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第5章:傲慢貴族と白衣の聖女編
第16話:反撃
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ハルカたちを解放してから約十分後——。
装備を整え、赤の女王の面々が生気を取り戻したように闘志に満ちた眼差しで整列する。
「みんな、ハクオウ山での傷も癒えてないけど、もう少し頑張って……!! セーラを助けてキブラを失脚させる。当初の予定とは違って、かなり荒っぽくなっちゃったけど、証拠はもう掴んでるから、どれだけ暴れてもお咎めはないわ。存分にやっちゃって頂戴!!」
「「「「「はい!!」」」」」
ハルカの言葉に、赤の女王のメンバーたちが応じる。
「私は正門付近で待機するわ。外から敵の援護が来た時に食い止めるために!」
「あたしは、とにかく暴れまわって敵をぶっ倒しまくる! ハルカの進む道を作るぞ!!」
ケイティとカリーナが意気揚々と言う。
「レオくんたちは私についてきて! キブラの私室に突入してセーラを助けるわ!」
「分かった!!」
ハルカの言葉に俺は頷く。
俺が目配せすると、リズ、シレイド、キアラも首肯してくれた。
「ハルカさん!! ヤバいっす!! 外から、うじゃうじゃと敵のオーラが……!! ここ、囲まれてるっす!!」
「分かったわ。みんな、覚悟を決めて!! ここが正念場よ!! 全員で家に帰りましょう!!」
「「「「「おー!」」」」」
ハルカと共に、牢屋である離れから外に出ると、何十人もの黄金騎士たちが待ち受けていた。
「者ども、怯むな!! ハクオウ山の戦いと監禁で相手はかなり疲弊しているはずだ!! 全員、引っ捕らえてしまえ!!」
リーダーらしき黄金騎士が、檄を飛ばすと殺気だった空気がさらに濃くなる。
「やれるもんならやってみなよ!! 行くぞおおお!!」
「「「おー!!」」」
カリーナが団員を引き連れて、黄金騎士と激突する。
その隙に、ハルカと共にキブラの居る本館に向かう。
「ララ、セーラの色は分かる?」
「はいっす! 本館の三階部分……もう、キブラに接触してるっす……」
「急ごう!!」
ハルカとララの会話を聞いて、俺は呼びかける。
数人の赤の女王のメンバーを率いて、本館に向かった。
「やっぱり来たわね……」
ケイティが正門付近を見て言う。
そこには、ボロボロになった武具を身に着けたおびただしい数の冒険者たちが血走った目で立ち並んでいた。
さながら、ゾンビ軍団のようだ。
「町中のキブラの手下を集めたんでしょうね。でも、あの子たちはメンバー扱いされていないランクの低い団員よ。魔法部隊、睡眠か麻痺で動きを封じに行くわよ」
「「「はっ!!」」」
ケイティが魔法を使えるメンバーを率いて対処に向かった。
「レオくん、私たちは本館に。気合を入れてね、恐らく、アイナもそこにいるわ……」
剣聖アイナか……。
喉元に切っ先を掠められた記憶が蘇る。
だが、ここまで来たんだ。怯むわけにはいかない。
俺たちは立ちふさがる黄金騎士たちをなぎ倒しながら、本館に入った。
「入ってきたぞ!! ここで食い止めろ!!」
一階部分には、さらに多くの黄金騎士たちが待ち構えていた。
「もう!! 邪魔ね!!」
「ん……!! ご主人様……ここはシレイドたちに任せる……!!」
リズとシレイドが先陣を切っていく。
赤の女王のメンバーも続いていった。
「頼もしい仲間……いや、『彼女』たちかしら?」
「ああ。俺にはもったいないくらいのイイ子たちだよ」
ハルカの言葉に応えてやる。
二階へ続く階段を突き進むと、白銀の鎧の騎士が待ち構えていた。
「ここは通さんぞ……!!」
筋骨隆々で、大きな槍を構えている大男。
「奴は何者だ?」
「キブラの屋敷を守る番人ガンスよ。普段、外には出ないけど強さは黄金騎士の中でも随一と言われているわ」
「レオ。ここは私に任せてくれ。敵の力量は見たら大体解る。一番の適任は私だ」
俺とハルカの会話を聞いて、キアラが前に出る。
「行くぞ、ハルカ」
「ええ……分かったわ」
二階はキアラに任せて、三階に進んだ。
「あの奥の部屋にキブラとセーラさんがいるっす」
奥に続く広い廊下の先、ララが指したのは何とも豪奢な扉である。
おそらく、キブラの私室なのだろう。
廊下の壁にはいくつものガラスがあり、外の様子がよく分かるようになっている。
その中央に外の景色を眺めている、一人の女がいた。
スリットの入った上下繋がったドレスのような黒い服。
アイナだ。
「…………外は、かなり大きな騒ぎになっているようだな」
アイナは他人事のように呟いた。
「あなたはもう解っているはずよ。たとえ疲弊しきっていても私たち『赤の女王』と『黄金の騎士団』のメンバーの力量差は大きい。キブラたちに勝ち目はないってことに」
「だろうな……元々、数と威勢だけが立派な張りぼての冒険者どもだ。その気になれば、私一人でも相手ができるほど粗末な実力だ」
ハルカの言葉にアイナはふっとため息交じりに苦笑した。
「だったら、話は早いわね……降参しなさい。キブラはあなたほどの実力の者がついて行くべき男ではないわ」
「ああ……私もあんな下衆の下で働くのなぞ、御免だ」
「だったら……!!」
「だが……! 『事情』がある。確実に契約を遂行しなければいけないという事情がな」
ハルカの説得もむなしく、アイナは強い眼差しでこちらを睨みつけている。
「私の契約は『キブラの邪魔者を排除し護ること』……この屋敷から逃げることを勧めたが、入れ込んでいた神官から誘われたようで、私の言うことを聞かずに奥の部屋でお楽しみ中だ」
アイナの言葉にハルカが顔をしかめる。
「そう。悪いけど、私はその女神官を助けに来たの。急いでいるから、そこをどいてくれるかしら?」
「……キブラの邪魔をする……か。どうやら互いの目的が相対するらしい……構えろ。これ以上の御託は不要だ」
アイナが剣を抜きさると、凄まじい殺気が放たれる。
ハルカも諦めたように剣を抜き構える。
シン……とした空気の中に静かな闘志が燃えていた。
「レオくん、ララとじっとしててね……今の私じゃ、二人を護りながら戦うのは無理。入ってきたら怪我じゃすまないよ」
ハルカの言葉に思わず息を飲んでしまう。
この二人のステージは、俺よりも遥かに上だ。
「行くぞ!! 『鳳凰殺し』ぃぃぃ!!」
「来い!! 『剣聖』!!」
二人の優れた剣士たちが今、激突した。
装備を整え、赤の女王の面々が生気を取り戻したように闘志に満ちた眼差しで整列する。
「みんな、ハクオウ山での傷も癒えてないけど、もう少し頑張って……!! セーラを助けてキブラを失脚させる。当初の予定とは違って、かなり荒っぽくなっちゃったけど、証拠はもう掴んでるから、どれだけ暴れてもお咎めはないわ。存分にやっちゃって頂戴!!」
「「「「「はい!!」」」」」
ハルカの言葉に、赤の女王のメンバーたちが応じる。
「私は正門付近で待機するわ。外から敵の援護が来た時に食い止めるために!」
「あたしは、とにかく暴れまわって敵をぶっ倒しまくる! ハルカの進む道を作るぞ!!」
ケイティとカリーナが意気揚々と言う。
「レオくんたちは私についてきて! キブラの私室に突入してセーラを助けるわ!」
「分かった!!」
ハルカの言葉に俺は頷く。
俺が目配せすると、リズ、シレイド、キアラも首肯してくれた。
「ハルカさん!! ヤバいっす!! 外から、うじゃうじゃと敵のオーラが……!! ここ、囲まれてるっす!!」
「分かったわ。みんな、覚悟を決めて!! ここが正念場よ!! 全員で家に帰りましょう!!」
「「「「「おー!」」」」」
ハルカと共に、牢屋である離れから外に出ると、何十人もの黄金騎士たちが待ち受けていた。
「者ども、怯むな!! ハクオウ山の戦いと監禁で相手はかなり疲弊しているはずだ!! 全員、引っ捕らえてしまえ!!」
リーダーらしき黄金騎士が、檄を飛ばすと殺気だった空気がさらに濃くなる。
「やれるもんならやってみなよ!! 行くぞおおお!!」
「「「おー!!」」」
カリーナが団員を引き連れて、黄金騎士と激突する。
その隙に、ハルカと共にキブラの居る本館に向かう。
「ララ、セーラの色は分かる?」
「はいっす! 本館の三階部分……もう、キブラに接触してるっす……」
「急ごう!!」
ハルカとララの会話を聞いて、俺は呼びかける。
数人の赤の女王のメンバーを率いて、本館に向かった。
「やっぱり来たわね……」
ケイティが正門付近を見て言う。
そこには、ボロボロになった武具を身に着けたおびただしい数の冒険者たちが血走った目で立ち並んでいた。
さながら、ゾンビ軍団のようだ。
「町中のキブラの手下を集めたんでしょうね。でも、あの子たちはメンバー扱いされていないランクの低い団員よ。魔法部隊、睡眠か麻痺で動きを封じに行くわよ」
「「「はっ!!」」」
ケイティが魔法を使えるメンバーを率いて対処に向かった。
「レオくん、私たちは本館に。気合を入れてね、恐らく、アイナもそこにいるわ……」
剣聖アイナか……。
喉元に切っ先を掠められた記憶が蘇る。
だが、ここまで来たんだ。怯むわけにはいかない。
俺たちは立ちふさがる黄金騎士たちをなぎ倒しながら、本館に入った。
「入ってきたぞ!! ここで食い止めろ!!」
一階部分には、さらに多くの黄金騎士たちが待ち構えていた。
「もう!! 邪魔ね!!」
「ん……!! ご主人様……ここはシレイドたちに任せる……!!」
リズとシレイドが先陣を切っていく。
赤の女王のメンバーも続いていった。
「頼もしい仲間……いや、『彼女』たちかしら?」
「ああ。俺にはもったいないくらいのイイ子たちだよ」
ハルカの言葉に応えてやる。
二階へ続く階段を突き進むと、白銀の鎧の騎士が待ち構えていた。
「ここは通さんぞ……!!」
筋骨隆々で、大きな槍を構えている大男。
「奴は何者だ?」
「キブラの屋敷を守る番人ガンスよ。普段、外には出ないけど強さは黄金騎士の中でも随一と言われているわ」
「レオ。ここは私に任せてくれ。敵の力量は見たら大体解る。一番の適任は私だ」
俺とハルカの会話を聞いて、キアラが前に出る。
「行くぞ、ハルカ」
「ええ……分かったわ」
二階はキアラに任せて、三階に進んだ。
「あの奥の部屋にキブラとセーラさんがいるっす」
奥に続く広い廊下の先、ララが指したのは何とも豪奢な扉である。
おそらく、キブラの私室なのだろう。
廊下の壁にはいくつものガラスがあり、外の様子がよく分かるようになっている。
その中央に外の景色を眺めている、一人の女がいた。
スリットの入った上下繋がったドレスのような黒い服。
アイナだ。
「…………外は、かなり大きな騒ぎになっているようだな」
アイナは他人事のように呟いた。
「あなたはもう解っているはずよ。たとえ疲弊しきっていても私たち『赤の女王』と『黄金の騎士団』のメンバーの力量差は大きい。キブラたちに勝ち目はないってことに」
「だろうな……元々、数と威勢だけが立派な張りぼての冒険者どもだ。その気になれば、私一人でも相手ができるほど粗末な実力だ」
ハルカの言葉にアイナはふっとため息交じりに苦笑した。
「だったら、話は早いわね……降参しなさい。キブラはあなたほどの実力の者がついて行くべき男ではないわ」
「ああ……私もあんな下衆の下で働くのなぞ、御免だ」
「だったら……!!」
「だが……! 『事情』がある。確実に契約を遂行しなければいけないという事情がな」
ハルカの説得もむなしく、アイナは強い眼差しでこちらを睨みつけている。
「私の契約は『キブラの邪魔者を排除し護ること』……この屋敷から逃げることを勧めたが、入れ込んでいた神官から誘われたようで、私の言うことを聞かずに奥の部屋でお楽しみ中だ」
アイナの言葉にハルカが顔をしかめる。
「そう。悪いけど、私はその女神官を助けに来たの。急いでいるから、そこをどいてくれるかしら?」
「……キブラの邪魔をする……か。どうやら互いの目的が相対するらしい……構えろ。これ以上の御託は不要だ」
アイナが剣を抜きさると、凄まじい殺気が放たれる。
ハルカも諦めたように剣を抜き構える。
シン……とした空気の中に静かな闘志が燃えていた。
「レオくん、ララとじっとしててね……今の私じゃ、二人を護りながら戦うのは無理。入ってきたら怪我じゃすまないよ」
ハルカの言葉に思わず息を飲んでしまう。
この二人のステージは、俺よりも遥かに上だ。
「行くぞ!! 『鳳凰殺し』ぃぃぃ!!」
「来い!! 『剣聖』!!」
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