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第4章:エルゼリアと無骨なエルフ騎士編
第35話:女神との交信・ボニー編
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チュンチュンチュン……。
心地よい朝だ。
隣には、昨日限定の彼女が生まれたままの姿で眠っていた。
「あー……やったなぁ……やっちまったなぁ……この俺が……節操も無く……不誠実な一夜限りの恋など……」
『ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラブ♪ ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラブ♪ ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラブ♪ ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラーハァアアアアブ♪(ネイティブ発音)』
「ぶっ飛ばすぞ、クソ女神」
おちょくるように変な歌を歌ってくる女神に返す。
『むー……そんな怒らなくてもいいじゃないですかぁ。可愛い冗談なのにぃ。久しぶりの登場でテンション上がってるんですから、許してくださいよぉ……』
口を尖らせているであろう女神が言ってくる。
「そうだな……すまない。ちょっと、動揺してたんだ。流されちまった自分に嫌気が差しててさ。励ましてくれようとしたんだよな? メルヴィーナはクソ女神なんかじゃない、立派な女神だよ」
そうだ、何をイライラしてるんだ……俺を取り戻せ。
昨日、失ってしまった誠実で純潔な自分を取り戻すんだ。
『もう何回もヤッてるんですから、純潔も何もないでしょうが』
「人の心を読むなァァァ!!」
前言撤回。立派な女神ではない。いつも通り、アホ女神だ。
『ところで……エルゼリア移住! そして、ダンジョン踏破! おめでとうございます!』
パチパチパチパチ!
女神が拍手で祝福してくれている。見えないが。
「ああ、ありがとう。そうか、当然、そっちから状況は全部見えてるんだな」
『まあ、私もレオさんだけを見ているわけにはいけないので、まるっと全てってわけにはいかないですが、大体は解ってますよー』
俺の言葉に女神が答える。
なんとも、便利なもんだ。
『にしても、今回はなかなかファインプレーでしたねぇ。『トロールの爪』十個を持ってなければ、確実にその女の人……あの変態貴族に食べられちゃってましたよ?』
「あれは『ワープ』というチート魔法をくれたルーティアに感謝だな。あれが無ければ、用意できてなかっただろうし。まあ、変態貴族には食べられなかったけど、こうしてルーキー冒険者に食われちゃったんだけどな……」
『なに言ってんですか! 彼女はそれを望んだ、つまり、同意の上なんだから全く問題ないでしょうが。それに『あなたが』食われてましたよね……ぷぷぷ、情けなーい』
「慰めてくれてんのか、辱めてんのか分からん言い方するな」
俺は大きく息を吐く。
「娼館とかでもないのに、ワンナイト・ラブみたいな不誠実なこと、あんまりしたくなかったんだけどなぁ。こういうのは責任を持ってやりたい……まあ、やってしまった以上仕方ないけど。ぶっちゃけ、ボニーをちゃんと幸せにしてあげたい」
『相変わらずのクソ真面目くんですねぇ。まあ、そこがレオさんらしいっちゃらしいんですが。そんなに想ってるなら、彼女にちゃんと、彼女になってって言うべきですね』
「ああ、そうだな。断られるかもしれんが、その時はその時だ。大人しく、身を引くよ。俺の気持ちをちゃんと伝えておくことにするよ」
『くすっ……ええ。頑張ってください。最後に、魔物と賊、たくさん懲らしめてくれてありがとうございました。小さな前進だと思いますが『アルティナ』はあなたのお陰で、また少し平和になったと思います』
先ほどまでのおちゃらけた口調ではない、この世界『アルティナ』の創造主としての言葉。
「はい、ありがとうございます。これからも、精進してまいります」
俺は、その言葉に丁寧に答える。
女神は『くすっ』と少し笑った後、いつもの調子に戻る。
『それでは、また次の彼女との朝チュンで! ハブ・ア・ナイスライフ!』
女神の声が消える。
「ん……んんっ、ふぁあ……んふふ♪ お兄さぁん♪ もう起きてたのぉ?」
「ああ、ちょっと前にな。可愛い寝顔が見れて幸せだったよ」
「ふふっ♪ 上手なんだから♪ ん……ちゅ♪」
俺の唇に軽くキスをしてくるボニー。
「彼女期間は昨日までじゃなかったか?」
「ふふっ、いけずー……♪ いいの、ちょっとだけ延長♪」
そう言って、俺の胸に頭を擦りつけてくる。
そんな彼女に、俺は意を決して伝える。
「あの……さ、俺、ボニーとちゃんと付き合いたい。一夜限りで終わらせたくないんだ。ちゃんと責任を持って、本当の恋人同士になりたい。ダメ……かな?」
俺の言葉を聴いて、目を丸くして見つめてくるボニー。
しばらく沈黙した後、くすっと笑う。
「ふふっ……♪ 真面目だなぁ……お兄さんは♪」
ボニーは俺の顔に両手を添えて、もう一度キスをしてくる。
「いいよ……お兄さんが、このエルゼリアで『一流冒険者』になったら考えてあげる♪ そうねぇ……具体的には『四属性のダンジョン』をそれぞれ踏破したら……なんてどうかしら♪」
「『四属性のダンジョン』?」
「そう。この町で一流冒険者の登竜門とも言われるダンジョン。火のダンジョン『灼炎の祠』、水のダンジョン『海竜の洞窟』、土のダンジョン『マッサ鉱山』、風のダンジョン『風神の谷』の四つのダンジョンよ」
「難しそうだな……」
「ふふっ、ボニーさんは簡単には手に入らないんだから♪ まあ、その間にお兄さんがあたしへの興味をなくしちゃう可能性もあるけど」
「そんなことは絶対に無い」
俺の言葉に、驚いた後目を細めるボニー。
「ふふふ……期待してるよ♪ 可愛いルーキーさん♪」
じっと見つめ合う、俺とボニー。
その時————!
「いつまで乳繰り合ってんだい!!」
部屋のドアが勢いよく開く!
立っていたのはジュリアだった。
「ひぃい!! じゅ、ジュリアさん!? ご、ごめんなさーい! すぐに準備して、仕事しますからぁ!!」
ボニーは、どたどたと散らばった昨日のドレスを着て、賑やかに部屋を出て行った。
ジュリアと二人になる。
「あ、あのー……」
「ボウヤ、ボニーのこと、本気なのかい?」
鋭い眼光で見つめてくるジュリア。
「ああ、本気だ。成り行きとはいえ、一度身体を重ねた相手に対して、俺は絶対に不誠実なことはしたくない」
「あの子が……どんな過去を持ってたとしても?」
「ああ……隠したい過去の一つや二つ、誰にでもあるだろう」
昨夜、キブラに「過去をバラす」と言われた彼女の反応で、人に言いたくない過去があるのは解っている。
ここは異世界……それがどんなものなのかは想像もつかないが、どんな過去でも受け止めてやろうと思っている。
俺のまっすぐな気持ちを聞いたジュリアは大きくため息をつく。
「その言葉、信じるわよ……」
そう言い残し、ジュリアは部屋を出て行った。
「まぁ、私の過去も大概だけどね……」
扉に背を預けながらジュリアが呟く。
(あのボウヤなら、私のことも受け止めてくれるかもしれないね……)
そんな、馬鹿な妄想がよぎり、彼女は苦笑する。
(やめやめ……あんなひよっこルーキーに、あたしの相手をさせてやるなんてもったいないわ……)
頭の中で妄想を取り払うも、どこか期待してしまっている自分がいるジュリアなのだった。
心地よい朝だ。
隣には、昨日限定の彼女が生まれたままの姿で眠っていた。
「あー……やったなぁ……やっちまったなぁ……この俺が……節操も無く……不誠実な一夜限りの恋など……」
『ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラブ♪ ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラブ♪ ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラブ♪ ラ・ラ・ラ♪ ワンナイト・ラーハァアアアアブ♪(ネイティブ発音)』
「ぶっ飛ばすぞ、クソ女神」
おちょくるように変な歌を歌ってくる女神に返す。
『むー……そんな怒らなくてもいいじゃないですかぁ。可愛い冗談なのにぃ。久しぶりの登場でテンション上がってるんですから、許してくださいよぉ……』
口を尖らせているであろう女神が言ってくる。
「そうだな……すまない。ちょっと、動揺してたんだ。流されちまった自分に嫌気が差しててさ。励ましてくれようとしたんだよな? メルヴィーナはクソ女神なんかじゃない、立派な女神だよ」
そうだ、何をイライラしてるんだ……俺を取り戻せ。
昨日、失ってしまった誠実で純潔な自分を取り戻すんだ。
『もう何回もヤッてるんですから、純潔も何もないでしょうが』
「人の心を読むなァァァ!!」
前言撤回。立派な女神ではない。いつも通り、アホ女神だ。
『ところで……エルゼリア移住! そして、ダンジョン踏破! おめでとうございます!』
パチパチパチパチ!
女神が拍手で祝福してくれている。見えないが。
「ああ、ありがとう。そうか、当然、そっちから状況は全部見えてるんだな」
『まあ、私もレオさんだけを見ているわけにはいけないので、まるっと全てってわけにはいかないですが、大体は解ってますよー』
俺の言葉に女神が答える。
なんとも、便利なもんだ。
『にしても、今回はなかなかファインプレーでしたねぇ。『トロールの爪』十個を持ってなければ、確実にその女の人……あの変態貴族に食べられちゃってましたよ?』
「あれは『ワープ』というチート魔法をくれたルーティアに感謝だな。あれが無ければ、用意できてなかっただろうし。まあ、変態貴族には食べられなかったけど、こうしてルーキー冒険者に食われちゃったんだけどな……」
『なに言ってんですか! 彼女はそれを望んだ、つまり、同意の上なんだから全く問題ないでしょうが。それに『あなたが』食われてましたよね……ぷぷぷ、情けなーい』
「慰めてくれてんのか、辱めてんのか分からん言い方するな」
俺は大きく息を吐く。
「娼館とかでもないのに、ワンナイト・ラブみたいな不誠実なこと、あんまりしたくなかったんだけどなぁ。こういうのは責任を持ってやりたい……まあ、やってしまった以上仕方ないけど。ぶっちゃけ、ボニーをちゃんと幸せにしてあげたい」
『相変わらずのクソ真面目くんですねぇ。まあ、そこがレオさんらしいっちゃらしいんですが。そんなに想ってるなら、彼女にちゃんと、彼女になってって言うべきですね』
「ああ、そうだな。断られるかもしれんが、その時はその時だ。大人しく、身を引くよ。俺の気持ちをちゃんと伝えておくことにするよ」
『くすっ……ええ。頑張ってください。最後に、魔物と賊、たくさん懲らしめてくれてありがとうございました。小さな前進だと思いますが『アルティナ』はあなたのお陰で、また少し平和になったと思います』
先ほどまでのおちゃらけた口調ではない、この世界『アルティナ』の創造主としての言葉。
「はい、ありがとうございます。これからも、精進してまいります」
俺は、その言葉に丁寧に答える。
女神は『くすっ』と少し笑った後、いつもの調子に戻る。
『それでは、また次の彼女との朝チュンで! ハブ・ア・ナイスライフ!』
女神の声が消える。
「ん……んんっ、ふぁあ……んふふ♪ お兄さぁん♪ もう起きてたのぉ?」
「ああ、ちょっと前にな。可愛い寝顔が見れて幸せだったよ」
「ふふっ♪ 上手なんだから♪ ん……ちゅ♪」
俺の唇に軽くキスをしてくるボニー。
「彼女期間は昨日までじゃなかったか?」
「ふふっ、いけずー……♪ いいの、ちょっとだけ延長♪」
そう言って、俺の胸に頭を擦りつけてくる。
そんな彼女に、俺は意を決して伝える。
「あの……さ、俺、ボニーとちゃんと付き合いたい。一夜限りで終わらせたくないんだ。ちゃんと責任を持って、本当の恋人同士になりたい。ダメ……かな?」
俺の言葉を聴いて、目を丸くして見つめてくるボニー。
しばらく沈黙した後、くすっと笑う。
「ふふっ……♪ 真面目だなぁ……お兄さんは♪」
ボニーは俺の顔に両手を添えて、もう一度キスをしてくる。
「いいよ……お兄さんが、このエルゼリアで『一流冒険者』になったら考えてあげる♪ そうねぇ……具体的には『四属性のダンジョン』をそれぞれ踏破したら……なんてどうかしら♪」
「『四属性のダンジョン』?」
「そう。この町で一流冒険者の登竜門とも言われるダンジョン。火のダンジョン『灼炎の祠』、水のダンジョン『海竜の洞窟』、土のダンジョン『マッサ鉱山』、風のダンジョン『風神の谷』の四つのダンジョンよ」
「難しそうだな……」
「ふふっ、ボニーさんは簡単には手に入らないんだから♪ まあ、その間にお兄さんがあたしへの興味をなくしちゃう可能性もあるけど」
「そんなことは絶対に無い」
俺の言葉に、驚いた後目を細めるボニー。
「ふふふ……期待してるよ♪ 可愛いルーキーさん♪」
じっと見つめ合う、俺とボニー。
その時————!
「いつまで乳繰り合ってんだい!!」
部屋のドアが勢いよく開く!
立っていたのはジュリアだった。
「ひぃい!! じゅ、ジュリアさん!? ご、ごめんなさーい! すぐに準備して、仕事しますからぁ!!」
ボニーは、どたどたと散らばった昨日のドレスを着て、賑やかに部屋を出て行った。
ジュリアと二人になる。
「あ、あのー……」
「ボウヤ、ボニーのこと、本気なのかい?」
鋭い眼光で見つめてくるジュリア。
「ああ、本気だ。成り行きとはいえ、一度身体を重ねた相手に対して、俺は絶対に不誠実なことはしたくない」
「あの子が……どんな過去を持ってたとしても?」
「ああ……隠したい過去の一つや二つ、誰にでもあるだろう」
昨夜、キブラに「過去をバラす」と言われた彼女の反応で、人に言いたくない過去があるのは解っている。
ここは異世界……それがどんなものなのかは想像もつかないが、どんな過去でも受け止めてやろうと思っている。
俺のまっすぐな気持ちを聞いたジュリアは大きくため息をつく。
「その言葉、信じるわよ……」
そう言い残し、ジュリアは部屋を出て行った。
「まぁ、私の過去も大概だけどね……」
扉に背を預けながらジュリアが呟く。
(あのボウヤなら、私のことも受け止めてくれるかもしれないね……)
そんな、馬鹿な妄想がよぎり、彼女は苦笑する。
(やめやめ……あんなひよっこルーキーに、あたしの相手をさせてやるなんてもったいないわ……)
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