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どーぞ、めしあがれ♡(1)

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「嬉しすぎる……でも意味わかんない……両想いなのになんで嘘ついてたの?」
「……僕はヴァンパイアだから、きっとエマより長生きで……時の流れが違うのはきっと優しいエマを悲しませることになると思う。だから、きみを幼馴染として大切にできればいいって自分に言い聞かせてたんだ……でも、エマを泣かせて……これ以上うそついてちゃだめだって、それで」

 分かる。ノエルの言葉はその場しのぎや建前じゃない。心の底からそう思ってくれている。本能でわかるって、こういうことを言うんだ。あー、ほんとに、嬉し泣きじゃ足らないくらい嬉しい。だいすき。だきすき。だから分かっちゃうの、それだけじゃないって。

「……で、まだ本音のこってるよね?」
「……エマはその、オナ……じ、自慰行為で他の人としてたから……童貞の僕なんてすぐ飽きられちゃいそうで怖くて……同じ人と2回しないって話だったし……人間に飽きたからとりあえずって感覚だったら嫌だなって……」
「え、無理好き……! とりあえずなわけないじゃん……!不安にさせてあたしこそごめんね。あたしの最初で最後もぜーんぶノエルのだよ♡」
「ぼ、僕の最初で最後もエマだよ……!エマだけ……!絶対、絶対大切にするから……!」

 ああもう。今世界が終わっても全然いい。寧ろあたしとノエルだけ残して今すぐ終わって欲しいくらい幸せ。

 ――あれ? てか、えっちの途中じゃん? こーゆーこところが抜けててかわいいんだよなぁ……。

 お腹の奥できゅんっと締めつけると、もう自分の体の一部かと錯覚するほど馴染んだノエルの熱が最奥をノックした。

「ぁっん……あはっ♡ そんな真剣な顔してくれてるけど、ずっと挿入りっぱなしだし、萎えないどころかさらに大きくなってるのやばくない?」
「え、あ、わ、ゎ、ご、ごめん、ぬ、抜こう……!」
「えー♡ ここは誤魔化すためにガン突きするところでしょ――って、んぁっ♡」

 突き上げられた勢いで軽くいってしまった。ノエルも射精してるのに、なぜか全然腰が止まる気配すらない。

「エマ、好きだよ……知らなかった、きみがこんなに美味しいなんて……はぁ……どうしよう、ずっと食べていたい、エマ、愛してるエマ」

そのまま深くキスされて、いつのまにかノエルがエマの両膝裏を抱えて深くのしかかるような体勢に変わっている。エマが上に乗っている時は控えめの水音だったのに、今はばにゅばちゅと粘着質で卑猥な音がする。
 キスはどんなに舌を絡めても上顎をくすぐりあっても、鋭い牙でエマを傷付ける事かがないように気遣ってくれているのがわかる。正直、ワンチャン不本意だけど血も味見してもらおうと狙ってたからそれはお預けのようだ。
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