一人では戦えない勇者

高橋

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間章2

矢萩弓弦3

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 階層主との戦闘は順調だ。

 主に耳で獲物を捉える階層主には意味がなかったと思われた先制で放った闇の魔弓が、後になって意味を持ち始めた。

 どうやら、目はそれほど良くないようだ。
 聴覚がメインだけど、蜥蜴の身体的特徴である露出している鼓膜に〈風魔法〉を叩き込んだら、鼓膜が損傷したようで、それほど良くない視覚を頼りにしてからは、闇の魔弓が大活躍した。

 見えないもんだから暴れに暴れたけど、スタミナ切れで大人しくなるまで闇の魔弓を継ぎ足しながら部屋の隅で待つ。
 ただ待つだけでは芸がないと途中で思い、糸巻き二つ分の木綿糸で口をグルグル巻きにしたら、ワニと同じなのか、口を開く筋力が弱いようで、階層主のメインウエポンである牙を封じることに成功した。
 いよいよすることがなくなったので、嫌がらせと体温低下を目的とした〈水魔法〉でビシャビシャにして放置。

 十分程暴れたら大人しくなったので、〈空歩〉で階層主の上に立ち、その眼球にナイフを肘まで深く突き入れる。
 再び暴れ出したので離れて待機。
 あ、しまった。ナイフを放してしまった。
 同じ手は使えないか。
 なら、【弓の勇者】らしく弓で戦おう。

 闇の魔弓の効果が切れそうなので、残る左目を狙ってみる。
 矢に込める魔法は雷。
 よーく狙って……射つ。
 狙い違わず左目に矢が刺さり、魔弓に込めた〈雷魔法〉が紫電を撒き散らす。
 蜥蜴は、しばらくビッタンビッタンと暴れていたけど、急に大人しくなる。

 あれ? これ、体内に〈雷魔法〉を打ち込むのが効果的?
 とはいえ、矢がなぁ。
 あと一本しかない。

 んー、とりあえず、ナイフを回収しがてら右目に〈雷魔法〉を打ち込んでみよう。
 刺した時と同じ手順で上から接近して、右手を蜥蜴の右目に突っ込む。ムニュっと生暖かくて不快な感触の中を探り、探し当てたナイフを掴む。

 そのまま〈雷魔法〉を打ち込もうとした所でハタと気づいた。

 これ、死んでんじゃね?

 右目に、右肘近くまで腕を突っ込まれて、ピクリともしない。
 これ、死んでるよね?
 ああ、うん。
 蜥蜴の身体中を巡ってたプラーナが消えてる。お陰で魔石の位置がわかりやすい。

 ……討伐できた、んだよね?
 いまいち実感がないけど、たぶん達成した。
 もっとこう、楽に? 勝つべくして勝ちたいな。
 そうなるには、更なる努力が必要なんだろうけど、いつかはそうなりたい。



 デカい蜥蜴を一人で解体するには、〈解体〉スキルのレベルがカンストしていてもしんどかった。

 最優先で回収するのは魔石。

 爪と牙は、ちょっとはみ出すけど鞄に入る。

 肉は筋張っていて美味しくないらしいから放置。
 放置しておけば、死体はダンジョンに飲まれるそうだ。
 ちょっと見てみたいけど、食事してる所を見られるのが恥ずかしいのか、人が見ていると食べないそうだ。恥ずかしがり屋さんめ。

 内蔵は、臭くて食えたもんじゃないそうなので、これも廃棄。

 おっと。階層主の部屋に放置していると、階層主の復活まで時間がかかるらしいので、マナーとして、扉の向こう、下の階に続く階段がある方へ放り投げておく。

 蜥蜴の皮は、高値で買い取ってもらえる。
 加工して鞄などにされるらしいけど……ちょっと焦げてる。買い取り額に影響するかな?

 骨はどうしよう。
 皮ほどではないけど、これも高値で買い取ってもらえる。
 けど、重い。頑張れば持って帰れるけど……。

 一度荷造りしてみよう。
 それで無理っぽかったら骨を諦める方針で……と思ってたんだけど、ちょっといいことを思い付いた。なんとかなりそう。
 骨を背負子のように組み合わせてロープで縛る。荷造り用のロープを多目に持っていたのが幸いした。
 これなら、〈剛力法〉を使えば地上まで運べる。
 とはいえ、階層主戦でプラーナを消費しすぎた。枯渇まではいかないけど、疲弊はしている。

 今はまだ昼過ぎくらいかな?
 んー、早く戻らなければいけない理由はないから、今日は移動をやめよう。
 疲弊してる時に無理する必要もない。



 翌早朝から起きて、手早く朝食を食べたら地上へ向けて出発する。
 出発を急ぐつもりはなかったのだけど、急ぐ理由ができた。
 カンテラの油が足りない。
 単純な準備不足だ。
 たぶん、今日の夕方にはなくなりそうだ。
 〈光魔法〉を取得できなかったのが痛い。〈火魔法〉でも灯りの代用にはなるけど、代用の割りに消費プラーナの効率が悪い。
 今日はただでさえ〈剛力法〉でプラーナを消費するから、余計な消耗は抑えたいんだ。



 幸運なのか不運なのか、微妙なことがあった。
 地下十五階で平賀先輩のパーティとすれ違う。
 思わず隠れてしまったけど、先輩と一緒にいた女性の大半が僕に気づいていたようだ。
 原因は、全員に鑑定を無効化されたからなんだけどね。
 気づいてないように見えるけど、実際は見逃されただけのような気がする。ロジーネさんが手を振ってたし。

 なんだか、化け物の群とすれ違った気分だ。
 具体的に言うと、威圧感によるストレスで吐きそう。てか、吐いた。

 先輩たちとすれ違って気配が遠ざかるまでしばらく待つ。
 気持ち悪い口を濯いで、隠れていた物陰から出て歩き始めたら、気配もなく後ろから肩を叩かれた。リストラですか?
 振り返ると、予想通り、いい笑顔のロジーネさんがいる。
 されたことはないけど、リストラの方がマシな気がした。

「うんうん。宿題の一つは達成したみたいね。思ったより早く達成したから、宿題を追加しちゃうね」

 まだ一つ残ってるんだから、そちらを片付けてからでもいいのでは?

「犯罪組織について調べるついでに、王都にある暗殺ギルドの拠点と盗賊ギルドの拠点を全部調べといて」

 断言しよう。リストラの方がマシ。
 また吐きそう。てか、胃液を吐いた。



 よくよく考えたら、真面目に宿題をこなす必要はなかった。
 残りの宿題をこなしてから気がついた。
 逃げちゃえば良かったんだ。

 ……あー、無理か。逃げ切れる未来が見えない。無理だ。
 なんせ、相手は、ダンジョンの最下層まで潜ってダンジョンマスターを討伐したパーティだ。
 逃げ切れそうにない。

 ところで、どうやって調査結果を報告しよう。
 ご褒美の綱糸も欲しいし、なにより、折角調べたんだから、報告はしたい。

 昨日、ダンジョンから無事に帰還して大騒ぎになっていたから、街中ではいろんな人に囲まれて近寄れないだろうし、拠点にしてるスラムの屋敷は、結界が強力すぎて入れない。インターホンくらいつけておいてほしい。

 諦めて向こうから見つけてもらおうと、門に背を向けたら、肩をトントンと叩かれる。
 またか。気配が全く感じられなかった。スキルは機能してるの?
 後ろにいるであろう人の予想はできてるけど、このまま会話するのは失礼なので振り返ったら、予想外の人がいた。

 平賀縁。
 僕と同じく一年生で、成績は学年一位。
 運動は可もなく不可もなくだけど、生徒会の会計を務めていた美少女。

「はじめまして、になるのかしら? ユカリ・ヒラガです。矢萩君、でいいのよね?」

 うん。顔や名前は知ってるけど話したことはない。接点もない。

「ええ。はじめまして、ユヅル・ヤハギです」

 丁寧な挨拶にこちらも丁寧に返す。

「それで、どういったご用件で?」

 あ、これは丁寧なんじゃなくて、拒絶だ。

「ああ、ロジーネさんはいらっしゃいますか? 言われた宿題の提出に来たんですが、連絡を取る手段がなくて……」

 当たり前のように使ってたけど、スマホって便利だったんだね。……父親の連絡先しか入ってないけど。あ、なんか悲しくなってきた。

「そうですか。では、本人が来ましたので、私はこれで」

 軽く会釈して立ち去る平賀さんの背中を見送る。
 表情が全然変わらなかったな。
 ……平賀先輩と平賀さんって、兄妹なのかな?
 似てないよね。血が繋がってない義理の兄妹なのかな?
 まあ、詮索するつもりはないけどね。

「おやおや? ユカリちゃんに惚れちゃった?」

 「本人が来た」と言ってたから近くにいるんだろうと思ったけど、耳元で声がした。耳に息が当たってゾクッとする。

 振り返ると、今度は予想通りのロジーネさん。
 彼女のからかいに反応すると面倒臭そうだから、なにも言わずに鞄からルーズリーフの束を出す。
 王都にある犯罪組織、暗殺ギルド、盗賊ギルドの拠点と構成員を調べて書面にしたら、ルーズリーフで三十枚ちょっとになった。
 ロジーネさんは、受け取ったそれを「へぇ」とか「ほぅ」とか言いながらペラペラ捲る。真面目に読んでるようには見えない。

「うん。綺麗に纏められてるね。合格だよ」
「あの、テキトウに書いただけかもしれませんよ?」

 あっさり合格しちゃったけど、書かれてる情報が正解かはわからないよね。

「ああ、大丈夫。別口で調査依頼を出してあったから」
「情報屋に?」

 僕の問に首肯が返る。
 僕も、情報屋からある程度の目星になる情報を仕入れていた。

「ある程度、情報が重複するのは予想してたんだけどね」

 そりゃあ、情報源が同じだからね。

「私としては、情報の精査も兼ねた宿題だったのよ。複数の調査結果から情報を擦り合わせれば、かなり正確な情報になる。情報の真偽を確認するのに使うつもりだったんだけど……」

 ロジーネさんが僕の顔をジッと見つめる。
 居心地が悪い。

「君の集めた情報ね、プロの情報屋が集めた情報より正確でかつ情報量が多いの」

 へぇ。ちょっと嬉しい。
 自分の影の薄さは嫌いだけど、役に立つとなると見方が変わる。
 まあ、だからと言って、情報屋で食っていくつもりはない。いろんな人から狙われそうだから。

「これは困ったな。これじゃあ、用意した報酬がショボすぎる。吊り合わないわ」

 自分では凄いことをした自覚はない。けど、目の前の凄い人は僕を評価してくれる。
 ちょっと嬉しい。……いや、違う。かなり嬉しい。

「ユヅルちゃんは、いつまで王都にいるの?」
「決めてませんけど、そんなに長くいるつもりはないです」
「そっか。なら、報酬を作り直すから、ちょっと時間をちょうだい。あ、これは渡しておくわね」

 受け取った小さい糸巻きは十個。その糸巻きには、艶のない黒い糸が巻かれている。

「ミスリル合金で作った糸よ」

 報酬はこれで充分だと思いますよ。
 僕にはこれを作ることはできないし、作れる人にコネがない。
 どうやっても手に入らない物なんだから、報酬としては充分だ。

「強度重視で作ったから、魔力伝導率が悪くて〈綱糸術〉で使うにはちょっと難しいけど、ユヅルちゃんなら使いこなせると思うわよ」

 試しにプラーナを流してみる。なにか抵抗を感じる。けど、木綿糸よりは抵抗がない。
 糸の先を動かしてみる。……やっぱり抵抗を感じる。でも、動かせないわけではない。
 若干、プラーナの消費が増えたかも。
 いや、コツを掴んだらなんとかなりそうだ。少ないプラーナで糸を操れると思う。
 練習が必要だな。

「残りの報酬は……三日は待ってほしいな」

 急いで王都を離れたい理由はないから、了承の旨を伝える。
 ついでに、なんとなく聞いてみた。

「平賀先輩はどうしてますか?」

 意外そうな顔をされた。

「君は、他人に興味がないんだと思ってた」
「今もありませんよ。けど、ダンジョンで皆さんとすれ違った時に、気になったんです」
「ああ、吐いてたね。落ち着くまで結構待たされたよ」

 落ち着くまで、待っててくれたんですね。

「ロジーネさんも含めて、あの化け物の群を作ったのが先輩の魔法。〈支援魔法〉ですよね?」
「化け物かぁ……私はマシな方だと思ってたけど……」
「僕には同類に見えますよ」

 プラーナの量こそ僕と同じくらいだけど、勝てる気がしない。
 そもそも、勇者と同程度のプラーナ量っておかしいでしょ。
 見た目は全員美人だけどさ。

「いやいや。ユリアーナちゃんとマーヤちゃんなんか、うちでも飛び抜けた戦闘能力だし、ユカリちゃんなんてマジもんの天才だし。……私は、あの三人と比較したら普通だよ?」
「僕と比較したら、全員化け物ですよ」

 あの威圧感の中心にいて、先輩は平気なのかな?
 先輩に興味が出た。ちょっとお話ししてみたいかも。
 けど、先輩と話をするのに、もれなく化け物が付いてきそう。それは御免蒙りたい。
 ……先輩を尾行……したら、化け物に見つかるな。
 話のわかる化け物ならいいけど、あの狐人族みたいに拘束してくるかもしれない。
 いや、拘束ならマシか。
 問答無用で斬られたらたまんないよ。

 話しはしてみたいけど、無理してまで話したいことはない。
 運が良ければ話す機会もあるだろう。



 話す機会は思ったより早く訪れた。

 どういった経緯でそうなったのかわからないけど、翌日、銀髪美少女と狐人族の少女とロジーネさんを見送るためなのか、平賀先輩が王都の東門に来ていた。

 大通りで偶然見かけた僕は、気配を消したまま東門まで尾行し、化け物三人を平賀先輩の斜め上の屋根の上で見送った。
 三人の背中が見えなくなっても、先輩は東門に佇んでいる。

 護衛と思われる狼と狐からもヤバそうな気配がするけど、これは話しかけるチャンスか?

「動かないでください」

 違うっぽい。
 後ろから刃物で背中をツンツンしてるのは、声からすると平賀さんだと思う。

「兄さんになにかご用ですか?」

 これ、刃先が5ミリくらい刺さってない?

「平賀先輩に少し興味が出たのでお話しできないかな、っと」
「そうですか。ところで矢萩君。私ね、ロジーネ姉さんに仕事を押し付けられたんですよ」

 声の温度が下がる。
 逃げたいけど、逃げる素振りを見せた瞬間に、背中の刃先が心臓と仲良しになる予感がする。

「矢萩君への報酬らしいですね。今日からしばらく姉さんたちがいないので、兄さんと二人でいられる時間が増えると思っていたのに、真面目に作っても二日くらいかかるんです。面倒ですね。まあ、真面目に作るつもりはないですけど。ああ、大丈夫です。真面目に作らないけど手は抜きませんから、性能は期待しておいてください。ああ、違う。重要なのはそこではなくて、兄さんとデートしようと思ったら尾行してる男がいたので、こうしてツンツンしてるわけです。あのストーカーを見つけた時も思ったんですが、あなたたちにこれだけは言っておきたいです。兄を尾行していいのは妹だけです。兄さんを尾行したいのなら私を通してください」

 ……どうしよう。なにを言ってるのか理解できない。
 理性が理解を拒む。
 ただ怖い。

「あ、あの、お話しできないようなら、ここでお暇させてもらいたいんだけど」

 いつの間にか平賀先輩がいなくなってるし。

「兄さんとお話ししたいんでしょ? 構いませんよ。ただし、私が監視しますけど」

 僕には「逃がさねぇぞ」って聞こえた。

「あ、話すのはいいですけど、兄さんとBL的なフラグを立てたら殺しますよ」

 明確な殺意にガクブルした。
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