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第2章:ルクシアの森と奴隷暗殺者編
第10話:パーティ拡充の方法
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ギルドに出向き、依頼を確認する。
リズとも話し合ったが、しばらくは森の浅いところを探索することにした。
『深淵』と呼ばれる森の奥地では、さらに魔物が強くなり、危険性が増す。
深淵を対象にする依頼も高額なものが多いが、パーティで今のところ戦えるのは俺一人だけ。
戦力が心もとない。
「パーティの拡充を視野に入れないといけないか……」
掲示板の前で悩む俺をリズが申し訳なさそうに見る。
「ごめんね……あたし、戦えなくて……あたしにも適性があれば……」
「謝ることなんてない。リズはちゃんとサポートしてくれているよ」
実際、リズは精一杯のサポートはしてくれている。
倒した敵の素材の剥ぎ取りは上手いし、休憩場所の設営や料理を自ら率先して作ってくれる、打ち身をした時は薬草と布で湿布のようなものを作ってくれるし、何より、いつも存分に愛してくれている。
こんなに素敵な仲間はそうそういない。
ただ現実問題、戦闘できるメンバーがいない中で行動範囲を広げるのはリスクが大きい。
色んな武器をリズに試させて、より高い適性がある武器を探ってはいるものの、合う武器が無いのが現状だ。
「何か困ってるようだな、あんちゃんに王女様」
いつも酒場で飲んだくれているグレゴが話しかけてくる。
リズは、よくからかわれているため、姿を見るなりゲッという苦い顔をした。
だが、森に入ったことで『王女様』とは呼ばれるものの『平原の』が付くことは無くなった。
「ああ。パーティメンバーを増やそうかと思ってな。戦えるのが今のところ、俺しかいないから」
「そうかい……。うーむ、難しい問題だな。パーティのメンバーは、ホイホイと簡単に増やすものでもねえんだよ。信頼関係をガッチリ築いた上で、メンバーを組まないと寝首をかかれちまうことがよくある」
グレゴは考え込むように教えてくれる。
「『裏切られる』ということか?」
「ああ、そうだ。金やアイテムを持ってバックレられたり、報酬なんかをちょろまかされたり、最悪、ダンジョン内でメンバーに殺されて道具を全部奪われるなんてこともある。ダンジョン内なら魔物のせいにできるしな。みんな黙って用心しているのは確かだ」
なるほど、暗黙のリスクってことか。
この町の冒険者は、みんな仲良く馴れ合うみたいなことはあまり無いみたいだ。
実際、このギルドでよく話すのは今のところグレゴぐらいしかいない。
まあ、ルクシアの場合は始まりの町らしく、冒険者の出入りが他の所よりも激しいからという側面もありそうだが。
辺りの魔物も、比較的弱いみたいだし。
「そうだ! 奴隷商館に行ったらどうだ?」
しばらく考え込んでいたグレゴが、閃いたように言う。
「だ、だだだ、ダメよ!! ど、どどど、奴隷なんて!!」
何を想像したのか、男の言葉にリズが顔を真っ赤にして慌てている。
「たーっはっは、王女様。その分じゃレオに何も教えてねえな? ライバルが増えるのが怖かったか?」
「ち、違うわよ! あたしはただ、異界人のレオにこの世界の悪い慣習を知ってほしくなかっただけ!」
男の言葉に、顔を赤くしたまま否定するリズ。
「どういうことだ?」
「パーティメンバーを増やすのに一番使われる手は奴隷を買うことだ。奴隷には服従の魔法印が身体に彫られていて、主人になったやつに逆らえない仕組みになっているのよ」
「逆らったら、どうなるんだ?」
「死よりも辛い痛みが、身体中に走るらしい」
奴隷か……日本ではありえない制度だな、だが、ここは異世界。
そういったことが普通にまかり通る世界なんだな。
「話を戻すぜ。で、奴隷は絶対に裏切らないから、冒険者にパーティメンバーとしてよく使われるって話だ。まあ、金のあり余った貴族や商人が、小間使い兼〇奴隷として飼うってことの方が多いけどな。その結果、頭の固い奴からしたら、奴隷っつーのはいい顔されねえのよ」
「そうだったのか……リズはどう思う?」
「あ、あたしは……反対……とは言えなくもないけど、レオに従う……」
「がっはっはっは!! 心配すんなって。レオなら、たとえ奴隷とそういう関係になっても、ちゃんと王女様のことも可愛がってくれるさ!!」
「だ、だから! そんな心配してないって!!」
笑いながらバシバシと俺の背中を叩いてくるグレゴに抗議するリズ。
「とりあえず、今日のところは二人で森を探索だ。奴隷のことは今夜にでもまた話すことにしよう」
「う、うん」
リズも戸惑っているようだし、俺は話を切り上げた。
その後、手頃な依頼を受注して、森に向かった。
受注した依頼は『丸豚の肉五個の納品』だ。
森に入り、しばらく歩くと、早速サークルピッグがたむろしていた。
数は三匹。上々な出だしだ。
「鑑定……! 『サークルピッグ』……うん、間違いない。あれが丸豚だよ」
リズが情報を表示させて教えてくれる。
「分かった……じゃあ、仕留めるか」
もっとも、俺は昨日鑑定で見ているので分かっているが、鑑定を使えないことになっているので知らない振りをしておく。
「『フレイム』!」
昨日と同じように燃えさかる炎で一撃で倒す。
「すごいよ、レオ! 新しい魔法?」
「ああ。道具屋で買ったんだ。魔物はグループでいることが多いから、こっちの方が良いと思ってな」
「うんうん、そうだね!」
リズが元気に首を縦に振る。
素材を回収した後、しばらく森を行くと大きな樹の根元でサークルピッグ二匹が鼻を鳴らして、地面を掘っている。
「あっ……! 見つけた、けど……何してるんだろ? あれ」
リズが不思議そうに見る。
「何かを探してるようだな、とりあえず倒そう」
俺がフレイムを唱えると、瞬く間にサークルピッグは倒れる。
素材を回収するために近づくと、掘られた穴から小さいでっぱりが見える。
「うーん、なんだろう」
リズはそう言いながら、穴を掘り進めていく。
すると、キノコがひょっこり出てきた。
「こ、これは……『キングトリュフ』……!!」
感激するリズの後ろで、俺は無詠唱で鑑定を使う。
頭の中に情報が流れ込んできた。
名前:キングトリュフ
素材ランク:A
説明:極めて希少なキノコ。世界二十四大珍味の一つで、貴族などに好まれて食されている。
なるほど、地球のトリュフと、そんなに扱いも変わらないらしい。
とすると、サークルピッグは、さしずめイベリコ豚というわけか。
世界三大珍味ならぬ世界二十四大珍味とはスケールがデカい。
「これは換金すれば5000Gはくだらないよぉ……! いっそ、貴族に直接売ったりなんかして……はぁ……平原から抜け出してよかったぁ……」
リズがキングトリュフに頬ずりしている。
可愛らしい彼女を微笑まし気に眺めていたら、大樹の葉がカサカサと音を立てる。
風の音じゃない……!?
警戒した直後、大きな岩が凄まじい回転と共に降ってきた。
「リズ!! 危ない!!」
リズを抱きかかえて前に転びながら回避する。
間一髪避けられた。
岩が堕ちてきた場所は地面が抉られ、クレーターのようになっている。
「ふぇえええ……レオ……」
泣きそうな顔で、俺を見るリズ。
しかし、まだ終わってないようだ。
岩がもぞもぞと動き出し、長細くなっていく。
正体はロッククロウラーだった。
「あいつ、あんなことしてくるのか……!? すぐに『フレイム』を……!!」
驚いていても仕方ない。
右手に剣を構え、左手に魔力を練ろうとすると、ロッククロウラーが大きな鳴き声を上げる。
「ギッシャアアアアアアアア!!」
すると、大樹の葉が一斉に揺れだす。
「まさか……!!」
悪い予想が当たった。
大量のロッククロウラーの雨が、俺たちに向かい降ってくるのだった。
リズとも話し合ったが、しばらくは森の浅いところを探索することにした。
『深淵』と呼ばれる森の奥地では、さらに魔物が強くなり、危険性が増す。
深淵を対象にする依頼も高額なものが多いが、パーティで今のところ戦えるのは俺一人だけ。
戦力が心もとない。
「パーティの拡充を視野に入れないといけないか……」
掲示板の前で悩む俺をリズが申し訳なさそうに見る。
「ごめんね……あたし、戦えなくて……あたしにも適性があれば……」
「謝ることなんてない。リズはちゃんとサポートしてくれているよ」
実際、リズは精一杯のサポートはしてくれている。
倒した敵の素材の剥ぎ取りは上手いし、休憩場所の設営や料理を自ら率先して作ってくれる、打ち身をした時は薬草と布で湿布のようなものを作ってくれるし、何より、いつも存分に愛してくれている。
こんなに素敵な仲間はそうそういない。
ただ現実問題、戦闘できるメンバーがいない中で行動範囲を広げるのはリスクが大きい。
色んな武器をリズに試させて、より高い適性がある武器を探ってはいるものの、合う武器が無いのが現状だ。
「何か困ってるようだな、あんちゃんに王女様」
いつも酒場で飲んだくれているグレゴが話しかけてくる。
リズは、よくからかわれているため、姿を見るなりゲッという苦い顔をした。
だが、森に入ったことで『王女様』とは呼ばれるものの『平原の』が付くことは無くなった。
「ああ。パーティメンバーを増やそうかと思ってな。戦えるのが今のところ、俺しかいないから」
「そうかい……。うーむ、難しい問題だな。パーティのメンバーは、ホイホイと簡単に増やすものでもねえんだよ。信頼関係をガッチリ築いた上で、メンバーを組まないと寝首をかかれちまうことがよくある」
グレゴは考え込むように教えてくれる。
「『裏切られる』ということか?」
「ああ、そうだ。金やアイテムを持ってバックレられたり、報酬なんかをちょろまかされたり、最悪、ダンジョン内でメンバーに殺されて道具を全部奪われるなんてこともある。ダンジョン内なら魔物のせいにできるしな。みんな黙って用心しているのは確かだ」
なるほど、暗黙のリスクってことか。
この町の冒険者は、みんな仲良く馴れ合うみたいなことはあまり無いみたいだ。
実際、このギルドでよく話すのは今のところグレゴぐらいしかいない。
まあ、ルクシアの場合は始まりの町らしく、冒険者の出入りが他の所よりも激しいからという側面もありそうだが。
辺りの魔物も、比較的弱いみたいだし。
「そうだ! 奴隷商館に行ったらどうだ?」
しばらく考え込んでいたグレゴが、閃いたように言う。
「だ、だだだ、ダメよ!! ど、どどど、奴隷なんて!!」
何を想像したのか、男の言葉にリズが顔を真っ赤にして慌てている。
「たーっはっは、王女様。その分じゃレオに何も教えてねえな? ライバルが増えるのが怖かったか?」
「ち、違うわよ! あたしはただ、異界人のレオにこの世界の悪い慣習を知ってほしくなかっただけ!」
男の言葉に、顔を赤くしたまま否定するリズ。
「どういうことだ?」
「パーティメンバーを増やすのに一番使われる手は奴隷を買うことだ。奴隷には服従の魔法印が身体に彫られていて、主人になったやつに逆らえない仕組みになっているのよ」
「逆らったら、どうなるんだ?」
「死よりも辛い痛みが、身体中に走るらしい」
奴隷か……日本ではありえない制度だな、だが、ここは異世界。
そういったことが普通にまかり通る世界なんだな。
「話を戻すぜ。で、奴隷は絶対に裏切らないから、冒険者にパーティメンバーとしてよく使われるって話だ。まあ、金のあり余った貴族や商人が、小間使い兼〇奴隷として飼うってことの方が多いけどな。その結果、頭の固い奴からしたら、奴隷っつーのはいい顔されねえのよ」
「そうだったのか……リズはどう思う?」
「あ、あたしは……反対……とは言えなくもないけど、レオに従う……」
「がっはっはっは!! 心配すんなって。レオなら、たとえ奴隷とそういう関係になっても、ちゃんと王女様のことも可愛がってくれるさ!!」
「だ、だから! そんな心配してないって!!」
笑いながらバシバシと俺の背中を叩いてくるグレゴに抗議するリズ。
「とりあえず、今日のところは二人で森を探索だ。奴隷のことは今夜にでもまた話すことにしよう」
「う、うん」
リズも戸惑っているようだし、俺は話を切り上げた。
その後、手頃な依頼を受注して、森に向かった。
受注した依頼は『丸豚の肉五個の納品』だ。
森に入り、しばらく歩くと、早速サークルピッグがたむろしていた。
数は三匹。上々な出だしだ。
「鑑定……! 『サークルピッグ』……うん、間違いない。あれが丸豚だよ」
リズが情報を表示させて教えてくれる。
「分かった……じゃあ、仕留めるか」
もっとも、俺は昨日鑑定で見ているので分かっているが、鑑定を使えないことになっているので知らない振りをしておく。
「『フレイム』!」
昨日と同じように燃えさかる炎で一撃で倒す。
「すごいよ、レオ! 新しい魔法?」
「ああ。道具屋で買ったんだ。魔物はグループでいることが多いから、こっちの方が良いと思ってな」
「うんうん、そうだね!」
リズが元気に首を縦に振る。
素材を回収した後、しばらく森を行くと大きな樹の根元でサークルピッグ二匹が鼻を鳴らして、地面を掘っている。
「あっ……! 見つけた、けど……何してるんだろ? あれ」
リズが不思議そうに見る。
「何かを探してるようだな、とりあえず倒そう」
俺がフレイムを唱えると、瞬く間にサークルピッグは倒れる。
素材を回収するために近づくと、掘られた穴から小さいでっぱりが見える。
「うーん、なんだろう」
リズはそう言いながら、穴を掘り進めていく。
すると、キノコがひょっこり出てきた。
「こ、これは……『キングトリュフ』……!!」
感激するリズの後ろで、俺は無詠唱で鑑定を使う。
頭の中に情報が流れ込んできた。
名前:キングトリュフ
素材ランク:A
説明:極めて希少なキノコ。世界二十四大珍味の一つで、貴族などに好まれて食されている。
なるほど、地球のトリュフと、そんなに扱いも変わらないらしい。
とすると、サークルピッグは、さしずめイベリコ豚というわけか。
世界三大珍味ならぬ世界二十四大珍味とはスケールがデカい。
「これは換金すれば5000Gはくだらないよぉ……! いっそ、貴族に直接売ったりなんかして……はぁ……平原から抜け出してよかったぁ……」
リズがキングトリュフに頬ずりしている。
可愛らしい彼女を微笑まし気に眺めていたら、大樹の葉がカサカサと音を立てる。
風の音じゃない……!?
警戒した直後、大きな岩が凄まじい回転と共に降ってきた。
「リズ!! 危ない!!」
リズを抱きかかえて前に転びながら回避する。
間一髪避けられた。
岩が堕ちてきた場所は地面が抉られ、クレーターのようになっている。
「ふぇえええ……レオ……」
泣きそうな顔で、俺を見るリズ。
しかし、まだ終わってないようだ。
岩がもぞもぞと動き出し、長細くなっていく。
正体はロッククロウラーだった。
「あいつ、あんなことしてくるのか……!? すぐに『フレイム』を……!!」
驚いていても仕方ない。
右手に剣を構え、左手に魔力を練ろうとすると、ロッククロウラーが大きな鳴き声を上げる。
「ギッシャアアアアアアアア!!」
すると、大樹の葉が一斉に揺れだす。
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