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5.いじわる
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「…………っえ? ひっ、ぁ!」
「ほら、メアリーが腰を動かすから……」
クスッと笑ったグレッグ様は腰で結ばれていた紐に噛みつくとそのまま解いてしまった。
舌がぬちゃ、と卑猥な音を立てて隠すもののなくなった秘裂に入り込む。
硬く尖らせた舌先で襞を擽り、蜜口に浅く挿入される。
「ゃっ、やだっ、グレッグ様っ、やだぁっ」
頭がぼうっとする。腰が震えて、時折ありもしないしっぽが疼くような感覚が蘇った。この先にある、いつもしてくれていた刺激を求めて無意識に腰がゆるゆる揺れてしまった。
「ん? どうしたんだい?」
「ぁっ……あっ、ちがっ……」
口では否定しても腰は止まらない。
蜂蜜色の瞳が熱に撓む。
「どうしてほしい? 気持ちいいところ、教えて」
硬くした舌先を覗かせて薄く唇を開けて待ち構える。
私はグレッグ様の意思が読み取れて顔に熱がさらに集まってくるのが分かった。だって、彼は言っているのだ。
――気持ちいい場所を自分からその唇に……。
そんなこと出来るわけない。
「――ッひっ、ぁああっ、ん~~ッ!」
「いい子だね」
言葉とは裏腹に促されるまま腰を縋るように熱い口に運んだ。甘くグルルッと喉を鳴らした彼は小さな飴を舐めるように硬くなった秘豆に吸い付いた。
腰が碎けるような鋭い刺激に目の前がチカチカする。
「……味まで本物と同じだ」
「ひっ、な、ほんものっ、て、んぁっあぁっ!」
まるで夢でも見ているかのような言い方だ。いや、本当に夢なのかもしれないとさえ思えてくる。こんなにも深くグレッグ様に触れられるなんてあまりにも私に都合がよすぎる。
「ん? あぁ、愛しい妻の味を俺が忘れるわけないだろう?」
なんてこと言うんですか、そういうことじゃないです。そう言いたかったのに、舌が弾くように動かされて口からは啜り泣くような卑猥な声しか出てくれない。
しかもその反応に「おねだりして、まだ足りないってことだよね?」とにんまり笑われてまた強く吸い付かれ、いつのまにか蜜壺に長い指が挿入されていた。
「あぁッ! ぁっあっ、もうやだ、いやですっ、んんっ――んあぁあっ」
もう腰を押さえられていなくても完全に力の抜けた膝はグレッグ様の顔に秘裂をぴったりと押しつけている。それはグレッグ様にも伝わっていたらしく撫でるように這い上がってきた手は胸の先端で震えていた突起を摘まんで指の腹で潰すように刺激した。
敏感なところを舐られて、吸われて、指がじゅぷじゅぷと抽挿し、胸を転がされている。
気持ちいいところを全部責められて頭がくらくらして腰のあたりからなにか爆発してしまいそうな感覚が全身を駆け巡った。
――やだっ、これ、なんか、すごいのきちゃう……!
怖い、もう2年以上触れられていない身体にあまりにも強すぎる刺激。
いや、っと本気で首を振ってもグレッグ様はやめてくれる気配は全くない。
無理、こんなの無理。ついに声も出なくなってはくはくと浅い呼吸を繰り替えすことしかできなくなったところで「見せて?」とぷるっぷるになってしまった秘豆に歯を立てられて呆気なく達してしまった。
「ゃあッ……ん――ッ! ……ぁっ――ぁっ……あっ……んっ」
「かわいい……メアリー……ああクソ、なんでこんなに愛しいんだ君は……」
ぼうっとする頭の中、遠くでグレッグ様の声がする。
ガクガクと震えた身体は一気に襲われた倦怠感と全身の痺れに震えて大きな手にされるがままころりと体制を変えた。
背中が柔らかなベッドに包まれて、下着をすべて解かれたらグレッグ様が覆い被さってくる。
綺麗な蜂蜜色の瞳に白銀の凜々しい眉と髪がキラキラしていて胸が高鳴った。
――大好き。大好き。でも、だから、こんな夢苦しくなるだけ。
ものすごくリアルで、夢じゃないみたいだけど、夢でしかないって分かってる。
『――義務だからな』あの日、彼が友人にそんな話をしていたのを偶然耳にしてしまったあの日から、それくらい分かってる。彼が私に触れることは、きっと、ない。
「だっ、だめ、だめです」
蜜口にあてがわれた硬い熱を受け入れてしまう前に懇願した。
けれどその願いとは裏腹に膝裏に素早く差し込まれた手が大きく脚を開かせる。
あ、だめだ。と思った。
「ダメって顔じゃない。本当だったらどんなにいいか……ごめんねメアリー。俺のわがままに付き合って」
じゅぷんっ、と粘着質な音とお腹の奥に一気に突き立てられた熱の重量を感じたのはほぼ同時だった。
「ほら、メアリーが腰を動かすから……」
クスッと笑ったグレッグ様は腰で結ばれていた紐に噛みつくとそのまま解いてしまった。
舌がぬちゃ、と卑猥な音を立てて隠すもののなくなった秘裂に入り込む。
硬く尖らせた舌先で襞を擽り、蜜口に浅く挿入される。
「ゃっ、やだっ、グレッグ様っ、やだぁっ」
頭がぼうっとする。腰が震えて、時折ありもしないしっぽが疼くような感覚が蘇った。この先にある、いつもしてくれていた刺激を求めて無意識に腰がゆるゆる揺れてしまった。
「ん? どうしたんだい?」
「ぁっ……あっ、ちがっ……」
口では否定しても腰は止まらない。
蜂蜜色の瞳が熱に撓む。
「どうしてほしい? 気持ちいいところ、教えて」
硬くした舌先を覗かせて薄く唇を開けて待ち構える。
私はグレッグ様の意思が読み取れて顔に熱がさらに集まってくるのが分かった。だって、彼は言っているのだ。
――気持ちいい場所を自分からその唇に……。
そんなこと出来るわけない。
「――ッひっ、ぁああっ、ん~~ッ!」
「いい子だね」
言葉とは裏腹に促されるまま腰を縋るように熱い口に運んだ。甘くグルルッと喉を鳴らした彼は小さな飴を舐めるように硬くなった秘豆に吸い付いた。
腰が碎けるような鋭い刺激に目の前がチカチカする。
「……味まで本物と同じだ」
「ひっ、な、ほんものっ、て、んぁっあぁっ!」
まるで夢でも見ているかのような言い方だ。いや、本当に夢なのかもしれないとさえ思えてくる。こんなにも深くグレッグ様に触れられるなんてあまりにも私に都合がよすぎる。
「ん? あぁ、愛しい妻の味を俺が忘れるわけないだろう?」
なんてこと言うんですか、そういうことじゃないです。そう言いたかったのに、舌が弾くように動かされて口からは啜り泣くような卑猥な声しか出てくれない。
しかもその反応に「おねだりして、まだ足りないってことだよね?」とにんまり笑われてまた強く吸い付かれ、いつのまにか蜜壺に長い指が挿入されていた。
「あぁッ! ぁっあっ、もうやだ、いやですっ、んんっ――んあぁあっ」
もう腰を押さえられていなくても完全に力の抜けた膝はグレッグ様の顔に秘裂をぴったりと押しつけている。それはグレッグ様にも伝わっていたらしく撫でるように這い上がってきた手は胸の先端で震えていた突起を摘まんで指の腹で潰すように刺激した。
敏感なところを舐られて、吸われて、指がじゅぷじゅぷと抽挿し、胸を転がされている。
気持ちいいところを全部責められて頭がくらくらして腰のあたりからなにか爆発してしまいそうな感覚が全身を駆け巡った。
――やだっ、これ、なんか、すごいのきちゃう……!
怖い、もう2年以上触れられていない身体にあまりにも強すぎる刺激。
いや、っと本気で首を振ってもグレッグ様はやめてくれる気配は全くない。
無理、こんなの無理。ついに声も出なくなってはくはくと浅い呼吸を繰り替えすことしかできなくなったところで「見せて?」とぷるっぷるになってしまった秘豆に歯を立てられて呆気なく達してしまった。
「ゃあッ……ん――ッ! ……ぁっ――ぁっ……あっ……んっ」
「かわいい……メアリー……ああクソ、なんでこんなに愛しいんだ君は……」
ぼうっとする頭の中、遠くでグレッグ様の声がする。
ガクガクと震えた身体は一気に襲われた倦怠感と全身の痺れに震えて大きな手にされるがままころりと体制を変えた。
背中が柔らかなベッドに包まれて、下着をすべて解かれたらグレッグ様が覆い被さってくる。
綺麗な蜂蜜色の瞳に白銀の凜々しい眉と髪がキラキラしていて胸が高鳴った。
――大好き。大好き。でも、だから、こんな夢苦しくなるだけ。
ものすごくリアルで、夢じゃないみたいだけど、夢でしかないって分かってる。
『――義務だからな』あの日、彼が友人にそんな話をしていたのを偶然耳にしてしまったあの日から、それくらい分かってる。彼が私に触れることは、きっと、ない。
「だっ、だめ、だめです」
蜜口にあてがわれた硬い熱を受け入れてしまう前に懇願した。
けれどその願いとは裏腹に膝裏に素早く差し込まれた手が大きく脚を開かせる。
あ、だめだ。と思った。
「ダメって顔じゃない。本当だったらどんなにいいか……ごめんねメアリー。俺のわがままに付き合って」
じゅぷんっ、と粘着質な音とお腹の奥に一気に突き立てられた熱の重量を感じたのはほぼ同時だった。
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