上 下
4 / 54

第2話 ノアとナナ

しおりを挟む
「実は外国から来たばかりで右も左も分からない、おまけに財布を失くしてね」


俺は思いついた事を言ってみる。


「外国から来た?それで言葉使いが少しおかしいのか」


男は俺が適当に言った話に乗ってきた。
このまま、外国から来て財布を失くした不幸な外国人を押し通してみよう。


「そうなんだ、言葉は独学だからおかしいと思うが意味は理解してくれているようだな」
「ああ、理解は出来る、独学でたいしたものだ」


男は感心したように言う。
よしよし、いい感じだ。


「俺一人でこっちに来たばかりだから知り合いもいないんだよ」
「そうか…… 大変だな、アンタも」


おっ。
情に訴える作戦成功か?
この男がこの店の経営者のようだしさっきの女の件もある。
きっと苦労したのだろう。
いや、現在進行形で苦労しているのか。
よし、ならば俺も同じ苦労人の設定で行ってみよう。


「国では働けども、働けども搾取されるばかりでね、それが我慢ならなくてなけなしの金をありったけ集めてこの国に職を求めてやってきた、自国で俺が就ける仕事はどれも搾取されるような仕事ばかりで…… だから思い切ってこの国にやってきた」


男は俯いて肩を震わせている。
もう一押しか。


「実は、恥ずかしながらここ数日何も食べていなくてつい魔が差した、本当に申し訳ない。 俺に出来る事は何でもするから遠慮なく言ってくれ」


俺がそう言うと男はガシッと俺の両肩を掴む。
そのまま椅子へ押し込み体重をかけてきた。

ちょっ、おまっ。
お前に全体重をかけられたらケガじゃ済まないぞ。
「おかわり」を言いすぎだ。
これからは、3杯目はそっと出すのだぞ。
って、コイツは居候とかじゃなく経営者だろうから「おかわり」は言いたい放題か。


「財布を失くした……」


男は呟くように言う。
体重は掛けてこなくなったが肩を掴む手に力が入ってきた。

くっ。
この男、やはりかなりパワーがある。
肩が痛い、離してくれ。


「働けども搾取され続けてきた……」


男はもう一度呟き、肩を握る手にさらに力がこめられる。
痛い、痛い。
俺は我慢できずに手を振り払い肩をさする。


「あ、あぁ、そうなんだ。 まぁ、俺の国では珍しい事ではないのだが」


これは嘘ではない。
そして、俺は搾取され続けた側。
これも嘘ではない。
只、俺の場合、その搾取されたのは金ではないのだ。
金は相応に、いや、猛烈に稼いできた。

はっきり言おう。
俺は自国では超富裕層に属する程に金を稼いでいた。
ある組織でトップに立っていたからだ。
だが、その組織は表立って公表できない組織。
いわゆる裏の組織だ。
まぁ、今は、組織の事はどうでもよいとして。

では、何を搾取されていたのか。
それは自由と時間だ。

トップに立ったのだから仕事は部下に任せておけば良いと思うだろう。
俺も最初はそう思い、そうしてきた。
だが、役に立たない者ばかりだった。
一握りの任せても良いと思える者は皆死んでいった。
必然的に俺が全ての仕事をやらざるを得なくなる。
となると、報酬もそれなり、イヤ、莫大な報酬を得る。

だが、金は使ってはじめてその価値を発揮する。
その使う時間と自由がなければ価値が無いのと同然だ。

ならば、将来の為に貯めておけば良いと言う意見も良く耳にする。
確かに、それも正解だろう。

しかし、今現在の価値と将来の価値が同じだろうか。
現在100で買える物が、10年後にも同じ100で買えるかと言えば疑問は残る。
中には技術の進歩で、90で買えるようになる可能性もあるだろうが、そんなのアテに出来ない。
だから俺は、金は貯める物では無く使う物だと認識している。
勿論違う意見もあるだろうが、俺は否定しないしむしろ尊重する。

人の考え方は十人十色。
みんな違ってみんな良いのだ。
ただ、その考えを人に押し付けるのは考えものだが。

っと。
今はそんな事を考えている場合じゃない。
もう一息で誤魔化せそうだ。
ここからどう繋げるか。


「俺は天涯孤独だったから自国に残してきた者もいない。 だから仕送りも必要ないし大金を稼ごうとも思っていない。 最低限の衣食住ができ自由な時間と休息が十分とれれば職種も選ばない」


これも嘘ではない。
しかし、一つだけ嘘と言うか、間違いがある。
それは「職種を選ばない」だ。

やりたい事を仕事にする……
……んじゃぁない。
決してない!
もぅ、働きたくないのだ。

だが、生きて行くには金が要る。
だから働かずに金を得る。

異世界へ転移したのか、過去へタイムスリップしたのかなんてどうでもいい。
これを機に、俺は不労所得を目指すのだ。

アテはある。
それはさっき読んだ新聞だ。

ただ、偶然かもしれない。
だが、何と言えば良いのかは分からないが確信めいたものがある。
俺の勘がそう言っているのだ。
ならば、俺は俺の勘に従う。
問題は明日にならないと結果が分からない事なのだが……

とにかく、今はこの現状を乗り切らなければならない。
情に訴える作戦がうまくいっているようだし、もう一押しか。
だが、これ以上話を広げるとボロがでてしまうかも知れない。
適当な設定だからな。

すると、男は肩を組んできた。
その腕に力は込められていない。
「勝った!」と、そう思った瞬間。
男は肩に回した腕を俺の頭に絡め脇に抱えた。
ヘッドロックだ。

そして、徐々に力が込められる。
俺は唸り声をあげ、男の腕をタップする。
が、男の力が弱まる事はない。
男は冷めた声で俺に告げる。


「財布を失くしたとか、搾取され続けてきたとか、適当な事を言っているのじゃぁない!」


何!?
なぜ適当だとバレた。


「財布を失くしたのなら、さっき見せたカード類はどこから出した?」


ぐっ。
痛い所を突かれた。
現金は入っていないが、確かに財布から出した。


「搾取され続けた男が、あんなにたくさんのカードを持っているのか?」


搾取され続けたのは金ではなく自由と時間だ。
これは説明しなかった俺が悪い。
尤も、流れ的に金を搾取されたように話したのは俺なのだが。


「それに、数日なにも食べていない割には顔色も良い」


そりゃそうだろう。
それは嘘なのだから。

だが、これは言い訳が出来る。
この店で食事をしたから顔色が良くなったと。
ついでに料理も褒めてやろう。


「顔色が良く見えたのは、きっとここの料理のおかげだろう。 食べたら元気が出てきた。 非常に美味だった」


タップを繰り返すが、男の力が緩む事はない。
俺は必死で振りほどこうとするがビクともしない。


「どうせそれも適当なのだろ!」


男の逆鱗に触れたのかさらに力が込められてきた。
マズイ。
気が遠くなってきた。


「ちょっと、何やってんの!?」


突然女の声が聞こえた。
その声に男の力が抜ける。
俺はすぐさま男の腕から脱出を試みる。

脱出には成功するも、頭がクラクラして目が回る。
たまらず椅子から転げ落ちる。


「ちょっ、大丈夫!?」


女がそう言って俺に声を掛ける。


「オジキ、やりすぎや!」


女が男に向かって「西国」なまりで叫ぶ。


「しかしナナ、こいつは適当な事を言って食い逃げしようとしたのだぞ」


男は言い訳をするように女に言う。
心なしか焦っているようだ。


、つまり未遂やろ、でもオジキが彼にしてた行為は暴行と言われても言い訳でけへんしアタシも見た、現行犯や。 食い逃げしようとしたのはアタシは見てへん」
「しっ、しかし」
「場合によっては、アタシはオジキを逮捕せなアカン」
「たっ、逮捕って、本気か!? ナナ」


男と女がそう会話をしているうちに、俺も回復してきたが状況が掴めない。
このナナと呼ばれた女は何者だ。
それに、店の出入口には鍵が掛けられていたはずだが、どうやって入ってきた。
俺は怪訝な目で女を見る。

んん?
この女、さっきの会計の時の女じゃないか。

なるほど。
外から入ってきたのではなく、元から居たのか。
だが、なぜそんな警官のような服を着ている。
さっきは、Tシャツにエプロン姿だったじゃないか。
なぜ着替えた。

いや、待て。
髪が短い。
着替えだけではなく髪も切ってきたのか?
なぜそんな必要がある。

それに逮捕?
そんな権限が、この女にあるのか?
あぁ、私人逮捕か。


「大丈夫?ケガはない?」


混乱する俺に女が声を掛けてきた。


「ケガは……大丈夫だ。 少し目眩がして首が痛いが」


俺がそう答えると女の顔が青ざめた。
首が痛いに反応したのだろう。

実のところ、首は全く痛くはない。
だが、今は痛くはないが、後に後遺症が現れないとも限らない。
回復はしたが、目眩は本当だからな。
その場合、男には責任をとってもらい、治療費を請求する。
その為の保険だ。
繰り返すが、痛みは全くない。


「オォージィーキィー」


青い顔を赤い顔に変え、女が男に向かって叫ぶ。
コロコロと顔色の変わる女だ。
きっと感情の起伏が激しいのだろう。
あまり関わりたくはないタイプだ。


「傷害の現行犯で逮捕する」


何!?
ちょっと待て。
本当に逮捕するのか?
男は青い顔でフリーズしている。


「ちょっとナナ、逮捕はやりすぎちゃうの!」


すると、女の背後から別の女の声が聞こえた。
やはり、こちらも「西国」なまりだ。


「伯父さんにはお世話になってるんやから」


そう言った女はTシャツにエプロン姿。
髪も長い。
顔を見るとさっきの会計の女だ。

んん!?
どういう事だ?
じゃぁ、この警官風の服を着た髪の短い女は何者だ?
改めて女の顔を覗き込む。


「確かにオジキには世話になってるけど、それとこれとは別や」


そう言うと女は手錠を取り出した。
手錠!?
そんな物を持っているって事は、このナナと呼ばれる女はホンモノの警官か。
それを見た後ろの女が駆け寄りその手を掴み叫ぶ。


「ナナ、アカンって! ヤメて!!」
「手ぇ放せ! ノア!!」


二人とも興奮しているようだ。
他人が興奮している所を見ると、自分は落ち着くと聞いた事があるが本当だな。
俺は、急激に落ち着きを取り戻した。

どうやら、この二人の女はナナとノアと言う名前であって別人だろう。
顔立ちが似ているから姉妹か。
いや、髪型以外では見分けがつかないぐらいに似ているから双子か。

ナナの職業は警官でノアはこの店の従業員。
そして、二人共この店の経営者の男に世話になっている。
「おじさん」や「オジキ」と呼んでいる事から親族だとは思うが、それは分からないか。
赤の他人でも歳の離れた男には、「おじさん」や「おじちゃん」と呼ぶだろうし。
オジキは……まぁ、血のつながりが無くとも親しい人物ならそう呼ぶ事もあるだろう。
うん、あるある。

言葉遣いから推測すると、ナナとノアの姉妹は別の都市からきて、「おじ」と呼ばれる男が色々と面倒を見てきた。
だから世話になっていると。
だいたいそんな所か。

しかし、逮捕とは。
なんだかエライ事になってきたな。

ナナとノアと呼ばれる女二人は言い合っている。
男は相変わらず青い顔でフリーズしたまま。

俺は完全に蚊帳の外だ。
これ、このまま逃げるチャンスじゃね?

だが、慌てるな。
さっきも、慌てていきなり帰ると告げたから失敗したんだ。
ここは慎重に、まずは気配を消す事に集中だ。

って、気配を消すってどうするんだ?
俺は、武術の達人でも無ければ、大自然の中で獣に育てられてもいない。
ましてや、幻のシックスメンのようにミスディレクションにも長けてもいない。

仕方がない。
目眩も完全に回復したし。出来るだけ音をたてずに、ゆっくりと出口へ向かおう。
焦りは禁物だ。
大事なのはスピードではなく、音をたてない事だ。
そして、外に出る。
外に出てからも慌てず、人込みに紛れる。
よしっ、この計画で行こう。

すり足で出口に向かう。
二人の女は相変わらず「放せ!」「アカンって!」と言い合っている。
男もフリーズしたままだ。

このまま、慌てず焦らず着実に距離を稼げ。
外に出ても決して走り出したりするんじゃぁないぞ。
何事も無かったように人込みに紛れるのだ。

程なく出口にたどり着く。
まだ油断は禁物だ。
鍵を開ける音にも気を付けなければならない。
音が出ないように慎重に鍵を開けるのだ。

よし、鍵を開け────

────なっ、なんてことだ…………

俺もフリーズした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

タビと『双生の錬金術師』〜世界を変えてきた錬金術師の弟子になってダンジョン踏破します〜

ルーシャオ
ファンタジー
ある日、親に捨てられた少年タビは伝説の錬金術師『双生の錬金術師』の片割れイフィクラテスと出会い、こう誘われた。「お前には錬金術の才能がある。俺と一緒に来ないか?」。こうして、何も持たなかった少年は錬金術師の弟子になり、さまざまな人と出会って、世界を変えていく——。 それはそうと姉弟子ロッタは師匠から手伝うよう要請されて頭を抱えた。何せ、冒険者が潜るダンジョンに弟弟子タビを放り込むと聞いて、知り合いに声をかけて必死に協力を仰がなくてはならなかったからである。 冒険者、鍛治師、元官僚、巫女との出会い、そして——極北ヒュペルボレイオスの民が信仰する超巨大ダンジョン『大樹ユグドラシル』への挑戦。 これは少年タビが『杖持つ闘争者(ベルルムス・エト・カドゥケウス)』と呼ばれるまでの物語。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

処理中です...