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第4章:エルゼリアと無骨なエルフ騎士編
第11話:エルゼリア到着
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「ふぅ、倒せたな」
どてっ腹に大きな穴が開いたミストマタンゴを見て、キアラが言う。
「すっごいよ! キアラ!!」
「ん……一撃、さすが……」
二人が喜びながらキアラに近づき、跳びはねている。
辺りの霧がどんどんと薄くなっていく。
発生の元凶だった巨大なミストマタンゴを倒したからだろう。
「何だったんだろうな、この馬鹿でかいミストマタンゴは」
「おそらくは『巨大個体』と言われるものだろう」
俺の疑問にキアラが答えてくれる。
「『巨大個体』?」
「ああ、時折魔物の中で五倍から十倍くらいの大きさの個体が出てくることがあるのだ。人間でも身長の大きい者や小さい者など、差があるだろう?」
「そんな曖昧な理由でこんなにでかくなるのか……厄介なことだな」
「その代わり、素材は大量に取れるぞ」
俺が言うと、キアラはにっこりと笑う。
「だな。今回はキアラの手柄だ。このミストマタンゴの素材はキアラに――」
「何を言うのだ。とどめを刺したのは私だが、レオたちが援護してくれねば倒せなかった。等分にするべきだ!」
自分の取り分を減らす話し合いをするなんて変わったパーティだろうなと思いながら、吹き出してしまう。
「ははは、分かったよ。みんなで分けよう。もちろん、シレイドの分は俺がもらって、ちゃんとシレイドに還元するからな」
「ん……それでいい」
俺に頭を撫でられたシレイドが満足そうに目を細めてすり寄ってくる。
魔法で倒したマタンゴたちも含めて、しっかりと素材を剥ぎ取る。
なかなかにハードな作業だが、四人で分担すればどうということはなかった。
剥ぎ取り終わるころには、霧はかなり晴れていた。
「これなら、馬車も森を通れるね♪」
「ああ、そうだな。ドントルの所に戻ろう」
リズの言葉に首肯して答える。
ドントルの所に戻ると、ハルカたちも帰ってきていた。
「あら、帰ってきたわね♪ 霧が晴れたから、君たちがやってくれたんだと思ったよ♪」
「私たちが捜索した場所には、ミストマタンゴが、ちょこちょこいただけで、原因らしき原因は無かったからね」
ハルカとケイティが笑顔で出迎えてくれる。
「ああ……馬鹿でかいミストマタンゴがいたんだ。確か『巨大個体』と言うんだったか」
「へえ、巨大個体かぁ。ルクシアから来たばかりの冒険者なのに倒しちゃうなんてすごいね!」
屈託ない顔でハルカが言う。
心なしか、少し距離が近い。
俺が子供扱いされているのか、自身の強さから警戒する必要が無いと思っているのだろうか。
「こ、コホン……ハルカさん。ちょっと距離が近いんじゃないですか?」
リズにグイっと袖を引っ張られる。
「ありゃ、ごめんごめん! あたしってば、またやっちゃった。警戒心無いって仲間からもよく注意されちゃうんだー」
「気にしなくていいさ」
「あははー、本当にごめんねー…………元いた世界の名残はなかなか抜けないみたいだねー…………」
「ん? いま、何て?」
「ん? い、いやいや、こっちの話。気にしないで」
ポロッと重要なことを言っていたような気がするが……。
「おーい。飯にしようぜ。ドントルが『霧茸の卵スープ』作ってくれたからよー!」
「皆さんが大量に狩ってくれましたからね。その素材で作ったので一休みしましょう」
カリーナが手招きしている横で、ドントルが笑顔でスープを器によそっている。
馬車の護衛や他の馬車の客や馬車引きたちもスープをすすって温まっているようだ。
「ご主人様……飲みに行こう?」
美味いものに目が無いシレイドが俺の手を引っ張って、ドントルの下に向かう。
リズとキアラも、そんなシレイドを笑顔で見ながら、ついてくる。
森の霧はもうすっかり晴れていた。
霧茸の卵スープに舌鼓を打った後、俺たちを乗せて、馬車が霧の晴れた森を駆けていく。
「ふう、食った食った」
「ん……ミストマタンゴ、美味しかった」
あんな不気味な魔物だったから、味はどうなのかと思っていたが、食べてみれば松茸のような上品な味わいだった。
「にしても、美味しかったよねー。あのスープ」
「ああ。高い調味料を奮発して使っていたらしいな。エルゼリアにはあのような美味な食べ物がたくさんあるのだろうか。今から楽しみになって来たな」
リズとキアラもスープ話に花を咲かせていた。
ドントルが持っていた『百味パウダー』というもので味付けされた卵スープだったが、中華スープさながらのその味は何とも美味だった。
味が気に入ったので『百味パウダー』の入手方法を聞いたが、どうやら錬成屋で錬成してもらう他ないらしい。
必要素材も多いらしく、なかなか手に入れるのは骨が折れそうだった。
しばらく馬車に揺られていると、ガタガタのあぜ道の揺れから、ある程度舗装されたような揺れへと変わる。
備え付けられた窓を開けると、緑の平原が広がっていた。
どうやら、森を抜けたようだ。
「レオ!! あれ、あれ見て!!」
一緒になって窓の外を覗いてたリズが身を乗り出して指さす先には、大きな大きな街が見えた。
「みなさん! エルゼリアが見えましたよ!」
馬車を運転するドントルが大きな声で叫んで教えてくれる。
「あれが……新たな拠点になるエルゼリアか……!」
心がドキドキと高揚しているのが分かる。
転生前の部屋にこもっていた頃には感じられなかった、夏休みに旅行に行った時のような、冒険心をくすぐる懐かしい感覚だ。
「おおっ!! 大きな街だな!! ガラテアの何十倍の大きさだろう?」
「ん……活気がここまで伝わってくる。シレイド……ワクワク」
キアラもシレイドも楽しそうに目を輝かせている。
約二週間の間、ほとんど馬車という狭い空間で過ごしていたので、全員が到着を今か今かと待ちわびていた。
そこにようやく飛び込んできた、目的地にみんな心を躍らせていた。
連なっている馬車列の人々も、窓から身を乗り出して、エルゼリアを見つめていた。
そして、遂にエルゼリアの町の門をくぐる。
石畳で舗装された町の中、上質そうな木や、丈夫そうなレンガ造りの建物が、ずらりと立ち並ぶ。
ガス灯らしきものも至る所に建てられておりオシャレだ。
木や花も町中に植えられており、景観はさながらヨーロッパ、シャンゼリゼと言った感じだ。
町の中には階段もあり、観光冊子によると三階層に町が区分されているらしい。
美しい街の景色に、俺もリズもシレイドもキアラも、息を飲んでいた。
馬車乗り場に着き、馬車から降りる。
ルクシアが田舎だというのがよく分かった。
賑やかさ、活気、綺麗さに勢い、このエルゼリアは全てが揃っているように感じられた。
「す、すごい町だね……」
リズが、呟くように言う。
「ああ。圧倒されるな……」
そう返すのが精いっぱいだった。
「皆さん! こちらが歓楽都市エルゼリアです! 無事到着しました! 長旅お疲れさまでした!」
ドントルが馬車の外から俺たちに呼びかける。
他の乗客たちが、馬車引きにチケットを確認してもらった後、礼を述べて散開する。
「二週間、世話になった。ありがとう」
「いえいえ、こちらこそ、霧の森ではお手数をおかけしました。エルゼリア、楽しんでくださいませ」
ドントルにチケットを見せ、礼を述べた後、とりあえず拠点となる宿屋に歩いていく。
全員でキョロキョロしながら歩く姿は、おのぼりさんそのものだった。
どてっ腹に大きな穴が開いたミストマタンゴを見て、キアラが言う。
「すっごいよ! キアラ!!」
「ん……一撃、さすが……」
二人が喜びながらキアラに近づき、跳びはねている。
辺りの霧がどんどんと薄くなっていく。
発生の元凶だった巨大なミストマタンゴを倒したからだろう。
「何だったんだろうな、この馬鹿でかいミストマタンゴは」
「おそらくは『巨大個体』と言われるものだろう」
俺の疑問にキアラが答えてくれる。
「『巨大個体』?」
「ああ、時折魔物の中で五倍から十倍くらいの大きさの個体が出てくることがあるのだ。人間でも身長の大きい者や小さい者など、差があるだろう?」
「そんな曖昧な理由でこんなにでかくなるのか……厄介なことだな」
「その代わり、素材は大量に取れるぞ」
俺が言うと、キアラはにっこりと笑う。
「だな。今回はキアラの手柄だ。このミストマタンゴの素材はキアラに――」
「何を言うのだ。とどめを刺したのは私だが、レオたちが援護してくれねば倒せなかった。等分にするべきだ!」
自分の取り分を減らす話し合いをするなんて変わったパーティだろうなと思いながら、吹き出してしまう。
「ははは、分かったよ。みんなで分けよう。もちろん、シレイドの分は俺がもらって、ちゃんとシレイドに還元するからな」
「ん……それでいい」
俺に頭を撫でられたシレイドが満足そうに目を細めてすり寄ってくる。
魔法で倒したマタンゴたちも含めて、しっかりと素材を剥ぎ取る。
なかなかにハードな作業だが、四人で分担すればどうということはなかった。
剥ぎ取り終わるころには、霧はかなり晴れていた。
「これなら、馬車も森を通れるね♪」
「ああ、そうだな。ドントルの所に戻ろう」
リズの言葉に首肯して答える。
ドントルの所に戻ると、ハルカたちも帰ってきていた。
「あら、帰ってきたわね♪ 霧が晴れたから、君たちがやってくれたんだと思ったよ♪」
「私たちが捜索した場所には、ミストマタンゴが、ちょこちょこいただけで、原因らしき原因は無かったからね」
ハルカとケイティが笑顔で出迎えてくれる。
「ああ……馬鹿でかいミストマタンゴがいたんだ。確か『巨大個体』と言うんだったか」
「へえ、巨大個体かぁ。ルクシアから来たばかりの冒険者なのに倒しちゃうなんてすごいね!」
屈託ない顔でハルカが言う。
心なしか、少し距離が近い。
俺が子供扱いされているのか、自身の強さから警戒する必要が無いと思っているのだろうか。
「こ、コホン……ハルカさん。ちょっと距離が近いんじゃないですか?」
リズにグイっと袖を引っ張られる。
「ありゃ、ごめんごめん! あたしってば、またやっちゃった。警戒心無いって仲間からもよく注意されちゃうんだー」
「気にしなくていいさ」
「あははー、本当にごめんねー…………元いた世界の名残はなかなか抜けないみたいだねー…………」
「ん? いま、何て?」
「ん? い、いやいや、こっちの話。気にしないで」
ポロッと重要なことを言っていたような気がするが……。
「おーい。飯にしようぜ。ドントルが『霧茸の卵スープ』作ってくれたからよー!」
「皆さんが大量に狩ってくれましたからね。その素材で作ったので一休みしましょう」
カリーナが手招きしている横で、ドントルが笑顔でスープを器によそっている。
馬車の護衛や他の馬車の客や馬車引きたちもスープをすすって温まっているようだ。
「ご主人様……飲みに行こう?」
美味いものに目が無いシレイドが俺の手を引っ張って、ドントルの下に向かう。
リズとキアラも、そんなシレイドを笑顔で見ながら、ついてくる。
森の霧はもうすっかり晴れていた。
霧茸の卵スープに舌鼓を打った後、俺たちを乗せて、馬車が霧の晴れた森を駆けていく。
「ふう、食った食った」
「ん……ミストマタンゴ、美味しかった」
あんな不気味な魔物だったから、味はどうなのかと思っていたが、食べてみれば松茸のような上品な味わいだった。
「にしても、美味しかったよねー。あのスープ」
「ああ。高い調味料を奮発して使っていたらしいな。エルゼリアにはあのような美味な食べ物がたくさんあるのだろうか。今から楽しみになって来たな」
リズとキアラもスープ話に花を咲かせていた。
ドントルが持っていた『百味パウダー』というもので味付けされた卵スープだったが、中華スープさながらのその味は何とも美味だった。
味が気に入ったので『百味パウダー』の入手方法を聞いたが、どうやら錬成屋で錬成してもらう他ないらしい。
必要素材も多いらしく、なかなか手に入れるのは骨が折れそうだった。
しばらく馬車に揺られていると、ガタガタのあぜ道の揺れから、ある程度舗装されたような揺れへと変わる。
備え付けられた窓を開けると、緑の平原が広がっていた。
どうやら、森を抜けたようだ。
「レオ!! あれ、あれ見て!!」
一緒になって窓の外を覗いてたリズが身を乗り出して指さす先には、大きな大きな街が見えた。
「みなさん! エルゼリアが見えましたよ!」
馬車を運転するドントルが大きな声で叫んで教えてくれる。
「あれが……新たな拠点になるエルゼリアか……!」
心がドキドキと高揚しているのが分かる。
転生前の部屋にこもっていた頃には感じられなかった、夏休みに旅行に行った時のような、冒険心をくすぐる懐かしい感覚だ。
「おおっ!! 大きな街だな!! ガラテアの何十倍の大きさだろう?」
「ん……活気がここまで伝わってくる。シレイド……ワクワク」
キアラもシレイドも楽しそうに目を輝かせている。
約二週間の間、ほとんど馬車という狭い空間で過ごしていたので、全員が到着を今か今かと待ちわびていた。
そこにようやく飛び込んできた、目的地にみんな心を躍らせていた。
連なっている馬車列の人々も、窓から身を乗り出して、エルゼリアを見つめていた。
そして、遂にエルゼリアの町の門をくぐる。
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ガス灯らしきものも至る所に建てられておりオシャレだ。
木や花も町中に植えられており、景観はさながらヨーロッパ、シャンゼリゼと言った感じだ。
町の中には階段もあり、観光冊子によると三階層に町が区分されているらしい。
美しい街の景色に、俺もリズもシレイドもキアラも、息を飲んでいた。
馬車乗り場に着き、馬車から降りる。
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賑やかさ、活気、綺麗さに勢い、このエルゼリアは全てが揃っているように感じられた。
「す、すごい町だね……」
リズが、呟くように言う。
「ああ。圧倒されるな……」
そう返すのが精いっぱいだった。
「皆さん! こちらが歓楽都市エルゼリアです! 無事到着しました! 長旅お疲れさまでした!」
ドントルが馬車の外から俺たちに呼びかける。
他の乗客たちが、馬車引きにチケットを確認してもらった後、礼を述べて散開する。
「二週間、世話になった。ありがとう」
「いえいえ、こちらこそ、霧の森ではお手数をおかけしました。エルゼリア、楽しんでくださいませ」
ドントルにチケットを見せ、礼を述べた後、とりあえず拠点となる宿屋に歩いていく。
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