し、新たなギルドに生まれ変わったということを宣言するために集まってもらった! まずは、エルゼリアギルドを代表して新たにギルドマスターに着任した私、ゼルフィアが深くお詫び申し上げる。本当に申し訳ない!」
頭を下げる黒鎧の女性ゼルフィアの言葉に、ざわめきが広がる。
「ついては、不利益を被ったクランやパーティについて、相応の補填をするつもりだ! 我々は、冒険者の諸君にこれからも快適な生活を送ってもらえるよう励んでいくことをここに誓う! より組織の透明性を高めるように改革を重ねていく所存だ! 皆は、これまで通り、冒険者として励んでほしい! 以上だ!」
ゼルフィアは壇上での挨拶を終え、奥の部屋に戻って行く。
「い、いじょうですぅ~! みなさん、ご不明点やご不満点などあれば、職員にお尋ねください~! 今日はお集まりいただきありがとうございました~!」
おっとり受付嬢さんが最後に呼びかけて締めくくる。
それを聞いて、冒険者たちも各々、酒場でたむろしたり、掲示板を見に行ったり、ギルドを出ていったりしている。
「何とも簡潔でさっぱりとした挨拶だったな」
終業式の校長先生並みの話の長さを覚悟していたが、拍子抜けだった。
「まあ、冒険者やってる人は、細かいことなんてどうでもいいって人が大半だからねー」
「ん……話が長くなる方が、不満が募る……」
リズとシレイドが俺の疑問に応える。
なるほどな、やんちゃ坊主に説法聞かせるようなものか。
『俺たちは小難しいことはどうでもいい!! 冒険したいんだ!!』って感じかな。
「あの~……レオさんとお仲間さん方~」
これからどうするかと考えていた所、例の受付嬢に呼ばれる。
「どうした?」
「キブラさんの件で、お話ししたいことがありまして~。ちょっと、カウンターの方に来てもらえますか~」
そう言われて、俺たちは顔を見合わせて受付嬢さんについて行く。
そして、受付嬢さんが深々と頭を下げる。
「この度は、色々とご迷惑をおかけしました~。黄金の騎士団の件にしても、ギルドマスターの件にしても、解決できたのは皆さまのお陰です~」
「いえいえ、半分勝手にやったようなものですから」
俺の言葉に受付嬢は首を横に振る。
「私たち職員も、前ギルドマスターの行いを不審に思いながらも、何もできないでいましたぁ。今回、こんな形ですが組織を浄化できたことを嬉しく思います~」
もう一度、頭を下げる受付嬢さん。
まあ、ここで『いえいえ』と言っても相手は引かないみたいだし、気持ちを素直に受け取っておこう。
「それでですね。エルゼリアに来てからの実績と今回の功績を考慮して、皆様の冒険者ランク及び貢献度ランクを上げようと思います」
おお、それはなかなか嬉しいな。
「失礼しますね~『スキャン』——現在レオさん、リズさん、シレイドさんの冒険者ランクは『D』、キアラさんは『E』、セーラさんは『C』となっています。パーティの貢献度は『520位』ですね……これを——」
受付嬢さんが手をかざし、値が変わる。
名前:レオ・アオミネ
ジョブ:魔剣士Lv30(MAX)
冒険者ランク:D⇒C
名前:リズ・オレイア
ジョブ:探検家Lv30(MAX)
冒険者ランク:D⇒C
名前:シレイド・オズ
ジョブ:暗殺者Lv30(MAX)
冒険者ランク:D⇒C
名前:キアラ・ガラテア
ジョブ:エルフ流槍術騎士Lv30(MAX)
冒険者ランク:E⇒C
名前:セーラ・ホワイト
ジョブ:神聖神官Lv5
冒険者ランク:C
ギルド貢献度:520⇒312位
「「「「おおおぉ~」」」」
俺、リズ、シレイド、キアラは思わず感激の声を漏らしてしまう。
セーラはその姿を愛でるように微笑んで見ていた。
一気に冒険者ランクが全員Cに上がる。
「これで、受けられるクエストが増えましたぁ……あと、みなさんジョブレベルが最大まで上がってますのでぇ、中級職へジョブチェンジできますよぉ!」
受付嬢さんの言葉に俺たちは歓喜の声を上げる。
「やったな!! みんな!!」
「うん! うん! あたし、自分がここまでできる冒険者になれると思ってなかったよぉ」
「ん……ここまで長かった!! シレイドたち……よく頑張った!!」
「わ、わわ、私が冒険者ランクC……先日、登録してEランクになったばかりなのに……!! いいのか? いや、受け取ってしまおう!! うん!!」
「うふふ、みなさんおめでとうございます! 一気にギルド貢献度200位以上アップですよ!!」
俺たちが、きゃいきゃい喜んでいると周りが何事かとこちらを見てくる。
俺たちはそれに気づき、咳払いをして受付嬢さんに言う。
「ジョブチェンジ……お願いします」
「は、はいぃ……」
受付嬢さんが苦笑いでジョブチェンジの手続きに移ってくれる。
ゼルフィア
俺たちの懐は一気に潤った。
俺は所持金350万Gを突破、リズとキアラもかなり手持ちに余裕ができたようだ。
「よし、次はギルドだな」
俺の言葉にリズが「そうだねー」と頷く。
キブラの一件から一週間ちょっと、遂に後任のギルドマスターが決まったらしく、本日挨拶をするらしい。
昼頃の招集がかかっていたので、午前中に素材買取りだけ済ませようということでヴィヴィの店に訪れていたのだった。
ギルドに入ると、ざわざわと冒険者たちがひしめき合っている。
運動競技場並みの大きさがあるエルゼリアギルドだが、今は混んでいるデパートのような状態だ。
酒場のスペースにまで冒険者が集合しており、後任のギルドマスターがどんな人なのか、注目が集まっているようだ。
しばらくすると、奥の部屋からギルド職員がぞろぞろと現れ、冒険者の前に並ぶ。
そして、その間を黒い鎧を身にまとった白髪の女性が歩いてくる。
年は三十代半ばと言ったところか、いかにも壮年という感じが伝わってくる。
荘厳でピリピリとした緊張感が漂い、先ほどまで騒がしかった冒険者がしんと静まる。
彼女は冒険者の前に置かれているお立ち台に上がり、挨拶を始める。
「エルゼリア冒険者の諸君、よく集まってくれた。今回招集をかけたのは他でもない。前任のギルドマスターであるオッド氏が、あろうことか犯罪者と癒着し、特定クランに過剰な便宜を図っていた件を深く謝罪し、新たなギルドに生まれ変わったということを宣言するために集まってもらった! まずは、エルゼリアギルドを代表して新たにギルドマスターに着任した私、ゼルフィアが深くお詫び申し上げる。本当に申し訳ない!」
頭を下げる黒鎧の女性ゼルフィアの言葉に、ざわめきが広がる。
「ついては、不利益を被ったクランやパーティについて、相応の補填をするつもりだ! 我々は、冒険者の諸君にこれからも快適な生活を送ってもらえるよう励んでいくことをここに誓う! より組織の透明性を高めるように改革を重ねていく所存だ! 皆は、これまで通り、冒険者として励んでほしい! 以上だ!」
ゼルフィアは壇上での挨拶を終え、奥の部屋に戻って行く。
「い、いじょうですぅ~! みなさん、ご不明点やご不満点などあれば、職員にお尋ねください~! 今日はお集まりいただきありがとうございました~!」
おっとり受付嬢さんが最後に呼びかけて締めくくる。
それを聞いて、冒険者たちも各々、酒場でたむろしたり、掲示板を見に行ったり、ギルドを出ていったりしている。
「何とも簡潔でさっぱりとした挨拶だったな」
終業式の校長先生並みの話の長さを覚悟していたが、拍子抜けだった。
「まあ、冒険者やってる人は、細かいことなんてどうでもいいって人が大半だからねー」
「ん……話が長くなる方が、不満が募る……」
リズとシレイドが俺の疑問に応える。
なるほどな、やんちゃ坊主に説法聞かせるようなものか。
『俺たちは小難しいことはどうでもいい!! 冒険したいんだ!!』って感じかな。
「あの~……レオさんとお仲間さん方~」
これからどうするかと考えていた所、例の受付嬢に呼ばれる。
「どうした?」
「キブラさんの件で、お話ししたいことがありまして~。ちょっと、カウンターの方に来てもらえますか~」
そう言われて、俺たちは顔を見合わせて受付嬢さんについて行く。
そして、受付嬢さんが深々と頭を下げる。
「この度は、色々とご迷惑をおかけしました~。黄金の騎士団の件にしても、ギルドマスターの件にしても、解決できたのは皆さまのお陰です~」
「いえいえ、半分勝手にやったようなものですから」
俺の言葉に受付嬢は首を横に振る。
「私たち職員も、前ギルドマスターの行いを不審に思いながらも、何もできないでいましたぁ。今回、こんな形ですが組織を浄化できたことを嬉しく思います~」
もう一度、頭を下げる受付嬢さん。
まあ、ここで『いえいえ』と言っても相手は引かないみたいだし、気持ちを素直に受け取っておこう。
「それでですね。エルゼリアに来てからの実績と今回の功績を考慮して、皆様の冒険者ランク及び貢献度ランクを上げようと思います」
おお、それはなかなか嬉しいな。
「失礼しますね~『スキャン』——現在レオさん、リズさん、シレイドさんの冒険者ランクは『D』、キアラさんは『E』、セーラさんは『C』となっています。パーティの貢献度は『520位』ですね……これを——」
受付嬢さんが手をかざし、値が変わる。
名前:レオ・アオミネ
ジョブ:魔剣士Lv30(MAX)
冒険者ランク:D⇒C
名前:リズ・オレイア
ジョブ:探検家Lv30(MAX)
冒険者ランク:D⇒C
名前:シレイド・オズ
ジョブ:暗殺者Lv30(MAX)
冒険者ランク:D⇒C
名前:キアラ・ガラテア
ジョブ:エルフ流槍術騎士Lv30(MAX)
冒険者ランク:E⇒C
名前:セーラ・ホワイト
ジョブ:神聖神官Lv5
冒険者ランク:C
ギルド貢献度:520⇒312位
「「「「おおおぉ~」」」」
俺、リズ、シレイド、キアラは思わず感激の声を漏らしてしまう。
セーラはその姿を愛でるように微笑んで見ていた。
一気に冒険者ランクが全員Cに上がる。
「これで、受けられるクエストが増えましたぁ……あと、みなさんジョブレベルが最大まで上がってますのでぇ、中級職へジョブチェンジできますよぉ!」
受付嬢さんの言葉に俺たちは歓喜の声を上げる。
「やったな!! みんな!!」
「うん! うん! あたし、自分がここまでできる冒険者になれると思ってなかったよぉ」
「ん……ここまで長かった!! シレイドたち……よく頑張った!!」
「わ、わわ、私が冒険者ランクC……先日、登録してEランクになったばかりなのに……!! いいのか? いや、受け取ってしまおう!! うん!!」
「うふふ、みなさんおめでとうございます! 一気にギルド貢献度200位以上アップですよ!!」
俺たちが、きゃいきゃい喜んでいると周りが何事かとこちらを見てくる。
俺たちはそれに気づき、咳払いをして受付嬢さんに言う。
「ジョブチェンジ……お願いします」
「は、はいぃ……」
受付嬢さんが苦笑いでジョブチェンジの手続きに移ってくれる。
ゼルフィア
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