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第4章:エルゼリアと無骨なエルフ騎士編
閑話:女王様と森林浴【☆】
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エルゼリアに移住してから一週間後のこと——。
俺はワープを使い、エルフの国ガラテアを訪れていた。
ガラテアでの活動からしばらく経つが、懐かしい郷愁のような気持ちが心の中に広がる。
今いる町が都会だからだろうか、こういう緑の多い場所は非常に心が安らぐ。
「おやっ!? レオ様じゃないですか!?」
振り返ると、ゴブリン討伐の際に同行していたエルフの男性騎士が立っていた。
確か、名前はケルディオだったか。
「ああ、久しぶりだな。あれから、怪我はどうだ?」
「ははは、もうすっかり。エルフの治療術を舐めてはいけませんよ。精霊魔法に豊富な薬草。おかげでこの通りピンピンしています。それよりも、改めてあの時はありがとうございました。私の軽率な行動で仲間を危険にさらすところでした」
「もう、気にしないでいいさ」
朗らかな笑顔で答えるイケメン騎士。
未だにゴブリンマージに突っ込んでしまったことを気にしているようだ。
「そうだ。今日はどうして?」
「ああ。女王に会いに来たんだ。久しぶりだし、挨拶しておこうと思ってな」
「なるほど、そうだったんですね。それでは、城までご案内しますよ」
ルーティアと恋仲なのは秘密なので、とりあえず挨拶に来たという名目で押し通させてもらう。
城に着くと、門番が俺を顔パスで通してくれる。
すぐさま、女王の間に通されると鎮座していたルーティア女王がパアッと顔を明るくする。
「レオ様!!」
今すぐ飛びついてきそうな声色で俺の名を呼ぶルーティア。
隣にいる、全てを察する女中に咳ばらいをされると、顔を赤らめて大人しくなった。
「ケルディオ。客人の案内、大儀でした。下がりなさい」
「はっ! それでは、レオ様。ごゆっくり」
そう言うとケルディオは女王の間を去っていく。
「あなたたちも、下がりなさい」
女中や衛兵に命ずるルーティア。
一瞬、皆は戸惑っていたもののすぐに女王の間から出ていく。
そして、俺とルーティア女王だけになった瞬間——。
「レオ様ああっ!!」
ルーティア女王が駆け寄って飛びついてきた。
「寂しかったです! お逢いしたかったです! レオ様ぁ!!」
柔らかい身体を密着させてくるルーティア。
強大な胸に顔をはさまれ、思わず窒息しそうになる。
「る、ルーティア……!! 分かったから……少し、落ち着こう……な!?」
テンションが上がりまくっているルーティアを何とか落ち着かせる。
「し、失礼しました。今日は、どんなご予定でこちらへ?」
ルーティアはまだ、俺がどうしてきたのか分からないようだ。
「ルーティア。君に会いに来たんだよ。母であり彼女でもある君に」
俺がそう言うと、ルーティアは顔をポッと赤らめて、目じりに涙を浮かべる。
「嬉しいです。レオ様……。レオ様がエルゼリアに移住するとなった時、正直、もう以前のように頻繁に愛情を与えてくださらないのではないかと不安で仕方なかったのです……」
「俺は自分の彼女に対して、そんなぞんざいな扱いはしないさ。距離が遠くなろうが、必ず会いに来るさ」
「レオ様……♡」
俺の言葉に、安心したようで顔を綻ばせるルーティア。
俺の彼女たちの中ではエルフ族ということもあり断トツで年上だが、純粋さの残る性格の為か、他の子とあまり年の差を感じない。
まあ、箱入り娘らしく大切に育てられたという側面もあるみたいだが。
「そうだわ! いい場所があるのです! これから、森林浴に行きませんか?」
「俺は構わないけど、公務とかは?」
「辺境のエルフの国の公務など、たまに来る書簡に目を通すくらいです。あとは、女王の間で鎮座しているだけ。大臣に押し通せば予定くらい何とでもなりますわ!」
女王として、それでいいのかとも思ったが楽しそうな彼女を止める理由も無いだろう。
俺はそれならばと了承して、彼女の支度が終わるのを待った。
「レオ様! 早く、早く来てください♪」
「ああ、いま行くよ。ちょ、ちょっと……落ち着いて! そんなに引っ張らないで!」
移住を始めてから初めてのルーティアとの逢瀬。
約三週間ぶりの再会という事で、彼女のテンションは高かった。
はち切れんばかりの大きな胸を、たゆんたゆんと揺らしながら俺の手を引き、ガラテアの近くの森林を散策している。
「落ち着けるはずありませんわ♪ 私の彼氏で息子でもあるレオ様と久しぶりに二人きりの時間なのですから……♪」
ルーティアは少女のように無邪気な微笑みで俺を見る。
本来なら、森を歩く際は魔物が出ることがあるので、護衛の兵が何人も付くのだが、俺たちが今歩いているここは『ガラテアの庭』と呼ばれる特殊な地域で魔物は一切出現しないらしい。
なので、ルーティアは護衛を断り、俺と二人で散策しているというわけだ。
辺りには美しい鳥の歌声が響き、ウサギやキツネといった小動物がチラリチラリと姿を現している。
「この辺りにしましょうか♪」
ルーティアは上機嫌で『魔法の袋』から敷物を取り出して、森林のど真ん中に敷く。
そして、彼女が次に取り出したるはお弁当箱だ。
「レオ様、このお弁当は私が腕によりをかけて作ったのですよ」
出発までしばらく待たされたが、なるほど、どうやらこれを作っていたらしい。
今は、昼を少し過ぎた頃だろう。ちょうどお腹もすいてきた。
「そうか、作ってくれてありがとう。楽しみだよ。早速食べよう」
「はい♪」
俺たちは早速ルーティア特製のお弁当を食べることとなった。
網目状の木のお弁当箱を開くと、そこには少し形が歪なサンドイッチが入っていた。
「いつもなら、城の料理人に頼むのですが、レオ様に私の作った料理を食べていただきたくて……料理というものを初めて作ったので、お口に合うか分かりませんが……」
頬を赤らめて、両手で顔を隠すルーティア。
その仕草は、一国の姫なんかではない。恋する一人の少女のようだ。
「じゃあ、早速。いただきます……はむっ!」
俺は、卵サンドを手に取って頬張る。
うむ……辛い。
卵とキュウリ(この世界ではどう呼ぶのか知らないが)のシンプルな組み合わせのサンドイッチだが塩コショウが効きすぎている。
ルーティアは「ドキドキ」という音が聞こえてきそうなほど真剣な表情で俺を見つめる。
「……うん。美味しいよ、ルーティア!」
「はぁあっ♪ よかったです♪」
うん……辛いのは好きだからな。嘘はついていない。
次はハムサンドだ。
薄いハムとレタス(これもどう呼ぶのかは知らない)がはさんであるオーソドックスなサンドイッチ。
パクリ……。
ルーティアが再び、俺の顔を真剣に見つめてくる。
そんな顔で凝視されては食いづらいのだが……。
味は……うむ、薄い。
ほのかな肉とレタスの味はするものの、調味料が少ないのか、パンが厚すぎるのか、とにかく味は薄かった。
「うん、こっちも美味しいよ。ルーティア!」
「うふふ、よかったです……ほっ」
胸に手を当てて安心しているルーティア。
嘘はついていない。俺は薄味も好きなのだ。
「それでは、私も食べましょう……」
彼女はもう一つのお弁当箱を取り出した。
開くと、何とも豪勢なスペシャルサンドイッチがデーンと入っていた。
あれれ? 俺のやつと違う?
「ん? ああ……これですか。私も自分が作ったサンドイッチを持っていこうとしたのですが、『こんなものを耐性のないルーティア女王が食べてはお腹を壊してしまいます!』と女中が反対したのです。そして強引に、このサンドイッチを持たされました……本当に、失礼してしまいます」
少しムスッとした顔で、ルーティアは女中に渡されたというサンドイッチを食べる。
まあ、女中の言う事も分からないでもないか……。
ルーティアは王族だし、食べ物に対しては特に気をつけなきゃいけないだろう。
「そうだわ! レオ様、このサンドイッチと私が作ったサンドイッチ、少し交換してくださらないかしら? 味見すらさせてもらえてなくて、残念に思っていたのです」
閃いたと言わんばかりに俺に言うルーティア。
だが……。
「いや……悪いけど、ルーティアが初めて作ったサンドイッチは俺が全部食べたい。美味しいし、何より俺を想って作ってくれたんだから独り占めしたいんだ」
「れ、レオ様……♡」
俺の言葉に顔をポッと赤らめるルーティア。
その後、俺は辛くて薄い味のサンドイッチを腹いっぱい食べた。
ルーティア
俺はワープを使い、エルフの国ガラテアを訪れていた。
ガラテアでの活動からしばらく経つが、懐かしい郷愁のような気持ちが心の中に広がる。
今いる町が都会だからだろうか、こういう緑の多い場所は非常に心が安らぐ。
「おやっ!? レオ様じゃないですか!?」
振り返ると、ゴブリン討伐の際に同行していたエルフの男性騎士が立っていた。
確か、名前はケルディオだったか。
「ああ、久しぶりだな。あれから、怪我はどうだ?」
「ははは、もうすっかり。エルフの治療術を舐めてはいけませんよ。精霊魔法に豊富な薬草。おかげでこの通りピンピンしています。それよりも、改めてあの時はありがとうございました。私の軽率な行動で仲間を危険にさらすところでした」
「もう、気にしないでいいさ」
朗らかな笑顔で答えるイケメン騎士。
未だにゴブリンマージに突っ込んでしまったことを気にしているようだ。
「そうだ。今日はどうして?」
「ああ。女王に会いに来たんだ。久しぶりだし、挨拶しておこうと思ってな」
「なるほど、そうだったんですね。それでは、城までご案内しますよ」
ルーティアと恋仲なのは秘密なので、とりあえず挨拶に来たという名目で押し通させてもらう。
城に着くと、門番が俺を顔パスで通してくれる。
すぐさま、女王の間に通されると鎮座していたルーティア女王がパアッと顔を明るくする。
「レオ様!!」
今すぐ飛びついてきそうな声色で俺の名を呼ぶルーティア。
隣にいる、全てを察する女中に咳ばらいをされると、顔を赤らめて大人しくなった。
「ケルディオ。客人の案内、大儀でした。下がりなさい」
「はっ! それでは、レオ様。ごゆっくり」
そう言うとケルディオは女王の間を去っていく。
「あなたたちも、下がりなさい」
女中や衛兵に命ずるルーティア。
一瞬、皆は戸惑っていたもののすぐに女王の間から出ていく。
そして、俺とルーティア女王だけになった瞬間——。
「レオ様ああっ!!」
ルーティア女王が駆け寄って飛びついてきた。
「寂しかったです! お逢いしたかったです! レオ様ぁ!!」
柔らかい身体を密着させてくるルーティア。
強大な胸に顔をはさまれ、思わず窒息しそうになる。
「る、ルーティア……!! 分かったから……少し、落ち着こう……な!?」
テンションが上がりまくっているルーティアを何とか落ち着かせる。
「し、失礼しました。今日は、どんなご予定でこちらへ?」
ルーティアはまだ、俺がどうしてきたのか分からないようだ。
「ルーティア。君に会いに来たんだよ。母であり彼女でもある君に」
俺がそう言うと、ルーティアは顔をポッと赤らめて、目じりに涙を浮かべる。
「嬉しいです。レオ様……。レオ様がエルゼリアに移住するとなった時、正直、もう以前のように頻繁に愛情を与えてくださらないのではないかと不安で仕方なかったのです……」
「俺は自分の彼女に対して、そんなぞんざいな扱いはしないさ。距離が遠くなろうが、必ず会いに来るさ」
「レオ様……♡」
俺の言葉に、安心したようで顔を綻ばせるルーティア。
俺の彼女たちの中ではエルフ族ということもあり断トツで年上だが、純粋さの残る性格の為か、他の子とあまり年の差を感じない。
まあ、箱入り娘らしく大切に育てられたという側面もあるみたいだが。
「そうだわ! いい場所があるのです! これから、森林浴に行きませんか?」
「俺は構わないけど、公務とかは?」
「辺境のエルフの国の公務など、たまに来る書簡に目を通すくらいです。あとは、女王の間で鎮座しているだけ。大臣に押し通せば予定くらい何とでもなりますわ!」
女王として、それでいいのかとも思ったが楽しそうな彼女を止める理由も無いだろう。
俺はそれならばと了承して、彼女の支度が終わるのを待った。
「レオ様! 早く、早く来てください♪」
「ああ、いま行くよ。ちょ、ちょっと……落ち着いて! そんなに引っ張らないで!」
移住を始めてから初めてのルーティアとの逢瀬。
約三週間ぶりの再会という事で、彼女のテンションは高かった。
はち切れんばかりの大きな胸を、たゆんたゆんと揺らしながら俺の手を引き、ガラテアの近くの森林を散策している。
「落ち着けるはずありませんわ♪ 私の彼氏で息子でもあるレオ様と久しぶりに二人きりの時間なのですから……♪」
ルーティアは少女のように無邪気な微笑みで俺を見る。
本来なら、森を歩く際は魔物が出ることがあるので、護衛の兵が何人も付くのだが、俺たちが今歩いているここは『ガラテアの庭』と呼ばれる特殊な地域で魔物は一切出現しないらしい。
なので、ルーティアは護衛を断り、俺と二人で散策しているというわけだ。
辺りには美しい鳥の歌声が響き、ウサギやキツネといった小動物がチラリチラリと姿を現している。
「この辺りにしましょうか♪」
ルーティアは上機嫌で『魔法の袋』から敷物を取り出して、森林のど真ん中に敷く。
そして、彼女が次に取り出したるはお弁当箱だ。
「レオ様、このお弁当は私が腕によりをかけて作ったのですよ」
出発までしばらく待たされたが、なるほど、どうやらこれを作っていたらしい。
今は、昼を少し過ぎた頃だろう。ちょうどお腹もすいてきた。
「そうか、作ってくれてありがとう。楽しみだよ。早速食べよう」
「はい♪」
俺たちは早速ルーティア特製のお弁当を食べることとなった。
網目状の木のお弁当箱を開くと、そこには少し形が歪なサンドイッチが入っていた。
「いつもなら、城の料理人に頼むのですが、レオ様に私の作った料理を食べていただきたくて……料理というものを初めて作ったので、お口に合うか分かりませんが……」
頬を赤らめて、両手で顔を隠すルーティア。
その仕草は、一国の姫なんかではない。恋する一人の少女のようだ。
「じゃあ、早速。いただきます……はむっ!」
俺は、卵サンドを手に取って頬張る。
うむ……辛い。
卵とキュウリ(この世界ではどう呼ぶのか知らないが)のシンプルな組み合わせのサンドイッチだが塩コショウが効きすぎている。
ルーティアは「ドキドキ」という音が聞こえてきそうなほど真剣な表情で俺を見つめる。
「……うん。美味しいよ、ルーティア!」
「はぁあっ♪ よかったです♪」
うん……辛いのは好きだからな。嘘はついていない。
次はハムサンドだ。
薄いハムとレタス(これもどう呼ぶのかは知らない)がはさんであるオーソドックスなサンドイッチ。
パクリ……。
ルーティアが再び、俺の顔を真剣に見つめてくる。
そんな顔で凝視されては食いづらいのだが……。
味は……うむ、薄い。
ほのかな肉とレタスの味はするものの、調味料が少ないのか、パンが厚すぎるのか、とにかく味は薄かった。
「うん、こっちも美味しいよ。ルーティア!」
「うふふ、よかったです……ほっ」
胸に手を当てて安心しているルーティア。
嘘はついていない。俺は薄味も好きなのだ。
「それでは、私も食べましょう……」
彼女はもう一つのお弁当箱を取り出した。
開くと、何とも豪勢なスペシャルサンドイッチがデーンと入っていた。
あれれ? 俺のやつと違う?
「ん? ああ……これですか。私も自分が作ったサンドイッチを持っていこうとしたのですが、『こんなものを耐性のないルーティア女王が食べてはお腹を壊してしまいます!』と女中が反対したのです。そして強引に、このサンドイッチを持たされました……本当に、失礼してしまいます」
少しムスッとした顔で、ルーティアは女中に渡されたというサンドイッチを食べる。
まあ、女中の言う事も分からないでもないか……。
ルーティアは王族だし、食べ物に対しては特に気をつけなきゃいけないだろう。
「そうだわ! レオ様、このサンドイッチと私が作ったサンドイッチ、少し交換してくださらないかしら? 味見すらさせてもらえてなくて、残念に思っていたのです」
閃いたと言わんばかりに俺に言うルーティア。
だが……。
「いや……悪いけど、ルーティアが初めて作ったサンドイッチは俺が全部食べたい。美味しいし、何より俺を想って作ってくれたんだから独り占めしたいんだ」
「れ、レオ様……♡」
俺の言葉に顔をポッと赤らめるルーティア。
その後、俺は辛くて薄い味のサンドイッチを腹いっぱい食べた。
ルーティア
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