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第3章:エルフの国と優しい女王編
第20話:ゴブリンの巣穴
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翌日――。
俺たちは準備を整えて、キアラの率いるエルフの兵士たちと合流する。
キアラの後ろには端正な顔の若い男女が、武装して十人ほど立っていた。
「おはよう! 今日もよろしく! 兵団には私たちの後ろをついてくるように言っている。巣穴までの道案内は私がするから心配しないでくれ」
「分かった。頼んだよ」
キアラと共に、町に出る。
今日は兵士たちの姿もあるから、住民たちがお辞儀をしたり、挨拶をしたりしてくれる。
「お! 客人! ジャイアントコブラを倒したんだってな! ありがとな! 期待してるぜ! 頑張ってくれよ!」
と思ったら、通りすがりの若い男に声を掛けられる。
よそ者は別だと思っていたが、頑張るときちんと評価してくれるのだと実感できた。
「ふふ。良かったね、頑張って退治して♪」
リズも嬉しそうに言ってくれる。
「ああ、頑張ろう。もっと認めてもらえるように」
俺たちは、ガラテアを後にしてゴブリンの巣を目指した。
三日後――。
「つ……疲れた……まだ着かないの? キアラ……」
出発時の意気揚々な姿はどこに行ったのか、リズがくたくたになりながらキアラに尋ねる。
「もうすぐだ。もう見えてくる」
キアラが言うも、俺もそろそろ限界だ。
この三日、歩き通しで足が棒のようになっている。
森の魔物とも当然、何度も戦闘になった。
行軍に慣れている兵士たちは何ともないように俺たちの後ろをついてくる。
「リズ……ご主人様……頑張って……」
同じく、こういうことに慣れているであろうシレイドが励ましてくれる。
これじゃあ、ゴブリンたちと戦う前に体力が心配だ。
「お、見えてきたぞ……あそこだ」
キアラが指した方を見ると、木々の間にある岩の壁にぽっかりと穴が開いている。
穴の高さはちょうど俺の身長より少し高いくらいだろうか。
三匹のゴブリンが巣穴の前に立っている。
おそらく、見張りのゴブリンであろう。
後ろの兵士たちも気づいたらしく、警戒態勢をとっている。
「リズ……この距離から行けるか?」
「お任せあれ」
かなり遠い距離だったが、クロスボウなら届くようだ。
こういう不意打ちには遠距離武器はうってつけだ。
「兵団の弓も出すか?」
「いや、派手な動きはしたくない。それに、リズなら大丈夫だ。ここは任せてくれ」
キアラの申し出を断る。
ここしばらくのリズの戦いぶりを見るに、クロスボウの扱いも、しっかり慣れている。
あの程度なら余裕だろう。
リズは、クロスボウの矢を順番に着実に発射する。
「グエッ……!?」
「ギャア……!!」
「ギエエッ……!!」
三匹の頭にそれぞれ命中し、一撃で仕留める。
さすがのコントロールだ。
出会った頃、ゴブリンに襲われて震えていた時とは比べ物にならないくらいである。
「よし……近づくぞ……」
見張りのいなくなった巣穴に近づく。
「ご主人様……穴の中は狭い……剣は振りにくいだろうから、シレイドが先行する……ご主人様とリズは魔法とクロスボウで後ろから援護してほしい……」
「分かった。頼んだ、シレイド」
シレイドが大きくうなずく。
「お前たち。巣の前で逃げてくるゴブリンを倒せ。中に入るのは、お前たち三名……武器を短剣に持ち替えて後ろからついてくるんだ」
槍から短剣に装備を替えたキアラが兵団に命令を飛ばす。
兵団が、全員敬礼のポーズをとり、静かに配置につく。
巣穴に一緒に入る男性一名、女性二名のエルフが俺たちにお辞儀する。
「いつでもいけるぞ……レオ」
「ああ。じゃあ行こう、ゴブリン狩り開始だ」
俺たちは巣穴をゆっくり進んでいく。
入るとすぐに、二匹のゴブリンがいたが、シレイドが『高速移動』で距離を詰めてダガーで喉を掻き切り瞬殺した。
さすが、無駄のない動きだ……。
途中で道が三つに分かれる。
どうするか。
「キアラ、騎士団とここにいてくれ。俺たちが先に何があるのか確かめてくる」
「分かった……気をつけるんだぞ」
まずは右の道だ……。
ゆっくり進み、確かめてみると多数のゴブリンたちが獣の肉を食べていた。
食堂のようなものか……。
とりあえず、この部屋のゴブリンを始末する。
「フレイム……! もうひとつ、フレイム……!」
部屋の中に火柱が立ち上り、中のゴブリンたちを焼き尽くす。
「グッギャア!?」
「ガアアッ!」
断末魔を上げながら、大量のゴブリンが息絶えた。
「よし、次は左の道に進むぞ」
一旦、キアラのいるところまで戻り、状況説明する。
次は左の道に進む。
「ううっ……うっ、うっ……」
弱々しい泣き声が聞こえる。
奥を見ると、牢屋に数人のエルフの女性たちが捕らえられていた。
服とも言えない粗末な布を羽織り、恐怖に怯えている。
すぐ近くにはゴブリンたちが、見張りのように立っていた。
「ひどい……」
リズも言葉を失っている。
「ここではフレイムは使えない……リズ、シレイド……頼めるか?」
「うん……!」
「ん……」
リズが狙いを定めて、怯える女性を見るのに夢中なゴブリンの頭を射抜く。
「ギャッ……!?」
バタリと倒れるゴブリン。
その様子を見て、こちらに気づき、とびかかってくるゴブリンをシレイドがダガーで斬り捨てていく。
リズも、クロスボウで応戦。
リズもシレイドも一撃でゴブリンを仕留めていく。
武器適性も高く、リズに至っては武器もいいため、油断しなければ楽勝といった感じだ。
結果、五分も経たないうちに、十数匹のゴブリンを屠ることができた。
数人のエルフの女性は、ぐったりとした表情で、涙している。
中には、目が虚ろになり、焦点が合っていない娘もいた。
「リズ、シレイド……彼女たちを頼む。俺はキアラのところに行って人手をもらってくる」
「分かったわ」
「ん……」
男の俺は、あまりここにいない方がいいだろう。
キアラのところに状況説明に行くと、すぐさま二人の女兵士が、彼女たちの救助に向かう。
そして、リズとシレイドと共に、女性たちを支えながら戻って来た。
「彼女たちを巣の外へ」
キアラが命令し、女兵士二人が捕らわれていた女性たちを連れて、巣の外に出る。
残るは真ん中の道のみだ。
俺とリズ、シレイド、キアラ、男性騎士が真ん中の道を進んでいく。
先ほどの二つの部屋と同様にぽっかりと部屋があった。
「ギャギャギャ……! バンジ、ウマクイッテイルヨウダナ……」
怪しげな声が奥から聞こえてくる。
気づかれないように、中の様子を確認する。
「ハイ、ボス……エルフノオンナモ、ジュンチョウニシツケラレテイマス……」
「ホウ……コンナフウニカ……!?」
ボスと呼ばれた法衣を着て杖を持ったゴブリンが偉そうにふんぞり返っている。
その下で椅子のように扱われているのは、エルフの女性だ。
「うぅ……もう……いや……重い……」
身体はかなり薄汚れていて、声も満足に出ないほど衰弱しているらしい。
「ゲギャギャ! モット、モダエロ!! オモシロクナイダロ!?」
法衣を着たゴブリンが、下卑た笑いを浮かべながら、馬の鞭を打つようにエルフの女性を蹴る。
「この、クソゴブリンがあああ!」
「よせ!! このバカモノ!!」
辛抱たまらなかったのだろう、エルフの男兵士が後ろから配下のゴブリンを斬り捨てる。
「ギャアアッ!?」
配下のゴブリンは仕留めた、が――。
「『ファイア』ダ……!」
「な、何!? ぬあああああああああっ!?」
法衣を着たゴブリンが放った火球に飲まれてしまう。
「ぐ……ぐ……くそ……」
火球をもろに受けて男兵士が倒れる。
「……キャクジンノヨウダナ……!! ソコニイルノハワカッテイル!! デテコイ!!」
ゴブリンのボスは俺たちに向かって叫んだ。
俺たちは準備を整えて、キアラの率いるエルフの兵士たちと合流する。
キアラの後ろには端正な顔の若い男女が、武装して十人ほど立っていた。
「おはよう! 今日もよろしく! 兵団には私たちの後ろをついてくるように言っている。巣穴までの道案内は私がするから心配しないでくれ」
「分かった。頼んだよ」
キアラと共に、町に出る。
今日は兵士たちの姿もあるから、住民たちがお辞儀をしたり、挨拶をしたりしてくれる。
「お! 客人! ジャイアントコブラを倒したんだってな! ありがとな! 期待してるぜ! 頑張ってくれよ!」
と思ったら、通りすがりの若い男に声を掛けられる。
よそ者は別だと思っていたが、頑張るときちんと評価してくれるのだと実感できた。
「ふふ。良かったね、頑張って退治して♪」
リズも嬉しそうに言ってくれる。
「ああ、頑張ろう。もっと認めてもらえるように」
俺たちは、ガラテアを後にしてゴブリンの巣を目指した。
三日後――。
「つ……疲れた……まだ着かないの? キアラ……」
出発時の意気揚々な姿はどこに行ったのか、リズがくたくたになりながらキアラに尋ねる。
「もうすぐだ。もう見えてくる」
キアラが言うも、俺もそろそろ限界だ。
この三日、歩き通しで足が棒のようになっている。
森の魔物とも当然、何度も戦闘になった。
行軍に慣れている兵士たちは何ともないように俺たちの後ろをついてくる。
「リズ……ご主人様……頑張って……」
同じく、こういうことに慣れているであろうシレイドが励ましてくれる。
これじゃあ、ゴブリンたちと戦う前に体力が心配だ。
「お、見えてきたぞ……あそこだ」
キアラが指した方を見ると、木々の間にある岩の壁にぽっかりと穴が開いている。
穴の高さはちょうど俺の身長より少し高いくらいだろうか。
三匹のゴブリンが巣穴の前に立っている。
おそらく、見張りのゴブリンであろう。
後ろの兵士たちも気づいたらしく、警戒態勢をとっている。
「リズ……この距離から行けるか?」
「お任せあれ」
かなり遠い距離だったが、クロスボウなら届くようだ。
こういう不意打ちには遠距離武器はうってつけだ。
「兵団の弓も出すか?」
「いや、派手な動きはしたくない。それに、リズなら大丈夫だ。ここは任せてくれ」
キアラの申し出を断る。
ここしばらくのリズの戦いぶりを見るに、クロスボウの扱いも、しっかり慣れている。
あの程度なら余裕だろう。
リズは、クロスボウの矢を順番に着実に発射する。
「グエッ……!?」
「ギャア……!!」
「ギエエッ……!!」
三匹の頭にそれぞれ命中し、一撃で仕留める。
さすがのコントロールだ。
出会った頃、ゴブリンに襲われて震えていた時とは比べ物にならないくらいである。
「よし……近づくぞ……」
見張りのいなくなった巣穴に近づく。
「ご主人様……穴の中は狭い……剣は振りにくいだろうから、シレイドが先行する……ご主人様とリズは魔法とクロスボウで後ろから援護してほしい……」
「分かった。頼んだ、シレイド」
シレイドが大きくうなずく。
「お前たち。巣の前で逃げてくるゴブリンを倒せ。中に入るのは、お前たち三名……武器を短剣に持ち替えて後ろからついてくるんだ」
槍から短剣に装備を替えたキアラが兵団に命令を飛ばす。
兵団が、全員敬礼のポーズをとり、静かに配置につく。
巣穴に一緒に入る男性一名、女性二名のエルフが俺たちにお辞儀する。
「いつでもいけるぞ……レオ」
「ああ。じゃあ行こう、ゴブリン狩り開始だ」
俺たちは巣穴をゆっくり進んでいく。
入るとすぐに、二匹のゴブリンがいたが、シレイドが『高速移動』で距離を詰めてダガーで喉を掻き切り瞬殺した。
さすが、無駄のない動きだ……。
途中で道が三つに分かれる。
どうするか。
「キアラ、騎士団とここにいてくれ。俺たちが先に何があるのか確かめてくる」
「分かった……気をつけるんだぞ」
まずは右の道だ……。
ゆっくり進み、確かめてみると多数のゴブリンたちが獣の肉を食べていた。
食堂のようなものか……。
とりあえず、この部屋のゴブリンを始末する。
「フレイム……! もうひとつ、フレイム……!」
部屋の中に火柱が立ち上り、中のゴブリンたちを焼き尽くす。
「グッギャア!?」
「ガアアッ!」
断末魔を上げながら、大量のゴブリンが息絶えた。
「よし、次は左の道に進むぞ」
一旦、キアラのいるところまで戻り、状況説明する。
次は左の道に進む。
「ううっ……うっ、うっ……」
弱々しい泣き声が聞こえる。
奥を見ると、牢屋に数人のエルフの女性たちが捕らえられていた。
服とも言えない粗末な布を羽織り、恐怖に怯えている。
すぐ近くにはゴブリンたちが、見張りのように立っていた。
「ひどい……」
リズも言葉を失っている。
「ここではフレイムは使えない……リズ、シレイド……頼めるか?」
「うん……!」
「ん……」
リズが狙いを定めて、怯える女性を見るのに夢中なゴブリンの頭を射抜く。
「ギャッ……!?」
バタリと倒れるゴブリン。
その様子を見て、こちらに気づき、とびかかってくるゴブリンをシレイドがダガーで斬り捨てていく。
リズも、クロスボウで応戦。
リズもシレイドも一撃でゴブリンを仕留めていく。
武器適性も高く、リズに至っては武器もいいため、油断しなければ楽勝といった感じだ。
結果、五分も経たないうちに、十数匹のゴブリンを屠ることができた。
数人のエルフの女性は、ぐったりとした表情で、涙している。
中には、目が虚ろになり、焦点が合っていない娘もいた。
「リズ、シレイド……彼女たちを頼む。俺はキアラのところに行って人手をもらってくる」
「分かったわ」
「ん……」
男の俺は、あまりここにいない方がいいだろう。
キアラのところに状況説明に行くと、すぐさま二人の女兵士が、彼女たちの救助に向かう。
そして、リズとシレイドと共に、女性たちを支えながら戻って来た。
「彼女たちを巣の外へ」
キアラが命令し、女兵士二人が捕らわれていた女性たちを連れて、巣の外に出る。
残るは真ん中の道のみだ。
俺とリズ、シレイド、キアラ、男性騎士が真ん中の道を進んでいく。
先ほどの二つの部屋と同様にぽっかりと部屋があった。
「ギャギャギャ……! バンジ、ウマクイッテイルヨウダナ……」
怪しげな声が奥から聞こえてくる。
気づかれないように、中の様子を確認する。
「ハイ、ボス……エルフノオンナモ、ジュンチョウニシツケラレテイマス……」
「ホウ……コンナフウニカ……!?」
ボスと呼ばれた法衣を着て杖を持ったゴブリンが偉そうにふんぞり返っている。
その下で椅子のように扱われているのは、エルフの女性だ。
「うぅ……もう……いや……重い……」
身体はかなり薄汚れていて、声も満足に出ないほど衰弱しているらしい。
「ゲギャギャ! モット、モダエロ!! オモシロクナイダロ!?」
法衣を着たゴブリンが、下卑た笑いを浮かべながら、馬の鞭を打つようにエルフの女性を蹴る。
「この、クソゴブリンがあああ!」
「よせ!! このバカモノ!!」
辛抱たまらなかったのだろう、エルフの男兵士が後ろから配下のゴブリンを斬り捨てる。
「ギャアアッ!?」
配下のゴブリンは仕留めた、が――。
「『ファイア』ダ……!」
「な、何!? ぬあああああああああっ!?」
法衣を着たゴブリンが放った火球に飲まれてしまう。
「ぐ……ぐ……くそ……」
火球をもろに受けて男兵士が倒れる。
「……キャクジンノヨウダナ……!! ソコニイルノハワカッテイル!! デテコイ!!」
ゴブリンのボスは俺たちに向かって叫んだ。
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