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第五章 望まない現実
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知っていてもなんとか守りたかったのだ。
定められた通りに運命に従う中で護るのではなく、彼が傷つくことになる運命そのものから護りたかった。
すべては無駄に終わったけれど。
彼はこちらに来てしまったから。
「彼の運命がどんなものか、その説明もできないのかい?」
「一言で言ってしまえば世界救済」
「これはまた大きく出たね」
目を見開くエルシアに一樹はやるせない笑みを見せた。
「バーカ。冗談を真に受けるんじゃねえよ。そんな大層なもんなわけねえだろ」
低く笑う一樹だが、エルシアたちは笑えなかった。
一樹は嘘は言わなかった。
そんな気がするからだ。
リーンが存在する意味を思い出す。
彼は太守として生きた後で別の運命が待っている。
それを望んだのは太守の妃だが。
リーンはそのことでエルシアたちを誤解し嫌っているのだ。
別にリーンが自分たちを嫌うのも仕方のないことだと思っている。
親の都合で自分の人生を決定されたリーンが、それに反感を抱くのは仕方のないことだと思えたので。
亜樹の場合もおそらく似たような意味合いなのだろう。
ただ世界救済が本当だとして、それがこの世界とどう関わってくるのか、その辺の謎は解けなかったが。
確かにこの世界は限界にきているかもしれない。
世界の要とも言える信仰の力が時代の流れと共に薄れていき、同時に神族も絶滅していった。
神族の真の力の源はピアスではなく、ピアスに集中する人々の信仰の力であり、自然界の力でもあった。
それらが急速に薄れていっているのである。
限界にきていることには気付いていた。
まさか世界が滅ぶとは思っていないが、そう遠くない未来なら、そういうこともアリだと思っていた。
この世界が存続する力は神族の力の源である人々の信仰力だったので。
それを補うためにエルシアたちは、リーンという存在を利用した形になった。
なにかもっと手っ取り早い方法で、世界の綻びを繕うことができればよかったのだが。
そう考えたときふと思い至った。
亜樹の力が信仰に関わるものだとする。
この世界にとって要ともなるべく力の持ち主だとする。
どうすれば力の失われた世界に活力を取り戻すことができるのかは、エルシアたちにもわからないが、それができればこの世界は昔と同じ活気を取り戻すはずだった。
そのために必要なのは人々の信仰。
そして絶対的な希望。
かつての大賢者のように。
亜樹がそうだとしたら?
だが、今ここでこれ以上問い詰めても、一樹は言わないだろうと思えた。
そのくらい一樹は思い詰めている。
今打ち明けたのだって、きっとなにか意味があるのだ。
「言えないと言いながら私たちに打ち明けたのは何故なんだい、カズキ?」
父親や兄が問うように優しい声で問いかけるエルシアに一樹は気まずい顔で指摘した。
「さっき一度言いかけただろ?」
「なにを?」
「亜樹の妹の杏樹が魂のない生きていない存在だってことだよ」
「ああ。そのこと」
リオネスが納得の声を上げた。
確かにそれを指摘した途端一樹は割り込んできた。
それまで静観していたのに、だ。
なにか言われたくない理由があるのだろう。
「亜樹は知らないんだ」
「え?」
「杏樹が自分の影に過ぎないってことを」
「影?」
「杏樹は亜樹の形代で魂のない器に過ぎない。妹でもなんでもないんだ。亜樹のために自分を犠牲にするために、亜樹の力の恩恵を受けて生まれただけの、影。杏樹はいつか亜樹のために生命を落とす。いや。そもそも生きていないわけだから、その仮定は当てはまらないわけだけど」
一樹がなにを気遣っているかは、静観に徹しているリーンにも理解できた。
彼はさっき亜樹は知らないと言った。
自分と杏樹の本当の繋がりを知らないのだ。
だったらあれだけ妹を大事にしている亜樹に、不用意に事実を告げるのは確かに忍びない。
亜樹は深く傷付くだろうから。
「でも、亜樹はなにも知らない。自分の運命がどれほど過酷で、それらから身を護るために杏樹を創造したことも、自分たちが兄妹でもなんでもなく、ただの主従関係に過ぎないことも。エルシアたちに少しとはいえ事情を打ち明けたのは、亜樹たちの前で二度とさっきみたいにそのことを指摘してほしくなかったからだ。おれは亜樹が傷付くところは見たくねえんだよ」
酷く落ち込んだ一樹に人が悪いなあと思いつつリオネスは訊ねてみた。
「当の彼女のことは少しも気遣っていないのかい、カズキ? 話を聞いているとカズキは被害者の彼女より、知らずに招いた事態で傷付く彼の方を気遣っているようだけど?」
「……自分でも傲慢だって思ってるけどな。結局おれは亜樹のガーターなんだよ。亜樹が傷付くことと杏樹が傷付くこと。どちらを優先するかと言われたら、杏樹が傷付くことを優先する。
亜樹を護るためなら、だれが傷付こうが構わない。ただそれだと亜樹が喜ばないから。杏樹は本来なら生まれなかったはずの存在だ。それが生まれ落ちて生きてくることができた。それでも感謝してほしいくらいだぜ」
「ちょっときつくないかい、それ?」
「だって本音だからな。亜樹がいなければ、そもそも杏樹は存在していない。そのせいでいつか生命を落とすとしても、仕方のないことだとそれは自分の背負った運命だったと諦めてもらうしかない。そのことで亜樹が傷付かないならよかったんだけど」
兄妹として仲の良いふたりには無理な相談だろう。
杏樹を失えば、それも自分のせいで死なれたら、亜樹がどれほど苦しむか。
一樹が気遣うのは結局亜樹のことばかりなのである。
どんなに傲慢で自分勝手だと自分を責めても。
「それで今度はおれからの質問だけどよ」
「なんだい?」
エルシアが柔らかく訊ね、一樹は仏頂面で問いかけた。
「本気で亜樹をどうこうする気じゃねえよな?」
「……そうだね」
エルシアが思案げに黙り込むと次男のアストルが割り込んだ。
「その前に一樹が答えてくれませんか? 彼の性別について。彼が持つ運命や宿命について説明できないとしても、そのくらいの真実の片鱗を明らかにすることぐらい、別に構わないでしょう?」
「そうだね。ボクも知りたいな。亜樹は凄く綺麗で凄く可愛いけど、今のところは男だからね。これからどうなるのか知りたいな。彼が覚醒したらどうなるのかをね」
ニッコリ笑うリオネスはやっぱり一筋縄ではいかない。
獲物を定めた狩人の目をして、じっと一樹を見ている。
このときばかりはリーンも食い入るように一樹を見詰めていた。
亜樹の本当の性別について知りたくて。
「……想像してる通り亜樹は男じゃねえよ」
「「「……やっぱり」」」
3人が同時に呟いたので一樹は「わかってるんなら訊くんじゃねえっ!!」と怒鳴りそうになった。
言ったところで暖簾に腕押しなのはわかっていたのでグッと堪えたが。
「覚醒したときに性別は一度変化する。両性皆無にな」
「両性皆無……ね」
「それで?」
「その後どっちに転ぶかは亜樹次第だな。あいつが好きになった相手に合わせて無意識に変化させていくから。現段階でもし本気で惚れてる奴がいたら、仮の性別なんて無視して亜樹は変化を迎えていただろうけど、どうも今のところは好きな相手なんていないみたいだし」
それはだれにでも可能性があることを示唆した。
男にも女にも。
言い換えれば亜樹を落とすことができれば、彼は手に入るのである。
大賢者そのものの特徴を聞いて、じっとエルシアたちは嬉しそうに笑った。
「その好きになったらという仮定だけどね。普通に好きになるだけで性別が変わってしまうと後で困らないかい? 初恋は必ずしも実るとは限らない。それは常識だろう?」
「それに一度の初恋で性別を決めてしまうっていうのも、ちょっと納得いかませんね」
「そうだね。それに彼の場合、性別を決めてしまうとそれ以後今までのような選択の自由がなくなってしまう。常識的に考えるとただ好きになっただけだとダメなような気がするけど? もっとなにか重要な要素があるんじゃないの、カズキ?」
リオネスの推理は相変わらず良いところを突いてくる。
一樹は苦虫を噛み潰したような顔をして、言いたくないでもこちらにとっては切り札になることを教えてやった。
幾らエルシアたちでも、そう簡単に亜樹は落とせないぞ、と突き付けるために。
定められた通りに運命に従う中で護るのではなく、彼が傷つくことになる運命そのものから護りたかった。
すべては無駄に終わったけれど。
彼はこちらに来てしまったから。
「彼の運命がどんなものか、その説明もできないのかい?」
「一言で言ってしまえば世界救済」
「これはまた大きく出たね」
目を見開くエルシアに一樹はやるせない笑みを見せた。
「バーカ。冗談を真に受けるんじゃねえよ。そんな大層なもんなわけねえだろ」
低く笑う一樹だが、エルシアたちは笑えなかった。
一樹は嘘は言わなかった。
そんな気がするからだ。
リーンが存在する意味を思い出す。
彼は太守として生きた後で別の運命が待っている。
それを望んだのは太守の妃だが。
リーンはそのことでエルシアたちを誤解し嫌っているのだ。
別にリーンが自分たちを嫌うのも仕方のないことだと思っている。
親の都合で自分の人生を決定されたリーンが、それに反感を抱くのは仕方のないことだと思えたので。
亜樹の場合もおそらく似たような意味合いなのだろう。
ただ世界救済が本当だとして、それがこの世界とどう関わってくるのか、その辺の謎は解けなかったが。
確かにこの世界は限界にきているかもしれない。
世界の要とも言える信仰の力が時代の流れと共に薄れていき、同時に神族も絶滅していった。
神族の真の力の源はピアスではなく、ピアスに集中する人々の信仰の力であり、自然界の力でもあった。
それらが急速に薄れていっているのである。
限界にきていることには気付いていた。
まさか世界が滅ぶとは思っていないが、そう遠くない未来なら、そういうこともアリだと思っていた。
この世界が存続する力は神族の力の源である人々の信仰力だったので。
それを補うためにエルシアたちは、リーンという存在を利用した形になった。
なにかもっと手っ取り早い方法で、世界の綻びを繕うことができればよかったのだが。
そう考えたときふと思い至った。
亜樹の力が信仰に関わるものだとする。
この世界にとって要ともなるべく力の持ち主だとする。
どうすれば力の失われた世界に活力を取り戻すことができるのかは、エルシアたちにもわからないが、それができればこの世界は昔と同じ活気を取り戻すはずだった。
そのために必要なのは人々の信仰。
そして絶対的な希望。
かつての大賢者のように。
亜樹がそうだとしたら?
だが、今ここでこれ以上問い詰めても、一樹は言わないだろうと思えた。
そのくらい一樹は思い詰めている。
今打ち明けたのだって、きっとなにか意味があるのだ。
「言えないと言いながら私たちに打ち明けたのは何故なんだい、カズキ?」
父親や兄が問うように優しい声で問いかけるエルシアに一樹は気まずい顔で指摘した。
「さっき一度言いかけただろ?」
「なにを?」
「亜樹の妹の杏樹が魂のない生きていない存在だってことだよ」
「ああ。そのこと」
リオネスが納得の声を上げた。
確かにそれを指摘した途端一樹は割り込んできた。
それまで静観していたのに、だ。
なにか言われたくない理由があるのだろう。
「亜樹は知らないんだ」
「え?」
「杏樹が自分の影に過ぎないってことを」
「影?」
「杏樹は亜樹の形代で魂のない器に過ぎない。妹でもなんでもないんだ。亜樹のために自分を犠牲にするために、亜樹の力の恩恵を受けて生まれただけの、影。杏樹はいつか亜樹のために生命を落とす。いや。そもそも生きていないわけだから、その仮定は当てはまらないわけだけど」
一樹がなにを気遣っているかは、静観に徹しているリーンにも理解できた。
彼はさっき亜樹は知らないと言った。
自分と杏樹の本当の繋がりを知らないのだ。
だったらあれだけ妹を大事にしている亜樹に、不用意に事実を告げるのは確かに忍びない。
亜樹は深く傷付くだろうから。
「でも、亜樹はなにも知らない。自分の運命がどれほど過酷で、それらから身を護るために杏樹を創造したことも、自分たちが兄妹でもなんでもなく、ただの主従関係に過ぎないことも。エルシアたちに少しとはいえ事情を打ち明けたのは、亜樹たちの前で二度とさっきみたいにそのことを指摘してほしくなかったからだ。おれは亜樹が傷付くところは見たくねえんだよ」
酷く落ち込んだ一樹に人が悪いなあと思いつつリオネスは訊ねてみた。
「当の彼女のことは少しも気遣っていないのかい、カズキ? 話を聞いているとカズキは被害者の彼女より、知らずに招いた事態で傷付く彼の方を気遣っているようだけど?」
「……自分でも傲慢だって思ってるけどな。結局おれは亜樹のガーターなんだよ。亜樹が傷付くことと杏樹が傷付くこと。どちらを優先するかと言われたら、杏樹が傷付くことを優先する。
亜樹を護るためなら、だれが傷付こうが構わない。ただそれだと亜樹が喜ばないから。杏樹は本来なら生まれなかったはずの存在だ。それが生まれ落ちて生きてくることができた。それでも感謝してほしいくらいだぜ」
「ちょっときつくないかい、それ?」
「だって本音だからな。亜樹がいなければ、そもそも杏樹は存在していない。そのせいでいつか生命を落とすとしても、仕方のないことだとそれは自分の背負った運命だったと諦めてもらうしかない。そのことで亜樹が傷付かないならよかったんだけど」
兄妹として仲の良いふたりには無理な相談だろう。
杏樹を失えば、それも自分のせいで死なれたら、亜樹がどれほど苦しむか。
一樹が気遣うのは結局亜樹のことばかりなのである。
どんなに傲慢で自分勝手だと自分を責めても。
「それで今度はおれからの質問だけどよ」
「なんだい?」
エルシアが柔らかく訊ね、一樹は仏頂面で問いかけた。
「本気で亜樹をどうこうする気じゃねえよな?」
「……そうだね」
エルシアが思案げに黙り込むと次男のアストルが割り込んだ。
「その前に一樹が答えてくれませんか? 彼の性別について。彼が持つ運命や宿命について説明できないとしても、そのくらいの真実の片鱗を明らかにすることぐらい、別に構わないでしょう?」
「そうだね。ボクも知りたいな。亜樹は凄く綺麗で凄く可愛いけど、今のところは男だからね。これからどうなるのか知りたいな。彼が覚醒したらどうなるのかをね」
ニッコリ笑うリオネスはやっぱり一筋縄ではいかない。
獲物を定めた狩人の目をして、じっと一樹を見ている。
このときばかりはリーンも食い入るように一樹を見詰めていた。
亜樹の本当の性別について知りたくて。
「……想像してる通り亜樹は男じゃねえよ」
「「「……やっぱり」」」
3人が同時に呟いたので一樹は「わかってるんなら訊くんじゃねえっ!!」と怒鳴りそうになった。
言ったところで暖簾に腕押しなのはわかっていたのでグッと堪えたが。
「覚醒したときに性別は一度変化する。両性皆無にな」
「両性皆無……ね」
「それで?」
「その後どっちに転ぶかは亜樹次第だな。あいつが好きになった相手に合わせて無意識に変化させていくから。現段階でもし本気で惚れてる奴がいたら、仮の性別なんて無視して亜樹は変化を迎えていただろうけど、どうも今のところは好きな相手なんていないみたいだし」
それはだれにでも可能性があることを示唆した。
男にも女にも。
言い換えれば亜樹を落とすことができれば、彼は手に入るのである。
大賢者そのものの特徴を聞いて、じっとエルシアたちは嬉しそうに笑った。
「その好きになったらという仮定だけどね。普通に好きになるだけで性別が変わってしまうと後で困らないかい? 初恋は必ずしも実るとは限らない。それは常識だろう?」
「それに一度の初恋で性別を決めてしまうっていうのも、ちょっと納得いかませんね」
「そうだね。それに彼の場合、性別を決めてしまうとそれ以後今までのような選択の自由がなくなってしまう。常識的に考えるとただ好きになっただけだとダメなような気がするけど? もっとなにか重要な要素があるんじゃないの、カズキ?」
リオネスの推理は相変わらず良いところを突いてくる。
一樹は苦虫を噛み潰したような顔をして、言いたくないでもこちらにとっては切り札になることを教えてやった。
幾らエルシアたちでも、そう簡単に亜樹は落とせないぞ、と突き付けるために。
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