願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
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ウィオ!
皆が、アイデアを沢山出して、楽しめると良いね!
花火の打上げや屋台の食べ歩きも良いね!
生徒も先生も住民の人も楽しみにしているよね。
もちろん一番は飼い狐だよね~
by ルジェ
『やっぱりお祭りは屋台だよね!』
「ルジェ、出歩く時間はないぞ?」
『あるよ! 時間は作り出すものだよ!』
「そうか。私は模擬戦に備えて休みたい」
『そんなー、お祭りはみんなでワイワイするのが楽しいのに……。だれか一緒に行ってくれる人を探そう』
結局ルジェくん😻の頭の中は美味しい食べ物の事が8割しめてますあとはお風呂と気持ちの良いベッドだと思います、そして時々平和に過ごす事です?
『そんなことないよ。美味しいものは6割、お風呂が3割だよ。あとは、気持ちのいいお昼寝の場所とか、掘ってもいいお庭の場所とか、もふもふの待遇改善とか』
「最後のが一番重要なんじゃないのか?」
『も、もちろん。大切だから、一番最後に言ったの!』
雪と氷の椅子は見応えはありそうですが寒くて凍えて泣いちゃいそうなので土がとても安心ですね。
はっ!
暑い日ならば雪欲しい人〜って量り売りできそうな、、、、、、
あ、なんでもないです。
不敬でした、執事さんそんなぐつぐつしたお茶とかどこから出ました??
『オレ、かき氷屋さんになったら、元手不要でがっぽり儲けられるね!』
「ルジェ様、何かご入用のものがおありでしたら、ご用意いたしますよ」
『そうじゃくて、雪の量り売りできそうだねって言われたから』
「ほお、それはどこのどなたでしょう?」
『え、いや、ちょっとまって、そのお茶なに? なんでそんなぐつぐつしてるの?』
「必要なお飲み物を、必要な温度でお出しするのは、執事の務めでございます」
『それ飲んだら、口の中火傷しちゃうよ! 雪入れて冷ますから、ポットを置いて!』
ウィオ!
無事事件が解決出来て良かったね!
商人さんの家族も助かって良かったよ!
学園祭!盛り上がりそうだけど、見物人や面倒くさい人が来ないと良いね。
先生達が一番喜びそうだね!
魔法は子供達が喜ぶね!
今から楽しみだね〜
手伝う事が有ったら何時でも協力するからね!
by ルジェ
『お祭りって、わくわくする!』
「ルジェ、頼むから大人しくしていてくれ」
『ええー、盛り上がってなんぼでしょう?』
「ヴィンセントを呼ぶぞ?」
『はい! 大人しくします!』
今の所魔王降臨(執事さん)は阻止されました?
「大丈夫👌何ともないって言ったから」
とルジェくん😻
だけど本当に大丈夫?
ひっそりとあの騎士さんは始末されてるかも?
『騎士団長さん、あのとき牢でオレをぷらーんとした騎士ってどうしてる?』
「あの騎士は反省させましたので、どうかお許しを」
『そうじゃなくて、無事かなってちょっと心配で……』
「心配?」
『うん。執事さんにこっそり粛清されていたりしないよね? 生きてるよね?』
「生きていますよ」
『よかったー。お仕事じゃましてごめん。またねー』
(もしかして、あの怪我は……。いや、これ以上追求するのは止めておこう)
もう既に執事さんが魔王としてルジェに認識されてて笑ってしまいました!
副隊長さんと執事さんはルジェにとっては逆らえない相手ですね。
執事さんについては
『ご飯をくれる人には逆らわない!』を周知徹底していましたが、副隊長さんについては、どう周知徹底するのか気になるところです。
でもね、オヤツは平和をもたらすんだよ!
ほら、執事さんも騎士団長さんも美味しそうに食べてくれて、野良狐のことは忘れてくれたでしょう?
by.ルジェ
ちびっこ、それは安易すぎる。
執事さんは、いつか絶対に何が有ったか突き止めるぞ!
頑張れよ!
あと、野良狐になったのか?
もう、ぐうたら飼い狐はやめたのか!
あんなに、ちびっこで食いしん坊で甘えただったのに成長したんだな。
俺は応援するぞ!
頑張って1人、いや1狐で食事の為の狩りも頑張れよ(笑)
野生の世界ではお菓子は無いけど大丈夫だよな(笑)
by.副隊長さん
「ルジェ様、お風呂のご用意が整いました」
「入ってこい」
『はーい。今日は執事さんがお風呂係?』
「はい。セスは用事がございます。私ではご不満ですか?」
『まさか、うれしいよ。よろしくお願いします!』
「お痒いところはないですか?」
『ないよ。執事さん、相変わらずゴッドハンドだねえ。ふー、極楽、極楽』
「ありがとうございます。ところで、騎士に乱暴されて、お怪我はございませんでしたか?」
『大丈夫だよー。ちょっと首根っこつかまれて、ぷらーんってなっただけだもん』
「そうですか。ルジェ様の首元をつかんだのですか」
『はっ! なし、今のなし! 聞かなかったことにして!』
「その騎士には、反省していただかないといけませんねえ」
『騎士さん、逃げて―! 今すぐ逃げてー!!』
読んで感想を書いたかどうかを忘れた私が2回目だったら大変申し訳ないと思いながら、あーもう年末なんだなぁと思っていただけたら幸いです(スマホ持ったまま寝てたのです)
みんなでお菓子男子編!!
魔王降臨阻止!
美味しくゆっくりしてるので問題なしです。
ちょっとだけ首の後ろぷらーんってされちゃっただけです。
はっパイは焼くからの酸っぱいのいれても大丈夫だけどタルトは上に載せた後焼かないからお鼻きゅーってなっちゃうのですね。
どうせならば美味しく食べたいので是非フィリングにほんのりお砂糖足していただくか火を入れてもらってタルトにしていただきたいですね
ラズベリーパイとラズベリータルトが食べたい私です。
はやいもので、もう気忙しい年末ですね。寝落ちして、スマホが顔に落ちてきたりしていませんか? どうぞ睡眠時間だけはしっかり確保して、美味しいパイを楽しんでくださいね。
お菓子男子編。きれいな毛並みの狐さんを眺めながら、美味しいとうわさのフォロン侯爵家のお菓子を食べる。たまたま室内にいた騎士は役得ですね。
「優雅なもふもふお茶会、オレも参加したかった。どうして、扉を開けるだけで中に入らなかったんだ、あのときの俺……」
「美味しかった。城のお菓子よりも美味しかった気がする」
「まじかー。あのふわふわの毛並みを見ながらってのが、得点高いよなあ」
「あの毛並みが逆立つようなことがあれば、全員あの世行きだけどな」
「騎士団長、めっちゃ顔がこわばってたもんなあ」
「ルジェ様主催、若手料理人によるパイチャレンジ選手権の開催を宣言します!」
『パチパチパチ』
「そろいましたのは、パイの変わり種です。まずは一番からいきましょう」
「はい。私は、レモンメレンゲパイにチャレンジしました。あえてルジェ様の苦手な酸味に挑戦してみました。ふわふわのメレンゲはルジェ様の毛を模しています」
『もぐもぐ。うん、美味しいよ。酸味もこれくらいなら大丈夫!』
「おおー、いきなりの高評価が出ました! では次に行きましょう」
「私もルジェ様の苦手な酸味にチャレンジしてみました。ルバーブという野菜の茎を使ったパイです」
『きれいなピンクだねえ。ぱく。ううーーー』
「ルジェ様、お茶をどうぞ」
『すっぱーーーい! 慣れたらくせになるかもだけど、鼻にしわが寄っちゃう』
「酸味を責めすぎたようですねえ。次に行ってみましょう。次のこれは……」
「星を眺めるパイです! 私の故郷の定番料理です!」
『犬神家……。魚が犬神家してる……』
「料理長、魚が刺さっていますが、ルジェ様にお出しするのは不適切なのでは?」
『まあまあ、執事さん落ち着いて。郷土料理なんでしょう? 食べてみようよ。斬新な見た目と味は関係ないよ。狐は度胸。ええーい、ぱく。う……』
「ルジェ様?」
『美味しいのに、美味しいのに、魚の臭みがあとからくる……』
「味覚の鋭いルジェ様には、魚がないほうがよかったようです。では、最後に。こちらは、あれ? これはだれが作ったパイですか?」
「得体のしれないものをルジェ様にお出しするなど、料理長、管理はどうなっているのですか?」
『あ、待って。これ、もしかして。くんくん』
「ルジェ様? こちらをご存じなのですか?」
『うん。これは、カーネルおじさんが作った、冬定番のポットパイ!』
「ほお。神界の料理人の手によるものですか。それは我々もぜひ、いただきたいです」
『いいよいいよー。冬の限定商品で、人気なんだよ。いただきまーす。あつっ!』
「ほお、パイの中にシチュー。割って食べる楽しみもありますね」
「ではルジェ様、総括をお願いいたします」
『美味しいものを作ろうというチャレンジ精神に、全員百点満点!』
やはり最強は執事様だった‼️
ルジェ君🦊クエスト発生!
おやつタイムで、
『羊🐏の皮を被った狼🐺ならぬ、執事の姿をした魔王😈』の降臨を阻止せよ‼️
無事クエストクリア…⁈
「ルジェ様に乱暴とは、聞き捨てなりませんね。いったいどういうことでしょうか。ルジェ様、おやつ美味しいねえって幸せそうな顔をされても、終わったことと流すわけにはいきませんよ」
『執事さん、パティシエさんの美味しいタルトに免じて、ここは流してください!』
「ルジェ様? 何が起きたのか、ご説明願えますか?」
『何もなかったことにしてください!』
(近衛の、これは本人をここに連れてきて、土下座させるべきか?)
(狐くんに任せましょう。いざとなれば……)
「騎士団長、詳しくお聞かせください」
『執事さん、執事さん! オレ、ちょっと背中がかゆいです! ブラッシングしてほしいです!』
「こちらのお部屋の衛生状況があまりよくないということでしょうか」
(ま、まずいぞ。部屋ごと焼き払われる……)
『そうじゃなくて。どうしよう。執事さんが魔王化しちゃう。誰か助けてー!』
ウィオ!
助けて〜
執事さんが大魔王に変身しそうだよ!
団長も、せっかく皆でおやつタイムを楽しんでいたのに、牢屋で会った隊員さんの事を怒ってないと言っているのに聞いてくれないよ〜
ウィオ!お父さん大魔王を止めてよ!
by ルジェ
『せっかくのおやつタイムだから、ね、楽しもうよ。執事さんのいれてくれたお茶、おかわり欲しいなあ』
「湯を持ってこい!」
「は!」
「おまえは城の調理場から、菓子を集めてこい」
「行きます!」
「緊急事態だ。走ってかまわん」
「最短で行ってまいります!」
『無駄に統制の取れたおやつ準備、すごいねえ』
ルジェくん😻気をつけてね‼️
お城に魔王(執事さん)が降臨したら大変
「何でもないよ大丈夫❣️」ルジェくん😻は執事さんに言ったけど大丈夫かなぁ
しっかりごまかさないと、お城の危機です!
騎士の態度に問題はなかったと、しっかり説明してー。
ルジェくん探偵は安楽椅子探偵に決定です!!
危険が危ないので椅子にお菓子とご飯とお風呂と掘ってもいいお庭もついてるのでなにとぞ!
危険が危ないのは、捜査される側ですね。狐さんのご機嫌によっては、いきなり冬が到来しちゃうかも?!
安楽椅子探偵さん、頑張れ!
ルジェがおやつの時間と聞いて、逃げ出そうとするなんて珍しいですね!
食べ物への執着だけは人一倍、いや狐一倍なのに!!!
そして、執事さんの流れる様なルジェ様おやつのご案内。
やっぱり最強!!!
この後、事件が解決したら商人さんも、もふもふ教に入信ですね!
『おやつは大切。とっても大切。だけど、取り調べのほうがもっと大切なの! おやつは逃げないから!!』by ルジェ
商人さんは、どっぷり沼にはまった信者になりそうですね。
ルジェくん😻良いところで強制退場させられました、「オヤツの時間は、大事だけどお話の途中で強制退場はイヤー」
『おやつも取り調べも、どっちも大切なのにー! 執事さん戻ってーー!』by ルジェ
執事さん!
おやつも大事だけど、話を聞きたいの〜
ウィオ!執事さんを、止めてよ!おやつは我慢できるよ、賢い狐だからね。
何で皆話を聞いてくれないの、大人しく話を聞くよ
暴れないからねぇ~
執事さん!お願いします、部屋に戻って商人さんからの話を聞かせて〜
by ルジェ
商人さん以外の協力で、速やかな強制退場になりました。
「入り口のドアを開けましたので、どうぞお通り下さい!」
「団長のお部屋はこちらです」
「こちらが近道ですよ」
「お茶のために、お湯をご用意いたしますね」
『そうじゃなくて、オレは取調室に戻りたいのー!』
『if 宰相さんも一緒にいたら』がツボにハマって大笑いしちゃいました!!!
確かに副隊長さんには勝てない!
しかも第3部隊は小狐の頃を知ってるから尚更www
しかし、執事さんの身嗜みの厳しさには感服です。
ここが王城だろうが何処だろうがルジェくんの身嗜みをキチンと整える最強執事!
そして、それを誰も止めない。
素晴らしいです!!!
これぞプロですね。
この話し合い終わったら、副隊長さんの所に連れて行って、教育的指導が待ってるのでしょうか???
それはそれで楽しみです!
きっと第三部隊の隊員が呼ばれてやってきて、「狐っこ、今度はなにやったんだ?」とひょいと持ち上げ、近衛騎士が内心で悲鳴をあげることでしょう。
もし副隊長さんが来たら、なりふりかまわず脱兎のごとく逃げたに違いありません。
たとえそこに王様がいようとも、ルジェの身だしなみを整えることを優先するでしょう。そして、当の狐が受け入れているならと、だれも何も言えずに見守ることになりますね。
やっぱり、執事さんが最強!
ウィオ!
怒らないで!
商人さんから事件の事ちゃんと話を聞いて
家族が、人質になっているみたいだから、
助けたいよ!
お父さん!宰相さんも優しく話をきいて
お願いします。ウィオも協力して、
皆を助けたいの!幸せにしたいの!
by ルジェ
罪を憎んで人を憎まず。
名探偵として困っている人を助けようとしているので、お手柔らかにお願いします!
探偵ルジェくん出動です✨✨
『ここは、名探偵ルジェ様の出番だよねー。犯人は、おまえだ!』
「私が何をした?」
『オレが隠していた干し肉、片づけたでしょ』
「それはシェリスかセスだな。間違っているし、そもそも隠すな」
やはり執事さんルジェくん😻のお世話は
妥協なしキチンと仕上げます❣️
「どのようなときも、ルジェ様が心穏やかにお過ごしになれるようにするのが、私の仕事でございます」by 執事さん
壮絶な人違いをしてしまったことを気付き
近衛団長さん
しかもお声とどいてる人ではないですか(お声届いてるし)
流石に一瞬心臓飛び出たけど
飼い狐案件はとても慣れてました
(近衛団長さんの心の声)
『こんにちは。お散歩中の野良狐です』
「……狐くん」(ウソでしょ。え? その持ち方、許されるの? 野良狐って言ってるから、セーフ? ギリギリセーフ?)
『迷い込んでしまっただけで、悪気はありませんでした』
(こちらこそ、ただの狐と思って、乱暴な扱いをして申し訳ございませんでした。セーフってことでいいよね? いいんだよね?)
宰相さんの心が凄い胃に厳しい感じで
あーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!って叫んだのを聞こえました。
しかも君なんで動物掴むみたいなそんな態度で、凍っちゃう!お城こおっちゃうでしょ!!どうするの!?
心臓もダッダッダッタカ言い始めましたので誰か誰かーーーーー、近衛隊長ーーーーー!!!!
いやいや、飼い主の父、飼い主の父をーーー
お城のもふもふ枠はうさぎ様だけで充分なのです
(if 宰相さんも一緒にいたら)
『こんにちは。お散歩中の野良狐です』
「……狐くん」
(バタン)
『キャイン!』
「狐くん! ケガは?」
『ないよ。だけど、いきなり手を離さないでよー。猫じゃないんだから、高いところから着地できないの』
「閣下! 宰相閣下!」
「宰相閣下が倒れられた! 至急医務官を!」
『宰相さん、倒れちゃったの? 大丈夫? ちょいちょい』
「この国が、終わる……」
「閣下、お気を確かに」
「みな、逃げろ。じきにこの城は雪に埋もれる……」
「閣下がご乱心です!」
「陛下に避難していただいて。いや、どこに逃げると言うのだ……。ああ、もう終わりだ」
『大丈夫じゃなさそうだねえ。頭打っちゃった?』
「狐くん、おいで」
『キャン。近衛団長さんが抱っこって珍しいね』
「騎士団第三部隊のヴィンセントのところまでお連れしてくれ」
「わ、私がですか!?」
「丁重に、お連れしろ」
『副隊長さんに怒られちゃうから、やだー!』
「閣下をお部屋に。それから、フォロン侯爵に連絡を」
「大人しくしてください。お願いします。暴れないで……!」
『近衛団長さん、オレ、お父さんのところがいいです! お願いします!』
「誰か、第三部隊を呼んでこい」
『助けてー! それだけは許してー!』
ルジェ…気持ちはわかるし、やってることは正しいけど、誰かに相談報告してから行くべきだったね!?
デキる社畜だったんだからそこらの機微はわかるでしょ!⁉ ホウレンソウは最初に習った世代よね!⁉
ああ……笑が止まりません…🤣
「執事殿、次に何かしたときは、ご飯抜きで」
「ヴィンセント様、それはさすがにできかねます」
『すみませんでした! 反省してます! もうしません!』
「毎回、反省だけはしますけど、それが次に活かされないと意味がないんですよ?」
『もちろんです!』
「ヴィン、言うだけムダだ」
「ウィオラス、飼い主として責任を持ってください!」
「無理だな」
お散歩中の野良狐………
きっと、この言葉を聞いたらルジェくんの、おはようからおやすみまでのご飯とお風呂とブラッシングに心血注いでいる執事さんが泣いちゃうかも。
『野良に見える様なお世話はしてません』
と執事さんに言われちゃうし、執事さん悲しんじゃうよ〜。゚(゚´Д`゚)゚。
『毛並みがいいから、飼われてる子だねって言われたの』
「だろうな」
『どうしたら野良狐に見えるかなあ』
「飢えた魔物のような感じか?」
『汚い格好で、食べものを狙う?』
「ルジェ様、今のお世話に何かご不満がおありでしょうか?」
『ないよ』
「我々にご不満で、新しいお家を探されているのでは?」
『違うよ! そうじゃなくて、ちょっとスパイ活動のために、野良狐になろうと思っただけだよ! 美味しいご飯とお風呂を手放したりしないから!』
「安心いたしました」
ウィオ!
誘拐犯の商人さんに話を聞きに来ていたら、騎士にバレた、何か商人さんに脅されているみたい、詳しく話を聞いて、誰か人質にされているみたい、隊長さんお願いしますね。
ウィオから、怒られるよね。
by ルジェ
誘拐事件の裏を探る優秀な狐。
情報をつかんだし、頑張ってるから、怒らないでー。
スパイ狐❓忍者狐❓それとも飼い狐かな可愛いルジェくん😻は見つかっちゃった
『執事さん、忍者装束用意してください!』
「ニンジャ、とはなんでしょう?」
『屋根裏に潜んで、秘密を聞く人?』
「影の者のことですね」
「ルジェ、見えなくなればいいだろう?」
『ウィオ、こういうのは、形から入るから楽しいの!』
「他人の秘密を聞いて楽しむな」
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
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