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閑話
【ねこ】1. 子猫を拾った
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森の中で薬草採取をした帰り道、遠くから鳴き声が聞こえた。
『ウィオ、この先に子猫がいる』
「こんなところに? 魔物じゃないのか?」
『違うよ。必死で親を呼んでる』
「いないのか?」
『近くにはいない。行ってみていい?』
「ああ」
鳴き声を頼りに進むと、子猫がいた。その子猫の首にはリボンが巻かれている。ということは人間に飼われているということだ。
「ルジェ、これは……」
『迷子かな?』
「このリボン、おそらく貴族の飼い猫だ」
リボンがとても高級なものらしい。それこそオレのスカーフに使われるくらいの。じゃあ、なぜ飼い主がいるはずの子猫がこんなところにいるんだろう。
この子が自分で街から離れたこの森まで歩けると思えない。毛がとてもきれいだから、何日も外にいるとも思えない。となると、この近くで飼い主とはぐれたはずだ。
『飼い主さんはどこに行っちゃったんだろう』
「ルジェ、話を聞けないのか?」
『ウィオ、人間の赤ちゃんに話を聞ける?』
「無理だな」
猫だろうと犬だろうと言葉は分かるよ。でもさ、そもそも子猫がちゃんと状況を説明できなければ、聞いたって分からない。さっきから「お腹が空いた」と鳴いているけど、飼い主はどこか聞いても答えてくれない。
空腹はかわいそうなので少し魔力を分けてあげると、オレの足元で丸まって眠ってしまった。疲れているんだろうけど、少しでもいいから状況を教えてほしかったなあ。まあこの子が状況を把握できているとは思えないけど。
ウィオは眠ってしまった子猫を抱き上げて、リボンを調べている。何か手掛かりがあるといいんだけど。
「ルジェ、この辺りに子どもがいるか、精霊に聞いてもらえるか?」
『人間の子ども? いいけど、どうしたの?』
「毛に隠れていたが、この首飾りは貴族の子どものものだ」
ふわふわの毛に隠れて、猫の首にペンダントが掛けられているのをウィオが見つけた。紋章と生まれた年が刻まれている。オルデキアではないから紋章から家は分からないけど、十三歳の子どものペンダントらしい。こういうものを用意するなら貴族なのは間違いない。
風の精霊に聞くと、森の中に子どもはいないと返事があった。
『森に子どもはいないって。この子猫の匂いは、森の浅いほうから来てるよ。ペンダントの匂いは薄くて分からない』
「となると、馬車からこの猫だけ逃がしたのかもしれないな」
『自分を見つけてもらうために? 冷静な子だね』
でも、ウィオの表情が険しい。何かあるのかな。
『子ども、オレが探そうか?』
「……いや、やめたほうがいい」
『猫が見つけたってことにしたらいいんじゃない?』
「ただの金目当ての誘拐ならいいが、そうでなければ面倒になる」
お金目当てじゃない誘拐って何だろうと思ったら、お家騒動が関わっている可能性もある、と教えてくれた。この猫の飼い主である子どもがいなくなれば得をする人が、子どもをさらった可能性もあるらしい。
ウィオはこの国の貴族には詳しくないから、知らずに下手に首を突っ込めば、巻き込まれて面倒なことが起きる。まあこの場合面倒なことになるのは、最終的にはオレたちじゃなくてこの国の人たちだけど。
「急いで街に帰ろう。ギルド長に渡せば何か分かるだろう」
ウィオは子猫をリュックの中の一番上に入れると、走り始めた。空気は十分に入るはずだけど、揺れで酔わないように気を付けておいてあげよう。
急いで街まで戻ると、ギルド長への至急の面会を申し込んだ。
「急ぎの用とは?」
「私はこの国の貴族に対して中立です。疑問があれば、ギルド統括長に確認してください」
「それを確認する必要があるような、何かがあったのか?」
「森でこれを拾いました。正確にはこの子猫がつけていました」
「これは……」
「この国の貴族に詳しくないので、どこの家のものかは分かりませんが、陰謀に加担する気はありません」
ギルド長はそのペンダントを見ると、慌てだした。ウィオがこの国の王族の印ではないと言っていたけど、ギルド長の反応からは重要な家の子どもなんじゃないかという気がする。
ここにいてくれ、と言ってバタバタと部屋を出ていったギルド長は、あちこちに連絡を取るように指示している。
『みゃー』
『キューン?(起きた?)』
『みーみー』
子猫が起きて、お腹が空いたと鳴きだした。今はミルクを用意してほしいって言えるような状況じゃないから、オレの魔力で我慢して。外でバタバタ人が走り回っているから、かなりの大事っぽいんだよね。
『騎士に連絡を取れって言ってるよ。もともと探していたのかな』
「騎士が探しているということは高位貴族だな」
『もし、ウィオが子どものころ誘拐されていたら、騎士が探した?』
「私は氷魔法を持っているから探されただろうが、通常の侯爵家の三男なら探されない。貴族家の私兵に任せる。アディロス兄上なら状況によるだろう」
本来なら跡取りでないウィオは探されないけど、氷魔法を国のために使ってほしいから探すってことか。
でもそうなると、今探されている子どもは、もっと上の身分か、特別な何かを持っているか、複雑な事情があるってことだろう。なんかちょっと面倒かも。親がオレの正体を知っている可能性が高いよね。
しばらくして戻ってきたギルド長だけど、さっきまでとはうってかわって低姿勢だ。ギルド統括長から何かを聞いたのかも。
「ギルド統括長に確認して、貴方が氷の騎士と呼ばれ、信用に足りる人物だと分かりました。それで、ご協力をお願いしたいのですが」
「内容によります」
「ええ。統括長より無理強いはしないように言われています。あの首飾りは、次期フェッテン侯爵候補のものです」
候補って、なんだか一気にきな臭くなってきたぞ。
ギルド長の説明によると、数か月前に、本来の次期侯爵は馬車の事故で亡くなってしまった。侯爵家には子どもがその子しかいなかったので、近縁から養子をもらって跡取りにしようとしている。ただ、現在その養子候補でもめていて、さらわれたのは候補の一人である伯爵家の次男らしい。
候補の一人がさらわれたってことは、さらったのは別の候補じゃないの? そういう単純な話じゃないの?
首をかしげていたら、ウィオが何も言わずにオレの鼻の頭に手を置いた。よそさまのお家騒動に口を出すなってことだろう。
お口チャック。何も言いません。オレが口を出すと、大変なことになっちゃう。
「これ以上の騒動で醜聞が広がらないようにと、騎士団が事態収拾に乗り出しています。この首飾りは大きな手掛かりです。可能でしたら、騎士に見つけたときの状況を話して欲しいのですが」
「分かりました」
『なぁーん』
「騎士はすぐに到着しますか? 宿に帰って食事をしてきてもかまいませんか?」
「え? あ、ええ。もちろんです」
この一大事に、のんきにご飯食べるのかと驚かれちゃったけど、腹が減っては戦はできぬって言うでしょう。さっきから子猫がお腹空いたって鳴き続けているのだ。魔力をあげたから体調を崩すことはないけど、かわいそうだよ。
それにいつになるか分からない騎士を待っていて、夕食の時間が終わっちゃったら困る。今のお宿も食事は美味しいのだ。
『ウィオ、この先に子猫がいる』
「こんなところに? 魔物じゃないのか?」
『違うよ。必死で親を呼んでる』
「いないのか?」
『近くにはいない。行ってみていい?』
「ああ」
鳴き声を頼りに進むと、子猫がいた。その子猫の首にはリボンが巻かれている。ということは人間に飼われているということだ。
「ルジェ、これは……」
『迷子かな?』
「このリボン、おそらく貴族の飼い猫だ」
リボンがとても高級なものらしい。それこそオレのスカーフに使われるくらいの。じゃあ、なぜ飼い主がいるはずの子猫がこんなところにいるんだろう。
この子が自分で街から離れたこの森まで歩けると思えない。毛がとてもきれいだから、何日も外にいるとも思えない。となると、この近くで飼い主とはぐれたはずだ。
『飼い主さんはどこに行っちゃったんだろう』
「ルジェ、話を聞けないのか?」
『ウィオ、人間の赤ちゃんに話を聞ける?』
「無理だな」
猫だろうと犬だろうと言葉は分かるよ。でもさ、そもそも子猫がちゃんと状況を説明できなければ、聞いたって分からない。さっきから「お腹が空いた」と鳴いているけど、飼い主はどこか聞いても答えてくれない。
空腹はかわいそうなので少し魔力を分けてあげると、オレの足元で丸まって眠ってしまった。疲れているんだろうけど、少しでもいいから状況を教えてほしかったなあ。まあこの子が状況を把握できているとは思えないけど。
ウィオは眠ってしまった子猫を抱き上げて、リボンを調べている。何か手掛かりがあるといいんだけど。
「ルジェ、この辺りに子どもがいるか、精霊に聞いてもらえるか?」
『人間の子ども? いいけど、どうしたの?』
「毛に隠れていたが、この首飾りは貴族の子どものものだ」
ふわふわの毛に隠れて、猫の首にペンダントが掛けられているのをウィオが見つけた。紋章と生まれた年が刻まれている。オルデキアではないから紋章から家は分からないけど、十三歳の子どものペンダントらしい。こういうものを用意するなら貴族なのは間違いない。
風の精霊に聞くと、森の中に子どもはいないと返事があった。
『森に子どもはいないって。この子猫の匂いは、森の浅いほうから来てるよ。ペンダントの匂いは薄くて分からない』
「となると、馬車からこの猫だけ逃がしたのかもしれないな」
『自分を見つけてもらうために? 冷静な子だね』
でも、ウィオの表情が険しい。何かあるのかな。
『子ども、オレが探そうか?』
「……いや、やめたほうがいい」
『猫が見つけたってことにしたらいいんじゃない?』
「ただの金目当ての誘拐ならいいが、そうでなければ面倒になる」
お金目当てじゃない誘拐って何だろうと思ったら、お家騒動が関わっている可能性もある、と教えてくれた。この猫の飼い主である子どもがいなくなれば得をする人が、子どもをさらった可能性もあるらしい。
ウィオはこの国の貴族には詳しくないから、知らずに下手に首を突っ込めば、巻き込まれて面倒なことが起きる。まあこの場合面倒なことになるのは、最終的にはオレたちじゃなくてこの国の人たちだけど。
「急いで街に帰ろう。ギルド長に渡せば何か分かるだろう」
ウィオは子猫をリュックの中の一番上に入れると、走り始めた。空気は十分に入るはずだけど、揺れで酔わないように気を付けておいてあげよう。
急いで街まで戻ると、ギルド長への至急の面会を申し込んだ。
「急ぎの用とは?」
「私はこの国の貴族に対して中立です。疑問があれば、ギルド統括長に確認してください」
「それを確認する必要があるような、何かがあったのか?」
「森でこれを拾いました。正確にはこの子猫がつけていました」
「これは……」
「この国の貴族に詳しくないので、どこの家のものかは分かりませんが、陰謀に加担する気はありません」
ギルド長はそのペンダントを見ると、慌てだした。ウィオがこの国の王族の印ではないと言っていたけど、ギルド長の反応からは重要な家の子どもなんじゃないかという気がする。
ここにいてくれ、と言ってバタバタと部屋を出ていったギルド長は、あちこちに連絡を取るように指示している。
『みゃー』
『キューン?(起きた?)』
『みーみー』
子猫が起きて、お腹が空いたと鳴きだした。今はミルクを用意してほしいって言えるような状況じゃないから、オレの魔力で我慢して。外でバタバタ人が走り回っているから、かなりの大事っぽいんだよね。
『騎士に連絡を取れって言ってるよ。もともと探していたのかな』
「騎士が探しているということは高位貴族だな」
『もし、ウィオが子どものころ誘拐されていたら、騎士が探した?』
「私は氷魔法を持っているから探されただろうが、通常の侯爵家の三男なら探されない。貴族家の私兵に任せる。アディロス兄上なら状況によるだろう」
本来なら跡取りでないウィオは探されないけど、氷魔法を国のために使ってほしいから探すってことか。
でもそうなると、今探されている子どもは、もっと上の身分か、特別な何かを持っているか、複雑な事情があるってことだろう。なんかちょっと面倒かも。親がオレの正体を知っている可能性が高いよね。
しばらくして戻ってきたギルド長だけど、さっきまでとはうってかわって低姿勢だ。ギルド統括長から何かを聞いたのかも。
「ギルド統括長に確認して、貴方が氷の騎士と呼ばれ、信用に足りる人物だと分かりました。それで、ご協力をお願いしたいのですが」
「内容によります」
「ええ。統括長より無理強いはしないように言われています。あの首飾りは、次期フェッテン侯爵候補のものです」
候補って、なんだか一気にきな臭くなってきたぞ。
ギルド長の説明によると、数か月前に、本来の次期侯爵は馬車の事故で亡くなってしまった。侯爵家には子どもがその子しかいなかったので、近縁から養子をもらって跡取りにしようとしている。ただ、現在その養子候補でもめていて、さらわれたのは候補の一人である伯爵家の次男らしい。
候補の一人がさらわれたってことは、さらったのは別の候補じゃないの? そういう単純な話じゃないの?
首をかしげていたら、ウィオが何も言わずにオレの鼻の頭に手を置いた。よそさまのお家騒動に口を出すなってことだろう。
お口チャック。何も言いません。オレが口を出すと、大変なことになっちゃう。
「これ以上の騒動で醜聞が広がらないようにと、騎士団が事態収拾に乗り出しています。この首飾りは大きな手掛かりです。可能でしたら、騎士に見つけたときの状況を話して欲しいのですが」
「分かりました」
『なぁーん』
「騎士はすぐに到着しますか? 宿に帰って食事をしてきてもかまいませんか?」
「え? あ、ええ。もちろんです」
この一大事に、のんきにご飯食べるのかと驚かれちゃったけど、腹が減っては戦はできぬって言うでしょう。さっきから子猫がお腹空いたって鳴き続けているのだ。魔力をあげたから体調を崩すことはないけど、かわいそうだよ。
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