17 / 206
第1章:病弱青年とある女冒険者編
第17話:まずは捜査と腹ごしらえ
しおりを挟む
サマンサの自宅を出て、十分ほど歩いただろうか。
小高い丘の上に、木造の建物が見える。
「レオ、リズ! あれが、うちの牛舎だよ!」
丘を登り、木の柵で覆われている牛舎のある敷地に入る。
牛だ。
鼻をつく、獣と糞の臭い。
この牧場の家畜だと分かるように、牛の首にはサマンサの名前と、それぞれの番号が書いてある首輪が付けられている。
臭いとは違い、牛舎の中は赤土と干し草が敷き詰められて綺麗だった。
牛舎と外は仕切りが無く、牛が自由に外に出て、草を食べられるようになっている。
実際、今も外に放牧されている牛が何頭かいる。
もっとも、敷地は木の柵で覆われているから柵を壊さない限り、牛が逃げ出すことはできない。
「ここの牛がいなくなってるんだな?」
「そうなんだよ……ちょうど二ヵ月ほど前からかな。一頭、また一頭と段々減っていってるんだよ」
サマンサの表情が翳る。
「前にウルフの仕業だって言ってたけど、どうして分かるの? ここ、自宅からけっこう離れてるでしょ?」
「いなくなった牛がいた場所に、血の跡があったんだよ。それにウルフの毛と同じ、灰色の毛も。いなくなるのは決まって夜だから夜行性のウルフの仕業かなって」
「それだけ?」
「う、うん。夜中に何度か見に来たこともあったんだけど、その時は空振りで……」
リズの問いかけに、苦々しく答えるサマンサ。
「あたしも、違うかもって思って……逃げ出しただけかもって、辺りを探したりもしたんだよ?」
俺たちと前に会ったのは、その時なのだろう。
盗人が犯人なら、そのままこっそり連れ出すだろうから、血は残らない。
やはり、犯人は牛を餌にする動物か魔物だ。
おそらく、サマンサが見に来たときは、人の気配を感じて警戒したのだ。
「牛がいなくなる頻度は?」
「大体、一週間に一頭。前にいなくなったのは四日前だったかな」
「分かった。今日の夜からこの牛舎を見張ることにする」
「え? よ、夜通しで?」
「ああ。昼間に寝てれば大丈夫だ」
驚くサマンサに、平然と答える。
巣穴がどこにあるか見当がつかないのに、この広い平原を探し回るのはあまりいい策とは思えない。
ならば、待ち伏せて巣穴に帰るのをつけていくのが最善だろう。
当然、犯人がどのくらいの数いるのかも分からない。
慎重に行こう。
俺たちは、牛舎の位置を確認し、サマンサの家に戻った。
「さあさあ、今日からしばらくレオの部屋はここだよ!!」
サマンサの自宅の二階にある一室に通される。
宿の部屋より少し狭いが、良い匂いがする。
窓から漏れる太陽がベッドのシーツに当たっている。
太陽の匂いだ。
「リズは、あたしと一緒の部屋ね!! さあさあ、案内するよぉ!!」
「ちょ、ちょっと……そ、そんなにくっつかないでぇ……ぐ、ぐるじい……」
元気印のサマンサに戸惑うリズが引きずられていく。
「今から寝ておくか……」
二人が去った後で、一人になった俺は何気なくベッドに寝転ぶ。
ボフンッ!!
「や、柔らかっ!?」
これはあれだ、アニメで見ていた干し草のベッドだ。
柔らかくて暖かい、包み込むような感触。
俺は手を高く上げ、じっと見つめた。
『ファイア』の実証は今日来る時に出会った魔物に試した。
単純魔法で放つ火球より、速く鋭く魔物を燃やす火の弾丸といった感じだ。
もちろん、一撃で屠れたが、それは単純魔法でも同じだろう。
肝心なのは、ウルフに通用するかどうか……。
あれこれ考えている内に、瞼が重くなってくる。
干し草ベッドの効果は絶大だ。
「これなら、昼でも問題なく寝れそうだな……ふぁあ……」
あくびをひとつ浮かべて、俺は意識を手放した。
夕方、陽が沈んだ頃に起きる。
装備を整え一階に降りると、なんとも美味そうな匂いを漂わせて、台所でサマンサが料理をしていた。
「あ、起きたんだ! 待っててね、今料理作ってるから!」
ごついエプロンをつけて、サマンサが言う。
「悪いな」
「何言ってんのさ。あたしが出した依頼のために泊まってくれてんだから当然だろ? それに、報酬にも書いたはずだけど? 『サマンサ特製ご馳走おもてなし』って」
いかにもサマンサらしい明るく豪快な答えが返ってくる。
テーブルにつき、サマンサを見つめる。
こうしていると、新婚カップルのような気もしてくるのは、拗らせているだろうか。
もっとも、サマンサの姿は新婚さんというより、肝っ玉母ちゃんのようだ。
いや、年は同じくらいだと思うのだが。
そうこうしてたら、リズも起きてきた。
「おふぁよぉ……ベッドが気持ちよくて、つい寝すぎちゃったよ……」
寝ぼけ眼を擦り、テーブルにつく。
もちろん、装備はバッチリ整えている。
「さあ、出来たよ!! 今日から頑張ってもらわないといけないからね!」
ドンと大きな鍋に入っているのは、シチューだ。
まごうことなき、シチュー。
その横にはパンが置いてあった。
スープ系のおかずにパンが、この世界の定食のような感じなのだろうか。
サマンサが取り分けてくれた木皿に入ったシチューを、木のスプーンで掬って飲んでみる。
「美味い、めちゃくちゃ美味い……!!」
「これ、美味しいよ! サマンサ!」
「ははは、二人に喜んでもらえて良かったよ!」
俺たちの言葉に、屈託のない笑顔で応えるサマンサ。
女将さんには悪いが、宿で食べた『シチューらしき白いスープ』の比ではない。
とろみがあり、どこまでもクリーミーでまろやかな塩気と旨味。
牧場の料理とはこんなに美味いものなのか……?
「料理は好きでよくやってるからね。まあ、ふるまう家族とかいないから、いつも自家消費だけど」
困ったように笑うサマンサ。
なるほど、純粋にサマンサの料理の腕がいいのだ。
それに加えて、ここには新鮮な食材がある。
相乗効果というやつだ。
「サマンサは、いい嫁さんになりそうだな」
「はぁっ!? え!? ちょ、ちょっと、レオ!? な、なに言って……!?」
顔を真っ赤にして慌てふためくサマンサ。
しまった、失言だっただろうか……エプロン姿で調理するところから見ていたから、つい変な言い方をしてしまった。
「あたしも、そう思うよ♪」
「も、もう、リズまでー!」
被せてくるリズの言葉で、さらに顔を赤くしているサマンサ。
良かった、変な空気にならなくて……。
リズも何とも思っていないみたいだ。
俺の彼女であるリズにとっても面白くない発言だったかもと思ったが、この世界の『複数交際容認』のおかげで何ともなかったようだ。
女性経験の少ない男は、こういうところで地雷を踏みがちなんだよな。
まあ、サマンサが真っ赤になっているのは可愛いから良しとしよう。
その後、和やかな食事は進み、シチューを二杯おかわりして、俺とリズは牛舎に向かった。
小高い丘の上に、木造の建物が見える。
「レオ、リズ! あれが、うちの牛舎だよ!」
丘を登り、木の柵で覆われている牛舎のある敷地に入る。
牛だ。
鼻をつく、獣と糞の臭い。
この牧場の家畜だと分かるように、牛の首にはサマンサの名前と、それぞれの番号が書いてある首輪が付けられている。
臭いとは違い、牛舎の中は赤土と干し草が敷き詰められて綺麗だった。
牛舎と外は仕切りが無く、牛が自由に外に出て、草を食べられるようになっている。
実際、今も外に放牧されている牛が何頭かいる。
もっとも、敷地は木の柵で覆われているから柵を壊さない限り、牛が逃げ出すことはできない。
「ここの牛がいなくなってるんだな?」
「そうなんだよ……ちょうど二ヵ月ほど前からかな。一頭、また一頭と段々減っていってるんだよ」
サマンサの表情が翳る。
「前にウルフの仕業だって言ってたけど、どうして分かるの? ここ、自宅からけっこう離れてるでしょ?」
「いなくなった牛がいた場所に、血の跡があったんだよ。それにウルフの毛と同じ、灰色の毛も。いなくなるのは決まって夜だから夜行性のウルフの仕業かなって」
「それだけ?」
「う、うん。夜中に何度か見に来たこともあったんだけど、その時は空振りで……」
リズの問いかけに、苦々しく答えるサマンサ。
「あたしも、違うかもって思って……逃げ出しただけかもって、辺りを探したりもしたんだよ?」
俺たちと前に会ったのは、その時なのだろう。
盗人が犯人なら、そのままこっそり連れ出すだろうから、血は残らない。
やはり、犯人は牛を餌にする動物か魔物だ。
おそらく、サマンサが見に来たときは、人の気配を感じて警戒したのだ。
「牛がいなくなる頻度は?」
「大体、一週間に一頭。前にいなくなったのは四日前だったかな」
「分かった。今日の夜からこの牛舎を見張ることにする」
「え? よ、夜通しで?」
「ああ。昼間に寝てれば大丈夫だ」
驚くサマンサに、平然と答える。
巣穴がどこにあるか見当がつかないのに、この広い平原を探し回るのはあまりいい策とは思えない。
ならば、待ち伏せて巣穴に帰るのをつけていくのが最善だろう。
当然、犯人がどのくらいの数いるのかも分からない。
慎重に行こう。
俺たちは、牛舎の位置を確認し、サマンサの家に戻った。
「さあさあ、今日からしばらくレオの部屋はここだよ!!」
サマンサの自宅の二階にある一室に通される。
宿の部屋より少し狭いが、良い匂いがする。
窓から漏れる太陽がベッドのシーツに当たっている。
太陽の匂いだ。
「リズは、あたしと一緒の部屋ね!! さあさあ、案内するよぉ!!」
「ちょ、ちょっと……そ、そんなにくっつかないでぇ……ぐ、ぐるじい……」
元気印のサマンサに戸惑うリズが引きずられていく。
「今から寝ておくか……」
二人が去った後で、一人になった俺は何気なくベッドに寝転ぶ。
ボフンッ!!
「や、柔らかっ!?」
これはあれだ、アニメで見ていた干し草のベッドだ。
柔らかくて暖かい、包み込むような感触。
俺は手を高く上げ、じっと見つめた。
『ファイア』の実証は今日来る時に出会った魔物に試した。
単純魔法で放つ火球より、速く鋭く魔物を燃やす火の弾丸といった感じだ。
もちろん、一撃で屠れたが、それは単純魔法でも同じだろう。
肝心なのは、ウルフに通用するかどうか……。
あれこれ考えている内に、瞼が重くなってくる。
干し草ベッドの効果は絶大だ。
「これなら、昼でも問題なく寝れそうだな……ふぁあ……」
あくびをひとつ浮かべて、俺は意識を手放した。
夕方、陽が沈んだ頃に起きる。
装備を整え一階に降りると、なんとも美味そうな匂いを漂わせて、台所でサマンサが料理をしていた。
「あ、起きたんだ! 待っててね、今料理作ってるから!」
ごついエプロンをつけて、サマンサが言う。
「悪いな」
「何言ってんのさ。あたしが出した依頼のために泊まってくれてんだから当然だろ? それに、報酬にも書いたはずだけど? 『サマンサ特製ご馳走おもてなし』って」
いかにもサマンサらしい明るく豪快な答えが返ってくる。
テーブルにつき、サマンサを見つめる。
こうしていると、新婚カップルのような気もしてくるのは、拗らせているだろうか。
もっとも、サマンサの姿は新婚さんというより、肝っ玉母ちゃんのようだ。
いや、年は同じくらいだと思うのだが。
そうこうしてたら、リズも起きてきた。
「おふぁよぉ……ベッドが気持ちよくて、つい寝すぎちゃったよ……」
寝ぼけ眼を擦り、テーブルにつく。
もちろん、装備はバッチリ整えている。
「さあ、出来たよ!! 今日から頑張ってもらわないといけないからね!」
ドンと大きな鍋に入っているのは、シチューだ。
まごうことなき、シチュー。
その横にはパンが置いてあった。
スープ系のおかずにパンが、この世界の定食のような感じなのだろうか。
サマンサが取り分けてくれた木皿に入ったシチューを、木のスプーンで掬って飲んでみる。
「美味い、めちゃくちゃ美味い……!!」
「これ、美味しいよ! サマンサ!」
「ははは、二人に喜んでもらえて良かったよ!」
俺たちの言葉に、屈託のない笑顔で応えるサマンサ。
女将さんには悪いが、宿で食べた『シチューらしき白いスープ』の比ではない。
とろみがあり、どこまでもクリーミーでまろやかな塩気と旨味。
牧場の料理とはこんなに美味いものなのか……?
「料理は好きでよくやってるからね。まあ、ふるまう家族とかいないから、いつも自家消費だけど」
困ったように笑うサマンサ。
なるほど、純粋にサマンサの料理の腕がいいのだ。
それに加えて、ここには新鮮な食材がある。
相乗効果というやつだ。
「サマンサは、いい嫁さんになりそうだな」
「はぁっ!? え!? ちょ、ちょっと、レオ!? な、なに言って……!?」
顔を真っ赤にして慌てふためくサマンサ。
しまった、失言だっただろうか……エプロン姿で調理するところから見ていたから、つい変な言い方をしてしまった。
「あたしも、そう思うよ♪」
「も、もう、リズまでー!」
被せてくるリズの言葉で、さらに顔を赤くしているサマンサ。
良かった、変な空気にならなくて……。
リズも何とも思っていないみたいだ。
俺の彼女であるリズにとっても面白くない発言だったかもと思ったが、この世界の『複数交際容認』のおかげで何ともなかったようだ。
女性経験の少ない男は、こういうところで地雷を踏みがちなんだよな。
まあ、サマンサが真っ赤になっているのは可愛いから良しとしよう。
その後、和やかな食事は進み、シチューを二杯おかわりして、俺とリズは牛舎に向かった。
426
お気に入りに追加
1,910
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる