上 下
5 / 206
第1章:病弱青年とある女冒険者編

第5話:換金と宿泊と

しおりを挟む
 受付にはギルドの制服だろうか、フォーマル寄りな明るい色の服を着た綺麗なお姉さんが立っていた。
 俺より年上だろうか、茶色のロングヘアーにキリっとした眼鏡をかけていて、いかにも真面目そうなスレンダー美女だ。
「換金お願いします! あ、あと依頼完了しました!」
 リズが元気よく持っていた袋と、藁半紙を二枚差し出す。
 差し出された紙を見ると、アイテムの納品依頼だと解る。
 意識していなかったが、リズとは普通に会話できている。
 日本語……のはずは無いだろうが、俺の言葉も通じる。
 文字も問題なく読めるところを見ると、これも女神が配慮してくれたらしい。
「はい、お疲れ様です。リズさん、いつもありがとうございます。さっそく確認しますね」
 受付嬢のお姉さんはクールに手際よくアイテムを取り出し、仕分けていく。
「薬師からの『グリーンリーフ十枚の納品依頼』の報奨金300Gと生花店からの『ホワイトリリー二十本の納品依頼』の報奨金300G、確かに納品アイテム確認致しました。あと、『ポルの実』二十個が200Gと『ブルー草』二十本が200G。すべて合わせて1000Gの報酬になります」
「ありがとうございます!」
 リズは受付嬢から1000と書かれた紙幣を受け取った。
「それで、あなたは? お見かけしたことのないお顔ですね……」
 受付嬢が俺を見て不思議そうに首を傾ける。
「ああ、今さっきこの世界に転生した『異界人』だ。冒険者登録と……これ、魔物の素材の換金をお願いします」
 俺はポケットにつっこんでいた『スライムの粘液』と『スライムの核』を二つずつ『ゴブリンの爪』を三つ『ゴブリンの布』一枚を差し出す。
「なるほど、異界人の方でしたか。分かりました、まず、冒険者登録をしましょう。『スキャン』……」
 受付嬢が俺に向かって手を翳すと、青白い枠が俺の胸から飛び出る。
「うおわあああ!? なんだ、これ!? なんか出た!?」
「簡単な事務魔法であなたのプロフィールを表示させました。その方の名前、年齢、ジョブ、適性能力などの項目を任意で表示させることができるのです」
 まるでパソコンの液晶画面のように浮かび上がるそれに、俺自身、かなりビックリしていた。
 地球にいた時もこんなものが胸の中にあったのか?
 そうこうしていると、青白い枠に文字が浮かび上がってきた。
 いや、多分、俺の略歴が魔法によって文字として具現化しているだけだろう。

名前:レオ・アオミネ
年齢:19歳
ジョブ:村人Lv2
能力:剣適性SSS、魔法適性SSS
パッシブ:女神の加護

「適性が……と、とととトリプルS!?」
「すっごーい!! レオ!! あんた、これ、すっごいよ!!」
「な、なんだ? 何がそんなにすごいんだ!?」
 若干引き気味の受付嬢と興奮しているリズに訊いてみる。

「適性というのは、いわば才能・伸びしろです。極端な話、剣適性Eの人がいくら剣術を練習しても、せいぜい危険度の低い小型の魔物しか倒せないでしょう」
「その適性がレオは、めちゃめちゃ高ランクなんだよ!! 『剣』と『魔法』が!!」
「へ、へえ……」
 二人の勢いに押され気味だが、意味が解った。
 SSSというのは所謂ランク付け、『和牛A5ランク』みたいなものだろう。
「レオさんは少なくとも剣と魔法に関して経験を積めば、英雄の域まで到達できるというわけです。もちろん、とてつもない研鑽を積む必要がありますが」
「じゃあ、この『女神の加護』っていうのは?」
「異界人の方が持っているパッシブスキルですね。最初の異界人がこの世界に現れたのは数十年前の出来事なのですが未だに効果の解明はされておりません。まあ、それを持っていれば、間違いなく異界人だと証明できることになります」
「な、なるほど……で、俺の冒険者登録は……」
「文句なしで承認です。初めのジョブは冒険者・採集者・援護者から選べますが、いかがいたしましょう? 冒険者は魔物を倒し、アイテムを入手したり、ダンジョンを攻略するという通常皆さんが選ばれるジョブです。採集者はリズさんのようにアイテム採集に特化したジョブで『鑑定』という便利なスキルを使えます。援護者は別名、サポーターと言い、冒険者や採集者を支援するようなスキルを覚える援護に特化したジョブです。各々のジョブで経験を積めば、さらに上位のジョブに就くこともできます」
 なるほど、いわば述べられた三つのジョブは最初に選ぶ基本職というわけか。
 俺の適性やさっき戦った経験から鑑みるに採集者や援護者ではなく、積極的に前に出る冒険者のジョブが合っている気がする。
 危険性を考えれば、冒険者という選択肢は捨てるべきだろうが、武器適性がこれだけ高いのであれば魔物と戦うことを選ぶのが合理的だろう。
 最悪、後で変更もできるだろし。

「冒険者でお願いします」
「承知いたしました」
 眼鏡を指で上げながら、キラリと光らせる。
 受付嬢が『ライティング』と唱えると、俺のプロフィールカードのジョブの欄が『村人Lv2』から『冒険者Lv1』に変わった。
「これでレオさんは冒険者となりました」
「やったね!」
 リズが腕を絡めて飛び跳ねる。
「しかし、ジョブが冒険者の人も採集者の人も援護者の人もひとくくりに『冒険者』と言うんですね」
「冒険者でない方からすると、冒険者がどんなジョブに就いてようが見分けようがないので一般的にひとくくりに『冒険者』となります。まあ、上のジョブに就くことができるようになれば、名前の混同は起こりにくくなります。それでも、一般人から見れば『冒険者』ですが」
 苦笑いしながら言うと、淡々と明瞭に返される。
 面倒くさがっているのか、丁寧に教えてくれているのか、この受付嬢の感情が分からん。

「なお、こちらは登録記念品の『魔法の袋』です。腰に下げるほどの小さな袋ですが、容量はほぼ無限。モンスター素材や採集アイテムなどを入れるのに使ってください。物を入れる際は入り口の紐を緩めると大きなものでも入ります。取り出す際は手を入れて取り出したいアイテムを念じれば取り出せます。中に入れたものは腐ったり錆びたりしないので食材などを入れることも可能です」
 容量無限の袋、しかも状態保持機能付き……だと?
 所謂、魔道具というやつか……建物などを見るに生活水準は地球より遅れていると感じたが、優れている物もあるんだな。
 ふと見ると、リズも同じものを腰に下げている。
 なるほど、冒険者登録した者は誰でも貰えるようだ。
「続いて、素材の換金に移りたいと思います。『スライムの粘液』二つ100G、『スライムの核』二つ200G、『ゴブリンの爪』三つ160G、『ゴブリンの布』一つ140G、すべて合わせて600Gとなります」
 そう言うと、受付嬢は金貨一枚と銀貨一枚を差し出してきた。
「リズ、これより価値の低い硬貨はあるのか?」
「10G銅貨と1G鉄貨があるよ」
 なるほど、貨幣の仕組みは地球と同じらしい、金貨一枚が500G、銀貨一枚が100G、銅貨一枚が10G、鉄貨一枚が1G、それより大きい額は紙幣があるといったところか。
 文化の進む方向はどの世界も、ある程度似ているのかもしれない。
「というか、あたしが必死にフィールドを駆け回って集めた薬草や果物が1000Gで、魔物の素材が八つで600Gって……はぁ、やっぱり魔物から採れる素材の方が高価なのかぁ……」
 リズは、ショックを受けているようだ。
「……受付嬢さん、この金貨、銀貨に両替してくれないか?」
「かしこまりました」
 俺は、両替した銀貨を三枚、リズに手渡した。
「ほら」
「ふぇ?」
 予想してなかったのだろう、間の抜けた声で俺を見るリズ。
「ははは、なに驚いてんだよ。スライムもゴブリンも、リズが魔法の使い方を教えてくれないと倒せなかったからな。それに、分け前よこせって言ってただろ?」
「あ、あれは冗談というか勢いで言ったというか。そ……その、ホントにもらえると思ってなかったから」
 顔を赤らめながら目を逸らすリズ。
 この子は無自覚に可愛い仕草をすることがあるから、恋愛経験値ゼロの心臓に悪い。
「あの、後ろの方がつかえてますので……」
 少し呆れ顔の受付嬢さんが、良い雰囲気を醸し出す俺たちに言い放つ。
「す、すまない!」
 俺とリズはそそくさとギルドを後にした。

「宿代、これで足りるかな……」
「あの宿は一泊300Gだから、ギリギリ足りるよ。明日の分は明日稼ぎに行こう? 一緒に! ね?」
 腕を絡めて、上目遣いで俺を見てくるリズ。
 なんだか、相当懐かれたようだ。
 身体を押し付けられるのには、慣れないのだが。
「そういえば、リズは家族とか仲間は近くにいないのか?」
「遠い西の国に、育ててくれたおじいちゃんが一人いるよ。冒険者になりたくて一年くらい前にこのルクシアの町に来たんだけど、残念ながら仲間はいないねー、あはは……」
 ばつが悪そうに、苦笑いするリズ。
 一年もいるのに仲間がいないのが恥ずかしいのだろうか。
 初対面であれだけパーティに誘ってきたのも、冒険者として仲間を作れない不甲斐なさを感じていたからだろうか。

 色々と思案している内に、宿に着く。
「あら、お二人さん、おかえり。ははは、今日会ったばかりだってのに、すっかり仲良しだねえ!」
「い、いいでしょ、別に! それより、レオに部屋を用意してあげてよ」
 からかってくる女将さんを、何とかあしらうリズ。
「はいよ、一泊二食付き諸々のサービス込みで300Gだよ」
「ああ、よろしく頼む」
 よかった、本当にギリギリ足りたみたいだ。
 俺は換金したての300Gを女将さんに渡す。
「はいよ、毎度あり。朝食と夕飯は既定の時間に部屋に運ぶからね。洗面用具は部屋に常備してるから」
「風呂はあるのか?」
「風呂? ははは、こんな安宿に風呂なんてあるわけないだろ。言ってくれれば、湯を張った桶と洗体用の布を部屋まで運ぶから」
 風呂は高級品なのだろうか、やはり基本的な生活水準は俺が暮らしていた日本に比べれば低いらしい。
「分かった。じゃあ、すぐにお願いします。けっこう汗かいてるので、身体洗って少し休みます」
「ああ、転生したばっかで疲れたんだろ? 夕飯まで部屋でしっかり休んでおきな。あんたの部屋は二階203号室だ」
 女将さんが俺に203と書かれた部屋の鍵を渡す。
「ふーん……203か……」
 なぜかリズが静かに呟いた。
しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話

kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。 ※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。 ※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 異世界帰りのオッサン冒険者。 二見敬三。 彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。 彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。 彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。 そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。 S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。 オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 ***************************** ***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。*** ***************************** マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

処理中です...